1988年に旧シャルル・ノエラの地所を買収し、ヴォーヌ・ロマネに設立されたドメーヌ・ルロワ。その後ジュヴレのドメーヌ・レミも買収し、素晴らしい畑を徐々に増やしている。
ワイン造りの天才と言われる女性酒造家であるマダム・ルロワが醸造を手がけ、生産本数を抑えて造られるプレミアワインがこのドメーヌ・ルロワ・シャンベルタン 1996年だ。
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ドメーヌ・ルロワとは
ドメーヌ・ルロワは、ワイン評論家からブルゴーニュの宝石と称えられている偉大なるワイナリーだ。
ルロワには、契約農家から買い付けたブドウを醸造してワインを作っているネゴシアンであるメゾン・ルロワと、自社畑のブドウを使ってワインを作っている生産者であるドメーヌ・ルロワの2種類がある。
自前の畑であることからドメーヌ・ルロワは生産量が少なく、その分だけ希少価値が高いワインとなっているのだ。
マダム・ルロワ女史
ブルゴーニュの大御所と言われているドメーヌ・ルロワを手がけているのが、ラルー・ビーズ・ルロワだ。彼女はマダム・ルロワ女史と呼ばれており、フランスでもっとも実力のある女性醸造家として、常にワインの世界で注目を集めている存在なのだ。
ラルー・ビーズ・ルロワはテイスティング能力が非常に高く、生まれてすぐの頃からワインの味を覚え3歳からテイスティングを行なっていたと言われている。
マダム_ルロワは畑の個性を生かしたワイン造りを行っており、ブルゴーニュの中でも早い段階からビオディナミという有機栽培を実践している。ぶどうの年間収穫量を制限するなど品質管理を徹底して実践し、常に高品質なワインを作りだしているのだ。
気高く己のワイン造りにプライドを持つマダム_ルロワはワイン業界でも頻繁に話題になり、彼女の存在をうとましく思う人も少なからずいるようだ。しかし素晴らしいワインを手がけ、実力・実績ともに十分兼ね備えている彼女は一目置かれた存在なのである。
ドメーヌ・ルロワの歴史
1988年にヴォーヌ・ロマネ村のシャルル・ノエラの畑を購入したことから、ドメーヌ・ルロワの歴史は始まっている。翌年の1989年には、ジュヴレ・シャンベルタン村に存する名家、ドメーヌ・ルイ・レミーから畑を購入し、現在のドメーヌ・ルロワの基礎が出来上がったのだ。
もともとマダムルロワ女史はDRCドメーヌ・ロマネコ・ンティ社の共同経営者であった。しかし彼女の情熱は自らの理想のワイン造りに向かっていった結果、畑を購入してぶどうを生産し、ワイン造りに取り組むようになったのである。
一方でDRC社は彼女の取り組みを面白いと感じるわけがなく、長年の意見の相違が蓄積した結果、1991年にマダム・ルロワを共同経営者から外している。ここからマダム・ルロワは自らのワイン作りに没頭するようになり、素晴らしいドメーヌ・ルロワ・シャンベルタンを生み出す土壌造りを手がけ出したのだ。
ドメーヌ・ルロワの特徴
ドメーヌ・ルロワはでは、除草剤、殺虫剤、合成肥料を含むすべての化学薬品の使用を禁じた完全な有機野菜農法を行っている。またビオディナミ、いわゆるバイオダイナミック農法を実践したのもドメーヌ・ルロワの特徴だ。
ビオディナミは鉱物製肥料の使用を中心とするこれまでの農法を否定し、土壌と植物、動物の相互作用に加えて、宇宙の力や天体の作用などを土壌に取り込み農作物の育成する農法である。
マダム・ルロワ女史の徹底したこだわりと、あくなきワイン造りを追求することにより、世界的にも評価の高いドメーヌ・ルロワ・シャンベルタンを生み出したのだ。
ドメーヌ・ルロワの評価
マダム・ルロワは、畑の持つ特性を引き出すために徹底した品質管理を行っている。その結果、著名なワイン評論家であるロバート・パーカー氏はルロワのワイン3本同時に100点を付け、世間を驚かせた。
さらに、ニュージーランドに拠点をおく世界最大級のワイン検索サイトであるワインサーチャーにおいて、900万種類以上のワインと8万店舗以上の販売店のデータをもとに集計した高額ワインランキングで第8位にランキングしているのだ。
ルロワのワインの種類
ルロワのワインには、自社栽培のぶどうを使ったドメーヌ・ルロワと、契約農家のぶどうを使ったメゾン・ルロワの2種類のワインがある。自前のぶどうしか使わないことから、ドメーヌ・ルロワは発売している本数自体がそれほど多くなく、希少価値の高いワインなのである。
一方メゾン・ルロワは、ヴィンテージとしてはブルゴーニュワイン最大規模のコレクションとして有名であり、そのストックは、1622年に造られた「ワインのルーブル美術館」とも言われている古いカーブに眠っているのである。
ワインの外観上の違いは、メゾン・ルロワのキャップ・シールが白色なのに対し、ドメーヌ・ルロワには赤色を使用している。そのため愛好家の間ではドメーヌ・ルロワは赤キャップと呼ばれ、親しみを込めて飲まれているのだ。
ドメーヌ・ルロワの畑
現在、ドメーヌ・ルロワは11の特級畑であるグラン・クリュを所有している。
具体的には
- ・コルトン
- ・コルトン・シャルルマーニュ
- ・ロマネ・サン・ヴィヴァン
- ・リシュブール
- ・クロ・ド・ヴージョ
- ・ミュジニー
- ・クロ・ド・ラ・ロッシュ
- ・ラトリシエール・シャンベルタン
- ・リュショット・シャンベルタン
- ・シャンベルタン・クロ・ド・ベーズ
- ・シャンベルタン
これらの最上の畑から、マダム・ルロワは格調高い最上のぶどうを育成しているのだ。
ビオディナミ農法を実践して収穫したぶどうは、ルロワ独自の濃い色とアロマを生み出しており、その後は木製の発酵槽に長い期間浸透させる。新樽の中で熟成させ、無濾過・無清澄の状態を保ちつつそれぞれ樽ごとに瓶詰めされているのだ。
ドメーヌ・ルロワの価格
過去にドメーヌ・ルロワ・シャンベルタン1996年の買取を行っている業社はいくつかあるが、残念ながらその買取価格を公開している買取業社を見つけることはできなかった。
ちなみににドメーヌ・ルロワ・シャンベルタン1996年のネット上での販売が1件だけあり、その販売価格は89万8千円だ。ワインショップツカサで販売されているのでぜひ参考ににしてほしい(2019年4月調べ)。
ワインショップツカサでは他の年代も非常に高値で一般販売されている。
- ドメーヌ・ルロワ1989年・・・ 79万8千円
- ドメーヌ・ルロワ1994年 ・・・ 23万円
- ドメーヌ・ルロワ1999年 ・・・ 55万8千円
いずれの年のドメーヌ・ルロワ・シャンベルタンもかなり高額で販売されている。この価格からも、ドメーヌ・ルロワの人気の高さが分かるのである。
ドメーヌ・ルロワの買取業社
ここでは、過去にドメーヌ・ルロワを買い取った実績のある業者を中心に紹介して行く。これらのなかにはドメーヌ・ルロワ・シャンベルタン1996年を買い取った業者もあるので参考にすると良いだろう。
1996 パスワーク
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
パスワークは過去にドメーヌ・ルロワ・シャンベルタン1996年を買い取ったことのあるお酒専門の買取業社だ。ライン査定やメール査定、査定価格を複数設定しており、知識や経験が豊富なプロの査定員が丁寧に対応してくれるので、安心して利用できる買取業社だ。
お酒買取TAMAYA
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
お酒買取TAMAYA は過去にドメーヌ・ルロワ・シャンベルタン1999年を買い取ったことのある買取業社だ。TAMAYAはどこよりも1円でも高く買い取ることを信条とし、相見積もりを推奨している。
状態が良くないお酒でも買い取りを行っていることから、あらかじめ諦めることなくTAMAYAで査定してもらうことをおすすめする。
いわの
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
東京を中心にお酒の買取を行っているいわのは、ドメーヌ・ルロワ・シャンベルタンの買取に力を注いでいる。ラベルを写真に撮ってメールで送ることで簡単に査定してくれるおすすめの買取業社だ。
また、骨董品や美術品に造詣の深い専門スタッフをそろえており、ワインに関しても正しく査定してくれる可能性が高いと言えるだろう。
フードマインドジャパン
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
フードマインドジャパンは、ワインの買取専門業社として15年以上の実績がある。ここは、ワイン輸入元として15年以上の歴史がある信頼できる買取業者だ。
査定方法は電話かインターネット、ファックスの3つがあり、その日のうちに査定をしてくれるスピードの速さが特徴だ。ドメーヌ・ルロワ・シャンベルタンの買取査定にも力を入れているおすすめの買取業者なのだ。
ファイブニーズ
買取価格
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許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
ファイブニーズは年中無休でオンライン査定を行い迅速な査定に力を入れている買取業者だ。お酒専門の買取業者として高額ワインの買取にも力を入れており、ドメーヌ・ルロワ・シャンベルタンの高額買取も実施しているのだ。
実店舗を日本全国に出店しているので、実際に足を運んで査定してもらえる点も、ファイブニーズを選ぶ際のポイントになるだろう。
ジョイラボ
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
ジョイラボもドメーヌ・ルロワ・シャンベルタンを買取査定してくれる。こちらでは店頭、宅配、出張と、3つの買取方法の中から選ぶことができる。幅広い売り手のニーズに応えた査定をしている買取業者だ。
電話やファックス、ネットで気軽に見積もり依頼ができ、LINEによる見積もりも導入している。若い世代でも簡単に査定してもらえる点が便利でおすすめの業者なのだ。
ワイン買取コンシェルジュ
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
多くの買取業者がある中で、ワインの買取に特化した買取業者はそう多くはない。数少ないワイン買取専門業者であるワイン買取コンシェルジュは、厳しい研修をクリアしたソムリエ資格保持者を始め、多くのプロフェッショナルたちが在籍している。
豊富な知識と経験を踏まえたプロが確かな査定を行ってくれるので、安心して買い取り査定を依頼できるのだ。
ドメーヌ・ルロワを高く売るコツ
ドメーヌ・ルロワ・シャンベルタンの買取価格は、年代によっては非常に高くなっている。しかし状態によっては低く査定されることもあるので注意が必要だ。
ここではドメーヌ・ルロワ・シャンベルタンをできる限り高く売るためのポイントを紹介するので参考にしてほしい。
複数の業者に買取査定をしてもらう
買取業者に安く買われることを防ぐためには、時間と手間をかけてできるだけ多くの買取業者に査定してもらうことが必要だ。信頼できる業者を複数選び、最も高く査定してくれる業者に買い取ってもらうことをおすすめする。
偽物を持ち込まない
近年高額ワインの偽物が市場に出回っているケースがあり、買取業社も目を光らせている。
ちなみにワインの真偽を確かめる方法は、キャップシールを剥がしてコルクの刻印の有無を見ると良いだろう。ワインを持ち込む際に店側に相談し、自らの入手経路を明らかにすることをおすすめする。
瓶やラベル、外観をきれいにしておく
ワインの査定に詳しい専門家は、ワインのコルクやキャップシール、液漏れの有無や色調を特に意識して査定する。ラベルの状態はワインの査定に大きく影響するのだ。
また、瓶の周りのほこりはきれいに拭き取り、外観を整えてから査定するようにしよう。最終的には人の目で査定が行われるので、外観をきれいにして見た目の印象をよくするといいだろう。
保存状態を良好に保つ
ドメーヌ・ルロワ・シャンベルタンは、ワインカーブなどきちんとした環境で保存して、良好な状態を維持するよう心がけるといいだろう。
ヴィンテージワインは保管場所が悪く保存状態がよくないと低い評価での買取となる。 もしコルクが腐っていると、ワインに臭いが移ってしまい価値がなくなってしまうのでくれぐれも気をつけるよう心がけよう。コルクが腐ったワインは買取ってもらえないケースがほとんどなのだ。
まとめ
ドメーヌ・ルロワ・シャンベルタンは、世界中の名だたる高級ワインの中でもさらに評価が高く、ブルゴーニュを代表するワインだ。マダム・ルロワ女史による厳しい管理体制の下、徹底的にこだわって手がけられたワインなので希少価値が高く、誰もが一度は口にしたい憧れのワインでもある。
特にドメーヌ・ルロワ・シャンベルタン1996年は評価が高く、市場価格で100万円に近い値段がつけられていることから、高額買取が期待される一品なのだ。
世界が注目するドメーヌ・ルロワ・シャンベルタンを保有しているのであれば、一度ぜひ査定してみてはいかがだろうか。