掛け軸は骨董品のなかでも高額で売れやすい。そんな骨董品の処分で悩んでいる人は掛け軸を売って処分したほうがいいので、買取を検討すべき。だが、高額で売れるモノほど、売りに出すときは十分注意してから売ったほうがいい。かならず事前にリサーチをしておこう。そこで、本コラムは狩野山楽の掛け軸の買取相場・査定情報 をテーマに、掛け軸を売る前に知っておきたい情報やポイントを紹介するので、ぜひ参考にしてほしい。
Calligraphy Club / OIST (Okinawa Institute of Science and Technology)
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狩野山楽の掛け軸はどこで売るべきか?
では、まずここで狩野山楽の買取相場や査定情報を紹介していく前に、狩野山楽の掛け軸はどこで売ればいいのかについて述べていこう。掛け軸のような骨董品を売る機会がなかなかない人には、どこで売るのかよくわからないと思うので、ここである程度ポイントを押さえておこう。
掛け軸は骨董屋や質屋で買い取られることが多い
狩野山楽の掛け軸がどこで売れるのかを調べてみると、骨董品屋、質屋などをはじめとする、多くの業者で買い取られているようだ。上記で述べたように掛け軸が売れる買取業者は、骨董屋・質屋などが主だ。このような業者では、高額査定対象作家として積極的に買い取られている。また、骨董品はアートオークションなどでも多く出品されているので、このアートオークションも手段のひとつとしていい方法だ。
掛け軸は業者買取が無難
では、掛け軸はどこで売るのがいいのかだが、骨董品や質屋で売るほうがいいだろう。先ほど述べたように狩野山楽の掛け軸は高額で売れる可能性が高い。なので、アートオークションで高額で売れると思いがちだが、オークション形式での売却はハードルが高く、売れる金額も安定しない。よって、業者で売るほうが安定した金額で売れ、ハードルも低いので業者で売るほうがいいのである。
ただ、狩野山楽の掛け軸を売るときは、安易に売ってしまわず、慎重に売ったほうがいい。売る前にできるだけ詳しい情報やポイントを収集してから売るようにしよう。
狩野山楽の掛け軸の買取相場
では次に、狩野山楽の掛け軸の買取相場について述べていく。掛け軸を売る前は、どれくらいの金額で売れているのか調べてから、売ったほうが損をしにくい。買取において相場を調べることは非常に重要なポイントになるので、ここでポイントは押さえておこう。
狩野山楽の掛け軸はどれくらいの金額で売れるのか?
ここでは、買取相場を述べていく。狩野山楽の掛け軸の相場を調べてみたが、多くの業者が買取実績や金額を非公開にしている。なので、狩野山楽の掛け軸の明確な相場はわからない。日本絵画のなかでも有名な狩野派である狩野山楽作品の評価は高く、買取市場においても人気が高い。その理由からみて、狩野山楽の掛け軸は高額査定が期待できる。
相場は掴めないが、掛け軸の買取では基本的に有名画家で本物の作品となれば、数十万〜数百万円で売れることが多い。また程度が良く、さらに希少な作品となれば数千万円の高額査定になることもあるようだ。なので、価値の高い狩野山楽の掛け軸を売るとき、この数十万〜数百万円の査定額を目安にまずは売ってみるといいだろう。この査定額を目安に買取を進めていけば損をすることなく、できるだけ高い売れる可能性は非常に高い。
リサーチは重要なポイント
上記で述べたように、狩野山楽の掛け軸の相場はわからない。その理由は偽物や模倣品が多く出回っているので、業者側として軽はずみに金額を提示できないのである。なので、実際に査定してみないと価値がわからないのである。
さてこの狩野山楽の掛け軸は高額で売れると述べたが、注意しておくべき点がある。狩野山楽の掛け軸は非常に高額な査定額で売れる反面、相場がわからないので、損をするリスクも高い。なので狩野山楽の掛け軸を売るときは、いくつかの業者へ査定依頼を出し、見積もりを出してもらおう。査定依頼する業者は多いほうがいい。そして、各業者で提示された査定額をしっかり比較検討してから売るようにしよう。
見積もりを出してもらえばわかるが、業者によって売れる金額に差がある。なので、信頼のできる業者で売れるようリサーチが重要になってくる。提示された金額が高い業者で狩野山楽の掛け軸を売るようにするといいだろう。このような業者選びが非常に重要なポイントになる。徹底的にリサーチを。
掛け軸の査定情報
ここで最後となるが、掛け軸の査定情報について述べていく。掛け軸を売るときに、どのようなポイントが査定額に大きく影響するのかはきっちり把握しておくほうがいいだろう。査定ポイントを把握しておけば、高く売れることに繋がるので大事なポイントだ。
掛け軸は状態の良さがシビアに査定される
掛け軸は骨董品であり、主に鑑賞用であるため、その作品価値を損ねてしまう状態はシビアに査定される。悪い状態の掛け軸は高く売れないこともあり、業者の多くが状態の良さには厳しいだろう。この保管状態には、細心の注意を払っておくべきだ。また、状態が悪い場合、減額される。
では、どのような状態に気をつけておけばいいのかだが、掛け軸は紙・布の使用が多いので湿気によるシワやカビの状態には気をつけるべきだ。シワやカビは間違いなく減額になる。また、その他の破れ、ヤニ、穴、日焼けなどの状態にも厳しく、これらの状態も減額対象だ。日々の保管状態にも気を配っておくべきだろう。掛け軸などの骨董品は、ただ押入れにいれて保管するのではなく、定期的にメンテナンスや手入れをするなどが必要だ。こういったことを欠かさないことで、劣化状態を遅くすることもできる。
また、掛け軸をかけっぱなしにしていることも、劣化の要因になるので、掛け軸を日頃からかけっぱなしにするのでなく、休ませることも意識しておこう。また、掛け軸を修復した場合、その修復作業の状態にも厳しいので押さえておこう。
掛け軸を売るときは、付属品の扱いにも注意
付属品を売る時、掛け軸の付属品の扱いにも注意しよう。もし、付属品があるならば、まとめて売るほうがいい。なぜなら、付属品を一緒に売ることで、査定額は上乗せになることが多いからだ。つまり、付属品も査定され、有無も査定額に大きく影響するということだ。
掛け軸の付属品はコレクターに重宝されており、価値が高く、また本物を証明するアイテムとされている。そのため付属品の需要も高いのである。掛け軸を入れる箱や一筆したためた作家本人の書物などは忘れず一緒に売るようにしよう。
また、付属品のなかでも共箱という作家名のサインや印が入っている桐箱の価値は非常に高いので、保管状態には気を配っておくべきだろう。
鑑定書や保証書の有無も大きく査定に響く
また少し付属品と似ているが、掛け軸の鑑定書や保証書にも価値があるので、押さえておこう。名のある骨董屋、大手デパートに多いが、掛け軸を購入したとき、鑑定書や保証書も付いてくる場合がある。このような鑑定書や保証書にも価値があるので、あわせて売るようにしたほうがいい。
鑑定書や保証書があるだけで数万円は高く売れる。とくに狩野山楽のような人物の掛け軸は高額査定になることが知れており、買取市場では、偽物や模倣品が多く出回っているだろ。そういった理由もあって、鑑定書や保証書は信頼度の高い書類として買取査定で高く評価される。鑑定書や保証書もあるなら、忘れず持参して一緒に売るようにしよう。
まとめ
本コラムでは、狩野山楽の掛け軸の買取相場・査定情報をテーマにいくつかの情報やポイントを紹介してきた。掛け軸は高額で売れるアイテムであるため、掛け軸を売るときは安易に売ってしまうのは避けたほうがいいだろう。また、掛け軸のなかでもここで取り上げた狩野山楽の掛け軸は人気、需要ともに高く、数十万〜数百万円の査定額になることも期待できる。それだけ、価値の高いものを売るときは、かならずリサーチをしてから売るべきだ。
高く売れる反面、損をするリスクも高いだろう。とくに業者選びには慎重になったほうがいいので、かならず複数の業者で見積もりを出してもらい、掛け軸を売るようにしよう。