多くの人は自分が使用する家具や製品に対してなにかしらのこだわりを持っているだろう。部屋に置く家具の品質にこだわりがあったり、人によっては材木にまでこだわりを持っている人もいるかもしれない。日本の伝統的な製品の中には昔から特に好まれて使用されている材木があり、それらの木材は普段気づかないものに使用されていたりもする。それが黄楊(つげ)という材木である。
今回のコラムでは黄楊・つげの買取相場・査定情報についてまとめていく。黄楊は日本では単純にツゲと書かれることが多いが、中国では黄楊と書かれているため日本でもよく黄楊を使用している製品だと書かれていることも多い。自宅に黄楊を使っている家具などの製品がある人はぜひチェックしてみてほしい。黄楊は一般的には高級素材だといわれており、場合によっては高価買取が狙えるかもしれないアイテムである。
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黄楊(つげ)とは?
黄楊は非常に品質がいい材木として注目されている素材であり、日本だけでなく中国などでも頻繁に家具製品などに用いられている素材である。日本では主に気候が穏やかで暖かい場所でとれる木材として鹿児島県産の黄楊が有名だ。
黄楊を使用している製品にはイスやテーブルといったものから、昔から将棋盤や囲碁盤などに使われることが多かったようだ。現在でも将棋盤と将棋の駒には黄楊が使用されることが多く、プロ棋士の対局などで使っている将棋盤も黄楊を使用したものであることが多い。
黄楊の特徴としては、非常に頑強で材質が良く耐久力に優れた木材であることが挙げられる。彫刻の製品をつくるときに使われることも多く、質のいい材木としてとても需要が高い素材となっている。あまり木材の質にまでこだわりを持っている人は一般人の中にはいないだろうが、自宅にあるイスやテーブルが実は黄楊を使用していたというケースも多い。
基本的に黄楊の製品は木材としての暖かみを感じるものが多く、和室などで使用するととてもよく合う。将棋や囲碁を趣味としている人はよく和室を好む傾向があるが、それは部屋の雰囲気と将棋盤や囲碁盤がマッチしているからなのかもしれない。黄楊はそこにあるだけで空間に暖かみを与え、実用性といった観点からみても非常に優れた木材であるため、昔から伝統的に長い間好まれている材木となっているのだ。
黄楊・つげの買取相場はどのくらい?
黄楊を使用している製品は数多く存在しているが、実際に自分が使っている製品が黄楊であることを認識している人は少ない。大体の人は家具を選ぶときには木材の質に注目することはなく、イスなら座り心地、テーブルなら使い心地をなによりも優先して選ぶだろう。
そのため、多くの人の中の部屋にある製品は西洋製品が多くなりがちであり、伝統的な黄楊を使用した製品が置かれることはめったにない。だが、それこそ黄楊の価値が増している要因でもある。
黄楊の買取価格としては、将棋盤や囲碁盤を例に出すとおよそ5,000円~10,000円前後が相場となっているようだ。もちろんこの価格は黄楊の状態によって大きく左右されるものであり、黄楊の状態が劣化していれば価値がなくなり買取自体されないこともある。
ちなみに、黄楊を使用したイスやテーブルの買取価格はおよそ2,000円~5,000円前後が相場となっており、こちらも一般的な家具よりも高い買取がおこなわれているようだ。
黄楊・つげの査定ポイント
黄楊は木材の業界では非常に人気が高い素材であり、黄楊の価値は現代ではますます高くなってきているといっても間違いではない。ある製品が黄楊であると認識されること自体は少なくなってきているかもしれないが、実用性という観点から考えると黄楊は非常に幅広いジャンルの製品に使用できる素材でもあるのだ。
木材としての独特の雰囲気や暖かみが好きだという人もいるだろうし、なによりも品質を重視する人たちからの人気は高くなっている。そうした中で黄楊の買取価格は比較的上昇傾向にあるが、だからといって自宅にある黄楊製品を買取に出せば必ず高価買取されるとは限らない。
黄楊を買取に出すときはほかの製品と同じくいくつかの査定ポイントを意識して出すことが大事であり、高価買取されると聞いたからといってそのまま査定へと出すと思ったような金額がつかないことも多い。ここからは、黄楊の査定ポイントについてまとめていく。黄楊を査定に出す予定がある人はぜひチェックしてみてほしい。
材木の状態
黄楊を査定に出すときは、なによりもまず黄楊の材木としての状態が重要になる。というのも、さきほども軽く触れたが黄楊は木材であるためいくら耐久性に優れていたとしても、時間が経てば経つほど劣化していってしまうものである。
木の製品が何十年も品質を保ったままというのは非常に稀であり、こまめな手入れをしているのではない限りは、長期間使用しているうちに劣化してしまうのが一般的だ。そのため、黄楊の査定では第一として黄楊の状態が査定されることとなる。
木材は直射日光や高湿度の場所に置いていると腐敗が早く進んでしまう傾向があり、そうした場所で使用・保管していた場合は品質はかなり劣化しているとみて間違いないだろう。腐敗が進みすぎると査定の段階で買取拒否されることもあり、そうなれば捨てるか使いものにならなくなるまで使用し続けるしかなくなる。
黄楊を使用するときは毎日ピカピカに磨く必要はないが、最低限温度と湿度には気をつけるようにすることが大事である。もちろん査定に出す前にはホコリや汚れなどは落とすようにしよう。
付属品があるかどうか
黄楊の査定ポイントとしては付属品があるかどうかも重要となる。これは黄楊の製品の種類にもよるが、基本的に商品にはなにかしらの付属品がついているものであり、購入したときの状態のまま査定に出すことで、より一層高価買取が期待できるだろう。
たとえば、将棋盤であるなら箱や駒はもちろんのこと、駒の袋や取扱い説明書などがあればベストだといえるだろう。イスやテーブルといった製品に関しても同様である。
しかし、実際に査定に出すときにそれらの付属品がそろっていることは稀であり、査定に持ち込まれる黄楊製品の多くは単体で出されることが多くなっている。そのため、付属品があれば査定や買取において有利な立ち位置に立つことができるが、必ずしも付属品がなければいけないということはない。どちらかというと付属品よりも黄楊としての状態のほうが重要であり、品質さえ良好なまま維持されていればそれなりの価格で買取がおこなわれるだろう。
黄楊・つげの買取のコツ
現代では黄楊を使用した家具を選んで購入する人は明らかに少なくなってきている。ほとんどの人が家具の購入を考えるときは、材質を考慮することなく部屋のインテリアに合っているかどうかを考えて選ぶだろう。しかし、黄楊は昔と同じく現代でも非常に需要がある素材であり、一部の人たちからは高級材質だといわれているのだ。そのため、黄楊を使用した製品は比較的高額で買取されていたりする。
だが、さきほど述べたように黄楊の買取では重要な査定ポイントがいくつか存在し、そうした査定ポイントを押さえた上で買取に出すことはとても重要である。そしてそれに加えて、さらに買取に出すときのコツについて知っておくことも大切である。ここからは、黄楊の買取のコツについてまとめていく。黄楊を使用している製品を持っている人は、査定ポイントに引続き買取のコツについてもチェックしてみてほしい。
木材の買取に強い業者に出す
黄楊の買取では適当なリサイクルショップに出すよりも、木材の買取に強い業者に出すことが重要になる。というのも、黄楊はあまり買取に出されることがないものであり、そこらへんに売っている家具などの買取よりも高額になる傾向が高い。
しかし、それには適切な業者に買取に出すことが必要であり、できることなら専門の業者に出すのがベストである。木材の買取専門業者自体も多くはないが、家具を強化買取している業者であればそれなりの価格で売れることが多くなっている。
そのため、せっかく黄楊を使用しているものを買取に出すのであれば、どこの業者に出すかをしっかりと調べ、もっとも適切だと思う業者に出すのがいいだろう。家具やインテリア製品というのは現代でも非常に人気となっているので、品質が良くて人気があるデザインであれば高価買取が期待できる。もちろんそれは家具だけでなく、将棋盤や囲碁盤であっても需要があるので、ほかの材質よりも高価買取が狙えるだろう。
劣化する前に出す
何度も述べているように、黄楊は木材であるため時間が経てばその分木材としての品質は劣化していく。とはいっても、一年や二年使用しているだけでボロボロに腐敗するということではない。使い方によっても品質の劣化具合には差があるだろうし、温度や湿度、定期的に手入れしているかどうかといった部分によっても大きく左右される。それに対処するには劣化する前に買取に出すことが最善策となる。
基本的に商品というのは買取に出すのが早ければ早いほど買取価格は高くなる可能性がある。アンティークや骨董品でない限りは時間の経過は商品の買取には不利にはたらく可能性が高いだろう。もし黄楊の製品を使用していて、買取や査定に出すことを考えているのであれば、思い立ったときに出すことが重要である。買取は早ければ早いほどいいことを覚えておこう。
黄楊・つげの買取におすすめの業者
黄楊製品は基本的にリサイクルショップなどに出すのが一般的となっているが、どんなリサイクルショップに出しても上述したような価格で売れるというわけではない。黄楊は一般的な材質のも木材とは違って高級素材であるため、できるだけ損をしない買取をおこないたいのであればしっかりと木材の買取に対応している業者に出すことが大事になる。
だが、実際には買取に出すためにそこまで事前に調べたりする人はかなり少ない。それはつまり損をした買取をしている人が多いということである。そこで最後に、黄楊の買取におすすめの業者をいくつか紹介していく。
黄楊の買取に有利な業者はそう多くはないが、できるだけ高い買取をおこないたい人や、しっかりと価値を見極めた買取をおこないたいと思っている人はぜひ参考にしてみてほしい。
ますけん
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
ますけんは木材の買取に強い業者であり、黄楊だけでなく紫檀や黒檀などの材質の買取も積極的におこなっている業者である。ますけんでは家具や花壇といったアイテムを中心に、専門知識を豊富に備えている鑑定士の査定を受けることができる。安心・丁寧がウリとなっている買取は多くの利用者から高い評価を獲得している。
具体的な買取方法としては、宅配・出張・店頭の3つから選択することができ、WEBサイトや電話から申し込みをおこなうことで買取をおこなうことできる。宅配買取では送料無料、出張買取では出張料が無料、店頭買取であっても査定料は無料となっており、非常に買取にお得な業者となっている。
ますけんの強みはしっかりと市場価値を見抜いた買取をおこなうことができる点にあり、それはつまり高い信頼性を持っているということでもある。場合によってはオークションなどでの価格をチェックした上で査定額を割り出しており、黄楊の買取においても納得のいく金額での買取ができるだろう。
古美術永澤
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
古美術永澤は骨董品買取25年の歴史を誇っている買取業者であり、年間買取実績数は50万件以上となっている、ほかの行者よりも実績が段違いな業者である。信頼性だけでなく満足度も格段に高くなっており、一度利用した人のリピーターもかなり多くなっている。経験豊富な目利きを持った鑑定士による鑑定を無料で受けることができる。状態が良好であれば黄楊の買取も高価買取が狙えるだろう。
買取方法としてはこちらも宅配・出張・店頭買取となっており、宅配の送料や出張の料金、店頭の査定料からその他の手数料もすべて無料となっている。黄楊の買取では主に宅配買取よりも出張買取か店頭持込みのほうが買取をおこないやすいはずなので、よほどのことがない限りは出張買取を申し込むようにしてみよう。ちなみに出張買取は全国に対応しているため非常に利便性が高い。
また、電話やLINEでは無料で問い合わせをおこなうことができ、持込み鑑定会といったことまで実施しているため、そういったイベントに合わせて買取をおこなうのもいいだろう。古美術永澤はとにかく実績が豊富な業者であるため、黄楊製品の買取においても木材の価値を見極めた、納得・丁寧な買取を実現してくれるだろう。
まとめ
今回のコラムでは、黄楊・つげの買取相場・査定情報についてまとめてきた。黄楊という木材に関して詳しく知っている人は一般人の中にはほとんどいないだろう。しかし、一般的に認知されていないからといって、それが価値のないものであるということにはならない。特に黄楊は昔から伝統的な製品に頻繁に使われてきている素材でもあるため、しっかりと適切な業者に出すことでそれなりの価格で買取をおこなうことができるだろう。
だが、やはり元は木材でできているため劣化がなによりも早くなっており、一度腐敗してしまったら元の状態に戻すことはほとんど不可能である。そのため、もし今後買取に出そうと考えていたり、家具の買い替えを考えているのであれば、できるだけ早く買取に出すことを意識し、黄楊の価値が低下する前に買取業者に査定へ出してみることをおすすめする。もしかすると思った以上の価格で買取がおこなわれるかもしれない。