時代を作り出すハイブランドの中でも、幅広い年代から愛されるブランドといえばルイ・ヴィトンを思い浮かべる人も多いのではないだろうか。ブランドの中にはどんなに魅力的なアイテムであっても若い人向けのデザインのものもあれば、逆に年齢を重ねた人にしか似合わないブランドというのも存在するのである。
ルイ・ヴィトンの場合は使う人を選ばない上品でエレガントなデザインが特徴で、落ちついたデザインだとモノグラムやダミエ・ヴェルニなどを思い浮かべる人もいるだろう。またビビットな色合いが好きな人にとってはエピレザーなども魅力的だし色の豊富さでいえばエナメル素材のものを選ぶのもいいと思う。
そんなルイ・ヴィトンの中でも領収書やレシートなどの収納力に優れたアイテムとして人気があるのがポルトフォイユ・アデルだといえる。ファスナー付きの大きなポケットがついており機能性にも優れたお財布としても人気があるのである。
そんなポルトフォイユ・アデルを持っているものの使わないので買取に出したいと思っている人もいるのではないだろうか。でも中古に出すと定価よりもかなり安くなってしまうことも珍しくないので、それならこのまま持っていた方がいいかもと考えてしまいなかなか決断できなくなってしまうことも珍しくない。
今回はポルトフォイユ・アデルを買取に出した場合の査定のポイントや買取相場について説明していきたいと思う。買取を検討している人はぜひとも参考にしてほしいものである。
CONTENTS
このコラムには、合法的な広告・宣伝が含まれている可能性があります。また、当社のサービスである「ヒカカク！」と「magi」の紹介も含まれています。
ルイ・ヴィトンとは？
今では誰もが知っている有名ブランドとして抜群の知名度を誇るルイ・ヴィトンが始まったのは、1854年に創設者のルイ・ヴィトンがパリに世界で初めての旅行用トランクの専門店をオープンしたことにある。当時若干16歳という若さだったのは驚きである。
当時は丸蓋のトランクが主流とされていたのだが、トランクを重ねることができず平蓋のトランクを作り出したと言われている。さらには堅牢でありながら軽量で持ち運びしやすいなど機能性にもこだわり、世界中から注目されるようになったのである。
ルイ・ヴィトンの注目度が上がると偽物（コピー品）が出回るようになりルイ・ヴィトンを悩ませるようになったという。これを解決したのが息子のジョルジュ・ヴィトンだといわれているのである。1888年にダミエを開発し、1896年にモノグラムを開発するなど、今のルイ・ヴィトンの人気アイテムを作り出したとされている。
その後クリエイティブ・ディレクターとしてマーク・ジェイコブスを1997年に参入させたことによって、カバンだけでなくお財布やファッションなどの幅広い分野に活躍を広げていくようになったとされているのである。
他にもルイ・ヴィトンにメンズラインを作った、キム・ジョーンズや、マーク・ジェイコブスが自身のブランドに専念するために退任したあとにあとを継いだのがニコラ・ジェスキエールだといわれている。今では自らブランドを立ち上げるなど多方面で活躍している人物である。
ポルトフォイユ・アデルとは？
ポルトフォイユ・アデルは、ルイ・ヴィトンのアイコニック的な存在のモノグラムにカラフルなレザーを組み合わせて作り出した、スタイリッシュなお財布のことをいう。2つのファスナーがついていて、閉鎖式のコンパートメントをマグネットボタンでとめたおしゃれなデザインになり、クラッチバッグとしても使用する人もいるようである。
ポケットの大きさが十分なものになるので、メモやレシート・領収書などを入れても十分に余裕があり財布の中をきれいに整理整頓できることもあって機能性の高い財布としても知られている。モノグラムのデザインはルイ・ヴィトンをすぐにイメージできるものになるので、モダンでスリムなデザインといえるのではないだろうか。
見た目の印象もかわいらしいものになり女性らしい印象なので、ブランドに慣れていない人でも持ちやすく、幅広い年代から愛されるアイテムともいえるのである。特に財布を開けた内側の色がとても艶やかで、シンプルさとかわいらしさが共存しているデザインも特徴である。
カラーの展開は2種類になり、ブラウン×ピンクの甘いテイストのものと、カジュアルでよりスタイリッシュな印象のブラウン×オレンジとなる。どちらもかわいいので迷ってしまうほどの上品な色合いになるといえるのではないだろうか。またかなり前のラインとして全部がブラックでできた、スタイリッシュなものも存在する。どれも色合いによって雰囲気が全く変わるのが面白いといえるのではないだろうか。
偽物も出回っている？
ブランドものになるとどうしても気になってしまうのが、偽物が出回っているかどうではないだろうか。実際に持っているポルトフォイユ・アデルが偽物なのか本物なのかを見分けるのは、決して簡単なものではない。
ルイ・ヴィトンは世界中からも人気の高いブランドになるのだが、その分需要が高く偽物が多く出回っているブランドとしても知られているのである。見てすぐに偽物とわかるほどの粗雑なものもあるのだが、プロが見ても判断が難しいほど精巧に作られている偽物もある。
ルイ・ヴィトンの直営店で購入した場合はそこまで心配することもないのだが、通販サイトやフリマアプリ、海外で購入したものの場合は偽物の可能性があるので疑って見たほうがいいかもしれない。
なかには買取に持って行ったときに、偽物だと言われて気付く場合もあるのだとか。偽物のポルトフォイユ・アデルの場合、どんなに状態が良くても0円で買取不可になってしまうので十分に注意してほしいものである。
偽物の見分け方とは？
ポルトフォイユ・アデルが偽物か本物かを見分ける方法があるので覚えておいてほしい。
モノグラムの柄をチェック
例えばモノグラムキャンパスといえば、グラフィカルな柄で表現した革新的なデザインが特徴だといえるのではないだろうか。1896年にジョルジュ・ヴィトンにより商標登録されたデザインでベージュとマカロンカラーのやわらかな配色を組み合わせたものになり、柄のモチーフは幾何学模様や植物モチーフにLやVを合わせた、厳密な規則性を持って構成されているものになる。
これは作られた当時から変わることのないルイ・ヴィトンの特徴であるのだ。そのため見る人が見ればモノグラムの柄の違いでも偽物か本物かを見極めることができるといわれているのである。
金具部分をチェック
他にもファスナーの金具部分が安っぽく薄い作りになっていると偽物の可能性が高いのである。本物の金具は適度な厚みがあり細部にまでこだわり抜いてつくられたものになる。
内側のロゴをチェック
他にも内側にあるルイ・ヴィトンのロゴが偽物場合は細長いフォントのものになり、本物の場合は丸みを帯びたかわいらしいデザインになる。特に「O」の文字が潰れてしまったような印字・刻印になってしまっていると偽物の可能性が高いのである。
縫製や質感をチェック
ルイ・ヴィトンはどのアイテムも伝統を生かした技法を大切に守り続け、1つ1つ丁寧に作り出しているアイテムばかりである。そのため長く愛用してもほつれてしまうことなく、その劣化を楽しめるようなおしゃれなものばかりなのである。特にレザーの場合長く使っていくと手にフィットする柔らかさがあるのだが、偽物はゴムのような硬さがある場合も。
ルイ・ヴィトンのポルトフォイユ・アデルの中古品買取相場は？
ポルトフォイユ・アデルがどのぐらいの価格帯で中古で取引されているのか気になる人もいるのではないだろうか。せっかく買取に出すなら少しでも高額買取してもらえるに越したことはないだろう。なかには想い入れのあるアイテムだからこそ、納得できる価格で買取してほしいと思っている人もいるのではないだろうか。中古品の買取額は買取店によっても大きく変わる可能性があるのである。
買取相場の目安
ポルトフォイユ・アデルはピンクやオレンジの場合40,000円～50,000円前後の価格にて買取されていることが多い。希少性の高いブラックのものの場合は70,000円～80,000円の買取額になるのだが、珍しいものや限定品になると同じラインであっても数万円の違いが出るといわれているアイテムでもある。
使用状況によって買取額が変化する
ポルトフォイユ・アデルはどのぐらいの使用状況なのかによっても買取額に大きな違いが出ることも珍しくないのである。例えば新品や未使用品の場合は定価の70％～80％の価格にて買取されることが多いと言われているのである。
多少の使用感が目立つものや使用頻度の多いものの場合は定価の40％～50％程度の買取額になってしまうことが多いとされているのである。財布の一部に著しく損傷がある場合や汚れがある場合は、定価の5％程度の価格になってしまうことも珍しくない。
5％と言われると買取に出すのがなんだかもったいなくなってしまう人もいるのでないだろうか。決して満足できる買取額とはいえないものの、そのまま処分してしまうよりは少しでもお金になるに越したことはないのではないだろうか。もちろん実際に見積もりに出してみないとわからないのだが、買取に出して安くなってしまってもいいのかどうかしっかりと検討したうえで買取に出すようにしてほしいものである。
ルイ・ヴィトンのポルトフォイユ・アデルの査定ポイントは？
ポルトフォイユ・アデルを買取に出すときに業者が注目しているポイントはどこになるのか、気になる人もいるのではないだろうか。いくらプロが査定したといってもあまりに安い価格になってしまう場合、どうしてこの買取額になったのか説明してほしいと思う人もいるはずである。
ポルトフォイユ・アデルの場合はお財布として使用するものになるので、どうしても汚れやすいのは小銭入れのポケットとクレジットカードなどのカードポケットで、スレたときに黒く色がついてしまう。内側の色が明るい配色になるので、デザインがかわいい分汚れも目立ちやすいのである。
またファスナー部分がほつれていたり、外側の角スレが目立つと買取額が下がってしまうことも珍しくない。またクラッチバッグとして使用していた人の場合は、使い方によっては全体に細かいキズがついてしまっていたり汚れがついてしまうこともある。
買取店にとっても再販することを考えるとできるだけ状態のいいものを買取したいと思っているものだろう。傷や汚れが少ないものは高額買取になる可能性がある。買取店をしっかりと複数社比較したうえで、少しでも買取額を高くしてくれる買取店を探すようにしてほしい。
ポルトフォイユ・アデルを買取に出すときに注意したいこと
ポルトフォイユ・アデルを買取に出す時の注意点を知っていれば、それだけで買取額に違いがでてしまうことも珍しくない。見積もりに出してから後悔することのないように、ひと手間かかるものの確認しておいてほしいポイントである。
付属品の有無を確認
まず、付属品の有無を確認するようにしてほしい。中古品は購入したときの状態にできるだけ近いほうが買取額が高くなる傾向にある。ポルトフォイユ・アデルの場合は購入したときの箱・袋・保証書などを一緒に買取に出せるとその分買取額が高くなることもある。逆に付属品がない場合は、買取額が一気に下がってしまうこともあるので、事前に買取店に確認しておくのをおすすめしたい。
セルフクリーニング
ちょっと手間がかかるのだがセルフクリーニングをしてから買取に出してほしい。財布の場合は小銭入れなどのポケット部分にゴミが入ったままになっていたり、ホコリや角の汚れがついていると簡単に落とせるものであっても買取額が下がってしまうものなのだ。掃除にひと手間かけるだけでも気持ちよく取引できるので試してほしい。
まとめ
ルイ・ヴィトンのポルトフォイユ・アデルの買取について紹介した。具体的な買取額については、実際に査定に出してみないとわからない。迷っているのなら、まずは査定を受けてみよう。その際には複数の買取店に相談し、少しでも高額買取になるようにしっかりと店舗を比較したうえで選んでほしいものである。買取の際にはセルフクリーニングも忘れずにおこない、高額買取を目指そう。
