本コラムでは、彫刻の買取について取り上げる。彫刻作品のような芸術的なものは、どのように売ったらいいのかわからない人も多いだろう。また、実際にリサーチをしてみてもよくわからないものも多い。そこで、佐藤忠良の彫刻の骨董価値・買取相場・査定情報 をテーマにリサーチした情報やポイントなどを紹介していくので、参考にするといいだろう。
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佐藤忠良について
では、最初に佐藤忠良という作家がどのような芸術家でどのような評価をされているのかを紹介していこう。佐藤忠良の基礎知識を述べていくことになるが、このような基礎知識を知っておくことで、作品の価値を把握することにも繋がるので、この機会に押さえておこう。
佐藤忠良は世界的に有名な彫刻家
佐藤忠良は、有名な日本の彫刻家である。また、新制作協会彫刻部創立会員でもあった。生まれは宮城であるが、少年時代は北海道で過ごすことになる。そして絵画を学ぶため、上京することを決めて上京したが、ロダン、マイヨール、デスピオなど新しい生命主義の作品に触れたことで絵画から彫刻家になることを志す。東京藝術大学を卒業後に新制作派協会で活動し始めるが徴兵され、帰国後に制作をすることとなるが、その戦争体験から人間の美についての作品を多く手がける。そのような活動が認められるとパリのパリの国立ロダン美術館で日本人初の個展を開催するまでに至る。佐藤忠良の作品は国内だけでなく、世界的に価値の高い作家として高い評価を得ている。
現在でも高く評価されている
現在でも、佐藤忠良の作品は色褪せることなく高い芸術性は評価されており、国内の美術館でも多くの作品が展示されている。代表作には下記のようなものがある。
- 『群馬の人』
- 『微風』
- 『蒼穹』
- 『夏の像』
- 『若い女の像』
- 『帽子』シリーズ
- 『支倉常長像』
佐藤忠良の作品は今でも高い評価を受けていることから、市場においても高い金額で売買されているので、人気も高い傾向にある。リサーチしてみると、骨董品や芸術品を取り扱っている買取業者でも佐藤忠良の作品は積極的に買取対象作家として挙げられている。佐藤忠良の作品は高い金額で売れることは期待していいだろう。
彫刻作品の査定ポイント
上記である程度、佐藤忠良の作品がどれくらいの価値があるものか理解できただろう。次は、その佐藤忠良の彫刻作品を売るとき、どのようなポイントが査定額に大きく影響するのか、彫刻作品の査定ポイントについて述べていこう。
彫刻作品のポイントは誰が作った作品なのかが重要になる
彫刻作品の買取査定ポイントとして、一番重要なのが、誰が作った作品なのかという点だろう。彫刻作品で高額になるケースは、どの作品も有名な作家であることが多い。そのため、その作家が作ったという証明ができる鑑定書や保証書にも価値があるので、そのような書類も一緒に売るほうが高く売れるだろう。とくに彫刻作品では贋作や模倣品も多いため重要になってくる。
ブロンズ像などの彫刻作品は貴金属としての価値もある
彫刻はブロンズ像であることが多く、またこのブロンズ像はもともと外に飾るものでもあるため非常に頑丈な作りになっているため、状態の良さの査定よりはその他の価値である。歴史的価値や希少価値また、貴金属としての価値で査定されることが多い。とくに最近では金・銀・プラチナをはじめとする貴金属の価値は年々その価値を上げているため、今後もブランズ像の価値は上がる可能性があるので、その点も一緒に押さえておくといいだろう。
箱などの付属品にも価値がある
彫刻作品では、状態も査定されるだろう。もちろん、作品についてしまったキズや汚れなどはマイナス評価となるが、その状態よりも付属品もセットになっているかという点が査定では非常に重要になる。上記でも述べたが彫刻作品の状態に関しては寛容ではあるが、セットになっている箱などの付属品に関してシビアなので、このような付属品があるのであれば一緒に売るようにしよう。
佐藤忠良の作品相場
では、最後にここで最も気になる佐藤忠良の作品相場についてリサーチした情報を述べていこう。何かを売るときに相場を把握しておくことは、高く売ることに影響してくるので大事なポイントだ。
明確な相場は掴めない
まず、注意して欲しいのが佐藤忠良の作品のような芸術的な価値の相場はなかなか掴むことができないという点だ。佐藤忠良の作品がどれくらいの金額で売れるのかリサーチしてみたが、ほとんどの業者で買取金額を開示していないのが現状であった。このような芸術作品は贋作や模倣品が多いため、実物を査定しないと実際の価値が分からないというものなのである。なので芸術作品を売る場合には、いくつかの業者へ査定依頼をしてから、その額を比較検討してから売る業者を選ぶといいだろう。
相場はわからないが高額査定は期待できる
上記で芸術作品の相場はわからないと述べたが、これには理由がある。なぜならば、このような芸術作品が本物である場合、その価値は非常に高いからである。買取業者にとって、いくらで買い取るのかというのを競合業者に知られたくない情報なのである。それが高額であればあるほど情報は重要になってくる。そのような理由があり、芸術作品は相場が掴みづらいわけだが、有名作家の作品であれば、数十万〜数百万円で売れることがアートオークションでは多いようなので、それくらいの金額を目安にしてみるといい。
まとめ
本コラムで、佐藤忠良の彫刻の価値・買取相場・査定情報をテーマに述べてきたは、ここでも述べたように芸術作品の価値は素人には分かりづらく、そして掴みづらいところがある。もっと言えば、プロであっても鑑定や査定は非常に難しい分野でもあるので、どの業者を利用して、売却するのか非常に大事なポイントになるだろう。なので、佐藤忠良の彫刻のような価値が高いものは、リサーチを入念にして、また業者選びも慎重に行なうようにしよう。その際には本コラムで紹介したポイントを参考にしてみるといい。