神保町で洋書を買取依頼するならおすすめの店舗一覧

古書店が多い神保町には、外国語で書かれた洋書を買取しているお店も少なくない。一言に洋書と言ってもさまざまなジャンルの本があるので、神保町で買い取りを依頼するときには、お店の特徴やこだわりをチェックしてから問い合わせをした方がいいだろう。特定のジャンルに強い古書店が集まる神保町の場合、高く売れそうなお店を探すことも不可能ではない。

今回は、洋書を数多く買い取りしている神保町の古書店を順にご紹介していこう。

Jimbocho / Antonio Tajuelo

色々なジャンルを買取する古本屋

幅広いジャンルの洋書を買取しているお店を探すなら、例えば次のような古本屋がおすすめできる。判読が難しく、ジャンルが今ひとつわからない場合は、こういった取り扱うジャンルが多いお店を最初に当たってみると、本の詳細や相場などを教えてもらえるだろう。

外国書の買取を専門にしている「小川書店」

小川書店は、1982年から洋書を専門に取り扱っている古書店だ。英米文学などの英語の本に強いのが特徴で、一般の書籍だけでなく雑誌や辞書も買い取りしている。文芸雑誌の「コータリ」や世紀末文芸誌の「ザ・ページェント」などは、こちらの古書店がストックしている本の1つ。「現代アメリカ文学全集」も取り扱っているので、古い洋書の全集を売りたいときにも相談してみよう。

「プレイボーイ」や「ヴォーグ」、「ELLE（エル）」といった雑誌は、1970年代以前の号を多くそろえている。集めていた洋雑誌のコレクションも、こういったお店なら高価買取してもらえる可能性がある。アメリカのウェブスターやイギリスのサミュエル・ジョンソンといった有名な辞書も取り扱っており、英文学の研究者などからも利用されているお店だ。

アクセス・所在地

神保町から徒歩2分

所在地： 〒101-0051 東京都千代田区神田神保町２丁目７ 濤川ビル 4F

電話番号： 03-3262-0908

サブカルチャーやミステリーの洋書に強い「羊頭書房」

ミステリーやSFの洋書を処分したい人には、こちらの羊頭書房もおすすめだ。羊頭書房はサブカルチャーに強い古書店であり、ベストセラーになった人気の作品から、ちょっとユニークな作品まで取り扱っている。幻想文学や奇術に関する本にも精通しているので、趣味で集めてきた蔵書を売る際にも、ぜひ鑑定を受けてみよう。

お店の蔵書目録には、1980年代から1990年代に発売された新人物往来社のAZ（アズ）なども含まれているので、マニア向けの雑誌の買取実績もあるお店だ。

アクセス・所在地

神保町から徒歩5分

所在地： 〒101-0051 東京都千代田区神田神保町１−２５ 神保町会館1F

電話番号： 03-3518-2950

豆本や挿画本などを買取する「呂古書房」

http://locoshobou.jimbou.net/catalog/index.php

呂古書房では、豆本や挿画本、玩具に関する本を広く買い取りしている。また、子供向けの絵本も取り扱いがある。例えば、1973年にオランダで発行された「Roodkapje（赤ずきん）」などは、呂古書房が販売している本の1例に挙げられる。この本はアクリルケースに入った豪華な仕様で、古書としての販売価格も高額だ。

こういった本を持っている場合は、ケースもそろえて鑑定を受けた方がいいだろう。細工がほどこされている仕掛け絵本などは、扱うときに紙が破れたり折れたりしないように注意をすると、減額が避けられることが多い。

アクセス・所在地

神保町から徒歩5分

所在地： 〒101-0051 東京都千代田区神田神保町１丁目１−４

電話番号： 03-3292-6500

アイドル雑誌が豊富にそろっている「荒魂書店」

荒魂書店では雑誌のバックナンバーが実に1万冊を超えるという豊富な品揃えをしている。人気のアイドル雑誌を中心に、プレイボーイや平凡パンチといった当時多くの人が読んでいた人気雑誌がずらりと並んでいる。アイドル関連のものについては、ポスターやテレホンカードのようなものも扱われて人気を博している。

基本的に雑誌は30代後半以降を対象にした物が多く、それらのものを所有していれば高い値で売れることだろう。置かれている雑誌の数はまさに圧巻と言ってので、当時の雑誌なら多くのものが査定対象となるだろう。

アクセス・所在地

御茶ノ水から徒歩7分

所在地： 〒101-0051 東京都千代田区神田神保町１丁目３−５−５

電話番号：03-3291-8831

専門ジャンルの本買取に力を入れる古本屋

特定のジャンルにこだわるお店の場合、該当するジャンルの本については和書、洋書を問わず高価買取している。洋書のジャンルによっては、こういったこだわりのある古書店に相談したほうが査定額が高くなることもあるだろう。例えば、神保町には以下のような古書店がある。

建築関係の雑誌に強い「南洋堂書店」

南洋堂書店は建築関係の書籍に特化していて、雑誌関連も本当に品揃えが豊富になっている。特定のジャンルのもののみを置いているため、建築を専門としている人が客層のほとんどとなっている。

建築であれば新刊でも古書でも変わりなく扱っているので、建築に関連している書籍を持っていれば査定対象となるだろう。もしあなたが建築の専門家で、もう必要ないという雑誌を持っているのなら、選択肢としては申し分がないと言える。

アクセス・所在地

神保町から徒歩10分

所在地： 〒101-0051 東京都千代田区神田神保町１丁目２１

電話番号： 03-3291-1338

車やバイクの本を専門にする「菅村書店」

エンジン付きの乗り物に関する洋書を売るなら、こちらの菅村書店も候補に挙がってくる。菅村書店では、車はもちろんだが、バイクや鉄道、船などの乗り物の本の品ぞろえが多い。趣味に関する本を探す人が多く訪れるのが特徴になっており、1点ものの貴重な本などは特に高価買取が期待できる。

日本の雑誌のバックナンバーなども買い取りをしているので、洋書と一緒に査定に出すと価格がアップすることがあるかもしれない。実際、こちらの古書店には、お店の専門性を見込んで買取を依頼しにくる顧客も少なくない。古本を売るときには、このような評判のいいお店を探すのも1つのアプローチと言える。

アクセス・所在地

神保町から徒歩3分

所在地： 〒101-0051 東京都千代田区神田神保町１丁目７

電話番号： 03-5281-2877

キリスト教専門の古書店として評判が高い「友愛書房」

http://yuai.jimbou.net/catalog/index.php

友愛書房は、キリスト教関係の本を専門に買い取りしているのが特徴だ。新約聖書や旧約聖書を始め、神学やキリスト教史の本を多く取り扱っている。こちらのお店の場合、店頭に並ぶ本のほとんどは顧客から買い取りをした品だ。教会の写真集や児童向けの本なども一部扱っているため、対応してもらえる洋書は思いの他幅広い。

キリスト教に関する本は、外国文学の研究者からもニーズが高い。本によっては、予想以上に高い査定額がつくこともあるだろう。古いからといってそのまま処分してしまわずに、こういった専門店に買い取りの相談をしてみるのも1つの方法だ。

アクセス・所在地

神保町から徒歩7分

所在地： 〒101-0051 東京都千代田区神田神保町１丁目４４

電話番号： 03-3291-6327

映画や演劇関係の本を多くそろえる「矢口書店」

映画関係の本を買い取りしている矢口書店も、洋書が売れる古書店の1つだ。例えば、人気女優のエリザベス・テーラーに関する本などは、高く売れる可能性が高い。ハリウッド映画のスターの本はニーズが高く、状態がよければ古書でも高価買取してもらえるかもしれない。思い入れのある本は、映画好きや現役の俳優が足を運ぶこういったお店で売ると満足感の高い取引ができるだろう。

アクセス・所在地

神保町から徒歩1分

所在地： 〒101-0051 東京都千代田区神田神保町２丁目５−１

電話番号： 03-3261-5708

デザインやファッション関係の洋書が売れる古本屋

日本で販売されている洋書の中には、デザインなどのアート関係の本やファッションに関する本も多く見られる。この手の本の買取りに力を入れる古本屋が並ぶのも、神保町ならではだ。できるだけ高く売りたい場合は、例えば次のような古書店を当たってみよう。

企業や研究機関も利用している「パージナ」

http://www.kuwano-trading.com/pagina/

パージナは、デザイン関係の本が充実していることで有名な古書店。海外のグラフィックデザインに関する本やイタリアのモダンデザインに関する本などは、特に品ぞろえが豊富。パージナでは、スタッフが本を探している顧客のサポートをしているので、企業や研究機関からの信頼も厚い。企業から本のセレクトを一任されることもあり、専門性の高さでも注目されているお店だ。

こちらのお店の場合、利用する際には予約が必要になっているので、買取を希望するときにも、あらかじめメールや電話で問い合わせをしておくのがおすすめだ。パージナはお店の外観や内装もオシャレで、買取の相談なども快適にできる可能性がある。

アクセス・所在地

神保町から徒歩10分

所在地： パージナ　神保町

電話番号： 03-5825-3053

ファッションやアートの洋書の人気店「magnif」

ファッション誌などを売りたい人は、こちらのmagnif（マグニフ）もおすすめできるお店の1つだ。イエローやホワイトのモダンなエントランスが人目を引くmagnifは、ファッションやアートが好きなオシャレな女性たちの間でも評判が高い。「purple」や「THE FACE」といった有名な雑誌をそろえていることでも知られており、デザイン性の高い本は高額査定が期待できる。

ファッションなどをテーマにした洋雑誌は、掲載されている写真にも相応の価値がある。有名なカメラマンが撮影していることが多いため、古いものでも評価が高くなるのが一般的だ。magnifのような専門性の高い古書店に持ち込めば、一般の雑誌の買取相場よりも高い金額で引き取ってもらえるケースが少なくない。

アクセス・所在地

神保町から徒歩4分

所在地： 〒101-0051 東京都千代田区神田神保町１丁目１７

電話番号：03-5280-5911

ファッション関係の洋書が充実する「小宮山書店」

小宮山書店は、色々なジャンルの本を取り扱っているお店だが、ファッション関係の洋書も多く買い取りしている。1960年代に刊行された、「The Technique of Dress Design 」などは、小宮山書店がストックしている洋書の1例。ちなみに、さまざまなファッションスタイルが紹介されているこちらの本は、小宮山書店では4,000円台で販売されている。

こういった価値が高い洋書は、表紙カバーの破れや多少の日焼けなどがあっても買い取りしてもらえるケースが少なくないので、積極的に相談してみよう。

アクセス・所在地

神保町から徒歩4分

所在地：

電話番号：

神保町には店舗を持たない古本屋もある

神保町の古本屋の中には、大手の買取店であるネットオフ（NET OFF）のように店舗を持たずに営業をするところもある。こういったお店も見逃さずに当たってみると、蔵書が高く売れる古本屋を見つけやすくなるだろう。

アクセス・所在地

神保町から徒歩3分

所在地： 〒101-0051 東京都千代田区神田神保町１丁目７

電話番号：03-3291-0495

フランス文学のファンからも一目置かれる「臥遊堂」

http://gayudou.com/

臥遊堂は書道関係の本や古文書などの買取で知られるお店だが、洋書の取引も行っている。このお店では、かつて人気を得た奢灞都（さばと）館の本を取り扱っていることでも有名だ。奢灞都館は、フランス文学の研究者として知られる生田耕作が設立した出版社。バタイユやマンディアルグといった作家の本を多く出しており、この出版社の本は今なおファンが多いのが特徴だ。

ちなみに、臥遊堂が買取の対象にしている洋書の種類は幅広い。「シーボルト書簡」や「シェイクスピア初演本コリオレイナス」を始め、自然科学や法律などの多種多様なジャンルの洋書を取り扱っている。売りたい洋書があるときには、買取してもらえるかどうかを一度聞いてみる価値があるだろう。問い合わせは、メールや電話で可能になっている。

公式サイトも開設されており、販売中の本の目録なども一覧できる。

アクセス・所在地

神保町から徒歩10分

所在地： 〒101-0052 東京都千代田区神田小川町３丁目７−１６ 報道ビル 七階

電話番号： 03-6909-1359

アジアに関する本を多くそろえる「東城書店」

http://tojo.jimbou.net/catalog/index.php

中国、朝鮮といったアジア関係の本を取り扱う古書店として有名なのが、こちらの東城書店だ。東城書店の場合も、店舗を持たずに電話やメールを通じた営業を行っているが、書店の公式サイトにアクセスをすれば、取り扱い中の本の目録を見ることは可能だ。

東城書店が取り扱っているのが、例えば、「RED STAR OVER CHINA」などの洋書。アジア研究の際に使われている洋書などは、このようなお店で査定を受けてみるのも1案になるだろう。東城書店は唐本や漢籍、人文科学の学術書なども扱っており、研究者も多く利用しているのが特徴になっている。

学術系の洋書を売る場合は、できるだけお店の専門性も確認しておきたい。必要なときにはいくつかの古書店で査定を受けて、金額を比べてから買取先を決めよう。いい条件で高く売れるお店を探すのがおすすめだ。

アクセス・所在地

神保町から徒歩4分

所在地： 〒101-0051 東京都千代田区神田神保町２丁目２０

電話番号：03-3261-3110

まとめ

神保町で洋書を買取しているおすすめの店舗をご紹介した。洋書の中にもさまざまなジャンルの本があるので、神保町で買い取りを依頼するときには、お店の特徴やこだわりをチェックしてから問い合わせや買取依頼をするとよ良いだろう。