【専門家監修】旧裏面ポケカの高額買取ランキングTOP50

ポケモンカード(ポケカ)は今もなお幅広い年代に愛されているカードであるが、その歴史は20年以上にもなる。今、大人の人の中にも、昔はポケモンカードを遊んでいたり、集めていた人が多い。もしもタンスや押し入れに眠っているポケモンカードがあるとしたら、探し出してほしい。

ここでは旧裏面の高く売れるカードの買取価格一覧・リストや旧裏面ポケモンカードの人気商品について買取価格を10社徹底比較してみたい。また、記事の後半では売るのにおすすめの秋葉原の店舗や宅配買取で評判のカードショップなどをまとめているので、是非、最後までチェックして欲しい。駿河屋(秋葉原・新宿など)、カードラッシュ（池袋・秋葉原など）、まんだらけ（中野・秋葉原・大阪など）、おたちゅう（秋葉原）、チェルモ（秋葉原・末広町）等どのカードショップに売ればよいのか教えよう。

ちなみに、フリマアプリでの売却を考えているなら、トレカに特化したフリマアプリ「magi（マギ）」もチェックしてみてほしい。旧ポケモンカード専用のページも用意されているので、利用しやすいだろう。

旧裏面ポケモンカードとは1997年から発売が開始されたトレーディングカードで、旧裏面旧裏などと呼ばれることもあるカードのことをいう。現在発売されているポケモンカードとは裏面の絵が全く違うためにそのように呼ばれている。

↑のような懐かしの紺色の背面のカードが旧裏面ポケモンカードである。表のイラストは同じでも背面が今の新しいポケモンカードと同じ20周年記念のCPという型番のカード等も存在しているので見間違えないようにしよう。この中に価値あるお宝が眠っている。

今もなお、この旧裏面ポケモンカードに興味を持っているというコレクターが増えており、国内だけでなく海外でも非常に人気がある。かなり古いカードでボロボロであっても希少価値が高いカードもいくつかあり、モノによっては数十万円から数千万円という高額な相場でヤフオクやメルカリ、中古カードショップにおいて取引されているカードも存在するのだ。

旧裏面の中でも絶大な人気を誇るのがオーキド博士から貰うことのできた最初の3匹でもあるリザードン、カメックス、フシギバナだ。リザードンは海外コレクターが買い漁っている影響もあり、後述の通り30万円～100万円ほどの相場に急騰している。傷有品でもカメックス、フシギバナが5~10万円程度となって来ている。これらは非常に何度も違うイラストや名前で再録されているので初版のカードであることをしっかり確認しておきたい。

まず初版という概念は1996年10月20日に発売された第一弾（正式名称は「拡張パック 第1弾」）のみに存在し、絵柄が同じではある第一弾の中で初版とそれ以降のカードの価値を分類するのに使用される概念だ。カードは96種類しかなく、その中でも価値が高い★のレアリティに位置するカードは32枚のみ。初版かどうかの見分け方は右下の黒い小さな★マーク（珍しさを表すマーク）があるかどうかで鑑定することができ、初版にはマークが無いため「マーク無し」と言われる。

初版という概念が生まれた理由は定かではないが、エラッタという表記印刷ミスが幾つかあったことなどが理由の一つと推察できる。一番有名なかいりきポケモンの誤表記になっているかいりきリザードン以外にも、「ウィンディ」「ハクリュウ」など、名前の表記を間違えているカードが存在する。

尚、初版ではないパターンにおいてもフシギバナ、カメックスは人気が上がって来ており微傷～美品であればそれぞれ1~2万円程度の相場で取引され始めている。また、初版ではないリザードンも初期絵ということで価値が上がっており、かえんリザードンと呼ばれ、既に傷有の中古品で2~4万円程度、美品で4~7万円、完美品クラスだと10万円近い金額で取引されている。

相場的には上記の買取価格表にあるカードなどが高額となっており、それ以外の★のレアリティに位置するカードでトレーナーカードと御三家を除くとスピアー、マルマイン、エレブー、ダグトリオ、エビワラー、ピジョン、ハクリュウのみ。これらは現在目立って高騰していないがいずれも数千円以上では取引されている。今後は初版という理由だけで価値が上がっていく可能性が高い。

また、ピカチュウの初版は特段珍しい封入率では無かったカードだが、現在3万円以上の値段で取引され始めている。それ以外ではリザードンやフシギバナ、カメックスの進化元をしっかり揃えたいという需要があり、ヒトカゲ、リザード、ゼニガメ、カメール、フシギダネ、フシギソウの初版も美品であれば5,000~1万円程度の相場になって来ている。

特に、リザードンは本来かえんポケモンとなる所が「かいりきポケモン」となっているエラッタ仕様（エラーカードのようなもの）であるため「かいりきリザードン」と言われ、遊戯王で言う所の青眼の白龍・シクブル、デュエルマスターズで言う所のボルメテウスホワイトドラゴン、MTGで言う所のブラックロータスのような代表的カードとして扱われており、完美品であれば200万円以上の相場で取引され始めている（2021年1月現在）。海外の鑑定機関であるPSAやBGSが最高ランクのPSA10、BGS10を出した場合は1,000万円ほどのかちにはなると思われる。

尚、エラッタでは無い方の「かえんポケモン」のリザードンについても「かえんリザードン」という呼び名で価値がかなりつき始めており、2020年初頭では数千円程度だったが現在は美品であれば10万円近い価値となっているので、こちらも見過ごせない。初期絵柄のリザードンは飛びぬけて価値が上がっているということを覚えておこう。尚、全く同じ絵柄の20thアニバーサリー仕様のリザードンのカード（CPリザードン）も存在し、現在3~7万円程度まで高騰しているが、こちらは裏面が旧裏の仕様ではないという点でも明確に区別がつく。

これらは名前がわかりやすいので安く売ってしまうようなミスをしにくく、見落としにくいレアカードである。表面も遊戯王カードのレリーフ加工のような彫りがある(ひかるミュウ、ひかるギャラドスは彫りが無く、ひかるコイキングは彫りがあるものとないものがある)。旧裏面で、名前がひかる〇〇となっているのであれば、それはほとんどが値段のつく価値あるカードなので買取依頼する際は気を付けて査定額をチェックしたい。

ひかるミュウについてはコロコロコミックで全員配布があったカードのため出回っている数が多いものの、「ミュウ」という絵柄の人気でそこそこ値が付く傾向にあるが、傷有品だと8,000円程度~25,000円程度の相場。

これらも名前がわかりやすいので売る時は見落としにくいレアカードである。カードの名前がわるい〇〇となっているのであれば、ほとんどが値段のつく価値あるカードなので買取依頼する際は気を付けて買取価格を確認しよう。

特に、わるいリザードン、わるいカメックス、わるいヤドラン、わるいギャラドス、わるいマタドガス、わるいカメール、わるいエーフィ、わるいフシギバナ、わるいダグトリオ、わるいリザード、わるいカイリキー、わるいゲンガーなどのカードが高騰しており、2000~1万円程度の相場となっている。

カツラのリザードンは既に1万円程度で売買され始めており、やはりリザードン人気の影響を受けている。それ以外にもそれほどまだ高額にはなっていないが、ナツメのフーディン、ゲンガー、エリカのラフレシアなど色んなジムリーダーの主要ポケモンキラカードが1000円程度に高騰している。高騰しているのはまだ一部なので買うならチャンスではある。

ルギア爆誕の映画で配布された古代ミュウは見た目から珍しいカードで価値がありそうではあるが、それ以外にも大会などの景品として配布されたカードの価値の方が実は高い。映画限定カードの古代ミュウはまだまだ数千円~3万円程度だが、次に紹介するカードは希少過ぎるため既に25万~3,800万円の価値がついている。

それらのカード名を紹介すると、ポケモンイラストレーターや親子ガルーラ、No.1トレーナー、ファンクラブポリゴン、ファンクラブイーブイ、フォトコンテスト限定カード、配布限定のひかるコイキング等の高額プロモカードが存在する。中々普通にポケカをやっていたレベルの人は持っていないと思う。しかし、当時から熱心にプロモカードを集めるようなコレクターだった人や大会にしっかり参加していたような人であれば持っている可能性もある。

それ以外にゲームボーイ特典のルギア、GR団のミュウツー、とりかえっこプリーズのリザードン、フシギバナ、カメックスなど様々に中堅のプロモカードも存在しており、数千円~5万円程度で売買されている。

以下では駿河屋という大手の買取店が公開している買取価格表について高額ランキング順にまとめている。

以下では2000年の2月4日から発売されたポケモンカードneoと呼ばれる旧裏面の後半のシリーズに関しても買取価格を確認して行こう。ゲームでいう所の金・銀・クリスタルにあたるポケモンが登場している。

それでは、各業者ごとの旧裏面ポケモンカードの買取価格を紹介しよう。ちなみに以下の価格は、2019年12月時点のものになるので、留意していただきたい。このコラムを執筆した後に相場が一気に高騰しており、ざっくり全体的に10倍程度に相場が上がっていると思ってよい。

まんだらけはオタクの聖地と言われるほどマニアックなホビー商品をそろえているショップである。全国にも店舗展開しており、目利きのできるスタッフも多くいるために、安心して買取依頼に出すことができるだろう。独自の買取価格はかなり高額とも噂されており、旧ポケモンカードを所有している人であれば一度店舗に行って査定に出してみるといいだろう。

まんだらけでの旧ポケモンカードの買取価格は下記の通りだ。

駿河屋は、首都圏を中心として店舗展開しているリサイクルショップである。トレーディングカードだけではなく、 DVDやCD、 ホビー商品、ゲーム、スマホなど幅広い商品を扱っているショップであるために、近隣にあるのであれば利用してみる価値は高い。買取については、どのジャンルにおいても高額であると評判になっている。

駿河屋での旧ポケモンカードの買取価格は下記の通りだ。

旧ポケモンカード買取専門.comは、旧ポケモンカードに特化して買取をおこなっているという珍しいネットショップである。買取については、公式サイトから買取依頼を出しカードを発送するだけだ。到着すれば査定金額をすぐに連絡してくれ、買取代金についても素早く支払いしてくれる。送料や振込手数料など全て無料なので、安心して買取依頼に出すことができるだろう。

旧ポケモンカード買取専門.comでの旧ポケモンカードの買取価格は下記の通りだ。

遊戯屋は、ホビー商品全般を扱っているショップ。かなり古いゲームやビックリマンシールなど珍しい商品の取り扱いもあるので、昔集めていたようなホビー商品があればチェックしてみるといいだろう。旧ポケモンカードについても積極的に買取をしており、高額での買取であると評判にもなっている。

遊戯屋での旧ポケモンカードの買取価格は下記の通りだ。

秋葉原チェルモは、秋葉原において10年以上も営業し続けているトレーディングカードショップだ。買取の宣伝はそれほど派手におこなっていないが、昔から利用している馴染みの客が多い。店内では大会なども開催されており、休みの日は賑わっている。秋葉原に行く機会があるなら、店内をのぞいてみるといいだろう。

秋葉原チェルモでの旧ポケモンカードの買取価格は下記の通りだ。

ポケカセンター買取はポケモンカードを中心に買取をおこなっているネットショップで、旧ポケモンカードについても積極的に買取をおこなっている。申し込みをして商品を送付すれば、到着後すぐ査定をしてくれる。査定額については比較的高額になると評判にもなっている。ポケモンカードの買取専門であるから安心して依頼することができるだろう。

ポケカセンター買取での旧ポケモンカードの買取価格は下記の通りだ。

トレカ買取webは、トレーディングカードのネット買取を専門にしているショップである。査定額によっては振込手数料や送料を負担してくれるので、かなりにお得になる可能性もある。特に、旧ポケモンカードについては買取を強化して査定額を常に高めているため、必ずチェックしていただきたいショップである。

トレカ買取webでの旧ポケモンカードの買取価格は下記の通りだ。

ヤフオクはみなさんもおなじみのオークションサイトである。ヤフオクにおいてもかなり旧ポケモンカードの取引がなされている。オークション形式のため、他のショップと比べてもかなり高額での取引となることもある。場合によっては、ここで売却をするのが得になることもある。

ただし、自分で売却手続きや送付しなければならないことだけは肝に銘じておいていただきたい。他のショップよりも手間になることは間違いない。

ヤフオクでの旧ポケモンカードの売買相場は下記の通りだ。

メルカリは、フリマアプリにおいては今一番人気があると言っても過言ではない。生活商品全般扱っているために利用している方も多いだろう。ポケモンカードも多く取引されており、旧ポケモンカードについても定期的に取引されている。ヤフオクと同様にチェックしておいてほしい。

メルカリでの旧ポケモンカードの売買相場は下記の通りだ。

モバオクはスマホが普及し出す前から運営をおこなっているオークションサイトで、月額300円を支払えば出品や入札がし放題となるサービスだ。生活用品全般が取引されているが、ヤフオクやメルカリと比べれば穴場となっていることがある。あわせてチェックしておいてほしい。

モバオクでの旧ポケモンカードの買取価格は下記の通りだ。

magiはトレカ専用フリマアプリであり、販売手数料がメルカリ等よりも安く、買ったり売ったりするたびにポイントも入ってくる仕組みの新しいフリマアプリである。トレカ専用フリマアプリであるため、トレカを愛好するコレクターの人達がよく利用しているので、買取に出すよりも高く売れる可能性が高い。

落札実績のある高額旧裏面カードについて一覧化してみよう。こちらの相場も2019年12月時点の数値だったが、現在はモノにより10倍程度に跳ね上がっている。

これはトレーディングカード全般に言えることであるが、トレーディングカードの買取価格についてはあくまで基準価格であって、必ずその価格で買い取って貰えるというものではない。当然ながら、トレーディングカードの状態によっては査定が下げられてしまい、基準価格の半分以下になってしまうということも少なくないのだ。

どうせ買取依頼するのであれば、高値で買取ってもらうに越したことはない。どのようにすれば高価買取してもらえるのか知っておけば、これからどのように管理をしていけばいいのか理解できるだろう。いくつかそのポイントをお伝えするので、ぜひ実行してもらいたい。

これからお伝えする買取業者の中で一番買取価格が高いところに依頼するかもしれないが、それが必ずしも正しいとは言えない。

冒頭にもお伝えしたが、あくまで買取価格というのは基準額であって、必ずしもその価格で買い取ってくれるわけではない。かなり高額の買取価格を提示されているとしても、状態が悪ければ買取価格の10%程度になるなんてことも珍しくはないのだ。場合によっては買取価格がつかないなんてこともある。

買取ショップは買取った後に売却して利益を得るわけであるから、売却できる状態のカードでなければ買取をおこなわない。売却できるのはどのような状態かと言うと、傷やスレ、折れなどがない状態のことをいうのだ。旧ポケモンカードはかなり古い商品のため状態が悪いものもあるかもしれないが、丁寧に扱っていただきたい。

状態として加味されてしまうダメージは以下の通りだ。ダメージが無いほど高価買取となる。

買取価格を比較してもらえればわかるが、同じカードでも買取価格は全然違う。当然ながら旧ポケモンカードのニーズがあるショップであれば、他店よりも高額で買い取る傾向がある。また店頭よりもネットでの買取の方が高価格がつきやすい。ネットでは実店舗よりもかかる経費が少ない分、高額で買い取っても損はしないのだ。

皆さんからすれば、近所のショップや馴染みのショップに買い取って貰うのが一番手軽でいいのかもしれないが、損をする可能性があると理解しておかなければならない。少しでも高値を目指すのであれば、必ずいくつかのショップを比較検討していただきたい。特に旧裏面はポケカマニア・ポケカコレクターが集めるカードであるからこそ、その価値がしっかりとわかる買取店に持ち込んだり、郵送で買取を依頼するといった必要がある。

ショップによっては、各種キャンペーンなどをおこなっていて、その時期に依頼すれば査定額がアップするようなことがある。もしくは初回利用で買取額が何割かアップすることもある。また送料が必要なところもあれば、無料のところもある。

このような点を見比べていけば、買取価格が高額であるとしても総額では結局それほど高くならないということもあるかもしれない。そのため買取依頼先はあせらずに、じっくりと比較検討していただきたい。そうすることでショップの特徴をつかむことができ、損せず売却が可能となるのだ。

旧裏面ポケモンカードの買取価格を10社徹底比較してみた。かつて旧ポケモンカードを集めていたという人は、ぜひこの記事を参考にして買取依頼に出していただきたい。ただし、ここで紹介した価格は2018年9月現在の金額である。旧ポケモンカードについては当然ながら価格が変動するため、その時々において価格は確認してほしい。場合によっては急に買取価格が高額になることもあるからだ。

またショップによってはキャンペーンも積極的に開催されている。必ずいくつかのショップをチェックして、自分にとってどこが最適なのか判断していただきたい。

買取コレクターは、東京都新宿区にあるトレカやホビー系アイテムの買取店。トレカの知識豊富な専門スタッフが査定をするので、的確な高価買取額を出してくれる。宅配・出張買取にかかる費用もゼロで、テレビや雑誌などにも紹介されている安心安全な買取店だ。

カードラッシュは秋葉原を中心に複数の店舗を展開するポケカに強いカードショップ。ポケカのプロプレイヤー「あむ」さん等も所属する大手のショップだ。通販が強いのと、高く買い取りして安く販売するというコンセプト・戦略で急成長しているお店だ。遊戯王に力を入れているショップが多い中で、早くからポケカの売買に力を入れており、買取価格の掲載も強気で先陣を切っていくイメージがある。

magi買取事務局はフリマアプリの運営会社でありながら、高額な旧裏面カードをしっかりと相場の流れを読みながら高く買取りしている。magi秋葉原店、magipoke渋谷モディ店、magipoke中野ブロードウェイ店などを展開している。具体的にはPSA鑑定済みの親子ガルーラを300万円、ひかるミュウツーを15万円で買取など、高額査定していたり、かいりきリザードンを50万円で買取するなど異例の買取額を提示しているという企業だ。