フランス、ボルドー・メドック地区にあるポイヤック村の一番北のサン・テステフ近辺に位置する畑から誕生するワイン、シャトー・ラフィット・ロートシルトは、「1997年ボルドー・ベスト・ワイン」に選ばれた5つのワインの1つである。
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厳しい品質審査
シャトー・ラフィット・ロートシルトは、メドックにある4つの第1級格付けワインの中で、常に筆頭にあげられるワインだ。このワインが年間に生産される量は35000ケース、約42万本だ。
しかしその全てのワインがシャトー・ラフィット・ロートシルトとして出荷されるわけではなく、この中の2000ケース前後がシャトー・ラフィット・ロートシルトとして出荷されていくのだ。残りのケースは品質審査によって区別され、「カリュアド・ド・ラフィット」として出荷されている。
この厳しい選別作業から、シャトー・ラフィット・ロートシルトの誇り高き気概を感じることができるのだ。
シャトー・ラフィット歴史
ブドウ園の王子
シャトー・ラフィット・ロートシルトの歴史は13~14世紀頃から始まる。17世紀ごろになると、セギュール家による手入れが始まってから徐々にその評価が高まりだした。販売先がヨーロッパの上流階級であったことから、このワインは「ブドウ園の王子」と呼ばれるようになり、さらにはヴェルサイユ宮殿の晩餐会で飲まれるようになっていったのだ。
苦難の時代
この晩餐会がきっかけとなり、ボルドーワインが広く知られていくようになった。シャトー・ラフィット・ロートシルトは「王のワイン」として確固たる地位を築いたのだ。しかしながらその後は売れ行きが悪くなり、苦難の時代が続くことになる。ぶどう畑が害虫被害にあい、第一次世界大戦の兵役や経済統制によって労働者の確保も難しくなっていったのだ。
再び名声を手にする
戦争当時はドイツ軍の占領下に置かれていたが、戦後すぐにシャトーの再生が手がけられた。エリック・ド・ロートシルト男爵によってシャトー・ラフィット・ロートシルトの全面的な管理体制の見直しが行われ、努力を重ねて再びその名声を手にした経緯があるのだ。
シャトー・ラフィットの畑
シャトー・ラフィット・ロートシルトの畑は主に3つに分かれている。1つ目はシャトーを囲むなだらかな丘の斜面。2つ目はその西に位置するカリュアド台地。そして3つ目は近くのサン・テステフ村にある4.5ヘクタールの畑だ。
ボルドーの大部分は平坦でなだらかな畑が広がっていが、シャトー・ラフィット・ロートシルトの畑は他に比べ少し高い丘の上に位置している。
ちなみにラフィットいう名前は、スコン語で小高い丘を意味するLa Hite (ラ・イット)に由来している。その名の通りシャトー・ラフィット・ロートシルトの畑は、ボルドーの小高い畑の上にあるのだ。
収穫作業
シャトー・ラフィット・ロートシルト収穫はすべて手作業行われる。収穫時期には、フランス国内外から多くの作業員が集結し、皆で手を合わせながら収穫作業が行われるのだ。
いまだに伝統的な手法を厳格に守り、他の農作業の大半を手作業で行っている。化学肥料をほとんど使うことなくぶどうを育て、80年をこえるぶどうの樹は全て植え替えを行うなど、昔からのやり方をかたくなに守り続けているのだ。
特徴
シャトー・ラフィット・ロートシルトは、カベルネ・ソーヴィニヨン、メルロー、カベルネ・フラン、プティ・ヴェルドなど複数のぶどうをブレンドして生産している。その80パーセント近くをカベルネ・ソーヴィニヨンが占めており香りが高く上品であり、酸味のバランスのとれた繊細さを感じ取ることができる。
その優しいまろやかな口当たりは、女性にも受けられやすいタイプだ。さらに熟成を重ねるごとに複雑な味わいとなり、飲んだ後は長い余韻を感じることができる。
ラフィットは外部から購入した樽はいっさい使用せず、自社で樽の製造まで行っている数少ないシャトーだ。さらに樽に使用される素材は、フランスのトロンセの森やアリエールで取れた高級素材のみ利用している。このようなこだわりが、高貴な味わいを生み出すシャトー・ラフィット・ロートシルトの特徴でもあるのだ。
シャトー・ラフィットの買取価格
シャトー・ラフィット・ロートシルト1997年は第1級のシャトーから誕生するワインということもあり、その価格も年々高くなっている。平均価格も5大シャトーの中で最も高く、12万円の値段がついているのだ。
インターネット上で実際にシャトー・ラフィット・ロートシルト1997年の買取価格を提示してあるケースがヤフオクに一件だけあったので、ここで紹介しよう。
- ヤフオク!・・・63,999円
このオークションは入札件数が34件もあり、激しい入札合戦が行われている。このことからも、シャトー・ラフィット・ロートシルト1997年が人気の高いワインであることを知ることができる。
参考までに、一般の市場におけるシャトー・ラフィット・ロートシルトの販売価格を年代を問わずリサーチしたので紹介しよう。
- ・ドラジェ 1902年・・・128万円
- ・N年号.com 1976年・・・16万円
- ・タカムラワイン 2014年・・・7万円
- ・KATSUTA 2015年・・・9万8千円
買取価格と比べてみると、その差は一目瞭然だ。シャトー・ラフィット・ロートシルトは高額で買い取られているだけでなく、年代によっては100万円をこえる価格で販売されているのだ。
おすすめ買取業者
ここからは、実際にシャトー・ラフィット・ロートシルトを買い取った実績のある業者を中心に紹介して行く。過去の買取実績があれば、シャトー・ラフィット・ロートシルト1997年も高値で買い取ってくれる確率が高くなるので参考にすると良いだろう。
ストックラボ
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
ストックラボは過去にシャトー・ラフィット・ロートシルト1997年の買取実績がある信頼できるおすすめ買取業者だ。メールやLINEでの無料査定や、宅配買取と店頭買取、出張買取を用意しており幅広い層のお客様の要望に応えている。
さらにまとめて買取してもらうと通常より高く査定してもらえる。このチャンスを逃さず、複数ワインを所有しているのであればぜひ査定してもらうともいいだろう。
さー蔵
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許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
ここは福岡に店舗を持つお酒専門の買取業者だ。シャトー・ラフィット・ロートシルト1997年の買取実績もあり、価格は公開されてないが高価買取しているようだ。
さー蔵は都内であれば23区どこでも無料で出張査定してくれる。強化買取実施中していることからも、高額査定が期待できる買取業者なのだ。
ブランド風月
買取価格
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ポリシー
ウイルス
対策
ブランド風月も、シャトー・ラフィット・ロートシルト1997年の買取実績がある業者だ。東京と埼玉、神奈川に複数の店舗を持ち、店頭買取と宅配買取、さらに出張買取を実施している。
インターネットを通じて国内だけでなく海外にも豊富な販売網を持っているので、買取価格を他社よりも高く査定できることが、ブランド風月の特徴なのである。
東京古物
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ウイルス
対策
東京にある古物買取業者の東京古物は、シャトー・ラフィット・ロートシルト1997年の買取実績を持っている。東京古物はまずは電話で受付を行い、実際に訪問するスタイルで買取を行っている。高価で希少な古物を専門に扱う業者ならではの繊細な配慮が特徴なのだ。
ファイブニーズ
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ウイルス
対策
ファイブニーズは24時間年中無休でオンライン査定を行い、迅速な査定に力を入れている。ワインの高額買取にも力を入れており、シャトー・ラフィットの高額買取も実施しているのだ。
日本全国に実店舗を出店しているので、実際に足を運んで査定してもらえる点も、安心してファイブニーズを選ぶポイントになるだろう。
アプレリカー
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ウイルス
対策
アプレリカーはお酒買取の専門店として、ワインの高額買取を実施している。飲食店様への卸販売、ネット通販、海外への販路を活用して査定することによって高い買取価格を提示してくれる。閉店する飲食店やリサイクルショップ様、質屋様などの業者も顧客にする資本力のある買取業者なのだ。
アプレリカーの最大の特徴は、査定から支払いまでのスピードの速さだ。平日14時までの成約であれば、その日のうちに査定金額を入金してくれるのだ。プロによる高額査定と迅速な支払いで、顧客満足度の高い買取業者と言えるだろう。
ジョイラボ
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対策
ジョイラボは店頭、宅配、出張買取と、3つの買取方法を用意しており、幅広い売り手のニーズに応えた査定を行う好感が持てる業者だ。電話やファックス、ネットで気軽に見積もり依頼できる。LINEによる見積もりも導入しているので世代をこえて簡単に査定してもらえる点が便利でおすすめの業者だ。
ワイン買取コンシェルジュ
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ウイルス
対策
数少ないワイン買取専門業者であるワイン買取コンシェルジュは、厳しい研修をクリアしたソムリエ資格保持者を始め、多くのプロフェッショナルたちが在籍している。豊富な知識と経験を踏まえたプロが確かな査定を行ってくれるので、安心して買取査定を依頼できるのだ。
多くの飲食店とコネクションがあるため中間のコストを削減することができ、安心して査定を依頼ができる業者である。
高く売るコツ
シャトー・ラフィット・ロートシルトの買取価格は、買取業者やワインの状態によって大きく変動する。場合によっては思わぬ低い価格で買取査定されることもあり価格に大きな差が出るので慎重になるべきだろう。慌てて業者を選んで安く売ってしまうことがないよう心得ておくコツを紹介する。
複数の業者に買取査定をしてもらう
特定の買取業者にだけ査定してもらい、高額だからという理由で安易に契約を結ぶことは避けたいものだ。時間をかけてできるだけ多くの買取業者に査定してもらうことが高い買取につなげるコツとも言えるのだ。
信頼できる業者を複数選び比較検討して、最も高く査定してくれる業者に買い取ってもらうことをおすすめする。
まとめ売りをする
シャトー・ラフィット・ロートシルトなどのいわゆる高級ワインは、一本で査定してもらうよりも2本以上同時に査定して買取してもらう方が高値になることが多い。買取業者としても、一度に査定する商品の数が多いほど査定にかかる時間を短縮しコストを削減できるのだ。その分を還元して、買取価格を高く提示できるのである。
きれいな状態で査定に出す
査定してもらう際、ワインの周囲やラベルに目立った汚れがついていると査定に大きく影響してしまうことがあるので注意しよう。査定はあくまで人間が行っているので、査定の際も印象や見た目が査定ポイントに影響を与えることがあるのだ。
査定してもらう前には必ず汚れを拭き取り、ゴミやほこりがついてないか確認してできる限り購入した時のきれいな状態で査定してもらおう。
保存状態を管理する
繊細な一品であるシャトー・ラフィット・ロートシルトは、ワインに適した環境で保存し、良好な状態を維持させるよう心がけるといいだろう。
ヴィンテージワインは時間の経過とともにコルクが乾燥することにより、ボトルとコルク間に隙間ができワインが蒸発するケースがある。中身が減ってしまうとワインに対する評価は下がり、残念ながら買取価格も下がってしまうのだ。
まとめ
シャトー・ラフィット・ロートシルトは、グランクリュ第1級の中の1位を獲得して以来、今日まで5大シャトーの筆頭として君臨するワインである。ルイ15世がたしなむ「王のワイン」として広まり、フランス貴族のステータスシンボルとなっていった由緒正しい歴史を持つワインなのだ。
戦争の影響もあり評価が下がる時期があったが、その後努力を重ねた結果再びかつての輝きを取り戻した。シャトー・ラフィット・ロートシルトには、苦難の時代を乗り越えた揺らぎない力強さと自信が備わっているのだ。
年代によっては100万円以上の値段がつけられることもあるシャトー・ラフィット・ロートシルトが手元にあれば、ぜひ一度買取査定に出してみることをおすすめする。