モンスターコレクション旧カードの買取相場を調べてみた

これまで、趣味で集めてきたものを処分する場合、どのように処分したらいいのか悩む人も多いだろう。

特に、本コラムで取り上げるトレーディングカードの処分に困る人も多くいる。

ところで、このようなトレーディングカードは捨てるべきなのか、または売れるものなのかをここで紹介していこう。

本コラムでは、トレーディングカードゲームの「モンスターコレクション」を取り上げ、このモンスターコレクションの旧カードに関する買取情報をリサーチしてみたので、処分方法に悩んでいる方には、ぜひ参考にしてほしい。

モンスターコレクションとは？

ここでは、モンスターコレクションの旧カードにおける買取情報を紹介していく前に、そもそもこのモンスターコレクションとはどのようなものなのかについて紹介していこう。

モンスターコレクションは、評価の高いカードゲーム

このモンスターコレクションは、安田均が中心になって設立されたクリエーター集団・株式会社グループSNEが開発したトレーディングカードゲームである。

現在も大会などが行われているが、下火の傾向

ユーザーの間では略称としてモンコレと言われている。また、トレーディングカードゲームとしては古参の多いトレーディングカードゲームで、今でもモンスターコレクションの大会などは行われている。

だが、今後の販売や展開が未定であるため、遊戯王やマジックザギャザリングなどと比べると下火になっているトレーディングカードゲームだと言える。

コアなユーザーが多い

ただし、トレーディングカードゲームとしては、他のトレーディングカードゲームよりもカードバランスやゲーム性の評価は高く、今でもコアなユーザーが好んでプレイしている、玄人向けのトレーディングカードゲームなのである。

販売元が何度か変わっているトレーディングカードゲーム

モンスターコレクションの略歴をみていこう。

数回変わった販売元

1997年9月に富士見書房から発売されている。

2000年9月からモンスターコレクション2が発売され、2009年8月からはモンスターコレクション・トレーディングカードゲームとして、ブロッコリーが販売元となって展開されていたのだが、その後、2011年8月より正式にブシロードの取り扱いとなる。

開発元に権利が返還

そしてさらに、2014年5月30日に発売されたデッキがブシロードからの販売委託契約が満了となり、ブシロードからの発売では最後となる。

その後、グループSNEとKADOKAWA（旧富士見書房）に権利が返還されることとなる。

ブシロードの展開に関しては、2015年6月30日付でルールサポートを終了している。2016年5月31日付で全サポートも同じく終了した。

今後の展開は未定

2017年3月31日付でブシロード版公式サイトの閉鎖が予定されている。

今後の展開に関しては。グループSNE側からこれで一区切りであるということだけが発表されており、今後の展開は未定の状態となっている。

つまり、略歴からみてもわかるように、販売や展開において権利を持つ会社が何度か変わっているため、新旧カードが存在しているのである。

モンスターコレクションの旧カードの価値は

ここまで、モンスターコレクションとはどのようなトレーディングカードゲームで、どのような歴史のあるゲームなのか、その略歴も合わせて紹介した。

モンスターコレクションは現在、ヘビーなトレーディングカードゲームユーザーが好んでプレイしているカードゲームということだが、現在このモンスターコレクションの旧カードの買取事情はどのようになっているのだろうか。

次は、モンスターコレクション旧カードの買取市場での価値について触れていこう。

旧モンコレカードは二束三文しかならない？

では、ここでモンスターコレクションの旧カードの価値について触れていこう。

このモンスターコレクションの旧カードだが、もしも売れたとしても二束三文の価値にしかならないと言われている。

現在プレイされているモンスターコレクションは、発売元がブシロードに変わってから展開しているものが大半であり、また、このブシロード版のモンコレでは旧カードを使用することが出来るレギュレーションがないのが要因で、ゲーム面における価値がないトレーディングカードとなっているようだ。

そのため、モンスターコレクションの旧カードには、希少価値がついたとしても、コレクションとしての価値しか無く、買取価格は期待ができない。

旧カードが二束三文になる理由とは…

上記で、モンスターコレクション旧カードの価値が二束三文だということを説明した。

では、なぜそこまで低い金額の買取が予想されるという結論に至るのか、疑問に思うものもいるだろう。なぜなら、カード買取ではもう生産されていないカードなどが高額で売れるケースも少なくなく、コレクターなどに高額で売れるからだ。

だが、そのようなコレクターにも売れないのはなぜかということになる。それはトレーディングカードであるからだ。

プレイすることが前提で収集される

このようなトレーディングカードはプレイすることが前提としてあり、そういったユーザーの多くはトレーディングカードゲームをするために、より強いカード、そのなかでも生産数の少ないレアカードを購入するという特徴がある。

そのためカード収集などの要素はなく、使えないカードとなると価値は一気に下がる傾向にあるのだ。

遊戯王の古いカードは高額なものも

例えば、遊戯王のトレーディングカードは、今でも古いカードが高額買取となりやすい。

それは、遊戯王のカードは、全シリーズを通してトレーディングカードゲーム内で使用できるカードとなっているため、生産されていない強いカードは高額な買取となるのである。

そういった特徴がトレーディングカードゲームにはあるのだ。

モンスターコレクションの買取金額一例まとめ

最後に、モンスターコレクションの買取金額について紹介していく。

ここでの買取金額は、実際に査定されている金額と、業者側が提示している金額となる。だが、旧カードに関しての買取金額は少ないため、ここではモンスターコレクションの全体的なカード買取額を紹介していく。

また、そのなかでも高額な買取金額となっているカードを選んで紹介しているので、一つの目安として参考にしておくといいだろう。

【1,500円～2,400円】

• ●3E-066 麗しき銀獅子レグルス(VF)…1,500円
• ●4C-043 不死鳥の乙女エルルーン(VF)…1,600円
• ●LB-052 採魂の女神ブリュンヒルド(VF)…1,800円
• ●6D-021 白蛇姫アンドロメダ(VF)…2,000円
• ●4C-019 迷宮王オズボー(VF)…2,000円
• ●4C-058 朱狐イナリ(VF)…2,200円
• ●5C-049 神楽狐チトセ(VF)…2,300円
• ●LB-067 黒い翼の天使ラフェロウ(VF)…2,400円

【2,500円～3,500円】

• ●LB-024 花園の歌姫プレッツェル(VF)…2,500円
• ●LB-065 髑髏の騎士ゲイル(VF)…2,500円
• ●MC5-CD0 魔剣姫ドリブラ(VF)…2,700円
• ●5C-046 獅子姫レオーネ(VF)…2,800円
• ●5D-026 花園の歌姫マドレーヌ(VF)…2,800円
• ●4D-060 魔剣姫ドラジェ(VF)…3,000円
• ●E-067 戦争の女神モリガン(VF)…3,000円
• ●4C-046 神獣の女神ジーグルーデ(VF)…3,500円
• ●5D-025 花園の歌姫ブリュレ(VF)…3,500円

【4,600円～9,000円】

• ●6C-034 滅魂の女神アスタロト(VF)…4,600円
• ●3C-068 夢魔の王妃リリス(VF)…4,000円
• ●MC5-113 魔剣姫ドリブラ(ビジュアルフレーム)…6,000円
• ●3D-063 夢魔の美姫リリム(VF)…9,000円
• ●MC9-029銀狐エレイン(箔押しサイン入り)…9,600円

上記がモンスターコレクションの全体の買取金額となる。

他と比べると落ち着いている相場

ほとんどが旧カードの買取ではなく、現在ゲームで使用できるカードが基本となっているようだ。

高いカードとなれば10,000円近くの買取金額になる。他のトレーディングカードゲームであるポケモンカードや遊戯王カード、旧デジモンカードやドラゴンボールのカードダス等に比べると高額カードの買取金額は低く、落ち着いている相場だろう。

コレクション価値がついていれば高めの買取になるかも…

ここでの買取金額はあくまで高額買取となるわけだが、旧カードの相場は5円〜500円くらいの価値が大半だと思ったほうがいいかもしれない。

とにかく、旧カードでここまでの買取金額は期待しないほうがいいが、コレクションとしての価値がついているカードのなかには、数千円になるものの可能性がないとは言えないので、まずは査定だけでもしておくといい。

まとめ

本コラムでは、モンスターコレクション旧カードの買取情報や買取金額について紹介してきた。

このようなトレーディングカードゲーム業界のカードの価値は、希少価値も大事だが、基本としてゲーム内で強いカードでないと価値は高くなりにくいと考えておくといいだろう。

旧カードの売却はネットオークションやフリマアプリが良いかもしれない

なので、ここで紹介したモンスターコレクション旧カードの買取金額は二束三文となる可能性が高いだろう。

そういった状況であるため、買取業者で売るよりはネットオークションのヤフオクやフリマアプリのメルカリ、magiなど競売形式・個人間取引で個人に売るほうが、コレクターに売れる可能性が高く、売れる金額の相場も高いだろう。

トレカ専門フリマアプリmagi
https://magi.camp/

買取サービスを利用するなら比較検討は必須

買取業者では二束三文で売れる可能性が高いトレーディングカードはこのように個人売買がオススメなのだ。

もちろん、業者によってはモンスターコレクション旧カードの価値を高くみる買取業者もあるかもしれない。

業者買取を利用するのであれば、複数の業者の査定を比較してから、慎重に売るようにすることをおすすめする。

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