本コラムでは、斉藤義重の版画の骨董価値・買取相場・査定情報をリサーチしてみた。
芸術作品や美術品を売るとき、相場や査定情報をしっかりと把握しておかなければ損をしてしまう可能性が高くなるだろう。この機会にポイントは押さえておくといい。それだけ美術品の買取は難しいということだ。
斉藤義重の版画のポイントや相場は、どのようなものなのだろうか。
東海道五十三次 - 54 ohtsu 大津.jpg / 準建築人手札網站 Forgemind ArchiMedia
CONTENTS
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斉藤義重について
では、最初に斉藤義重について述べていこう。
この斉藤義重とは一体どういう作家であるのか、ある程度の基礎知識は押さえておいたほうがいいだろう。ここで簡単にではあるが紹介していく。
斉藤義重は戦後の「もの派」に大きく影響を与えた作家
斉藤義重は世界的にも有名な現代芸術家で、戦後の芸術家に大きな影響を与えた作家である。
斉藤義重は、幼少時代に前衛美術運動に強い刺激を受けたことから、立体構成的な作品を手掛けるようになった。
作品の傾向として造形作品が多く、「物質性」を強く感じさせる作品や、板を何枚も重ねて複雑に構成されることで板と板・板と空間との関係性を追求する作品など、空間そのものを取り込んだ立体作品など多様な種類がある。
そんな彼の作品は戦後の「もの派」と言われる芸術家に多大な影響を与えている。また、後期になると多摩芸術教授を務めている。
日本絵画に多大な影響を与えた洋画はどれも高い価値がある
また、造形作品だけではなく洋画のジャンルでも有名な作家である。
斉藤義重は国内だけでなく、海外での評価も非常に高い作家だ。海外では一芸術家としてだけではなく、日本絵画の現代化に大きな影響を与えた人物として評価するという声も多い。
それほどまでに斉藤義重の作品の評価は高いのである。
斉藤義重の査定情報
上記では、斉藤義重の基本知識を紹介してきた。斉藤義重の作品は美術品や骨董品としての価値が高く、海外でも評価の高い作品が多いということは押さえておこう。
次は斉藤義重作品の査定情報について述べていくので、斉藤義重の作品を売るときにどのようなポイントが査定額に影響してくるのか確認してみてほしい。
骨董品的な価値や美術品としての価値があるため、状態が大事
斉藤義重作品の査定ポイントでまず大事なのが、状態の良さだろう。
査定額に大きく影響してくるのはほぼ状態と言ってもいい。状態の良さは売るときの基本的なポイントになるので注意しておいてほしい。
破れ、ホコリ、カビ、スレなどの状態はマイナス評価になるので、できるだけキレイな状態を保つように心がけよう。
版画の技法によって査定額は大きく変わる
版画の技法によっても価値は大きく変わる。
リトグラフ、シルクスクリーン、セリグラフ、木版画、エッチング、ミックスメディア、アータグラフ、メゾチント、アクアチント、ペーパースクリーン、ジークレー、アイリス、シバクローム、コラージュ、など技法の種類は多い。
どの技法で摺られているのかも査定額に大きく影響する。
初版は高い金額になりやすい
よく版画には番号などが振られているが、これはいつ摺られたものなのかを表すものである。
基本的に版画は初摺り版画、後摺り版画、復刻版画という種類になっている。
このなかで初版は一番に摺られている版画になるので、その価値は高くなる傾向にある。初版は希少価値が付いてくるので、このような初版を売る場合にはしっかりと鑑定してもらったほうがいいだろう。
斉藤義重の版画では鑑定書や保証書の価値はかなり高い
斉藤義重の版画に鑑定書や保証書があるならば、一緒に持ち込んで売るべきだ。
逆にこの鑑定書や保証書がないと査定額は安くなってしまいかねない。なぜならば、斉藤義重の版画は世界的にも有名で価値の高い芸術作品だからだ。
単に芸術作品としてだけでなく、骨董品としての価値も非常に高い。また、そのような価値のあるものであるため、市場で贋作や模倣品が多く出回っているのである。
むしろ本物のほうが少ない作家だってある。そういった理由もあり、鑑定書や保証書はかなり重要で、査定額に大きく影響するのである。
斉藤義重の買取相場
ここまで、斉藤義重の基礎知識や査定ポイントを紹介してきた。最後は買取実績についてリサーチをしたので紹介しておこう。
買取相場は明確にはわからない
斉藤義重の版画がどれくらいの金額で売れるのか、リサーチしたが相場はわからないのが現状だ。
というよりも絵画のような芸術作品はオークションなどの競りが基本で、買取金額を出している業者は少ないのである。斉藤義重の相場で参考になるものはないので、いくつかの業者で鑑定してもらうしかないだろう。
希少価値が高く本物であれば…
上記で相場がわからないとしたが、斉藤義重の作品はあまり出回っていないだろう。 そのため本物の版画になると間違いなく高額になるため、業者などが査定額や実績を公開していないのである。つまり、鑑定してみないとわからないということである。
ただし、上記で説明したように、斉藤義重のような国内・海外ともに有名な作家の本物の絵画となると、数百万円の買取金額で売れる可能性は高い。
もし、本物を売る場合にはかなり高額になるはずなので慎重にどこで売るのかを比較検討しよう。
まとめ
ここまで、斉藤義重の買取市場価値や相場などをリサーチして紹介したわけだが、斉藤義重の作品は間違いなく高値で売れる作品だ。なので、ここで基本的なポイントは押さえておこう。
実際にこの斉藤義重の作品は、多くの骨董品や古美術品、芸術品を取り扱っている專門業者で買取強化されている。
ただし、美術品の買取は骨董価値、歴史的価値、世界需要価値など、非常にいろいろな要素が難しく絡み合っている。
ある程度の基本知識がないと損をしてしまう可能性は高いので、本コラムで紹介したポイントは押さえておき、売るときには慎重になるようにしよう。