買取ボーナスキャンペーン

【保存版】中国急須の買取相場・査定情報まとめ

読了目安:11分
更新日:2021/01/12
公開日:2019/06/09
0のお客様が役に立ったと考えています

おいしいお茶を淹れる道具として古くから愛されてきた茶器、急須(きゅうす)。現代の日常生活にも根付いている急須、その源流は中国にある。いわゆる中国急須というものだ。お茶は紀元前古代の中国で見つけられており、お茶と中国は密接な関係があると言えるのだ。

急須は中国で初めて作られたもので、非常に歴史が深い。急須の中でも骨董品に分類される中国急須は現在でも高値で取引される。今回はそんな中国急須の買取相場・査定情報をまとめていく。中国急須の買取・査定を考えている方はぜひ参考にしてほしい。

あなたの中国美術の買取価格を
最大20社が一括査定
かんたん1分!
フリマアプリと違い売却時の手数料無料
今野杏南さん

CONTENTS

このコラムには、合法的な広告・宣伝が含まれている可能性があります。また、当社のサービスである「ヒカカク!」と「magi」の紹介も含まれています。

お茶の歴史

急須とはお茶を淹れる道具として作られたもので、現在でも多くの家庭で使われている。その急須の元、オリジナルとなっているのが中国で発明された中国急須だ。お茶を飲む習慣が強いアジア圏では急須は古くから使われている茶器ということになる。また、中国急須とお茶は密接な関係がある。中国急須の解説をする前に、お茶の歴史について少し説明する必要がある。初めにお茶の歴史について簡単に説明していく。

中国発祥のお茶文化

お茶は紀元前古代の中国で発見された。中国では早くからお茶の文化が根付いており、お茶の売買や飲茶の習慣は紀元前の時点でもう始まっていた。6世紀初頭から中国全体にお茶を飲む習慣が広がっていった。お茶は客人をもてなすための飲み物としても知られており、誰かを歓迎するための飲み物でもあったのだ。

お茶は現在では市民のものという認識だが、古代ではお茶は富裕層の飲み物だった。価値も高く、飲める人も限られていたのだ。このころから茶道具は普及しており、現代でいう抹茶のような飲み物も嗜まれていた。年月が経ってお茶は一般市民にも流通する。また、このころから緑茶が登場し、高い人気を博していた。緑茶は希少で価値も高かったため、商人や貴族たちが高値で取引していたのだ。

中国ではお茶の普及も早かったことから、茶道具の開発も進んでいた。中国急須などの茶道具が完成したのは1600年ごろ。このころは茶文化の最盛期であり、ウーロン茶が生まれたた時代であり、花茶が人気になった時代でもある。また、1600年代は江戸時代にもあたるので、このころから日本にお茶が普及し始めるのだ。

日本でのお茶の歴史

お茶は鎌倉時代の頃から飲まれていた。しかし、貴族や富裕層のものであり、民間に広く普及することはなかった。庶民に普及しはじめたのは江戸時代。江戸時代は、千利休らにより茶の湯が完成し、武士たちに普及し始めた。

茶の湯が江戸幕府の儀式に取り入れられたことにより、武士たちの間では嗜みとして欠かせないものとなった。また、同時に一般市民にもお茶の文化は普及し、市民の間でもお茶が飲まれるようになったのだ。しかし、市民にも普及したものの文化として根付いたわけではなかった。

お茶が日本の文化として本当に根付いたのは大正~昭和の間とされている。明治維新後は日本茶の輸出価格が下落し、輸出があまりされなくなった。輸出が減った代わりに国内での消費が増え、国民の趣向品としての地位を確立したのだ。そのため、お茶が日本に本当に浸透したのは大正、昭和時代のころなのだ。

中国急須とは

中国急須とは、現代で使われている急須の源流、プロトタイプと言えるだろう。急須はもともとは茶道具としてではなく、湯沸かし器として使われていたのだが、派生して現在はお茶を淹れるための道具として使われている。日本に伝わったのは江戸時代末ごろだとされていて、日本に現存している中国急須も江戸時代以降のものとなっている。

急須と鉄瓶の違い

急須がお茶を淹れる道具として使われ始めたのは比較的新しく、17世紀中頃から使われ始めたとされている。なお、急須は鉄瓶と間違われることが多いので、急須と鉄瓶の違いをしっかり説明しておく。急須と鉄瓶の違いは形状にある。急須は取っ手が一体化しているのに対し、鉄瓶は取っ手がヤカンのようになっており、一体化していない。これが大きな違いだ。

また、急須と鉄瓶の違いは用途である。鉄瓶が使われる主な目的はお湯を沸かすためだ。水にとろみが出るため、コーヒーやお茶を美味しく淹れることができる。一方、急須の主な使用用途はお茶を淹れることだ。お茶を淹れるために設計されており、内部に茶こしが入っている。そのため手入れがしやすい上、お茶を美味しく淹れることができる。急須は直火で温められないが、鉄瓶は直火で温めることができるというのも大きな違いになるだろう。

生活の中で誕生した中国急須

急須は比較的小ぶりのものが多く、1回で飲み切れるものがほとんどだ。急須、茶壷にはさまざまな材質があり、磁器や陶器が多い。最近では耐熱ガラスで作られた急須もあるほどだ。歴史ある茶道具といえば華やかなものが多く、見た目も派手なものを思い浮かべる人が多いだろう。しかし、中国急須は茶道具の中でもシンプルで質素なものが多い。

なぜなら急須とは生活の中で生み出されたものであるためだ。毎日使う急須はあまり派手なものは好まれない。あえて質素な見た目をしているほうが長く付き合うことができるのだ。使えば使うほどなじんでくる、飽きのこない道具であるためのデザインなのだ。

中国では、友達と急須は古い方がよいと言われているほどだ。この言葉から中国急須が長く使われるためのデザインになっていることが分かるだろう。また、急須は使いこめば使い込むほど味が出てくるものだ。毎日お茶を淹れているとお湯を入れただけでよい香りが立つようになる。急須は使えば使うほど味わいが深くなるので面白いのだ。

中国急須の買取相場

今回は中国急須の基礎知識について簡潔に解説してきた。これからは買取相場や査定情報について紹介していこうと思う。買取にあたって言えることは中国急須の買取は少ないということだ。現存している中国急須は古いモノが非常に多く、商品の状態によって買取価格は大きく変わってしまう。

あまり状態が悪いと買い取ってもらえないことさえある。作品の年代や状態によって大きく値段が変わるため、一度査定を申し込んでみて大まかな買取価格を把握してほしい。

今回は独自にリサーチした中国急須の買取価格・買取相場について紹介していく。もしかしたら紹介する中にみなさんの持っている急須があるかもしれない。中国急須の買取価格・買取相場としては非常に参考になると思うのでぜひ参考にしてほしい。

荊渓恵孟臣製

恵孟臣という明の時代の名家が作った急須である。恵孟臣の中国急須の買取価格は10,000円100,000円だ。明の名家が作っていたこともあり、買取価格も高い。しかし、状態や年代にばらつきがあり、ものによっては安く買い取られることもあるだろう。また、買取業者に限らず、フリマアプリ・ネットオークションで売るのも良いだろう。

しかし、中国急須含む中国美術はニセモノ・贋作が多い。非常に精工にできており、中国美術のプロでも騙されるほどだ。あとで贋作だったことが発覚しては大変なので、ネットで売る場合も一度中国美術に詳しい方に鑑定してもらうようにしよう。

金士恒

金士恒とは明治時代に活躍していた陶芸家だ。彼は明治時代に愛知県常滑市で日本人に急須含む陶芸の技術を教えていた職人である。日本との関わりも深いため、日本でも陶芸の師匠としてよく知られている。彼の作品の買取相場は30,000円100,000円を超えるものまである。

金士恒が常滑焼の元祖となり、現在の常滑焼は金士恒の教えた技術が源流となっている。実は日本の陶芸には中国人が師となっているケースが多いのだ。金士恒の作る急須は漢詩が描かれた漢詩急須が多く、見た目も美しいため非常に人気が高い。

作品数も比較的多く、市場にも多く流通しているため、希少価値はあまりない。しかし、彼の作品は高い需要があるため、買取価格も高い。また、ヤフオクでもよく出品されている作品なので、1度ヤフオクで取引相場を確認してみると良いだろう。リサーチしたところによるとヤフオクでの取引価格は10,000円100,000円前後のようだ。

中国宜興

中国急須が好きな方はよく宜興という文字を見る事だろう。この宜興というのは中国の街のことを指す。宜興で作られた急須は非常に多く、取引されている数も多い。宜興で作られた急須の取引相場は数千円150,000円ほどだ。

90年代は宜興茶壷ブームがあり、その時は高いもので10,000,000円以上で取引されていた作品もあるほどだ。その頃の影響もあり、現在の急須市場でも宜興で作られた急須は多く見られる。

宜興で作られた作品は非常に希少なものから流通量の多いものまであり、取引価格は大きく開きがある。取引価格を決めるのは年代と作者だ。作者が有名な人物だった場合、査定額・買取価格は非常に高くなる。

また、急須の世界では古い作品は良いモノとされることが多い。そのため、古い作品で状態の良いモノは取引価格が高くなる。1番良いのは作者が有名で比較的古く、状態の良い作品である方だ。宜興の作品はどれも需要が高いので、1度査定かオークションに出してみよう。

宜興窯紫泥

宜興窯紫泥とは中国の宜興で作られた作品の1つだ。紫泥というのは材質のことを指し、紫泥という粘土を使って作られている急須だ。宜興窯紫泥の取引価格は比較的高く、取引相場は200,000円前後だ。

宜興窯紫泥は使えば使うほど作品に艶が出てくる作品としても知られていて、急須ファンの中にも宜興窯紫泥が欲しい方は非常に多い。しかし宜興窯紫泥は劣化が早いことでも知られているため、宜興窯紫泥は良い保管環境を用意しないとヒビや欠けがでてしまう。保管がシビアな作品なのだ。

宜興窯紫泥を保管する際は直射日光が当たらない、温度変化が少ない、湿度が少なく乾いた環境で保管するのがベストだ。もしあまり保管に自信がなく、売却を考えている場合は早めに買取業者にだすべきだろう。

0役に立った

中国急須の査定情報

歴史ある茶道具、中国急須。多くの人から人気があり、状態の良いものなら100,000円以上で取引されることがほとんどだ。中国急須を売却する際、まず査定に出して買取価格を確認しなくてはいけない。しかし、査定に出す場合はいくつかのポイントを押さえておかないと査定額が下がってしまうことがある。最後に査定に出す際のポイントを紹介しておく。中国急須の売却を考えている方はぜひ参考にしてほしい。

商品の状態

買取業者が商品を査定する際、商品の状態は非常に重要なポイントになってくる。中でも中国急須は歴史が古く、状態の良いものが少ない。そのため、査定員は中国急須を査定する際、注意深く査定するのだ。しかし、もし状態の良いキレイな中国急須を持っていた場合、商品の査定額は非常に高くなる。コレクターから高い需要があるのだ。

なお、中国急須のヒビや欠けがある商品でも査定額がつくこともある。これは買取業者の買取基準にもよるので、もし買取業者で査定額が付かなくても、他の買取業者に査定を申し込んでみよう。もしかしたら値段がつくかもしれない。

最近はフリマアプリ・オークションサイトが登場し、商品の状態が悪くてもユーザーが買ってくれる場合がある。特にヤフオクでは中国急須が買い取られていることを確認できたため、もし買取業者に査定額をつけてもらえなかった場合はフリマアプリ・オークションサイトに出品してみよう。

また、中国急須ほど古い商品になってくると、ホコリや汚れがついている場合もあるだろう。買取業者が査定する際、ホコリや汚れがあると査定額を下げてしまう場合がある。そのため、査定に出す前にキレイな布などで拭くと良いだろう。しかし、中国急須などの美術品はデリケートなので商品にヒビや欠けが入らないように慎重に掃除するようにしよう。

保管環境は気をつける

中国急須などの陶器は正しい環境で保管しないと商品の劣化に繋がってしまう。基本的に陶器は湿気に弱く、あまり長い間ジメジメした所に置いておくとカビが生えてしまう。そのためできる限り、湿気の少ない場所に保管するようにしよう。

また、もし中国急須を使用するなら使用後の清掃はしっかりすべきだ。陶器をキレイに洗い、よく乾かすようにしよう。陶器のような吸水性の高い作品は、水気を帯びたまま保管すると臭いやカビが発生してしまうのだ。

また、中国急須の保管には温度も重要だ。あまり温度変化が激しいところに置いておくと作品にヒビが入ってしまう。中国急須を保管する場合には湿度が低く、温度変化が少ないところに置いておくのがベストだ。そうすれば作品が劣化することなく、長期間保存できるはずだ。

複数の買取業者に査定を依頼する

中国急須などの骨董品を査定に出す際、1社のみに出してそのまま買取を依頼するケースが多い。しかし、これは少しもったいないと言えるだろう。なぜなら、骨董品は買取業者によって買取価格に大きく差がでるからだ。

A社では買取価格が50,000円だったが、B社に依頼したら70,000円だったということがよくある。そのため、作品を査定に出す場合はできるだけ複数の買取業者に査定を依頼し、その中で査定額が最も高い買取業者に買取を依頼するようにしよう。また、骨董品はデリケートなので、宅配買取や店舗買取を利用する際は慎重に扱うようにしよう。

まとめ

中国急須は非常に人気が高く、古くて状態の良いものであれば100,000円1,000,000円で取引されることもある。それほど中国急須はつねに高い需要を誇っているのだ。

また、中国急須の買取価格は作者や年代によって大きく変わってくる。年代が古く、作者が有名であるほど作品の買取価格は高くなるのだ。もし、中国急須を売却する予定のある方は、ご自分の持っている中国急須の作者・年代・材質などを調べてみよう。大まかな買取価格が分かるだろう。

今回は急須の買取相場や査定情報について紹介した。査定額をあげるためのポイントを紹介したので、査定に出す際の参考にしてほしい。今回の記事が皆さんが査定・買取をおこなう際の参考になれば幸いだ。

0役に立った
ブックオフ
ゲオ
ハードオフ
  1. 商品を検索
    1商品情報を入力
    分かる範囲でフォームに入力しましょう
  2. 査定依頼
    2査定結果
    最大20社から査定結果がメールで届きます
  3. 買取予約
    3買取価格を比較
    最も金額の高い業者を選びます(キャンセル可)
  4. 買取完了
    4買取申し込み
    商品を買取業者に送って、現金を受け取ろう
あなたの中国美術の買取価格を
最大20社が一括査定
かんたん1分!
フリマアプリと違い売却時の手数料無料
今野杏南さん

運営会社

会社名
株式会社ジラフ/ Jiraffe Inc.
設立
2014年10月29日
資本金
11.6億円(資本金・資本準備金含む)
株主
East Ventures、TLM、アドウェイズ、ドリームインキュベータ、アナグラム、ポケラボ創業者 佐々木俊介、アイ・マーキュリーキャピタル、GREE、アドベンチャー、メルカリ、hey代表取締役 佐藤裕介、Amazon Japan創業者 西野伸一郎、DGベンチャーズなど
E-mail
info@jiraffe.co.jp
代表者
代表取締役社長 麻生輝明
所在地
〒164-0001
東京都中野区中野5-52-15 中野ブロードウェイ218号
企業理念
2030年のスタンダードをつくる
事業内容
インターネットサービスの企画、開発、運営
従業員数
40名
古物商許可番号
東京都公安委員会 第303311606477号
買取業者を周辺から探す

買取業者を地域から探す

このコラムに関連する商品
このコラムに関連するキーワード
  • まとめ(5061)
  • 買取相場(4260)
  • おすすめ(4207)
  • 骨董品(86)
  • 美術品(116)
  • 査定ポイント(310)
  • 高価買取(1549)
  • 買取業者(1479)
今すぐ売るならこちら!無料で査定依頼する