手押し台車・カゴ台車の買取査定実績・相場情報を徹底調査

手押し台車やカゴ台車は一般家庭ではなかなか使わないが、企業や店舗では頻繁に使われている。重い荷物や家具でも積んでしまえば楽に運べるため重宝する。しかし古くなったものやもう使わないものなど、処分に困ったことはないだろうか。複数台あればなおさらだろう。

そこで手押し台車やカゴ台車の買取実績や相場について紹介しよう。最近では買取業者のほか、ネットオークションやフリマアプリでもさまざまな品物が売買されているため、そちらの実績についても調べてみた。

手押し台車・カゴ台車とはどういうものか

手押し台車、カゴ台車はさまざまな種類がある。手押し台車には折り畳み式やブレーキ・ストッパー付き、走行音が静かなものなどがあり、カゴ台車にも大きさや容量、積載荷重がそれぞれ異なるものがある。荷物を運搬するだけでなく、高く積み上げても崩れる心配がなく保管にも使えるのがカゴ台車の特徴でもある。

一般的な折り畳み台車

オフィスや店舗でもよく使用されるタイプがこの折り畳み式の台車である。小型から大きなものまでサイズが豊富で、積載荷重も100kg～200kgが一般的である。ハンドルが折り畳めるので使わないときはコンパクトに収納できるため、スペースが限られているようなところでは便利である。

安定感のある固定ハンドル台車

ハンドルが固定され折り畳めないようになっている。折り畳み式よりも安定しており、重いものを載せて運搬するのに向いている。ハンドルがグラついたり、折れる心配もなく工場や倉庫での使用が多い。

丈夫なステンレス台車

樹脂やゴムなどを使わずステンレスでできているため、耐荷重に優れているのがこのタイプである。サビや汚れにも強く、重いものの運搬に適している。

2段・3段台車

台車が棚のような作りになっているため、一度にたくさんの荷物を運べるのがメリットである。積み重ねる必要がないため大小サイズの違う荷物を運ぶのに適している。また、荷物を持ち上げる作業が多いところでは、上段を利用すればしゃがむ必要がなく腰への負担も軽減できるメリットがある。

両袖ハンドル台車

台車の両端にハンドルがついているタイプである。狭い通路などでも向きを変えずに、進行方向に合わせてどちらからでも押せるようになっている。同じような台車に金網付きがある。両方から押せることに加えて、金網がついているため荷崩れせずに長物や袋物など、安定しにくい荷物を運ぶことができる。

一石二鳥カゴ台車

カゴ台車は荷物を高く積み上げて安定して簡単に運搬できることに加え、そのままの状態で保管もできるのがメリットである。荷崩れの心配がないため、工場はもちろん、狭い倉庫や施設内での使用にも適している。

手押し台車・カゴ台車の買取相場、買取実績

では手押し台車やカゴ台車の買取相場いくらなのだろうか。台車にもメーカーや人気の型があり、需要の高いものは高値で買取されている。主に多いのが金沢車輌、トラスコ中山、五常だろう。どれもプロツールの販売を行っていて、製品の質や機能性は納得である。

ちなみに台車の販売価格は、手押し台車は大きさや形によっても異なるが数千円～30,000円となっている。カゴ台車は25,000円前後が多いようだ。

買取方法はさまざまあるが、持ち込み買取のほか出張買取や素材の買取、レンタルマッチングなどがある。

急ぎなら持ち込み買取

通常の買取方法がこれである。リサイクルショップや業者に持ち込んでその場で査定、買取してもらう方法である。手間はかかるがすぐに処分、現金化できるのがメリットだろう。買取相場を見てみると、手押し台車では1,000～4,000円での買取が多いようだ。かご台車も1,000～5,000円の買取相場となっている。

負担の少ない出張買取

台車が複数あったり、大きいサイズで持ち込みが難しい場合、出張買取が便利である。業者の担当者が査定に来てくれるため、売る側の負担はほぼない。買取業者によるが、その場で買取が成立し支払いしてくれる場合もあるし、後日の振り込みになる場合もある。相場は持ち込み時と変わらず、手押し台車もカゴ台車も3,500円前後となっている。もちろん状態や大きさなどによって多少前後する。

壊れていても買取可能な素材の買取

台車は使えるものでないと売れないと思っていないだろうか。実は壊れていても素材で買い取ってくれる業者もある。特にステンレス製は壊れていても高く売れることが多い。

上手に資産活用レンタルマッチング

台車はそう頻繁に使うものでもないので、使っていない台車はあるけれど将来また使うかもしれないから手放せない、使う時期が決まっていてそれ以外は場所を取っていて邪魔である、など悩みがあることも多いだろう。そういった場合に有効なのがレンタルに出すことだ。業者を通じて使っていない時期に台車を貸し出すことができるため、双方にメリットが高い方法である。

ヤフオクでは出品されているか

中古市場には買取業者のほか、ネットオークションも利用者が多い。特にヤフオクは利用者、売買実績もトップクラスである。そんなヤフオクでは個人出品だけでなくストア出品もあることから、手押し台車やカゴ台車の取引も複数見られる。

手押し台車

ヤフオクで手押し台車を検索すると、取引実績は約340件となっている。平均相場は3,300円で、最高落札額は18,000円をこえている。取引実績は1台のものもあれば、複数セットのものも多く、形や素材によっても落札額は差がある。

一般的な大きさの折り畳み式では約1,500円、走行音が静かなものは3,000～6,000円の相場、スチール製やステンレス製は他の台車よりも高く5,000～8,000円ほどの落札額がついている。他にも積載荷重が300kgをこえるもの、大型のタイプは折り畳み式でも比較的高値で売買されているようだ。

カゴ台車

ヤフオクでカゴ台車の売買実績を見てみると、約170件の落札実績がある。平均相場は13,000円で、最高落札額は約140,000円と高額である。もちろん1台での取引のほか複数台セットでの出品も目立つため、業者買取よりも高い売買相場となっている。最高落札額のカゴ台車は80×60×170cmの鉄製台車で出品はまとめて約30台となっていた。そのため1台あたり約4,600円となる。

ヤフオクでは1円スタートのオークションも多いが、実際は最低落札額が設定されていることが多いため、1～数百円で買えることはまずないと考えて良いだろう。最低落札額とは出品者が設定した「この金額なら売っても良い」という価格なので、入札者には分からない。最低落札額をこえて初めて入札できたことになるため、入札できないからと入札価格を上げて入札し続けることは危険だ。結果、あらかじめ自分の決めた予算以上の価格になってしまうこともあるので、注意が必要である。

メルカリでの売買実績

ヤフオクでは業者よりもやや高めの売買相場となっていたが、メルカリでの相場はどうなっているのだろうか。メルカリとは最近話題のフリマアプリのなかでも利用者数、メディア露出などトップクラスの中古市場である。衣類やおもちゃ、書籍はもちろん、家具や家電、一見ゴミとも思えるものまで実にさまざまな物が売られている。

人気の秘密

実際のフリマと同じように、売る側は価格を決めて写真と説明文と共に出品する。買う側はほしい物を検索したり、トップページから更新される品物を見て、値段に満足ならそのまま購入できるし、高いと思ったらメッセージ機能で価格交渉もできる。その他にも送料の負担はどちらがするのか、配送方法、希望配達日時などもあらかじめ指定することも可能である。操作が簡単で空き時間で検索から購入までスムーズにできるため、人気なのだろう。

手押し台車、カゴ台車の相場

メルカリで手押し台車、カゴ台車の販売実績を調べてみると、数は少ないものの取引実績はあるようだ。手押し台車は状態や形によって価格に差があり1,500～8,000円ほどとなっている。カゴ台車は小さいものなら数千円、大きい業務用のタイプは20,000～30,000円で売買されている。

個人向け

メルカリは一般の人が利用していることが多いため、業務用やプロ使用のものは出品も取引も少なく、売れにくい傾向にあるようだ。ちなみにメルカリでは送料混みの方が売れやすいため、送料は売り手負担のことがほとんどである。台車は送料が高いため、業者買取よりもやや高めの売買相場となっている。

査定に出すときのポイント

台車を買取業者へ売る、もしくはヤフオクやメルカリを利用して売る際にはそれぞれポイントがある。不用品ではあるがどうせ売るなら高く売りたい、処分するくらいなら安くても売りたい、という人は多いだろう。ではそれぞれの市場で売るときのポイントを紹介する。

業者は複数で見積もりを出す

業者の買取に出すときは1社だけでなく複数で見積もりを出すことが重要である。査定は無料のところがほとんどなので、いくつで査定してもらい一番高く買い取ってくれるところで売るのが確実だ。また、ハンドルや車輪が正常に動くか、シールや汚れがないかどうかも確認しておくと良いだろう。

ヤフオクは送料込みで、最低落札額は相場よりもやや安く

ヤフオクは送料の有無で入札するかどうか決める人が多い。出品数が多い場合はできるだけ安い商品に集まる傾向があるため、相場よりも安い価格で定額出品にするか、最低落札額は相場よりもやや安くして買い手が買いやすくすることが重要だろう。高い値段を設定して結局売れずに処分するよりは、安くても買い手がついた方が良いのではないだろうか。

メルカリは時期を見て売る

メルカリは一般の利用者が多い。業務用はあまり売れないと思われがちだが、売るタイミングに気を付けるとすぐ売れることもある。

一般人が台車を使うときはどんなときだろうか。重い荷物を運んだり、狭いところで保管が必要な時にあったらいいな、と検索することがあるのではないだろうか。おそらく引っ越しの多い3～4月、運動会や文化祭など学校行事のある9～11月あたりは検索数が増える時期だろう。この時期を狙って出品すると意外と売れるかもしれない。

まとめ

今回は手押し台車やカゴ台車でお悩みの方におすすめの、手押し台車やカゴ台車の買取実績や相場を紹介した。手押し台車やカゴ台車は企業や店舗では頻繁に使われているが、古くなったものやもう使わないものなど、処分に困ったことも多いだろう。

実は壊れていても素材で買い取ってくれる業者もあり、特にステンレス製は高く売れることが多い。使っていないけれど将来また使うかもしれないから手放せないという場合にはレンタルに出すこともできる。ぜひ本記事の買取をうまく利用しながら、賢く処分、管理していただきたい。