サントリーは洋酒やビールなどを取り扱う日本でもトップクラスのブランドだ。サントリーの創業は1899年であり、100年以上の歴史を持つ老舗の企業である。人気の秘密は日本人の舌にあった絶妙な味のバランスと商品一つ一つのクオリティの高さだ。
今回は、サントリーが販売しているウイスキーの中でも希少性の高いロイヤルマリッジについて解説していく。ロイヤルマリッジの特徴や人気の秘密、買取相場、高価買取のコツをご紹介する。
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ロイヤルマリッジとは?
サントリーのロイヤルマリッジとは1993年に限定で販売されたウイスキーだ。ロイヤルマリッジとはつまり、「王の結婚」を意味する。
実はこの洋酒は皇太子様が1993年にご成婚されたことを記念して作られたウイスキーだ。今でも非常に人気のある洋酒の1つであり、高価な値段で取引されている。
ロイヤルマリッジは1993年に販売されて以降はその珍しさから手に入れることが難しくなりつつあり、またサントリーの公式販売も終了している。ウイスキー自体も高級なものを使用しているため、販売されて25年以上経過しているにもかかわらず高い人気を集めている。それがロイヤルマリッジだ。
ロイヤルマリッジの種類
サントリーのロイヤルマリッジには2種類存在する。2種類とも限定販売されたことは間違いないが、種類によって希少価値がかなり違ってくる。ロイヤルマリッジ
1993年に30000本限定で発売されたウイスキーである。度数は43度、容量は600mlだ。熟成年数はボトルや箱に表示されていないため不明だが、皇太子様のご成婚記念に発売されたものなので厳選されたモルトが使われている。
ロイヤルマリッジは2種類のウイスキー原酒をブレンドして作られている。どの年代のウイスキー原酒かは記載がないため不明だ。厳選されたモルトウイスキーとグレーンウイスキーを使用している。熟成にはシェリー樽が選ばれ、華やかな香りが楽しめるウイスキーだ。
ロイヤルマリッジスペシャル
上記で説明したロイヤルマリッジと同じく1993年に同時に販売された。ロイヤルマリッジスペシャルは1000本限定での販売となっており希少価値は極めて高い。厳選されたウイスキーが使用されていることはもちろん、ボトルや栓に関しても高いこだわりが施されている。
ボトルや栓は数々の賞を受賞したことで有名なガラス作家浅原千代治が作っている。機械による大量生産ではなく、一つ一つ手作りをしたボトルにウイスキーが入れられている。また、エディションナンバーも刻まれており、当時ですらすでに希少性は高い。1993年当時の販売価格は30万円、度数は43°、容量は620mlだ。
ロイヤルマリッジスペシャルは通常のロイヤルマリッジ同様2種類のウイスキー原酒をブレンドして作られたものだ。1つは1960年のモルトウイスキー、もう1つは1963年のグレーンウイスキーだ。1960年に作られたモルトウイスキーサントリーの創業者である鳥井信治郎が作った山崎蒸留所から厳選されたものだ。
モルトウイスキーとグレーンウイスキーをブレンド後、長期に渡り熟成させ、ウイスキーの風味を安定させるための後熟(マリッジ)ではオーク樽を使用している。味わいは重厚であり、口当たりも滑らかで、素晴らしいハーモニーを奏でている。
ロイヤルマリッジはどんな人に人気なの?
ロイヤルマリッジはその香りや味も最高峰であり、ウイスキーとしての価値は高い。特にロイヤルマリッジスペシャルはその希少性からさらに高価なものになっている。そのため、超長期熟成された味わい深いウイスキーを堪能したい方と希少価値の高いウイスキーを集めているコレクターに人気だ。
ウイスキーが好きな方は一度飲んでみたい洋酒の1つである。また、味もさることながらボトルや箱も上品なデザインのため自宅に置いてあるだけで優雅な気持ちにさせてくれるウイスキーだ。
ロイヤルマリッジの買取相場
ロイヤルマリッジは他のサントリーから販売されている商品と比較すると高価買取が期待できる。1993年に限定数で販売され、その後の追加販売はされていないため買取価格が極端に下がることはないだろう。
ロイヤルマリッジの種類や商品の状態、箱などの有無で買取価格は変わってくる。今回は商品ランクを3つに分けて買取価格を比較していこう。
付属品全てあり
全ての付属品が揃っている状態だ。通常のロイヤルマリッジでは1~2万円台で取引されることが多い。(2019.2月時点)
一方、ロイヤルマリッジスペシャルは数十万円の価格で取引がされている。1993年時点で1000本限定なので現在販売している企業も非常に少なく、高価な値段でも売却が可能だ。
どちらのロイヤルマリッジも付属品が揃っているかどうかで買取価格が大きく変わってくる。箱がなかったり、ボトルに大きく傷がついてしまうと減額の対象になるため、売却を考えている場合は商品の状態が良いうちに買取査定に出すことをおすすめする。
ボトルのみ
付属品がボトルのみの状態だ。通常のロイヤルマリッジの場合は箱や解説書がないと減額の対象になる。買取価格の相場は1万円台だ。(2019年2月時点)
ロイヤルマリッジスペシャルもボトルのみ場合は減額対象となる。
箱に入っていないボトルのみの場合は汚れがある場合も多いが、査定前に綺麗な状態にしておくと買取価格は変動することがある。また付属品がないロイヤルマリッジは買取業者によって買取価格に差が出てしまうことが多い。そのため、複数の買取業者に見積もりを取ることも非常に大切だ。
飲みかけ
飲みかけのウイスキーは基本的に買取不可となることがほとんどだ。しかし、ロイヤルマリッジの場合は希少性が高いため空ボトルを買い取ってくれる可能性がある。そのためたとえ飲みかけになっているとしても捨てずに保管しておき、早めに買取業者に査定を出すことが重要だ。
ロイヤルマリッジの高価買取のコツ
ここではロイヤルマリッジの高価買取のコツをご紹介する。いくつかのポイントに分けて解説していくのでしっかりとチェックしていこう。
商品状態がキレイなうちに早く査定に出す
ヴィンテージ品はたとえラベルに傷がついていたとしても、買取価格に影響はない場合がほとんどだが買取業者によっては査定額が変わってくる可能性もある。そのためロイヤルマリッジが綺麗な状態なうちに買取業者に査定をだすことがポイントだ。
付属品もしっかりそろえておく
付属品の有無は買取価格に大きな影響を与える。そのため箱などの付属品をしっかりと揃えておくことが大切だ。保存している間に付属品がなくなってしまうのはよくある話だ。そのため上記の商品状態の観点も含めて付属品が紛失しないうちに早めに買取業者に査定をだしておこう。
複数の買取業者に査定を出す
複数の買取業者に査定を出すことも重要なポイントだ。買取業者によって買取価格は違うため、複数の業者に査定を依頼し、最も高額な査定額を出したところを選ぼう。あなたが納得する価格で買い取ってもらえるだろう。
買い取り前に商品を綺麗にしておく
買取業者に査定を依頼する前に商品状態を綺麗に掃除しておこう。ボトルや箱、解説書などのホコリや汚れを綺麗に掃除しておくだけで買取価格が変動することがある。企業としては商品を買い取った後に少しでも良い状態で売りに出す。そのための掃除の手間が省かれることで、買取価格に還元されるからだ。
まとめ
サントリー ロイヤルマリッジの買取相場や査定情報についてお伝えしてきた。ロイヤルマリッジはサントリーのウイスキーの中でも非常にレアだ。1993年に限定販売され、25年以上たった今でもその価値が薄まることはない。
ロイヤルマリッジは高く買い取ってもらえる可能性が非常に高いので、売却を考えているのなら早めに買取を依頼しよう。高価買取のコツはいくつかの買取業者に査定をすることである。そうすることであなた自身が納得のいく価格で取引を行うことができるだろう。