銘柄のシャンパンには、作り手であるメゾンの個性や主張が現れる。例えば、フランスの有名メゾンであるボランジェのシャンパンは、力強く個性的なテイストが味わえるのが特徴だ。やや男性的と称されることが多いこのメゾンのシャンパンは、映画のなかにも小道具としてたびたび登場している。
今回は、ボランジェから発売されている「ボランジェ 007 スペクター」の買取価格について解説していく。これからシャンパンを売るときには、ここでご紹介するような買取相場や査定情報が役立つかもしれない。
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ボランジェ 007 スペクターとは
「ボランジェ 007 スペクター」は、フランスのボランジェ(BOLLINGER)から発売された限定品のシャンパン。スタイリッシュな雰囲気があるボランジェのシャンパンはさまざまな映画で用いられているが、とくに有名なのがジェームズ・ボンドが登場する「007」のシリーズだ。
2015年公開「007 スペクター」にちなんでリリース
「ボランジェ 007 スペクター」は、2015年に公開された「007 スペクター」にちなんでリリースされた。「007」シリーズは、1960年代から続く映画作品。この映画には、主人公であるジェームズ・ボンドのお気に入りのシャンパンとして、たびたびボランジェの銘柄が登場している。
ボトルのラベルに「007」がデザインされている
こちらの「ボランジェ 007 スペクター」は、ラベルに「007」のデザインがある。シャンパンボトルのラベルは、銘柄を見分けるときのチェックポイントの1つ。映画ファンやシャンパン愛好家には、映画のシーンに登場するシャンパンのラベルをチェックしている人も多い。ちなみに、「007」シリーズには「ボランジェR.D.」などの銘柄が登場している。
保冷ができるブラックボックスがつく
限定発売された「ボランジェ 007 スペクター」には、保冷ができるブラックのボックスがついている。このボックスは、映画のなかでジェームズ・ボンドが愛用している「ワルサーPPK」のグリップをイメージしてデザインされたもの。ドイツの小型拳銃である「ワルサーPPK」は、さまざまな映画の小道具に使われている。
「007」シリーズのシックな世界を堪能できるシャンパン
「ボランジェ 007 スペクター」は、2009年のヴィンテージが楽しめるボランジェの貴重なキュヴェ。洗練された雰囲気のボトルやブラックボックスを眺めながらシャンパンを味わうことで、「007」シリーズのシックな世界を堪能できるようになっている。
ボランジェ 007 スペクターの買取相場情報
「ボランジェ 007 スペクター」のような限定発売のシャンパンにも、一定の買取相場がある。限定発売のシャンパンの場合、売りに出すタイミングによっても相場が変わる可能性があるため、最新の情報を見ておくことが大切だ。
ボランジェ 007 スペクターの買取価格
買取店では、「ボランジェ 007 スペクター」に12,000円〜13,000円前後の価格をつけていることが多い。なかには、16,000円前後まで価格を上げるお店もあるため、どこに売るかで買取価格に4,000円前後の差が生じる可能性がある。
ボランジェの代表的な銘柄よりも評価が高い
「ボランジェ 007 スペクター」は、ボランジェの銘柄でも比較的高い価格で買取が行われているようだ。ちなみに、ボランジェの代表作とも言える「ボランジェラ・グラン・ダネブリュット」の買取価格は、5,000円前後が相場になっている。このような銘柄と比べると、10,000円以上の金額がついている「ボランジェ 007 スペクター」は高く評価されているのがわかる。
美品であることが高価買取の条件
「ボランジェ 007 スペクター」を買取しているお店では、「美品であること」などを高価買取の条件にしている。シャンパンの買取でも、極美品や美品などは評価が高くなるのが一般的だ。
購入後、ほとんど手を触れずに保管していたような品は、このような極美品や美品に該当する可能性がある。評価の基準はお店によっても変わってくるが、傷や汚れなどがまったくなければ「ボランジェ 007 スペクター」の評価もかなり高くなるだろう。
査定額を比較することでお店の特徴がわかる
実際に査定を受けてみると、その買取店が「ボランジェ 007 スペクター」にいくらぐらいの金額をつけているのかがわかる。買取相場を踏まえた査定であっても、お店によって数千円程度の違いがでることは珍しくない。金額の違いを細かくチェックしたいときには、お店の査定額を比較してみるのがよい方法だ。
お店の買取価格は、その店舗の販売ルートで変わることもある。買取店の特徴を知るためにも、まずは査定額を比較してみよう。
ボランジェ 007 スペクターが高く評価される理由
「ボランジェ 007 スペクター」が買取査定で評価されるのには、いくつかの理由がある。買取価格が高い理由を知っておくと、ほかのシャンパンを処分するときにも上手な売り方ができるだろう。
人気映画にちなんだシャンパン
人気映画「007」シリーズにちなんだ「ボランジェ 007 スペクター」は、ボランジェのファンやシャンパンの愛好家はもちろんだが、「007」シリーズのファンからも人気が高い。このような品は、ヤフオクなどでも高額で落札されるケースが多いため、少し高めの金額をつけても売れる可能性がある。再販の際に高く売れそうなシャンパンは、お店でも高価買取することがあるわけだ。
限定品のシャンパン
「ボランジェ 007 スペクター」は、発売数が限られている限定品だ。限定品は、完売すると入手するのが困難になる。手に入りやすい中古品を狙う人が多くでてくることから、強化買取をしてお店の在庫にストックしておく買取店もある。
ラベルやパッケージに特徴がある
一般的なシャンパンも、ラベルやパッケージは価値を左右するポイントになる。「ボランジェ 007 スペクター」の場合は、「007」が印字されたラベルはもちろん、オリジナルのブラックボックスなどがついている。買取価格を決める際には、こういったラベルやボックスの価値も考慮されるため、金額が上がるケースが多い。
有名なメゾンのシャンパン
フランスの有名なメゾンであるボランジェのシャンパンは、中古品でも安定した人気がある。イギリス王室御用達のボランジェは、格式の高いシャンパンのメゾンとして有名。伝統的な製法で作られるこのメゾンのシャンパンにはファンが多い。「ボランジェ 007 スペクター」はメゾンが腕を振るったこだわりのヴィンテージであり、シャンパンとしての価値が高い。
ボランジェ 007 スペクターの査定方法
買取店では、いろいろな方法で「ボランジェ 007 スペクター」の査定を行っている。買取前の査定は無料の場合が多いため、どのような査定であれ気軽に利用できるのが便利な点だ。ちなみに、多くの買取店が行っているのが次のようなスタイルの査定だ。
- ・店頭査定
- ・専用フォームでの査定
- ・電話査定
- ・宅配査定
それぞれ紹介していく。
店頭査定
店頭査定は、品物を直接店舗に持っていって、その場で査定を受けるスタイルだ。このような査定では、買取店のスタッフがシャンパンのラベルやボトルの状態などをチェックして、査定金額を対面で伝える。店頭査定の場合、スタッフが実際に品物を見ているため、提示される金額はかなり正確だ。
専用フォームでの査定
専用フォームでの査定の場合は、買取店のサイトにあるフォームにシャンパンの情報を入力することで、お店から査定額が通知される仕組みになっている。銘柄名や購入した時期、シャンパンの写真などの詳細情報をフォームで伝えれば、専用フォームからの査定でも、ある程度は正確に買取価格がわかることが多い。
買取店の営業日であれば、当日や翌日に結果が通知されるため、時間は余りかからない。
電話査定
電話査定は、買取店のフリーダイヤルなどを通じておおよその買取価格を教えてもらうスタイル。電話査定でも、銘柄名や購入時期が明確に伝えられればすぐにだいたいの金額は教えてもらえる。ただ、電話のみの査定の場合、シャンパンの状態をお店側が細かくチェックできないため、後に金額が変わる可能性があるのが難点だ。
宅配査定
宅配査定は、宅配便などでシャンパンをお店に送って、査定を受ける方法。この査定方法は結果が通知されるまで少し時間がかかるが、店頭査定と同じく正確な買取価格がわかるのがメリットになっている。
その他
このほかにも、メールやLINEなどを利用した査定方法がある。
複数の買取店の査定が同時に受けられる一括査定も、人気がある査定方法の1つだ。
ボランジェ 007 スペクターの査定額を上げるための保管方法
「ボランジェ 007 スペクター」に高い金額をつけてもらうためには、保管方法に気を配る必要がある。保管中にとくに注意をしたいのが、温度や光による影響だ。シャンパンはデリケートな飲み物であるため、保管場所は注意深く選ぼう。シャンパンの保存に比較的向いている保管場所や保管方法について紹介していくので、参考にしてほしい。
ワインセラーで保管
ワインセラーのなかは温度が一定に保たれており、シャンパンを保管するのによい条件がそろっている。ワインセラーに保管をしておけば、ホコリや汚れなどがシャンパンボトルにつく心配もない。ボトルなどが破損するリスクも少ないため、よい状態で買取査定に出せるだろう。
冷蔵庫の野菜室で保管
ワインセラーがないときには、冷蔵庫の野菜室もシャンパンの保管に利用ができる。野菜室は、一般的に野菜の鮮度を保てるようにやや温度が高くなっている。シャンパンは、低温すぎる環境で保管すると風味が損なわれてしまうのが厄介なところだ。シャンパンを冷蔵庫に入れるときには、10度前後の温度で保管できる野菜室を使おう。
ボトルを横にする
シャンパンを保存する際には、ボトルを横にした状態にするのも1つのポイントだ。ボトルを立てて保管すると、ボトルの口にあるコルクの栓が乾燥する恐れがある。冷蔵庫を使うときでも、ワインセラーに入れるときのように横にして保管すれば、コルクの破損なども防げるだろう。
結露や汚れに気をつける
冷蔵庫でシャンパンを保管する場合、注意をしておきたいのが庫内の結露や汚れだ。
温度設定が不適切なときには、冷蔵庫のなかに結露が発生してしまうことがある。水滴などがシャンパンのラベルについてしまうと、ダメージが生じるケースも出てくる。また、食品によるラベルやボトルの汚れにも注意をしよう。ラベルにシミが生じると、買取査定でも減額の対象になることが多い。
まとめ
今回は「ボランジェ 007 スペクター」の買取価格を紹介した。シャンパンの買取でも、極美品や美品などは評価が高くなるのが一般的だ。「ボランジェ 007 スペクター」を買取しているお店では、「美品であること」などを高価買取の条件にしている。
保管状態も査定金額を大きく左右する。食品によるラベルやボトルの汚れにも注意をしよう。金額の違いを細かくチェックしたいときには、お店の査定額を比較してみるのがよい方法だ。
シャンパンは年齢を重ねても長く楽しめる趣味なので、歴を重ねるごとにアイテムが増えていくもの。ぜひ買取をうまく利用しながら、コレクションを楽しんでいただきたい。