草薙剣の希少価値はどのくらい?

最終更新日:2018年12月27日

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草薙剣(くさなぎのつるぎ)といえば、三種の神器の一つとして、日本の歴史愛好家の間ではその名を知らぬ者のないほどに著名な宝物であるが、その価値については意外に知られていないのではないだろうか。また、名前は知っているが、それがどういった代物であるのかを正確に理解している者も、それほど多くはないようである。

そこで、以下では数々の伝説を有する草薙剣について見ていくとともに、その実際の価値についても紹介することとしよう。


熱田神宮(Atsuta Jingu) / inazakira

草薙剣とは?

草薙剣とは、別名、天叢雲剣(あめのむらくものつるぎ)や草那藝之大刀(くさなぎのたち)とも言われる刀剣で、現在では熱田神宮の神体として祀られている宝物である。日本の歴史においては、八咫鏡(やたのかがみ)、八尺瓊勾玉(やさかにのまがたま)とともに三種の神器と呼ばれており、それらすべてを有する者が正統な天皇の系統であるとされてきた時代もある。

伝説の宝剣

その存在については、古事記や日本書紀などに代表される古代神話においても取り上げられており、諸説あるものの、一説には天照大神の弟神として知られる素戔嗚尊(すさのおのみこと)が出雲国において八岐大蛇(やまたのおろち)を討伐した際に、その身体の中から発見された剣であるとも言われている。

伝説によると、その後、この草薙剣は伊勢神宮の神体として保管されていたが、第12代天皇である景行天皇の時代に、ヤマトタケルが東国の蝦夷を征伐するに際して授けられ、志半ばで彼が異国の地で死去した後に、その妻であるミヤズヒメによって現在の熱田の地で祀られることとなり、そこがやがて熱田神宮となったということである。

史実への登場

以上は伝説上の話であるが、草薙剣が本格的に日本の歴史に登場するのは大化の改新で知られる天智天皇の時代になってからである。当時の記録において、この剣が盗賊に盗まれたということが記されている。また、続く天武天皇の時代には、草薙剣の祟りによって天皇が病床に臥し、やがて崩御することになったという伝承も残されている。

その後、長らく草薙剣は熱田神宮において管理されていることとされていたが、歴史上、再び注目を浴びることとなるのが、12世紀末の源平の戦いの際である。

勢いに勝る源頼朝率いる源氏方によって、平清盛亡き後の平氏方が次第に追い詰められていく過程で、彼らが担いでいた安徳天皇は西国に落ち延びることになるのであるが、その際に自分たちの抱く天皇が正統であることを示すために草薙剣を含む三種の神器を携帯して持って行ったのである。

源氏方としても、当然にその回収は次第命題とされていたが、源平最後の戦いである壇ノ浦の戦いにおいて、草薙剣は安徳天皇を抱いた二位尼とともに海底に沈み、必死の捜索にも関わらず遂に発見されることはなかったということである。

一説には、戦いの後に源義経が頼朝から冷たくあしらわれたのは、草薙剣の回収に失敗したことが一因であるとも言われており、結果的に彼が命を落とすことになったのもその祟りであるとも伝えられている。その後、朝廷では草薙剣がないと正統性が示せないということから、ちょうどその頃に伊勢神宮から奉納された刀剣を新たな草薙剣として扱うこととした。

その後の状況

源平の戦いの後も草薙剣は幾度か盗難に遭うなどの被害を受けているが、その都度発見されている。三種の神器としての価値は、現在まで変わっておらず、そのことは第二次世界大戦末期に連合国の中で戦後の草薙剣の扱いについて真剣に議論されていたり、日本側でも戦火を避けるために疎開の対象として扱っていたなどの記録が残されていることからも明らかである。

その後、現在に至るまで、熱田神宮の神体として安置されていると言われているが、基本的に人目に触れることはまずないため存在そのものが伝説化している。

刀剣の価値とは?

このように、伝説の刀剣である草薙剣であるが、その価値を知るために、まずは一般的な刀剣の評価基準について見ておくこととしよう。

作られてからの期間

まず第一の要素として、刀剣の価値を決めるのが作られてからの期間である。当然ながら、古いものであればあるほど、希少なものとなるため、その価値も高くなる。また、刀剣の製造自体があまり行われていなかった特定の時期に作られた物であれば、例外的に高く評価される場合もある。

以上は古代から中世にかけての刀剣に当てはまる基準であるが、江戸時代以降に作られた刀剣については、効率化が図られたことでコピー品なども出回るようになったことから、この時代のものについては古さだけが評価基準とはならず、製法やそれを作った刀鍛冶の名前や流派なども重要な評価要素となる。

色絵などの技法

二つ目の評価基準として、色絵の技法を挙げることができる。室町期以前に用いられていた金の薄板を用いたウットリという技法は、それ以降はあまり用いられなくなったものであり、かつ保存状態がよくないと破れ落ちてしまうことから、きれいな状態で残っているこの技法が施された刀剣は、それだけで非常に高く評価されることとなる。

また、中世から近世に至るまで、まんべんなく用いられているのが鍍金で、それだけで評価がなされるわけではないが、高い技術をもって美しいデザインが施されている刀剣については良好な評価となることが多い。

それ以外にも、江戸時代になってから活発となった色絵による技法など、様々な装飾技術が刀剣には用いられているが、それらの中でも最も高く評価されるのは、最初に述べたウットリである。

形態のデザイン

評価基準の三つ目として挙げられるのが、造りと言われる形態のデザインである。ここでいう形態とは、刀身ではなくそれに付着している紋などを対象としている。本体から直接に彫り出されている紋は非常に高く評価されるものであるし、材質についても長い歴史を証明する物質が用いられている場合には希少性が評価されることとなる。

また、色彩や用いられている技法についても評価基準となり、非常に繊細な装飾が施されていたり、高名な彫刻師によって作られた物であればあるほどに、その価値は高いものとして扱われる。

保存状態

四つ目の基準は、刀剣の保存状態である。いかに希少な刀剣であろうとも、保存状態が悪く、錆びついていたり装飾が欠けたりしていては、せっかくのその価値も半減してしまうであろう。そのため、その刀剣がいかなる環境において保存されており、なるべく作られた当時の状態が維持されているかどうかは鑑定においても評価の基準とされている。

銘と流派

最後の五つ目の基準は、刀剣の銘と流派である。これは単に銘があればといというものではなく、著名な刀鍛冶によって鍛えられたことを示す銘であることが求められる。例えば、正宗などは銘によって刀剣の価値が高くなる代表的なものであるが、それ以外にも高く評価される銘は数多く存在する。

また、銘がなくてもその刀を作った刀鍛冶が所属していた流派が分かれば、それが評価に繋がることもある。高い技術を持つことで知られる流派の作品であることが示された場合などがこれに該当する。

草薙剣の希少価値とは?

以上で、草薙剣の概要と刀剣の評価基準について見てきたわけであるが、仮に草薙剣が売りに出される場合においてはどの程度の評価がなされるのであろうか。既に見たように、草薙剣は唯一無二の存在であることからその希少価値については疑いの余地はないものの、壇ノ浦に沈んだものが未だ発見されていないため、それが発見された場合には愛好家の間で激しい争奪戦が生じる可能性は非常に高いであろう。

そこで、最後に草薙剣の希少価値について触れたうえで、その鑑定額がいかほどになるかについて考えることとしよう。

草薙剣の希少価値を表す根拠

草薙剣が極めて希少価値が高いという根拠は数多く存在するが、その中でも最も強力なのは日本の象徴である天皇家の正統性を示す物であるということであろう。加えて、古事記日本書紀といった世界的に見ても歴史的価値の高い古文書において記述されているものが現代の世の中に残っているということは、もはや奇跡と言っても過言ではない。

加えて、源平の戦いのさなかに消失したというミステリー性を帯びていたり、ヤマトタケル、天武天皇、安徳天皇といった歴史上の多くの人物が実際に手にしていたとされていることが、その希少価値を決定的なものとしている。これら3つの点に言及するだけでも、草薙剣は人類の宝ともいうべき希少価値を有することが分かるであろう。

草薙剣の評価額

このように、極めて高い希少価値を有する草薙剣ではあるが、万が一売りに出されるようなことがあった場合には、どの程度の評価がなされるのであろうか。その希少価値ゆえに一般的な刀剣の評価基準は当てはまらないものが多いであろうが、過去の日本刀の取引額と比較して検討することとしよう。

大包平

この点、過去にオークションなどで取引された日本刀の最高額は5,000万円程度であるが、それよりも高い金額で売買されたのが現在は東京国立博物館に収蔵されている大包平という刀剣である。この刀は、国宝として知られる姫路城主であった池田家に代々伝わる宝刀で、昭和42年に国が池田家から買い取ったものである。

当時の購入金額は6,500万円であると言われているが、現在とは物価水準が異なるため、この金額を額面通り受け取ることはできない。現在と過去の物価水準に照らして、この購入金額を見た場合、現在の価値では2億7,000万円程度であると換算されるためである。

草薙剣の価格予想

草薙剣は大包平よりもはるかに希少価値が高いと考えられることから、その取引金額は10億円は下らないのではないだろうか。もっとも、これはあくまでも推定値であり、多額の資産を有する歴史愛好家の間で争奪戦が行われるようなことがあれば、その評価額はさらに引き上げられるであろうことは想像に難くない。

まとめ

歴史上の書物にも登場する、三種の神器の一つ、草薙剣の希少価値についてお調べした。熱田神宮の神体として祀られている草薙剣は現在では一般人の目に触れることはなく、宝物として保管されている。草薙剣よりも価値が低いとされる大包平のオークションでの取引額が、現在の価値でいうところの2億7,000万円程度だったので、草薙剣の金額は10億円は下らないと予想される。

草薙剣までもの価値はないだろうが、もし自宅に眠っている日本刀があるのであれば、日本刀専門の買取業者に一度査定に出して、その価値を把握してみよう。思いもよらぬ査定金額が出るかもしれない。

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