世界の時計ブランドを見渡してみたとき、長い歴史を持つブランドには独特の執念のようなものを感じるものが多い。というのも個性というものは、ある種のしつこさともいえるからである。名だたるブランドには、何かへの追求というものがセットでついてくるものだ。
特にレースといったスピードを競う業界に向けた時計開発に注力しているブランドを知っているだろうか。それがタグホイヤーである。時間を計測する技術を追求し、その力を速さの競い合いという場で生かしたブランドなのである。
本記事ではタグホイヤーの中から、カレラ1887の買取比較をおこなっていく。定番ラインであるカレラのモデルともあって、高額査定が期待できる。万全の態勢で買取をするためにも、本記事を役立ててほしい。
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タグホイヤーとその歴史
さっそく買取比較をおこなっていこうと思うのだがタグホイヤーの軌跡を振り返っていこう。このブランドがどのような流れをへて、今の地位を築きあげたのか。これを知ることで、買取に関する事前知識を揃えていこう。
ホイヤーの誕生
1860年、スイスにて誕生した時計ブランド・ホイヤー。創設者エドワード・ホイヤーであり、16歳からの時計メーカーでの修行ののち、エドワードホイヤーズ・ウォッチメーカーズを創設する。この当時はまだタグホイヤーという名前ではなく、あくまでホイヤーとしてのスタートであった。
創業してからは高い技術が評価され、ブランドとしての価値を高めていく。1882年にはストップウォッチを搭載した懐中時計型のクロノグラフが発表され、時間の計測という分野で、時計ブランドとしての差別化を図っていく。その過程で技術は大きく飛躍することとなる。
スポーツ業界への参入
ホイヤーはクロノグラフへの追求をしていく中で、その利便性を高める発明をおこなう。それが1887年に発表された振動ピニオンである。これは時計のケース内にあるストップウォッチに時計本体の振動をスムーズに伝える部品だ。これによりクロノグラフの機動性と正確さをより高めることに貢献しているのである。
そのほか1/100秒までを測定可能なストップウォッチを開発したことも大きな功績であろう。この精巧なストップウォッチを発表したことにより、1916年にはオリンピックのアントワープ大会での公式タイマーとして認められることになる。そのときに使用されたのが、ホイヤーのマイクログラフというモデルであった。
業績の波とレースとの結びつき
ホイヤーはスポーツ業界での活躍ののち、航空業界へそのクロノグラフの技術を活かそうと考えた。そうしてそこで開発された時計は、34代アメリカ大統領アイゼンハワーに愛用されたほどである。その後クロノグラフのムーブメントメーカーである、レオニダスと提携しレース業界への参入を果たす。
そこでは現在のタグホイヤーの名作ともいえるモデルが多数生まれていく。しかし好調な状態のホイヤーであったが、クォーツショック以降は業績不振に。その結果TAGグループへの参加となり、ブランド名がホイヤーからタグホイヤーとなる。しかしここから新たなレースへの参入の光が差し込み、現在の地位に落ち着いたのである。
カレラ
タグホイヤーは160年を超える歴史を持つ、老舗のブランドである。1つ1つの情報を語るだけでも、内包している情報が多すぎるのだ。そのため本項では最低限知っていてほしいカレラについて紹介する。
伝説のレースに由来
カレラというモデルはタグホイヤーの中でも、定番のモデルとして知られた人気モデルである。その形や色の選定などのあらゆる点で、レースを想定されたデザインが施されている。
それもそのはず、この時計は伝説のレースであるカレラ・パン・アメリカーナ・メキシコから名前が取られているのだ。多くの熱狂的なファンを唸らせたレースに感銘を受けた名誉会長のジャックホイヤーが製作をおこなった。
現在も最新モデルをはじめとして、進化を続けているモデルである。そしてその中に搭載されているムーブメントも精巧な出来となっており、着けるレーサーのパフォーマンスを補助するものとして信頼に値するものである。
時代とともに進化する名作
カレラというモデルは、レーサーが使うということを想定したものだ。その品質の高さは、現在の人気からも伝わってくるものがある。しかしその評価にあぐらをかかないのがこのブランドである。
はじめてカレラが世に出たのが1963年。この時のデザインや機能から見ても、モデルごとに微細な変更や改善がちりばめられているのである。機能はもちろんデザイン性も注目に値する。
ケースの内部がスケルトンになることで、内部のムーブメントがのぞけるもの。あえてシンプルなものに仕上げたモデルなどがあり。時計好きを飽きさせない挑戦と、それをやめないブランドとしてのスタンスを感じてほしい。
自社製のムーブメントの導入
カレラには自社製のムーブメントが導入されており、その性能は非常に力強いものである。そのなかでもキャリバー1887は、コストパフォーマンスの高い高級感を提供するものとなった。ユーザーに対する真っすぐな気持ちが、このモデルが人気となっている理由の1つといえるだろう。
現在はこのムーブメントが改良された、キャリバー・ホイヤー01が一般的である。歴史の中で積みあげられた技術を総動員した結果、価格は上がってしまった。しかしそれを凌駕するほどの性能の向上がみられ、メーカーとしての使い手への配慮が感じられるものとなっている。
カレラ1887の買取価格の比較
タグホイヤーのことはなんとなく理解できただろうか。ブランドとしてのこだわりから、今の時計のかずかずがあることを忘れないでほしい。それでは本題である買取価格の比較をおこなっていく。
カレラ1887
カレラについて前項で紹介したがシリーズに属する時計カレラ1887について、もう少し踏み込んでみようと思う。この品物への理解が深まっていくほど、買取に向き合う姿勢も変わってくる。カレラ1887には前項でも触れた、キャリバー1887が搭載されている。このムーブメントはタグホイヤーの技術史の中でも意味の大きい振動ピニオンが応用され、タグホイヤーらしい力強い動きを可能とした。
デザイン性をみても、よく観察するとさりげない赤がレースをイメージさせるものとなっている。ステンレスで構成されたボディの光沢感には、個性を保ちつつも積み上げられた高級感が秘められている。
5社間での買取価格比較
カレラというモデルが、人気でブランドとしても意味の大きいものであることは分かっただろう。ここからはいよいよ買取価格を見ていく。ぜひ買取の際の参考としてほしい。
- ・HOUSEKIHIROBA:210,000円
- ・とけい堂.com:210,000円
- ・GINZA RAIZIN:180,000円
- ・カイトリマン:150,000円
- ・GMT:150,000円
業者によって全然価格が違うと思っただろうか。業者によって品物の査定基準は異なる。そのため本項のように複数の業者を利用することで、相場感を理解することが必要となるのだ。
おすすめ業者紹介
実際に買取をしてもらう業者にあてはあるだろうか。大半の人がないと答えるだろう。そこでいくつか使いやすい業者を紹介していこうと思う。複数の業者を候補としておくことには、大きな意味があるため参考にしてほしい。
アーティクル
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
時計だけでなくブランド品全般や家電などの買取もおこなっているアーティクル。幅広い買取ジャンルを誇る業者であるため、複数ジャンルにわたって買取をしたい場合にはとても便利となっている。買取方法の流れはいたって簡単で、依頼をすれば基本的に自宅に査定スタッフが派遣される仕組みをとっている。
その場でスタッフによる査定をしてもらい納得いく金額が提示されれば、その場で換金できる。買取スタッフも公式サイトにて紹介されているため、あらかじめどのような人物に見てもらえるかわかる。少しでも利用するときの心の負担が軽くなる工夫が施されている業者である。
ブランドアウル
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
ブランドアウルはふくろうのマスコットが印象的な業者だ。ブランド品を主に扱っており、明るい雰囲気で利用が初めての人にもおすすめできる。店員とのコミュニケーションも含めて緊張を緩和してもらえる。買取方法は店頭買取に加えて出張にも対応している。遠方からの利用を考えているのならば、宅配買取を利用するのもよいだろう。
問い合わせにも応じているため、電話かメールを利用して不安なことは聞いておこう。ブランド品を主に買取している業者であるが、他のジャンルにも対応してもらえる場合がある。ついでに他のものの買取をしてもらおうと思った際には、一度聞いてみると手間が省けて効率も上がるはずだ。
ブランドラボ
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
ロレックスなどの時計やブランドバッグに強く、大阪を拠点としているブランドラボ。着物などの珍しいジャンルにも対応している。査定もそれぞれの分野を知り尽くしたスタッフがおこなうため安心である。買取方法は3つ、店頭での買取と出張と宅配である。それぞれの都合に合わせて選択してほしい。
その他にも豊富な買取実績をもち、買取額も通常の買取額ではなく業者基準での買取をしてもらえる。いきなり買取するのは、勇気がいると思う人もいるだろう。そこに関しても安心だ。実際に品物を見てもらう前に、LINEにて写真で査定が可能だ。先に情報がある程度分かっている状態で買取ができれば、精神的にも楽だろう。
高価買取のコツ
高価買取を目指すといっても、何から始めていいのかわからない人は多い。少しの違いで実は、大きな恩恵を受けることが可能なのだ。そのため具体的に何をすべきなのかをいくつか示していく。
品物のメンテナンス
買取額をあげていくために必要なこととして、品物を新品に出来るだけ近づけておくということがある。そのために有効なのがメンテナンスだ。
メンテナンスといっても簡単だ。ついてる汚れやほこりを落としていくだけでいい。簡単にでもこの工程をしたかどうかが、金額に大きく響いてくる。忘れずにやってほしい。
少しの手入れの重要性は想像以上に大きい。これをいち早く理解することで、周りと差をつけることにもつながる。このコツをしっかり利用して、満足のいく結果を勝ち取っていこう。
付属品をそろえる
付属品をそろえていくことも重要な工程の1つである。買取業者が高額査定をうたっているものも、付属品がそろっていることを条件としているケースが多い。買取を検討する場合、一度探してみてほしい。
付属品が査定額に大きな影響を及ぼす理由としては、正規品であることを保証するものであるからである。当たり前であるが、目の前の品物が偽物であったら価値がつくはずがない。それゆえ重要なのである。
また付属品は紛失のリスクが高いため、できることならば買取を検討する前に置き場所を決めておきたい。そうすれば直前で見当たらないという最悪の事態を避けることにつながる。前述したコツを実践し、高額査定を徹底的に勝ち取ろう。
複数の業者を利用する
複数の業者を利用して買取を進めると多くの情報の中から相場を知ることにつながる。情報を利用して品物を引き取ってもらうところを選べば、最も高い価格を出してくれるところで取引ができるのだ。業者選びは買取額が上がる決定的な要素となり、しっかり吟味することによって、よりよい価格での取引が実現される。
それぞれの特色や実績など、さまざまな事項を比較して決めていくのがよい。また、実際に買取をしていくと業者が提示した金額は思っていたよりも高い場合がある。他の業者のことを調べずに買取をすすめるのは非常にもったいない。ぜひ複数の業者を利用して比較をしてほしい。
タグホイヤー カレラ1887を売るならヒカカク!で賢く一括査定申込み
オークションサイトやフリマアプリなどを使うのは面倒、取引の際のトラブルも不安。「ヒカカク!」は楽に高く売りたい時、様々な買取業者の買取価格を比較できる相場情報サイトだ。
タグホイヤー カレラ1887はお店や売る時期によって価格が異なるため、今回5社比較をした結果、同じものでも6,0000円の価格差が出ている。そのため、こちらから最大20社の価格比較をおこない、自分が売りたいタイミングではどこの業者が高く売れるのかをチェックしておこう。
まとめ
タグホイヤーという時計ブランドは、数多くの分野にわたって自社の強みを発揮してきた。そのなかで培った技術は非常に精巧なものとなっている。それにともない多くの人からの評価があることも理解できただろう。評価が高く、技術性が高いということは時計としての価値もまた高いということにつながる。
買取の際はチャンスであるが、それと同時に損をするリスクも同居している。もし買取に出したいという思いがあるのならば、本記事の買取のコツを参考にしてほしい。そうして最低限の対策ができた状態であれば、高額査定の確立は大幅に上がる。ぜひ1つ1つの手順をおこない、よりよい買取をおこなってほしいと心から思う。
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