ルイヴィトンからは多数のラインが登場しているが、その中でもモノグラム・アンティアをご存知だろうか?あまり知られていないラインではあるが、ルイヴィトンの中でもかなりハイクラスなラインである。
ここでは、独特の高級感を楽しむことができるモノグラム・アンティアのアイテムについてチェックしてみよう。モノグラム・アンティアの特徴や人気アイテム、買取相場について、さらに高く売るコツをご紹介する。
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モノグラム・アンティアとは?
モノグラム・アンティアは、2010年に発表されたラインである。希少な素材、特殊な製造補法を用いたラインであり、ルイヴィトンの中でもハイエンドなアイテムばかりだ。価格も非常に高く、比較的手ごろな価格の多いルイヴィトンの中では手を出しにくいという方も多い。
そのため中古品で購入しようと考えている方が多く、さらに滅多に中古市場には出回らないアイテムのため、比較的高い金額での取引が可能となっている。
特徴
モノグラム・アンティアはその名の通りモノグラムラインの派生ラインであるが、一つ一つの模様が刺繍されており、他のプリントのアイテムとは一線を画す存在感となっている。この刺繍にも独自の技術が用いられている。
流通数も少なく、正規店でもなかなか購入できないというレアなアイテムばかりだ。他の人とは違うブランドのバッグを持ちたいという方には、モノグラム・アンティアのアイテムはおすすめである。
アンティアの名前の由来
モノグラム・アンティアのアンティアとは、ギリシャ神話に登場する花の女神のことである。花の女神の名前にふさわしく、すべての女性があこがれるような美しいデザインとなっている。一見するとルイヴィトンのアイテムとは思えないような高級感があり、落ち着いた雰囲気を与えることが可能だ。
カラーラインアップも大人っぽいシックなカラーばかりなので、主に年配の女性から人気がある。カジュアルなコーディネートに取り入れれば品格を漂わせることもでき、使用用途は意外と広いのも特徴的だ。多くの人を惹きつけてやまない花の女神のようなバッグを持てば、自然と明るい気分になるだろう。
モノグラム・アンティアの素材
モノグラム・アンティアには独特の希少価値の高い素材が取り入れられている。素材は生後1年以内の子羊の革を使ったラムスキン。柔らかくコシがあり、ほかのルイヴィトンのアイテムには使われていないレアな素材だ。
独特の職人の技術で何度もなめされたラムスキンはシルクのような質感が生まれ、革とは思えないようななめらかさを実感できるだろう。刺繍も一つ一つ丁寧に施されており、じっくり見れば見るほど楽しむことができる。使うほどにしっとりとなじむようになり、長く持ち続けることができるだろう。
モノグラム・アンティアの人気アイテム
モノグラム・アンティアから登場しているアイテムの中でも、人気のアイテムをチェックしてみよう。モノグラム・アンティアのアイテムは非常に流通数が少なく、それぞれが高価買取対象となっている。
その中でも女性向けのバッグは人気が高く、中古市場でも驚くような価格で取引されることが多い。日本国内では購入しにくいものや、現在正規店では購入できないようなものほど価値が高くなり、買取価格も高くなる。
モノグラム・アンティアのアイテムを持っているという方は、早めに買取業者に査定を依頼することをおすすめする。
ホーボー
ホーボーは女性の通勤、通学におすすめのシンプルな形状のバッグである。サイズは複数あるが、いずれもA4ファイルなどをすっきり収納できるサイズとなっている。荷物が多くなってしまう方にもおすすめのバッグで、マザーズバッグとしても利用できる。
ワンハンドルタイプになっており、気軽にサイズを調整することも可能。肩からかけるのにも、ハンドバッグとして持つのにも適した長さに調整することが可能だ。ファスナー式で中身が丸見えにならず、すっきりと持ち歩くことができる。
モノグラム・アンティア独特の柔らかい素材で、荷物が多いときも少ないときもしっとりと持ちやすい形に変動してくれることだろう。収納力も高く内側にポケットが複数ついているので、大きなサイズのホーボーでも中身がごちゃごちゃにならず、スムーズに荷物を取り出すことができる。
また、側面の南京錠がさらに高級感を醸し出してくれる。この南京錠にはルイヴィトンの刻印がされており、よりユーザーの満足感を高めてくれるデザインとなっている。
イクシア
イクシアは四角形のシルエットが気品を感じさせてくれるバッグである。幅が広めのハンドルがついているのが特徴で、肩からかけてもハンドバッグとしても使用できるように計算されている。
たっぷりと荷物を収納できるので通勤や通学、ちょっとした旅行にも十分対応できる。バッグの面積が広く、モノグラム・アンティアの独特の刺繍をしっかり楽しむことができるのも嬉しいポイントと言えるだろう。
内側にはポケットが3つついており、収納力が高いだけでなくバッグの中身をきちんと整理しておくことが可能。モノグラム・アンティアの上品で高級感あふれる印象はそのまま、デイリー使いにも適した高い機能性が人気である。
リリア
リリアは丸みを帯びたシルエットが特徴的なバッグである。ハンドル部分が長めになっており、肩からかけるショルダーバッグとして利用することが可能。
ゴールドの金具が高級感を一層アップさせており、大人の品格を楽しみながらお出かけができるだろう。ふっくらとしたシルエットは荷物を入れるたびに表情が変わり、刺繍や素材の質感を存分に楽しむことができる。コンパクトなサイズになっているので、デートやパーティー、少しのお出かけにはちょうどいいサイズである。
収納力が高く、中には仕切りとファスナーがついているので中身も見えにくい。取り出したいものをさっと取り出せる、機能性も高いバッグとして人気がある。
モノグラム・アンティアの買取相場
モノグラム・アンティアの買取相場はどれくらいになるのだろうか。モノグラム・アンティアにはトレンドに左右されない上品さがあり、時代によって買取価格が変動するということはあまりない。
査定金額のほとんどはアイテムの状態によって上下する。今回は、新品未使用品の場合と一般的な中古品の場合、さらにかなり使用感があるものにわけて買取相場をチェックしてみよう。
新品未使用品
まだ一度も箱から出していないというような新品未使用品のモノグラム・アンティアのアイテムは、定価の6割~7割での買取が可能である。他のルイヴィトンの人気ラインと比較するとやや買取相場は下がる。これは、ルイヴィトンのアイテムにしては定価が高すぎるためにあまり需要がないこと、モノグラム・アンティア自体があまり知られていないことが関係している。
高くて知名度のないルイヴィトンのバッグよりは、お手頃な価格で購入できる人気のモノグラムやダミエなどのラインの方が中古市場では人気が高い。高級なものであれば高く買い取ってもらえるわけではないので、買取に出す際は注意しておこう。
一般的な中古品
数回使用しており、やや使用感があるというようなモノグラム・アンティアのアイテムは定価の3割~5割程度での買取が一般的。モノグラム・アンティアの素材は非常に柔らかく、数回使用しただけでもかなり素材がしなるようになってしまう。
もともとくったりした印象のあるバッグでも、このように使用感が出てしまうと査定金額は一気に減額されてしまう。よく通勤や通学で使っていた、荷物をたくさん入れていたというバッグは、買取価格がかなり下がるのであらかじめ覚悟しておこう。
使用感がかなりあるもの
何度も使用しており、全体的に使用感があるもの、日焼けしているもの、調整できるベルトの穴が広がっているもの、擦れ、刺繍がほどけているというようなかなりダメージが大きいモノグラム・アンティアのアイテムは、定価の1割以下での買取が相場となっている。モノグラム・アンティアのバッグは50万円以上のものがほとんどなので、約5万円程度での買取となるケースが多いのだ。
モノグラム・アンティアはルイヴィトンの中でも知名度が低く、モノグラム・アンティア自体を知らない買取業者に査定に出してしまうと、買取金額がかなり安くなる可能性もある。買取業者選びは慎重におこない、ボロボロでも納得できる価格を提示してくれる業者を見つけるようにしよう。
高く売れるモノグラム・アンティア
モノグラム・アンティアのアイテムは需要や知名度といった点から、他のラインよりは買取相場が低めになっている。そんなモノグラム・アンティアの中でも、高く売れる可能性が高いアイテムの特徴をご紹介する。
自分の持っているモノグラム・アンティアはどのような状態なのかを事前にしっかり把握してから買取査定に出すことで、よりスムーズに買取業者と取引をおこなうことができるだろう。
保存状態がいい
モノグラム・アンティアは柔らかく傷つきやすい素材でできているので、中古市場でも保存状態のいいアイテムはめったに出回らない。そのため、保存状態のいいモノグラム・アンティアのバッグであればかなり高い金額での買取を期待できるだろう。
クセがついていない、角が擦れたり汚れたりしていない、刺繍が綺麗なままである、内側が汚れていない、ベタつきがないなど、保存状態のいいモノグラム・アンティアのバッグは早めに買取に出すようにしよう。
長年自宅で保管していると、どうしても状態は悪くなってしまう。ほとんど使っていないようなモノグラム・アンティアのバッグでも、購入時から時間が経ってしまうと減額の対象になるので注意しよう。
使いやすいサイズ
モノグラム・アンティアはホーボー、イクシア、リリアといったバッグが登場している。その中にも複数のサイズがあるが、最も高く売れるのは使いやすいサイズのバッグである。主に通勤、通学に使いやすいA4サイズのファイルが入るもの、それでいて大きすぎず、女性が持っても負担にならないようなサイズが人気だ。
あまりに大きすぎるものは使用用途が限られてしまうため、中古市場でも需要が低くあまりいい価格での買取は期待できない。小さいバッグも近年ではトレンドであるが、中途半端な大きさのものは需要が低い。A4ファイルがしっかり収納できるサイズかどうか、買取査定に出す前に一度確認しておこう。
需要の高いカラー
モノグラム・アンティアのアイテムのカラーはどれも落ち着いた色合いばかりになっている。奇抜なカラーがない分どれも手に取りやすく、高い金額で買い取ってもらうことが可能だ。中でもブラック、ベージュといったどんなファッションにも合わせやすいカラーは高い人気がある。
オフィスカジュアルでも使用しやすいブラック、女性らしい華やかさを演出してくれるベージュなど、どんな人に需要があるのかを考えてみると買取価格も予想しやすいだろう。
ベージュなど明るいカラーのバッグは汚れやすく、キレイな状態をキープするのは難しい。そのため汚れの少ない状態で買取に出すことができれば、より高い金額での取引を期待できる。
買取業者選びのコツ
モノグラム・アンティアを買取査定に出す際には、買取業者選びも大切である。モノグラム・アンティアを知らない査定スタッフがいる業者も多く、本来の価値を理解しないままいい加減な価格を提示してくる業者もいるので注意が必要だ。
ルイヴィトンの中でもハイエンドなラインのモノグラム・アンティアを売るのにおすすめな買取業者の特徴をご紹介していこう。
ブランド品の買取実績が多い
まずは買取品目について。さまざまなアイテムを買い取ってくれる総合買取業者は人気だが、なんでも買い取ってくれる分それぞれの専門知識は非常に浅い。モノグラム・アンティアなどのマニアックなアイテムはきちんと査定してもらえないだろう。そのためブランド品の買取を専門にしている業者を選ぶことをおすすめする。
ルイヴィトンの買取実績が多く、きちんとその価値、買取相場を把握している業者に査定を依頼すれば、きちんと適正な価格で買い取ってもらうことができるだろう。事前にホームページを確認し、できればモノグラム・アンティアの買取実績があるところに依頼することをおすすめする。
国内外に販売ルートがある
モノグラム・アンティアは知名度が低く、日本では一目でブランドものだとわかるモノグラム、ダミエなどの方が人気が高い。そのため、買取業者の中には国内では販売せず海外に向けての販売をおこなっているところもある。ブランド品に敏感な海外に向けて販売すれば、より高い金額で中古品を売却できるのだ。そのため買取金額も上乗せしてもらいやすい傾向にある。
ホームページを確認し、国内外に販売ルートがある業者を選ぶようにしよう。国内のみに販売をおこなっている業者でも、店頭に並べているだけの業者より楽天・ヤフオクなどネットで販売している業者の方が高く買い取ってもらいやすい。
ネットでの取引をメインにしている
買取業者の中には実際に店舗を構えている業者と、ネットでの買取販売のみに特化している業者がある。この中でより高く買い取ってもらいやすいのは、ネットでのみ営業している業者である。
店舗の運営にかかる家賃や人件費、光熱費などを削減できるので、その分のコストを買取金額に上乗せすることが可能になっているのだ。
また、先述の通りネットで販売をおこなうと店頭販売よりもすぐに在庫をなくすことができるため、買取業者側にとってもメリットが大きいのだ。
ネットでの買取には宅配買取、出張買取といった方法がある。どちらも近くに店舗がない方や忙しくて買取店舗に行けないという方、売りたいものが多いという方におすすめの便利な買取方法である。
まとめ
ルイヴィトンの中でも最高級クラスのライン、モノグラム・アンティア。なじみ深いモノグラムも、一つ一つ手作業で刺繍されているとなるとかなり違った印象を味わうことができる。最高級の貴重な素材を用いており、手触り、使い心地、なじみ方などどこをとっても満足度が高い。深みがあり落ち着いた印象のアイテムばかりで、大人の女性にふさわしいデザインのバッグばかりだ。
そんなモノグラム・アンティアだが、知名度が低いために定価の割には高価買取にはならないケースが多い。高く買い取ってもらうためには、バッグのメンテナンスをおこなったり買取業者選びを慎重におこなうことが大切だ。
今回ご紹介したような特徴を持つブランド買取専門業者を探して、よく吟味してから査定を依頼するようにしよう。