メルカリやラクマ、ヤフオクといったフリマアプリで確実にお金を稼ぐためには、売れやすい定番古着のアイテムをなるべく多く出品するのがおすすめだ。こうしたアイテムの特徴や、高く売れる理由をきちんと把握していると、フリマアプリを使って効率よく不要な衣料品の売却処分をおこなえる。
また引越しや衣替え、クローゼットの断捨離により、定番古着以外にもさまざまな不用品が出てきたときには、フリマアプリと買取業者の併用をしてみるのもおすすめとなる。今回は、フリマアプリを使う売り手と買い手の双方から注目される、高く売れやすい定番古着のアイテムとその特徴を皆さんと一緒に詳しくチェックしていきたい。
CONTENTS
このコラムには、合法的な広告・宣伝が含まれている可能性があります。また、当社のサービスである「ヒカカク!」と「magi」の紹介も含まれています。
大きなサイズのレディース古着
専業主婦などの女性利用者の多いフリマアプリでは、2Lや3L、4Lといったラージサイズのレディース古着が高く早く売れやすい傾向がある。
小さなサイズより需要の高い大きなサイズの衣料品
非常に細身でSサイズでは少しブカブカになってしまう女性の場合、150や160などの子供服を着るという選択肢もある。特に小学校高学年向けに大人びたデザインの洋服をつくるブランドの増えた近頃では、あえてこうしたカテゴリに目を向ける痩せた女性も多い実態があるようだ。これに対して2Lを超えるサイズ展開のブランドの少ない太った女性の間では、メルカリなどを使って大きなサイズの服を購入するか、可愛さとは無縁のメンズファッションに目を向けるかしかないという厳しい実情があると言われている。
高く売れる大きなサイズのレディース古着の特徴
メリカリやラクマといったフリマアプリで高く売れやすいのは、23区やICB、INDIVI、モンクレールなどの人気ブランドから発売されているアウター類だ。こうした会社の商品には、メンズブランドでは実現できない女性らしいシルエットがそなわっている。またしまむらやNISSENといったお手頃通販サイトでも大きなサイズの洋服を売り始めた近頃では、デパートなどに行かないと購入できない少し高級なブランドの商品をメルカリやヤフオクなどで探す女性も増加傾向にある。
コート、ジャケット
ファストファッションの店でも5,000円以上するコートやジャケットも、フリマアプリで高く売れる商品のひとつだ。特に多くの人が今季のアウターを準備する11月~12月にかけて、このカテゴリの需要が一気に高まる傾向がある。
フリマアプリではどんなコートやジャケットが高く売れる?
大きなサイズのところで解説したとおり、このアプリを賢く使う方々の間では高いものを安く買うといったショッピングスタイルが人気となっている。したがって、小売価格の安い通販カタログ掲載の商品よりも、デパートやアウトレットモールなどに並ぶ人気ブランドのコートやジャケットの方が早く高く売れやすい。
フリマアプリでコートやジャケットを出品する際の注意点
テレビCMに草なぎ剛さんを起用したメルカリでは、3秒に1着のハイペースでコートが出品されている。ピーク時には300万着以上の並ぶフリマアプリ内で早くアウターを買ってもらうには、最新モデルを状態の良いうちにお手頃価格で売るといった工夫が必要となってくる。また明らかに見た目的に古い数年前の古着は、定番デザインでもない限り売れ残る可能性が高いと言えるだろう。
しまむら、ユニクロの古着
ファストファッションを代表するしまむらやユニクロの古着も、いくつかの条件に該当すれば、高値で早く売れやすい実態がある。
フリマアプリで高く売れるしまむら古着の特徴
まず、安くお得なしまむら製であるのに意外に高く売れるのは、TwitterやInstagramなどのSNSで話題になっている商品だ。2019年2月現在、自社の通販サイトを持たないしまむらでは、自宅近くに実店舗のない地域で暮らす方々が、話題のアイテムを求めてメルカリやヤフオクをチェックする傾向がある。
フリマアプリで高く売れるユニクロ古着の特徴
これに対してユニクロの場合は、ウルトラライトダウンやヒートテックといった定番商品の買い替えをするときにアプリ利用をするユーザーが多い実態がある。こうしたサービスを活用すれば、店頭よりも安く定番アイテムを入手できる。またしまむらと違って一点物のないユニクロなどのファストファッションブランドは、今所有している商品と同サイズのアイテムを選ぶといった意味でも、フリマアプリで買いやすいメーカーであると捉えて良いだろう。
吸湿発熱繊維のインナー
mont-bellのジオラインやスーパーメリノウール、ユニクロのヒートテックといった吸湿発熱繊維のインナーは、フリマアプリ内で非常に多く取引されている商品だ。特に機能性の良さに比例して小売価格も意外に高いアウトドアブランドのインナーには、一般の古着とは比べ物にならないレベルで多くのSOLDマークがついている。
これに対して高くても2,000円以内で買えてしまうヒートテックなどの場合は、複数枚のまとめ売りもしくは、数百円まで売値を下げるといった工夫によりスピーディーな売却につながりやすくなる。また肌着として使われることの多いヒートテックの場合、中古品よりは新品未使用の方が好印象を与えやすくなる。
ブラックフォーマル
急な不幸により必要となる黒の礼服は、ブランドよりもサイズやデザイン重視で買い物をする人が多いカテゴリだ。ジャストサイズで着用するブラックフォーマルを売る場合、バストやウエストといった細かなサイズを記載するのが理想となる。また数日後におこなわれる葬儀などで使われる黒礼服の場合、早く発送できるかどうかも、購入者にとっては大事なポイントになると捉えた方が良いだろう。
黒礼服の中で特に早く高く売れやすいのは、先程もご紹介した2L以上のビッグサイズと、マタニティ向けの商品だ。妊婦さんの体型を美しく見せるさまざまな工夫の施されたマタニティ服の場合、一般のブラックフォーマルよりも小売価格が高くなりやすい実態がある。また大きなサイズの黒礼服に関しても、カジュアルファッション店では販売されていないという理由でフリマアプリ内での高い需要があると言われている。
スキーウェア、スノボウェア
スキーやスノーボードをおこなう際に着用するウェアも、フリマアプリ内での注目度の高い季節商品だ。
売れるタイミングが一般アウター類とは少し異なる
スキーやスノボのウェアは、シーズンの最初だけでなく、これからウィンタースポーツを始める際に購入される商品だ。例えば、友人に誘われて2泊3日のスノボ旅行にでかける初心者の場合、スキー場でレンタルするより中古で買った方が安いといった理由でメルカリやヤフオクで買い物をする傾向がある。
フリマアプリ内でスノボやスキーウェアの売れやすい時期
完全なる季節商品であるスノボやスキーのウェアは、下記3つの時期に売れやすいと考えられている。
- ・12月ボーナス直後
- ・年末年始休暇の前
- ・2月の3連休の前
こうした形で売れやすい時期を並べてみると、趣味の領域で使われるウェアの場合、購入希望者に金銭的余裕がある時期とレジャースキーに行く前の時期に大きく需要が高まる実態が見えてくる。またこうした傾向は、真夏に使われるマリンスポーツやアウトドア用品のカテゴリにも当てはまることだと言えるだろう。
90sファッションのブランド古着
90年代ファッションのリバイバルブームが到来している近頃では、昭和の時代を彷彿とさせるデザインのストリートブランドやスポーツブランドのアイテムに非常に高い人気がある。またこのカテゴリで自慢のヴィンテージ古着を売るユーザーは、タイトルや商品説明の中で90sや90’s、90年代といったキーワードを入れて注目を集める傾向がある。
90sリバイバルブームで高く売れるブランドとは?
このカテゴリで多くの人が注目するのは、中古市場でも人気の高い下記のようなブランドが中心となる。
- ・NAUTICA(ノーティカ)
- ・FILA(フィラ)
- ・Gosha Rubchinskiy(ゴーシャラブチンスキー)
- ・TOMMY HILFIGER(トミーヒルフィガー)
- ・kappa(カッパ)
- ・NIKE(ナイキ)
- ・adidas(アディダス)
- ・COOGI(クージー)
90s古着を売る際の注意点
商品タイトルに、90sとつけて出品できるのは、基本的に昭和の時代に発売されたヴィンテージ古着のみとなる。したがって、少し前に買った最新モデルの商品に対しては、購入者との間にトラブルを生じさせないためにも、90sなどのリバイバルブームに関するキーワードを入れずに出品をするのが理想となるだろう。
買取専門店でも需要の高い90s古着
ちなみに上記ブランドを中心とした90sの古着は、ヴィンテージ古着を取り扱える買取専門店でも高く買取をしてくれる。したがって確実に高価買取の狙える自慢の古着の場合、自分で決めた価格でメルカリやヤフオクなどに出品するより、いくつかの買取業者間で相見積もりをとった方が効率的なケースもある。
アウトドアブランド
PatagoniaやTHE NORTH FACE、mont-bellといったアウトドアブランドのアイテムもフリマアプリ内で売れやすい商品だ。
普通のファッションアイテムより売れる期間が長い
登山やスキー、キャンプといったシーンで使われるアウトドアブランドは、普通のファッションアイテムと比べて長い期間の需要があるカテゴリだ。例えば、夏山の登山でテント泊をする人たちは、下界では猛暑の続く6月~8月でもフリースやダウンジャケットなどをバックパックに入れて持ち歩く実態がある。したがって、人気のアウトドアブランドであれば、季節的に多少遅くても購入希望者があらわれる可能性は高いと捉えて良いだろう。
コンディションが低くても売れやすいアウトドアブランド品
メルカリやヤフオク、ラクマといったフリマアプリの中には、アウトドアブランドならではとも言える機能性を試すために、あえて安い中古品を購入する方々も存在している。自分のニーズや利用シーンに合っているかの確認を目的とするこうしたユーザーの場合、ファッションアイテムとしては評価の大きく下がる汚れや色褪せなどをあまり気にしない傾向がある。またレイヤリングされることも多いミドルレイヤーのフリースなどの場合は、季節によっては人の目に触れにくいといった意味でも、コンディションの重要性が低い実態もあるようだ。
子供用フォーマルドレス、フォーマルスーツ
子供服とは思えないほどお洒落なデザインに仕上げられた人気ブランドのフォーマルスーツやフォーマルドレスも、卒園式や入学式前のシーズンに高値で売れやすくなる定番古着だ。メルカリ内の情報をいいね順に並び替えてみると、下記のようなブランドの商品にSOLDマークが付いている実態が見えてくる。
- ・petit main
- ・BURBERRY
- ・ANNA SUI mini
- ・組曲
- ・hiromichi nakano
フリマアプリの場合、上記のようなブランドにこだわらず、サイズや価格、デザイン重視でショッピングを楽しむママなども非常に多い実態がある。したがってメルカリやヤフオク、ラクマといったWEBサービス内で人気のある子供服には、大人と同じように需要の二極化が起きていると捉えても良いかもしれない。
ヴィンテージ古着
一定の質と古さを兼ね備えたヴィンテージ古着も、フリマアプリの中で意外な価値で売れやすい商品だ。ちなみに日本国内におけるヴィンテージ品の定義は、非常に曖昧となっている。しかしながらこのカテゴリに位置づけるためにそれなりの歳月が必要であると考えると、一般的には1970~80年代以前に作られた衣料品に質の高さや希少性が備わっているものといった定義をする人が多い実態がある。
フリマアプリでヴィンテージ古着が高く売れる理由
売り手自身が商品の価格を決められるフリマアプリは、設定金額によっては買取専門店に売るよりも遥かにお得な取引をおこなえるツールとなる。ユーザー同士が情報交換をするメルカリボックスの中には、古着屋にて数百円で購入したヴィンテージ品を数千円で売れたという事例も公開されている。したがって出品商品の金額に対して購入希望者が納得した場合、中古市場における買取相場よりも遥かに高い価格で売却可能になるケースもあると捉えることができる。
意外に難しいヴィンテージ古着の価格設定
設定金額によってはいいねすらつかない可能性も高いフリマアプリは、早くヴィンテージ古着の売却をしたいと考える方々にとって理想的な金額を決めにくいツールであると考えられる。また多くのいいねを求めるあまり、金額面での妥協をしてしまうと、早く現金化ができたとしても買取相場とは程遠い結果につながることもあるかもしれない。
まとめ フリマアプリで人気の高い定番古着を高く売るために
ここまでご紹介した10種類の衣料品は、フリマアプリの中で非常に需要の高い存在であると考えられる。しかしながら前述のとおりピーク時にはコートだけでも300万着以上もの出品のあるメルカリやヤフオク、ラクマといったアプリ内で早く高く定番古着を売るためには、下記のような工夫も必要となってくる。
ヴィンテージ以外は中古美品が理想
定番古着の高価買取を狙うには、基本的に使用感の少ない中古美品もしくは新品未使用で出品するのが理想となる。また個人間取引であるメルカリなどの場合、購入希望者も慎重に商品選びをする実態があるため、どんなに人気の高いカテゴリの品物であってもコンディションが低ければ買い手がつかない可能性も出てくると捉えた方が良い。
綺麗かつ目立つ写真を撮る
同カテゴリに非常に多くの商品が並ぶフリマアプリでは、多くの人に買いたいと思ってもらえる写真を撮ることもより良い取引には欠かせないポイントとなる。例えば、ブラックのパーカーの撮影をするときには、白やベージュといった明るい背景にするのが理想となる。また自分の商品に適した撮り方がわからない場合は、同カテゴリに並ぶ他の出品者のアングルや明るさを真似してみよう。
相場価格を把握する
自分的に納得できる価格で早く売却をするためには、フリマアプリ内や買取業者における相場情報を調べた上で、金額設定をしていく方法がおすすめとなる。例えば、メルカリ内に並ぶ他のライバルより少し安い価格で出品をすれば、価格の安い順で並び替えをしたときに、自分の品物が上位表示される形となる。またあまりにも挑戦的な金額をつけて売れ残ってしまう問題を避けるためには、これから出品する品物の価値をきちんと把握する必要がある。
いつまでも売れないときには買取業者を利用する
1週間や10日といった長きに渡って放置をしても全く売り手がつかず、一度価格を下げても状況が変わらないときには、フリマアプリの利用を諦めて買取専門店に相談をしてみよう。LINE査定やメール査定といった便利なツールの増えた今の時代は、自宅に居ながらにして簡単に相見積もりをおこなえる環境が生まれている。またアウトドアブランドなどのように価値ある品物を高価買取につなげるためには、当サイト・ヒカカクのような一括査定サイトを活用するのもおすすめとなる。