有名なメゾンのシャンパンには、いったいどのくらいの価値があるのだろうか。シャンパンを日頃からストックしている人は、このような疑問を抱えることも多いかもしれない。シャンパンの市場価値は人気の有無などによって変わってくるため、銘柄によって価値は異なる。中古品の査定では、市場価値を考慮して金額をつけていることが多い。
シャンパンの価値を知りたいときは、手始めに買取相場をチェックしてみよう。今回は、ドゥ・ヴノージュのシャンパンの査定情報をお伝えしていく。
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ドゥ・ヴノージュとは
シャンパンの価値は、製造しているメゾンによっても大きく変わる。知名度が高いメゾンのシャンパンは一般的に高く評価されるが、流通量が多いと、思ったほど価格が上がらないこともある。ドゥヴィノージュのような知る人ぞ知るメゾンのシャンパンは、愛好家からも一目置かれることが多く、査定価格が高くなるケースも少なくない。
スイスのヴノージュ家がフランスで創業
ドゥ・ヴノージュは、スイスのヴノージュ川とゆかりが深いヴノージュ家が、フランスのエペルネで創業したメゾンだ。ヴノージュ川は、スイスのレマン湖の近くにある小川。こちらの小川は、景色が美しいことで知られている。
このドゥ・ヴノージュがあるエペルネには、シャンパンの有名なメゾンが集まっている。例えば、日本でも人気があるモエ・エ・シャンドンやピエールジョエなどは、ドゥ・ヴノージュと並ぶエペルネの有名メゾンだ。
生産量の約半分はフランスで販売
ドゥ・ヴノージュのシャンパンは、生産量の約半分がフランス国内で販売されている。このメゾンのシャンパンは日本にも輸出されているが、流通する量は比較的少ない。ドゥ・ヴノージュが日本で知る人ぞ知るメゾンになっているのには、このような流通量の少なさも関係している。
美しいラベルやボトルのデザインが有名
ドゥ・ヴノージュのシャンパンは、ボトルが美しいことでも知られている。ボトルやラベルは銘柄によって少しずつ違っているが、いずれもドゥ・ヴノージュの精神を感じさせるデザインが取り入れられている。一部の銘柄のラベルにほどこされているブルーのリボンは、ヴノージュ川や中世騎士団の衣装をイメージしたドゥ・ヴノージュの代表的なデザインだ。
また、こちらのメゾンでは、美しいボトルに入ったシャンパンもリリースしている。
ドゥ・ヴノージュの代表的な銘柄
ドゥ・ヴノージュのシャンパンで有名なのが、コルドンブルーやルイ15世、プランスなどの銘柄だ。コルドンブルーは、ラベルにブルーのリボンがデザインされているのが特徴。ルイ15世やプランスは、デキャンタを彷彿させる洒落たデザインのボトルに入っている。
ドゥ・ヴィノージュルイ15世の査定情報
ドゥ・ヴノージュルイ15世は、フランス国王であったルイ15世に敬意を表した一品。ルイ15世は、シャンパンの製造に貢献した国王として名高い。ピノ・ノワールやシャルドネのテイストが味わえるこの銘柄は、ドゥ・ヴノージュのシャンパンでもとくに人気が高い。
ドゥ・ヴノージュルイ15世は買取店でも査定価格を公表していることが多く、こちらのメゾンを代表する銘柄と言える。
ドゥ・ヴノージュルイ15世ブリュットの査定価格
ドゥ・ヴノージュルイ15世ブリュットは、6,000円前後で買取されることが多いようだ。お店によって査定の基準が違うため、提示される価格には多少幅があるが、だいたいはこのくらいの金額が相場と言える。減額が行われるかどうかが、価格を決める1つのポイントになるだろう。
ドゥ・ヴノージュルイ15世ロゼの査定価格
ロゼワインであるドゥ・ヴノージュルイ15世ロゼは、ブリュットに比べるとやや査定価格が高い。この銘柄の場合、7,000円前後が買取の相場となっており、ブリュットの相場と約1,000円の違いがある。ルイ15世のロゼは、ラズベリーやローズの香りが楽しめるのが特徴。
淡いピンク色のロゼのシャンパンは女性からも人気があり、査定価格がやや上がるケースがある。
ドゥ・ヴノージュプランスの査定価格
ドゥ・ヴノージュのプランスのシャンパンは、お店によってはルイ15世よりもやや高い金額がついている。ある買取店では、保存状態がよいドゥ・ヴノージュプランスを6,000円台から8,000円台で買取している状況だ。このようなお店で査定を受けた場合、最高額である8,000円台の金額がつく可能性もあるだろう。
ちなみに、プランスのボトルは、ルイ15世と同様にクラシックなデザインになっている。ドゥ・ヴノージュのオリジナルであるこのデザインは、王族の王子たちが好んだボトルがモチーフになっていると言われている。
ドゥ・ヴノージュはヤフオクにも出品されている
ドゥ・ヴノージュのシャンパンは、オークションサイトであるヤフオクで取引されるケースもある。ほかのメゾンのシャンパンに比べると取引されている品の数は少ないが、ルイ15世やコルドンブルー、プランスなどの代表的な銘柄はこれまでにも出品されている。
ルイ15世ロゼの取引価格
ヤフオクに出品されているドゥ・ヴノージュのルイ15世ロゼの、出品価格は13,000円から14,000円前後。ルイ15世ロゼの出品価格は、買取の相場である約7,000円よりも高額だ。ヤフオクでは、出品価格からオークションがスタートし、徐々に価格が上がっていくシステムになっている。
したがって、出品価格よりも安い金額で落札されることはない。順調に入札があれば、買取相場よりも高い金額で品物を売れる可能性があるだろう。
コルドンブルーの取引価格
コルドンブルーブリュットミレジムは、ヤフオクでは約7,000円の金額がついている。コルドンブルーのシリーズは、ルイ15世やプランスよりも販売価格がやや安いことが多く、出品価格もいくぶん控えめな金額になっているようだ。新品のコルドンブルーブリュットは、通販ショップなどでは出品価格とほぼ同じ7,000円前後で販売されている。
プランスの取引価格
ドゥ・ヴノージュプランスの落札価格は、4,000円台から9,000円台だ。ちなみに、9,000円台で落札された品は、在庫僅少の新品。出品された品の場合、箱などはそろっていなかったが、買取相場よりも高い金額で取引が行われている。
オークションの出品価格は慎重に
オークションの場合、そのときの取引状況によっていくらで売れるかが決まる。出品価格を買取相場より高く設定しても、入札があればその値段で売ることは十分に可能だ。ただ、相場から外れた価格をつけると入札する人がゼロになる可能性がある。
このようなときは品物が売れないため、出品価格は慎重に決める必要がある。
ドゥ・ヴノージュルイ15世の査定のポイント
ドゥ・ヴノージュルイ15世の場合、査定の際のチェックポイントがほかの銘柄のシャンパンと少し違う可能性がある。パッケージに特徴があるこの銘柄については、査定士もさまざまな面から価値を評価することが多い。例えば、このシャンパンの査定でチェックポイントになるのが次のような点だ。
ボトルにダメージがないか
ドゥ・ヴノージュ15世は、ボトルに大きな特徴がある。買取査定では、このようなボトルが重点的にチェックされる可能性が高い。汚れや傷がないかどうか、などは、どのお店でもチェックされるだろう。
替え栓がついているか
また、この銘柄には替え栓がセットになっている。シャンパンを飲み終わった後、ボトルをデキャンタとして使うときに用いるのがこういった替え栓だ。ドゥ・ヴノージュ15世は、デキャンタに再利用できるボトルも人気を得る理由の1つになっている。
替え栓がついていない品については、査定額を下げるお店も多い。この銘柄を売るときには、付属品もそろえておこう。外箱を捨ててしまっていても、替え栓があれば減額率が少なくなるかもしれない。
箱がそろっているか
ただ、査定額を最高額まで上げたいときは、外箱もそろっていたほうが有利になることは確かだ。一般の人が自由に参加できるオークションと違って、買取では専門の査定士が品物を評価する。査定士の評価のポイントを知っていることは、ドゥ・ヴノージュ15世を高く売るためにも必要だ。
シャンパンは未開封でないと売れないことが多いため、査定に出す前にはボトルキャップの状態も確認しておこう。
買取店の査定額を比較するメリット
買取店の査定額を比較すると、いろいろなメリットがある。すぐに処分したいときには比較をするのが少し面倒になるかもしれないが、一括査定などの便利なサービスも利用できるようになっている。愛好家からも評価が高いドゥ・ヴノージュ15世を売るときは、じっくりと買取店を見比べてから売るお店を決めたい。
ここでは比較するメリットを紹介していく。
高く売れるお店が見つかる
査定額を見比べた場合、1番高く買い取りしてくれるお店がわかる。相場の範囲内でも、お店ごとに少しずつ金額が違うことは多々ある。高価買取のキャンペーンなどが行われているお店は、他店よりも査定額が高くなる可能性がでてくるわけだ。比較をしていないと、提示された金額が高いのか安いのかが判断しにくい。
価格交渉がしやすくなる
買取店の査定額をひととおり把握していれば、「もっと価格を上げてほしい」などの交渉がしやすい。買取店は他店の査定額やサービス内容などを意識していることが多いため、ほかのお店の情報を入手しておくことは思いのほか役に立つ。査定フォームなどに依頼者の意向を記入できる欄が設けられているときには、買取希望額や他店の査定額などを書き入れておくのも1つの方法だ。
冷静に取引ができる
いろいろなお店の査定額がわかっていると、シャンパンを売るときに冷静に判断ができる。査定額の比較をせずに店頭買取を利用した場合、お店側の言い値で品物を手放してしまう可能性がでてくる。人気がある銘柄などは、買い取りを急がせるお店もあるため注意をしよう。
シャンパンは、時期によっても相場が変わることがある。売り時を見極めるためにも、必要以上に取引を急ぐのは得策ではない。査定額を比較して考える時間があれば、売るべき時期や取引をするお店をじっくりと選べるだろう。
まとめ
今回はドゥ・ヴノージュのシャンパンの買取価格や査定情報を紹介した。ドゥ・ヴノージュルイ15世の場合、査定の際のチェックポイントがほかの銘柄のシャンパンと少し違う。パッケージに特徴があるこの銘柄については、査定士もさまざまな面から価値を評価することが多い。
ボトルにダメージがないか、替え栓がついているか、箱がそろっているかなどがポイントとなる。
シャンパンは年齢を重ねても長く楽しめる趣味なので、歴を重ねるごとにアイテムが増えていくもの。ぜひ買取をうまく利用しながら、コレクションを楽しんでいただきたい。