料理好きな人からしたら、新しい機能が付いた電子レンジは欲しくてたまらないものだろう。壊れて故障していなくても新商品に買い換えたいと思い、古い電子レンジの処分方法が分からずに買いにいけない人もいるのではないだろうか。この話は買い替えだけではなく、とにかく処分をしたいという人にも同じことが言える。独身で結局使うことが無かったといった場合だ。そんな時のためにしっかり処分方法は把握できているだろうか。
電子レンジのような機器は、一生のうちにそう何度も捨てたりすることがあるわけでも無いため、どのような方法で処分が可能なのか判断がつきにくい側面がある。小型家電全般において捨て方がよくわからないという悩みはつきものだ。何となく面倒で電子レンジを家に放置したくなるが、一歩を踏み出し「よし、捨ててみよう」と決意した人にはこの記事を是非チェックして欲しい。
そこで今回は、電子レンジの処分方法を紹介していく。リサイクルや粗大ごみのどちらの処分方法が良いのだろうか。また、捨てる方法だけではなく無料で処分する方法や買い取ってもらうことで処分する方法なども紹介していくので、参考にしてもらいたい。

電子レンジ / sqm
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電子レンジは小型家電リサイクル法の対象になっている
電子レンジを処分する際には、法律を確認しておくと安心だ。大型家電や家具などは処分方法が法律で決められているものもあるのだ。その法律を知らないまま処分に出してしまうと、法律に背いたと判断されてしまう可能性もあるので、注意してもらいたい。
電子レンジの場合は、小型家電リサイクル法の対象になっている。この小型家電リサイクル法とは、資源を捨てずに再利用して、ごみを減らしたりすることを目的としている。電子レンジ以外にも、トースターやオーブン、炊飯器、携帯電話などが該当している。
電子レンジが資源としてそんなに活用できるとは思えない人もいるかもしれないが、実は、電子レンジなどの小型家電は、年間65万トン廃棄されているといわれている。そのうち、金属として価値があるものの金額は約800億円とされているのだ。これでは、資源と大金を捨てているようなものなので、小型家電リサイクル法は、重要な役割を果たしているといえるだろう。
家電リサイクル法とは違い費用がかからないことが多い
小型家電リサイクル法という名を今はじめてきた人も多いことだろう。しかし、家電リサイクル法という名は聞いたことがある人もいるかもしれない。これらは全くの別物なので、しっかり区別しておいてもらいたい。
特に両者は、費用に大きな違いが出てくる。家電リサイクル法に指定されている家電は、リサイクル料金を払わなければ処分してもらえないが、小型家電リサイクル法では、このリサイクル料金がかからないところが多い。この基準は、自治体によって異なっており、処分費用を請求しているところもあるようだが、基本的には無料で引き取ってくれる。ネットではリネットジャパンの提供する郵送型リサイクルサービスがあり、パソコンと同梱すれば1,500円の費用が無料となり、郵送で無料回収して貰える。
詳しいことは自治体やリサイクルサービスの提供主体ごとに異なるので、確認してもらいたい。
その他の電子レンジを処分する方法とは?
電子レンジを処分する方法は、上記の方法だけではない。たとえば、買い替えなのか処分だけなのかでも処分方法は異なってくる。自分がどのケースの処分方法に該当するのか確認しながら下記で紹介する処分方法を読んでもらいたい。
電子レンジを買い替えるのであれば購入店が引き取ってくれる場合も
電子レンジを処分しなければならない理由が“買い替え”であるのであれば、簡単に処分することができるかもしれない。ヤマダ電機やビックカメラ、nojima、エディオンなど家電量販店の中には、新しい電子レンジを購入した場合は、今まで使っていた電子レンジを回収してくれるところもあるのだ。
引き取ってくれるかどうかは、その家電量販店によって異なってくるので購入する前に確認しておいた方がいいだろう。

処分するなら“粗大ごみ”という方法も
一般的に大きなものを捨てようとすると、まず思い出されるのは“粗大ごみ”として処分する方法ではないだろうか?私たちの生活で一番身近な処分方法といえるだろう。
粗大ごみとして出すときは、スーパーなどで売っている粗大ごみ用のシールを買わなければならない。その後、自治体に回収を依頼し、回収日には指定場所まで運び出さなければならないので、意外に大変な処分方法であることは知っておいてもらいたい。
粗大ごみに出す費用の相場はどれぐらい?
処分費用も自治体ごとに異なり、日時や指定場所もそれぞれ決められているので、粗大ごみに出すときは、まずは自治体に確認してから行った方が失敗しなくてすむだろう。例えば東京都新宿区では収集費用が800円となっており、800円の粗大ごみシールを貼って指定の日の前日夜までにゴミ収集所に置いておけば回収して貰うことができる。神奈川県横浜市では電子レンジが500円、電子レンジ台も500円となっている。ざっくり500~1,000円程度が粗大ごみのゴミ収集費用だと考えておいてよい。
粗大ごみシールはどこで買える?
粗大ごみシールはローソン、ファミリーマート、セブンイレブンなどのコンビニや郵便局で購入することができる。例えば横浜市では以下のコンビニでシールを買うことができる。
コンビニ取扱店 コミュニティストア、サークルKサンクス、スリーエフ、生活彩家、セブンイレブン、 デイリーヤマザキ、スリーエイト、ファミリーマート、ポプラ、ミニストップ、ローソン
不用品回収業者に電子レンジの処分を依頼
電子レンジが大きくて一人では運び出せない上に、面倒なことはいやだという人には、不用品回収業者に依頼する方法がおすすめだ。不用品回収業者に依頼すると、電子レンジを外まで運び出さなくてもよくなる。なぜなら業者が運び出してくれるからだ。
また電子レンジ以外にも処分したいものがあるのであれば、2~3万円ほどの回収費用はかかるものの一度ですべてを処分することが可能になる。電子レンジのみだけ依頼する場合は2,000~4,000円程度に収まるケースもある。
しかし、処分するための費用はかかってくるので、注意してもらいたい。
費用をかけずに電子レンジを処分したい場合は?
電子レンジを処分するだけでも、それなりに費用がかかってくる。その費用がもったいなく感じるのであれば、できるだけ費用をかけない方法で処分しなければならない。意外にも費用をかけずに処分する方法は存在する。
友人に譲る
費用を抑えたいのであれば、誰かに譲る方法がおすすめだ。電子レンジは、現代社会ではなくてはならないものになってきている。そのため、何人かに声をかければ、欲しいといってくる人がいるかもしれない。電子レンジはそこまで大きなものではないので、運搬も簡単にできるだろう。まずは身近な人に聞いてみてはどうだろうか。TwitterやFacebook、Instagramのストーリーズなどで投稿すればすぐに欲しい人から連絡が来るだろう。
ごみ袋に入る場合は燃えないごみとして捨てられる場合も
電子レンジの大きさが小さいものであれば、普通に不燃ごみとして捨てられるかもしれない。この場合は、ごみ袋以外の費用はかからないので、非常に安価で処分することができるだろう。
40リットルのごみ袋に入れば、そのまま捨てるのもありだ。しかし、この方法も可能かどうかが自治体ごとに異なるので、まずは自治体に確認してもらいたい。ドライヤーやスマホなどさらに小型の商品でないと難しいケースもある。
買い取ってもらって電子レンジを処分するのもあり
電子レンジを処分するとなると捨てることばかり考えてしまうが、現代は様々なものを買い取ってくれる業者が出てきた。そのため、処分する選択肢の中に買い取ってもらう方法も検討してみる価値がある。買取で値段がつかなくても無料で回収して貰えるケース、つまり0円買取というケースも存在し、費用を払わずに済むので是非検討して欲しい。では、どのようなお店が電子レンジの買い取りを行っているのだろうか。ハードオフやセカンドストリート、トレジャーファクトリーといった大手のリサイクルショップ等も対応しているが、下記で2つの業者を紹介する。
中古家電の専門店:買取りハッピー
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
この業者は、現在調理家電の買い取りを強化している。特に店頭持込みで依頼する場合は、査定額が20%アップするようだ。近くにこの業者がある場合は、持ち込みの方が高く買い取ってもらえるだろう。
この業者は、年式でおおよその買取価格を表示している。査定する前からいくらくらいで買い取りをしてくれるのか大方分かるようになっている。
リサイクルショップ家電王
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
この業者は、出張料や査定料が無料になっている。持ち運ばずに家に来てもらって査定してもらいたい人にオススメの業者だ。さらに、査定額に納得した場合はその場で現金で支払ってくれる特徴がある。すぐに現金化したいのであれば、非常に便利だろう。
しかし、出張エリアが定められているので、今住んでいる場所が該当しない場合は、他の業者を頼らざるを得ないかもしれない。
電子レンジを高額買取してもらうための方法
電子レンジを買い取ってもらうのであれば、少し工夫することをオススメする。なぜなら、少しの工夫で買取金額が高くなるかもしれないからだ。では、実際にどのようなことをすれば、高額買取に近づけるのだろうか?
油汚れなどは掃除をしてきれいにしておく
電子レンジはどうしても使用感が出てしまう。加熱することで、油が飛び散ったりして内部が汚れてしまっているケースが多い。高額買取にしたいのであれば、汚れはすべて落としておいた方がいい。付着した汚れはなかなか落ちづらいので、毎日少しずつ汚れを落としていってもらいたい。
人気のあるメーカーだと高額買取になる場合も
電子レンジには人気機種やメーカーがある。そのため、人気のあるメーカーの電子レンジを買い取ってもらう場合は、高額買取になりやすい。日立やシャープ、パナソニック製の電子レンジがそれに該当する。
査定に出す前に、どこのメーカーのものなのかなど確認しておくといいかもしれない。
オークションサイトのヤフオクやフリマアプリのメルカリ、ラクマという選択肢も
電子レンジは中古でもかなり需要が高い。そのため、オークションサイトのヤフオクやフリマアプリのメルカリ、ラクマ、ジモティーに出品する方法も検討のし甲斐がある。オークションだと、落札価格を自分で決めることができる。最低価格を決めれば、それ以下にはならないので、少しでも高く売りたいのであれば、オークションもおすすめの方法になる。
しかし、人気メーカーでないとなかなか買い手が見つからない場合も想定できる。処分するまで長期戦になるかもしれないので、すぐに引き取ってもらいたい人にはあまりおすすめできない方法でもある。そうなると捨てるなり、買取店に依頼するなりして、早めに処理を進めたい。
まとめ
電子レンジは、小型家電リサイクル法の対象商品になっている。そのため、できるだけそれに沿った処分方法が望ましいかもしれない。しかし、小型家電リサイクル法以外にも処分方法はある。粗大ごみという方法や電子レンジが小型の物であれば、普通に不燃ごみとして処分できるかもしれない。
人気メーカーの電子レンジを愛用していたのであれば、高額で買い取りをしてもらえるかもしれないので、ごみとして捨てるのではなく買い取ってもらう方法も検討してみてもらいたい。特に製造されてからまだそんなに年月が経っていないのであれば、高額買取も期待できるので、メーカーと製造年を確認して普通に処分すべきか買取に出すべきか判断してもらいたい。