本コラムでは、「土地を売るときにどうすればいいのか」、そして「その買取金額はどのぐらいなのか」ということについて説明していく。ただし、ここでテーマとしているのは、「田舎の土地」である。とはいえ、土地を売る際の方法や買取相場の調べ方については、都会だろうが田舎だろうが特に大きな相違点はない。基本的なポイントを紹介していくので、土地売却の参考にしていただけると幸いだ。
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土地を売るときにはどうすればいいのか
まず土地を売るときにどうすればいいのかを、なるべく端的に説明していこう。
不動産業者に相談をして買い手を見つける
土地を売るということは、基本的に買い手を見つけてその人に売るという仕組みになっている。不用品の売却では業者などに買い取ってもらって現金化するが、土地の売却ではそううまくはいかない。あくまでも買い手を見つけて交渉し、交渉が成立したときに土地が売れるという仕組みになっている。
では、どこで土地を売る相談をするのか。不動産事業を行っている企業で相談をして、誰かに買い取ってもらうという流れになる。まとめると、不動産業者に土地を売る相談をして買取金額を決め、その金額で買い取ってくれる買い手を見つけるということになる。
物件売却には仲介手数料がかかる
不動産業者は、基本的に物件や土地の賃貸や売買を、売主と買主、あるいは貸主と借主との間で取り持つことを仕事としているので、仲介手数料が必要になってくる。仲介手数料は不動産事業の利益となるので、必要経費になる。そして、土地は基本的に個人で売買できるものではないので、必ずかかってくる費用と考えておくべきだろう。また、手数料は不動産業者よって違いがあるので、信頼のできる業者を選ぶ必要がある。
不動産業者が買い取る場合もある
基本的に、土地の売却は買い手を見つけて売るという仕組みになっているが、買い手が見つからない場合も多数ある。そのようなニーズに応えるべく、土地の買取を行っている業者も少なくない。もちろん、すべての土地が買取対象になるわけではない。また不動産業者の買取となると、その買取金額は仲介での売却に比べると低くなる。その一方で、仲介手数料はかからず、現金化までの時間も短くて済むので、早期の現金化を望む場合には、業者買取で即売却してしまったほうがいいだろう。
土地の価値が決まる基準
次の段階では、土地の相場を知っておく必要があるだろう。その前に、基本的な知識として、土地の価値はどのような基準で決まっていくのかを説明しよう。
利便性の高い土地
土地の価値は、利便性が高いかどうかで決まっていく。したがって、利便性の高い土地は土地代が高くなり、利便性の低い土地の土地代は低くなる。
たとえば、その土地の近くには駅があるか、商業施設や医療施設があるか、地盤の強さなどなど、日常生活をどれだけ便利に暮らしていけるかということが、大きな基準となる。
需要の高い土地
利便性が高い土地は、誰もが住みたいと思う土地であろう。つまり、需要の高い土地かどうかで土地の値段は決まるということである。多くの人が暮らす地域には、そこで暮らしたいという人も多いため、土地代は自ずと高くなる。
その逆で、そもそも住んでいる人が少ないため利便性も高くなく、住んでいる人よりも土地のほうがが多い地域であれば、それは土地の需要が低いということだから、土地の価値は低くなる。要は、誰もが買いたいと思う地域の土地であれば土地代は高くなるということ。土地の価値基準は意外と単純なのである。
土地の買取相場
最後に、土地の買取相場はどのぐらいになるのかという点について説明していこう。土地を売買する前に、その取引相場を確認しておくことは絶対である。相場を知らないで土地の売却を行うと、大きく損をしてしまう可能性が非常に高くなる。どのぐらいの相場なのかをしっかりと押さえておくべきだろう。
日本全国の平均相場
田舎の土地買取額がどのぐらいなのかというと、明確な金額はわからない。なぜなら、土地の価値は実にいろいろな要素が重なるため、価格の変動が激しいからだ。なにしろ場所が特定されないことには、基準となる要素が不明で調べようがない。それを踏まえての記述となるが、今現在の土地の価値がどのぐらいかという相場であれば、地価平均→16万0097円/㎡、坪単価平均→52万9247円/坪（※2016年）ということになっている。
この相場は、土地価格相場がわかる土地代データというサイトで公開されている。このサイトは、全国各地の相場をランキング形式で公開している非常に便利なサイトである。明確な土地の金額を調べるのであれば、このサイトが利用しやすい。
国土交通省が地価相場の調査をしている
余談になるが、土地の金額や価値を紹介しているサイトがあり、そのサイトが元になって土地の価格は日々決まっている。そのサイトは国土交通省が運営しているサイトである。そのサイトのなかで、国土交通省地価公示・都道府県地価調査というページがあり、これが土地価格の基準になっているのだ。前項で紹介しているサイトも、この国土交通省が調査発表しているデータを元にまとめられている。
不動産一括査定サイトで調べる
また、そのような相場を踏まえてどのぐらいの金額で売れるのか、不動産買取の一括査定サイトで、簡単に実際の金額を調べる方法もある。最近は不動産買取の専門業者も出てきており、このようなサービスをうまく使って、買取をスムーズに進めていくのもよい方法と言える。
役に立つおすすめ不動産一括査定サイト
ここでは、前章で説明した不動産買取による売却を進めるうえで活用できる、便利な不動産一括査定サイトを紹介しよう。多くの不動産業者が登録する一括査定サイトなら、土地の条件を入力するだけで、各不動産業者がいくらで土地を買取してくれるのか、すぐにわかる。さらには無料で相場を調べられるので、土地の売却を考えている方にはぜひ活用をおすすめしたい。
不動産買取.COM
http://www.fudousankaitori.com/
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
全国で100店を越えるネットワークを持つ不動産買取専門の一括査定サイト。全国版と地域版がある。
イエイ(不動産売却専門一括査定サイト)
https://sell.yeay.jp/日本全国で1,000社の不動産業者が登録する、国内最大級の一括査定サイト。最短60秒で一括査定依頼が可能という。また、クレームの多い業者はサイト側が排除してくれるのも心強い。
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まとめ
ここまで、田舎の土地を売りたいときはどうすればいいのか、また買取相場はどのくらいなのかということについて、説明してきた。ただし、説明したのはあくまでも基本的な知識、ポイントである。また、記述した相場はあくまでも平均であって、明確な相場ではない。そのため、紹介した不動産一括査定サイトなどを上手く利用して、業者それぞれのサービスをじっくり比較検討し、慎重に土地の売却をしていってほしい。なお、以下のリンクにある関連記事もぜひご一読いただきたい。
