お子さんの成長によってサイズアウトした衣類の売却を将来的におこなう予定の場合、買取できない子供服ブランドはどこのものといった疑問を感じながらショッピングをするのは非常に自然なことだと考えられる。例えば、大半のショップで高価買取対象となるブランドのキッズ衣料ばかりを購入しておけば、売却時の問い合わせや相見積もりなどの一連の手続きもスムーズに進められる。
そこで今回は、日本国内で活況の生まれている古着市場で高額査定を狙うママたちと一緒に、買取NGになりやすい子供服ブランドの特徴と、こうしたアイテムを売却処分につなげる上で知っておきたい専門の存在を詳しくチェックしていこう。
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こちらのページには広告パートナーが含まれる場合があります。掲載されている買取価格は公開日のみ有効で、その後の相場変動、各企業の在庫状況、実物の状態などにより変動する可能性があります。
買取できない子供服ブランドの特徴とは?
まず多くの専門店が査定条件に記載する買取できない子供服ブランドは、下記の4条件、いずれかに入ることが多いと考えられている。
- ・自社の好みに合わない
- ・自社の販売ルートでは、効率よく売れる可能性が低い
- ・流通量が多すぎて、余剰在庫に陥りやすい
- ・小売価格が安すぎて、リユースしても利益がでにくい
このように4条件を並べてみると買取対象ブランドの範囲は専門店側の販売力や在庫保有力によっても大きく変わってくる実態に気付かされる。またバイヤーの好みなどによっても変わってくる取り扱いブランドは、中古市場で人気のあるメーカーだからといって全てのショップで歓迎されるわけではないと捉えた方が良いかもしれない。
買取できない子供服ブランド名
各社の好みやトレンド、需要などによって変動しやすい取り扱いブランドの名称は、当ページのような場所で容易に並べられない実情がある。また代表的な人気メーカーとしていくつかの情報を記載できたとしても、経営状況やシリーズ展開といった製造企業側の事情でそのブランド自体が消滅することもよくあるようだ。
したがって、買取できない子供服ブランドについてより詳しい最新情報を調べる際には、一例として後述する買取専門店各社の査定基準に目を通すのが最もおすすめとなる。
100%買取できない子供服ブランドはない
ちなみに2019年5月2日現在の買取市場において、絶対に買取査定のできないブランドは存在しない。それは、ブランドタグやメーカーの価値ではなく、リユース可能な状態やデザインだけで査定のできる業者が意外と多くあるからだ。
そのため、すでに購入していた子供服が古着として売れにくいブランドだからという理由で買取を断られてしまったとしても、コンディションやデザイン面で問題がなければ売却先は他にも存在するとポジティブに考えられることだろう。
基準や条件によって変わってくる買取品目
一般的な買取業者では、持ち込まれた商品に対してリユース可能な子供服かを総合的に判断する傾向がある。したがって大半のショップで歓迎される人気ブランドであったとしても、製造から10年以上経った明らかに古い印象を受ける衣類であれば、買取不可になることもある。
こうした形で査定基準の組み合わせにより総合的に判断される子供服の取り扱いは、買取店各社のサイトから情報収集するのが最も確実となる。ここからは買取できない子供服ブランドをイメージしていただくために、人気ショップ5社の情報を詳しくチェックしていこう。
MANAMANA
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
買取できないものとして、具体的なブランドや対象外アイテムの特徴、状態などの情報を写真付きで公開するMANAMANAは、宅配買取前の仕分け作業をおこなう上でミスの生じにくい買取専門店だ。
MANAMANAで買い取れないブランドの5条件
この業者では、下記5条件のいずれかに該当する子供服ブランドを買取対象外としている。
- ・ファストファッションブランド
- ・ノーブランド
- ・量販品
- ・閉鎖ブランド
- ・日本国内で知名度の低い海外購入ブランド
MANAMANAでは、3年2組・ピノチオ岡村・PAPPといった閉鎖ブランドや西松屋・赤ちゃん本舗などの量販ブランドの名前もサイト内で詳しく公開している。したがって、初めて買取査定への挑戦をおこなうブランドカテゴリの全くわからない方々でも、MANAMANAのサイトに書かれたブランド名とタグの照らし合わせをすれば、比較的スムーズに選別作業が進められることだろう。
買取ブランドも公開中
良心的な買取サービスで定評のあるMANAMANAでは、状態や購入年などの査定基準さえクリアできれば、ほぼ確実に買値のつく子供服買取対象ブランドの情報もランク別に公開している。こちらのリストの掲載ブランドのみを発送すれば、大半の品物に高額査定がつきやすくなる。
しかしながらMANAMANAでは、掲載のないブランドであっても需要が高いと判断できたものは、買取対象とすることもある。そのため、2つの情報ページを見ても判断できない子供服があるときには、発送前に問い合わせ確認をするのもおすすめ度の高い売却準備となるだろう。
キャリーオン
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
定期的に取り扱いブランドの見直しをかけるキャリーオンでは、2018年8月の改定で下記の子供服を買取対象外にしている。
- ・一部のファストファッションブランド(無印良品、H&M)
- ・丸高衣料の一部ブランド(フーセンウサギ、Moujonjonなど)
- ・F.O.インターナショナルの一部ブランド(Bit'zなど)
- ・べべブランド(e.a.Bなど)
- ・ディズニー製品
こうした形で改定内容を明確にするキャリーオンは、何度もキッズ衣料の売却をおこなうリピーターにとっても非常に良心的なWEBサービスであると考えられる。しかし中にはGAPやBABY GAPのように新品タグ付きであれば買取可能なファストファッションなどもあるため、宅配買取の申込時には最新情報の確認や選別作業が必要になるだろう。
買い取れるブランド・買い取れないブランドの両方を色分けして公開するキャリーオンは、ファストファッションやノーブランドといったカテゴリがわからなくても、衣料品に付いているタグと照らし合わせて選別作業を進めやすい買取サービスだ。
最近の改定で査定対象から外れたブランドに2018年9月より買取対象外といった説明も書かれたキャリーオンのリストに目を通すと子供服市場における需要の変化もイメージしやすくなる。またこれだけ細かな改定を加えるキャリーオンは、子供服ブランド情報の収集や分析をしっかりおこなっている業者であると捉えて良いだろう。
フクウロ
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
この業者では、ノーブランドもしくはファストファッションブランドの商品にお値段を付けられないとしている。また定価5,000円を下回るアイテムも査定対象から外れる可能性が高いようだ。したがってフクウロで将来的な子供服の買取を予定する人は、ブランド名だけでなく小売価格も意識したショッピングが必要になると捉えてほしい。
フクウロでは、ホームページ内に取り扱いブランドを調べられる検索窓を設置している。このツールを活用すれば、非常に効率よく宅配買取前の選別作業を進めやすくなる。また買取強化対象に星マークをつけるフクウロのブランドリストは、高額査定につながる可能性の高いショップを求める方々にとっても、より良い判断材料になると言えそうだ。
ブランドコレクト
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
ブランドコレクトでは、買取の難しいアイテムの中で、定価5,000円以下のファストファッションやノーブランド、カジュアルブランドなどを売るときの注意点を記載している。この条件に該当する子供服を売るときには、必ず高価買取ブランドと一緒に同梱しなければならない。
したがってこの業者では基本的に、5,000円を下回る安価なブランドやノーブランド、ファストファッションだけで宅配買取に出すのはNGであると捉えてほしい。ちなみにブランドコレクトでは、前述の条件に加えて購入から2年以内かつ再販売が難しいほどのコンディション低下が生じていない衣料品のみを買取対象としている。
したがって、この業者においても他店と同じように複数の査定基準を総合的にクリアできる品物のみに買値がつく形となる。また衣料品カテゴリで取引されることの多い下着や水着、キャミソールに関しては、ブランドコレクトでは買取対象外としている。したがって子供服の買取基準は、ブランドや状態、デザインだけでなく、アイテムによっても判断が変わってくると捉えた方が良いだろう。
キッズセカンズ
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
この業者では、カジュアル品のノーブランドとブランド閉鎖からしばらく経つブランドの2種類を買取対象外としている。
カジュアル品のノーブランドとは?
このカテゴリでまず最初に気付かされるのは、キッズセカンズではUNIQLOやフォーエバー21、西松屋、しまむらといったファストファッションもノーブランドに分類しているということだ。
また大型ショッピングモールに出店することの多い、any Famやグローバルワーク、ライトオン、3can4onといったカジュアルブランドも、この業者では買取対象から外れる形となる。このページには意外に多くのブランドが並んでいるため、お手頃価格の子供服を買う機会の多い人は、売却準備をする前に1度リストに目を通してみた方が良いと言えるだろう。
判断の難しい閉鎖からしばらく経つブランド
続いてメーカー側で製造や展開を終了してから、数年経つブランドには、デイジーラヴァーズやパーソンズ、アントステラ、オートルート、エンジェルブルーといった30以上のブランドが並んでいる。
非常に多彩なブランドが展開されているキッズ衣料の市場では、お客様が生産終了や閉鎖の事実を知らないまま、買取業者に品物を送ってしまうケースも少なくない実態がある。しかしながら、自社で買い取れない子供服のブランドやメーカーを一覧表示するキッズセカンズなら、リストを見ながら買値のつくものだけを送ることは十分に可能となるだろう。
買取NGのブランド子供服も取り扱う専門店
こうして買取店各社の査定情報に目を通すと、下記条件に該当する子供服ブランドに対して基本的に売れない印象を受けるかもしれない。
- ・ノーブランド
- ・ファストファッションブランド
- ・5,000円以下で買えるカジュアルブランド
- ・ブランド閉鎖からしばらく経ってしまったブランド
しかしながら海外を含めた幅広い販売ルートを持つ下記の専門店では、前述のような条件に該当する子供服でも査定可能としている。
ワットマン
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
神奈川県内に店舗展開するワットマンでは、スーパーの衣料品からファストファッションまで非常に多彩な洋服の買取をおこなっている。シーズン外の商品も歓迎するこの業者は、衣替えなどの際にも利用のしやすい存在となる。しかしながらリユースを目的とするこの店でも、年数経過した古いデザインや汚れ、シミ、破れなどのある品物は基本的に買い取れない実情があるようだ。
セカンドストリート
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
全国に600店舗以上を展開するセカンドストリートでは、店頭買取のみでノーブランドの衣料品を買取可能としている。店舗数が非常に多いこの業者の場合、地方都市から子供服などを売る方々にとっても来店しやすい特徴がある。これに対してWEB買取と呼ばれる宅配買取サービスの場合は、取り扱いブランドが限定される形となるため注意をしてほしい。
ドンドンダウン
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
1点ずつの査定とキロ買取の両方ができるドンドンダウンでも、需要の低いブランドの商品でも買値を付けられる。また海外にも販売ルートを持つこの業者の場合、日本国内ではリユースの難しくなってしまった古いデザインの衣料品も買い取れる特徴があるようだ。
しかしながら海外出荷向けの商品は、1kgあたり1円〜10円の買取相場となってしまう。そのため、キロ買取のできるドンドンダウンで売却処分をするときにも、やはり国内リユースできる人気ブランドかつ状態の良い商品が歓迎されると捉えた方が良いだろう。
まとめ
日本だけでなく海外向けのリユースのできるショップの増えた近頃では、次の人に譲れる状態やデザインといった条件をクリアする子供服であれば、どんなブランドでも売却可能であると考えられる。またブランド子供服買取に特化した専門店の多い今の時代は、人気商品とノーブランド、ファストファッションブランドなどを異なる業者に査定に出すのもおすすめ度の高い選択肢のひとつとなるだろう。