ポムロールの王とも称される世界最高級ワインの1つ、シャトー・ペトリュス。多くのワイン評論家から高い評価を受けており、そのほとんどが満点をつけられている。
今回はそんなシャトー・ペトリュス1996の買取相場・査定情報をまとめていく。また、シャトー・ペトリュスを売る場合におすすめしたい買取業者も紹介するので、買取業者選びの参考にしてほしい。
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シャトー・ペトリュスとは
シャトー・ペトリュスは、1889年にパリ博覧会で金賞を受賞したことから、一躍有名になった高級ワインだ。ちなみにシャトー・ペトリュスは1837年ごろから製造がおこなわれていたようだ。
パリ博覧会が終わってからというもの、シャトー・ペトリュスの価値は一気に上がった。わずか100年で5大シャトーに匹敵するほどの高級ワインになったのだ。現在は数十万〜数百万円で取引されている最高級ワインだ。特にシャトー・ペトリュスのオーナーがマダム・ルーバになってからは飛躍的に品質が向上した。シャトー・ペトリュスの名は国内外にまでとどろくこととなり、アメリカのケネディ大統領が好んで飲んでいたほどだ。
シャトー・ペトリュスの濃密な味わいの秘密は質の高いブドウを育てる土壌にある。シャトー・ペトリュスの主な品種であるメルローを作っているのは、ポムローム地区の北東部で作られている。
シャトー・ペトリュスの製造方法
シャトーペトリュスは11.5haのブドウ畑を保有しており、他のシャトーとは一風変わった土壌をしているのがポイントだ。「ペトリュスの粘土」といわれるスメクタイトを多く含んだ特殊な粘土が土に含まれているのだ。
膨潤なペトリュスの土壌は、ブドウを育成する上で重要な水分調整機能を持っている。ブドウは与える水分が多すぎても少なすぎてもいけない。ちょうど良い水分を与え続けなくてはいけない。ペトリュスの粘土により、ちょうど良い水分供給が可能になっており、高品質のブドウが作られているのだ。
シャトー・ペトリュスを語る上で欠かせない要素がもう1つある。それは独自の製法であるグリーンハーベストだ。現在こそ主流な製法となっているが、グリーンハーベストを先駆けて始めたのはシャトー・ペトリュスなのだ。
グリーンハーベストという製法はいわゆるブドウの間引きだ。実が小さくまだ青いブドウを先に摘み取り、残った優秀なブドウを豊潤な果実に育てるという手法だ。グリーンハーベストをおこなうことでブドウの品質を大きく上げることができるのがメリットだ。
質の悪いブドウを早めに摘み取り、優秀なブドウに栄養を注ぎこむことによりブドウの品質があがるのだ。なお、ほぼ同時期にグリーンハーベストを始めたブドウ畑としてムートン・ロートシルトがあげられる。どちらも高品質なブドウを作ることで有名だ。
シャトー・ペトリュスの味わい
シャトー・ペトリュスはメルローが95%含まれたボルドーワインだ。豊かな土壌で育成されたメルローで作られたシャトー・ペトリュスは、まろやかで濃厚な味わいが特徴だ。程よいブドウの酸味とみずみずしい果実の味わいを感じることができ、ワイン愛好家からの評価も最高点数を受賞するほどの味わいとなっている。
シャトー・ペトリュスの何十年も熟成されたワインの香りはワイン好きならたまらないものだろう。数十年かけて濃縮された果実の香りと粘り気のある舌触りは、まさに最高級のワインと言える。口に含んだ瞬間広がるブラックチェリー、カシスの濃厚な香りと後からくるバニラやブラックペッパーの贅沢な香りを感じることのできるワインだ。
なお、シャトー・ペトリュス含む高級ワインは熟成させて飲むのが一番良いとされている。特にシャトー・ペトリュスのような口当たりの良い濃厚なワインは製造から20~30年後に飲むのが適切だと考えられる。最低でも10年は熟成された状況で飲みたいところだ。
シャトー・ペトリュスの買取相場
シャトー・ペトリュスについて知ってもらえた所でシャトーペトリュスの買取相場をまとめていく。シャトーペトリュスは高級ワインであるが、年代によって買取相場が大きく異なる。年によってワインの価格が違う点にも着目して記事を読んで欲しい。
年代によってシャトーペトリュスの買取相場はばらつきがあるが、大まかな買取相場は100,000円~300,000円だと言える。年代ごとの細かい買取相場を掲載しておく。
- ・シャトーペトリュス1980年:110,000円
- ・シャトーペトリュス1982年:247,000円
- ・シャトーペトリュス1986年:150,000円
- ・シャトーペトリュス1989年:267,000円
- ・シャトーペトリュス1990年:180,000円
- ・シャトーペトリュス1994年:157,000円
- ・シャトーペトリュス1996年:170,000円
- ・シャトーペトリュス2000年:300,000円
- ・シャトーペトリュス2005年:247,000円
- ・シャトーペトリュス2010年:210,000円
- ・シャトーペトリュス2015年:278,000円
このようにシャトー・ペトリュスは年代によって買取相場が大きく変わる高級ワインだ。いわゆる当たり年と言われる年のシャトーペトリュスは200,000円~300,000円ほどで取引されることが多いようだ。
今回紹介したワインの買取相場はあくまで参考であり、商品が良い状態の場合の買取相場だ。そのためボトルや付属品の有無などにより多少買取価格は上下すると考えられる。ワインの保管状態には気を付けるようにしよう。
AOC制度
高級ワインにはAOC(Appellation d'Origine Controlee)制度という法律が定められてる。AOC制度とは高級ワインが本物であることを保証する法律のことだ。AOCの記載がラベルにあった場合、そのワインが正しい生産地で作られたワインであることを証明してくれる印となる。
AOC制度が制定される背景には、ワインのニセモノが増えすぎたという歴史があるのだ。特に多かったのが産地を偽って低品質のワインを高値で売るという手法。また、品種を偽って販売するワインまで登場し始めた。
そのため国がAOC制度を定め、ワインに厳格なルールを定めたのだ。基本的にはラベルに「Appelation 〇〇 Controlee」と記載されているのが一般的なので、高級ワインをお持ちの方はぜひ一度確認してみてほしい。
なお、AOC制度の具体的な記載項目は以下の通りだ。
- ・アルコール度数
- ・原産地名称
- ・AOCの表記
- ・ボトル名称
- ・容量
これらの詳しい記載を必要とすることでワインの品質が上がり、政府お墨付きのワインができるのだ。
シャトー・ペトリュス1999年の査定情報
シャトーペトリュスは希少価値の高い高級ワインであることが分かった。そんな高級ワインは売るならできるだけ高い価格で買い取ってもらいたいというのが本音だ。今回は査定額を上げるためのコツと査定情報を紹介していく。査定ポイントを押さえておくことで査定額をあげることができるので、ぜひとも参考にしてほしい。
空ボトルにも価値がある
シャトーペトリュスほどの高級ワインになると、空ボトルにも価値が出てくる。熱心なコレクターからワインの空ボトルは需要が高いのだ。ボトルの状態が良かった場合、空ボトルだけの買取価格は4,000円~10,000円前後になる。
そのため、もし高級ワインを飲んだら必ず空ボトルは取っておくようにしよう。ただ、ここで注意してほしいのはワインの中を洗わないという点だ。ワイン愛好家は空ボトルの残り香を楽しみたいために、空ボトルを購入するという方が多い。
以上の理由から高級ワインの空ボトルは中を洗わないようにしよう。また、外側を拭いておくのは商品の状態をよくすることになるので良いだろう。ラベルを間違って破いてしまわないように注意だ。
保管環境に気を付ける
高級ワインは保管環境が悪いと日が経つごとに劣化していく。ワインは直射日光や暑い場所に置くと劣化の原因になる。そのため、もしワインを保管するならいくつか条件をクリアした環境に保管する必要がある。
まず1つ目はワインを直射日光の当たらない場所に保管しておくことだ。できるだけ光の当たらない暗い部屋に保管するようにしよう。万が一でも光が当たらないように新聞紙でワインを包んでおくと良いかもしれない。
2つ目は温度だ。ワインは比較的涼しい場所に保管しておくことが良いとされている。温度としては14度前後が最適とされている。特にワインは30度を超える環境に長時間置いておくと劣化が進んでしまう。そのためできるだけ涼しい環境に置こう。ワインセラーがあるとなお良いだろう。
3つ目に重要なのは湿度だ。意外と気にしていない方が多いが、ワインの保管には湿度も重要になってくる。湿度の低い乾燥した環境にあると、コルクが収縮してワインに空気が入り、劣化の原因となってしまうのだ。できるだけ湿度60~80%くらいの場所に保管しよう。
ボトルをキレイにしておく
さきほども説明したようシャトーペトリュスは空ボトルでも価値がある高級ワインだ。そのため、ワインのボトルの状態はキレイにしておくと査定額をあげることができる。
シャトーペトリュスのラベルには製造された年月や格付けなどが記載されているため、ワインラベルをキレイにしておくと商品の詳細も査定員に伝わるし、状態が良いことが評価される。できるだけワインラベルはキレイにしておくようにしよう。
複数の買取業者に査定を依頼する
シャトーペトリュス含む高級ワインは買取業者によって買取価格が大きく異なる。そのため、高級ワインを売る時は、複数の買取業者に査定を依頼するようにしよう。
買取業者によってワインの在庫状況や査定ポイントが違う、というのが買取業者ごとに買取価格が変わる理由だ。利益を最大化する方法としては、高級ワインを複数業者に査定依頼し、一番買取価格が高かった買取業者に買取を依頼することだ。
複数の買取業者に査定を依頼する際、利用してほしい査定方法がある。オンライン査定及びLINE査定だ。なぜなら家にいながら複数の買取業者の査定金額がすぐに分かるという査定方法だ。店舗にいちいち持ち込む必要もないため、ぜひ利用してほしい査定方法だ。
おすすめの買取業者
買取業者選びは高級ワインを売る際に重要になってくる。買取業者によって査定員の知識量や査定ポイントが違うため、買取価格が業者によって大きく異なるのだ。そのため、買取業者を選ぶ際には信頼できてお酒のプロが在籍する買取業者に依頼しよう。
特にシャトー・ペトリュスは100,000円~300,000円ほどの高額で取引される高級ワインだ。せっかく価値の高いワインを売るなら信頼できる買取業者に査定・買取を依頼したいというのが本音だろう。今回は独自にリサーチしたおすすめの買取業者を紹介する。買取業者選びの参考になれば幸いだ。
大黒屋
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
全国に店舗を展開する大手買取業者、大黒屋。大黒屋はブランド品の買取からお酒や楽器の買取までおこなっており、幅広い商品の買取をおこなっている買取業者であるといえるだろう。どの分野にも専門の査定員がいるため適切な買取価格を提示してくれるのだ。
大黒屋はお酒の買取にも対応しており、ホームページでオンライン査定ができるのもポイントだ。ホームページのお酒買取のページにオンライン査定フォームがある。オンライン査定フォームに売りたいお酒の銘柄を記入すれば、お酒の買取価格がすぐに分かるのだ。
大黒屋はお酒の買取専門のプロが在籍しており、お酒に関する知識や市場動向を把握している。そのため不適切な買取価格で買い取られることが無い。査定は人が査定するので、誰が査定するかによって買取価格は変わるし、プロに買取を依頼できるのは非常に大きいメリットだろう。
- 会社名
- 株式会社 大黒屋
- 本社所在地
- 東京都千代田区丸の内一丁目6番1号 丸の内センタービルディング7F
- 営業時間
- 店舗による
- 定休日
- 年中無休
ストックラボ
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
業界最高水準の買取を誇るお酒買取業者、ストックラボ。独自の販売ルートを所有しており、余分な仲介マージンを省いているのがポイントだ。独自の販売ルートによって削減したコストは買取価格として還元している。そのためお酒買取業者の中でも高い買取価格が実現できるのだ。
ストックラボは普通なら買い取ってもらえないようなお酒でも買い取ってもらえるのがポイントだ。古いお酒、ラベルがはがれたお酒でもストックラボなら買取可能なのだ。スタッフも買取に親身に対応してくれるので、何か分からない方がいたら一度電話やメールで問い合わせてみると良いだろう。
もしシャトー・ペトリュスの他にも不要なお酒があった場合は一緒に買取を申し込むと良いだろう。ストックラボはまとめ売りをすると買取価格がアップするのだ。まとめ買取を利用するだけで数千円~数万円も上乗せされる。ぜひとも利用してほしいサービスだ。
- 会社名
- 株式会社ストックラボ
- 本社所在地
- 東京都新宿区新宿2丁目12-16 セントフォービル203
- 営業時間
- 11:00~20:00
- 定休日
- 年中無休
ライフバケーション
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
お酒を専門に取り扱う買取業者、ライフバケーション。ライフバケーションでは査定から見積もりまで無料でおこなっており、何本でも買い取ってもらえることがポイントだ。もしお酒の在庫を大量に抱えていた場合でもライフバケーションなら経験豊富なスタッフが丁寧に買い取ってもらえるのだ。
ライフバケーションは古いブランデーやウイスキーでも買い取ってもらえる。また、1つだけ注意しなければいけない点がある。日本酒の場合は製造から1年~2年以内でないと買い取ってもらえない点だ。他のお酒は製造から年数が経っていても買い取ってもらえる。まずは気軽に相談してみよう。
ライフバケーションは空ボトルの買取もおこなっている。空ボトルの高額買取をしているため、シャトー・ペトリュスの空ボトルも高額買取してもらえることが期待できる。もし空ボトルを販売する際は箱やコルクをつけると買取価格が上がるため、箱や付属品はできるだけつけるようにしよう。
- 会社名
- 株式会社 ライフバケーション
- 本社所在地
- 神奈川県横浜市神奈川区浦島丘2-35
- 営業時間
- 店舗による
- 定休日
- 年中無休
まとめ
5大シャトーを凌ぐ高いクオリティと人気を誇っている高級ワイン、シャトー・ペトリュス。今回はそんなシャトー・ペトリュスの買取相場・査定情報・おすすめの買取業者についてまとめた。シャトー・ペトリュスは市場流通量の少ないレアなワインであるため、どこの買取業者に依頼しても高額買取してもらえるはずだ。
シャトー・ペトリュスほどの高級ワインになってくると空ボトルだけでも需要があり、数千円、数万円で取引されている。空ボトルを売る場合には箱や冊子などの付属品をつけるようにしよう。