菊正宗は神戸発祥の日本酒であり、その認知度は非常に高く、これにはCMが一役買っているのは間違いない。菊正宗には菊正宗嘉宝という銘柄がある。特別限定酒として誕生した代物だ。
菊正宗嘉宝は現在入手困難で、常に店頭販売されているものではないため、買取相場の変動や査定価格も差が生じている。菊正宗嘉宝の買取相場や査定価格について解説しているとともに、買取業者や方法についての情報も記載している。自宅にある菊正宗の処分を検討しているのであれば、参考にしていただきたい。
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菊正宗とはどんなお酒なのか?
まずは菊正宗の情報について解説していく。日本酒を売却するときは、確かな情報を知っておくことで買取査定交渉もスムーズにできるのだ。
菊正宗嘉宝の製造元菊正宗酒造の歴史
菊正宗酒造は、兵庫県神戸市東灘区に本社を置く酒造会社である。万治2年※1659年、徳川四代将軍家綱の時代。材木商として成功を納めていた嘉納治郎太夫宗徳が、酒造業に手を広げ、本宅敷地内に酒蔵を建て、酒造業を本格的に開始。
それが菊正宗酒造の創業である。ここから正宗350余年の歴史が始まった。
近代における醸造技術の先駆者
明治19年※1886年に菊正宗ブランドを商標登録。これが海外輸出や宮内庁御用達拝命など、醸造技術発展のため基盤を作り上げた先駆者となった。また、明治22年(1889年)本嘉納家8代目秋香翁はどうしても良い酒を造るの信念のもとにドイツから顕微鏡を取り寄せた。
さらに西洋の学問を身に付けた技術者を呼び寄せ、断熱効果を高めたレンガの酒蔵やビン詰め工場など、最新鋭の設備投資で業界に新しい風を吹き込んだことで近代醸造への土台を築きあげたのだ。
本流辛口の味わいを追求する菊正宗
菊正宗は辛口の日本酒としても有名だがあえて辛口にこだわっている。その理由は、料理をおいしく味わうための食中酒に最適であるという考えからだ。昨今では世の中の嗜好に合わせた、さまざまな日本酒が製造されているが、菊正宗ではあえて辛口の日本酒にこだわり続けている。
飲み飽きせず、料理を引き立てる日本酒こそ本流であるというポリシーのもと、辛口一筋を貫き通しているのだ。
手作業の生もと造り
菊正宗の辛口の酒質は本流である生もと造り(きもとづくり)によるものだ。生もと造りは、多くの時間と手間がかかる上、安定的に同じ風味を量産することが極めて難しい。全国数千ともいわれる酒蔵の中で、生もと造りを伝承するのは、菊正宗を含めわずか数蔵である。
生もと造りは、酵母を育てるための酒母を水や米、米麹を使って昔ながらの手作業で4週間ほどかけて造り上げる酒造りの原点ともいえる製法である。ほとんどの酒蔵が市販の乳酸菌と培養酵母を加え、2週間ほどで完成する製法に頼る中、造り手から造り手へと受け継がれてきた生もと造りの技を伝承しているのだ。
菊正宗嘉宝とはどんな日本酒なのか?
普通酒をはじめ、吟醸酒や純米酒、本醸造酒など数多くの菊正宗が造られ流通している。特別限定酒として誕生し、神秘のベールに包まれた日本酒が菊正宗嘉宝だ。
純米吟醸酒と純米大吟醸酒の違いとは?
菊正宗嘉宝には純米大吟醸という特別名称が記載されている。日本酒は、原料や酒米の精米歩合によってはじめて特定名称酒を名乗る資格を持つのだ。特別名称酒に該当しない日本酒は普通酒と分類されている。
- ・純米大吟醸酒
- ・純米吟醸酒
- ・特別純米酒
- ・純米酒
- ・大吟醸酒
- ・吟醸酒
- ・特別本醸造酒
- ・本醸造酒
原料や精米歩合、香味などの細かい条件に沿ってランク分けされているのだ。
純米吟醸酒の特徴
純米吟醸酒の特徴はその香りにある。醸造アルコールを使用しないことによって、お米の旨味や甘味を感じやすく、フルーティーな吟醸香を楽しめる特別名称酒なのだ。
純米大吟醸酒の特徴
純米大吟醸酒は純米吟醸酒と製法は同じだが、精米歩合が50%以下という違いがある。醸造アルコールを添加した大吟醸酒に比べ、香りが穏やかでより深い味わいとなるのが特徴だ。純米大吟醸酒は、基本的に日本酒の中でも最高ランクと評価されることが多い。
どの銘柄も純米吟醸酒を高級酒に位置付けている。菊正宗嘉宝は、純米大吟醸酒の中でも菊正宗の家宝として継承してきた秘伝の手造り味吟醸だ。純米大吟醸酒の最高峰との呼び声も高い名品なのである。
菊正宗嘉宝の製造から販売まで
菊正宗嘉宝の原料となる酒造米は、兵庫県三木市吉川の特A地区の中でごく限られた、好条件の水田から収穫された山田錦だ。究極の日本酒を求める愛飲家にうってつけの日本酒といえる。限定予約制で、10月中旬頃に予約受付が開始され、12月中旬の発送となる。
市場に流通されるのはごくわずかで、かなり入手困難なため、幻の日本酒ともいわれている。
菊正宗嘉宝の査定情報
菊正宗嘉宝は、菊正宗最高峰の日本酒で、限定予約制でのみ購入できる。コレクター人気も高く入手すら困難な場合もあるのだ。販売価格は10,800円~となっているが、常に売り切れ状態が続いている。
つまり、入手困難なだけに販売価格より高額の買取査定額もありえるのだ。
ネットオークションやフリーマーケットでの売却は可能
菊正宗嘉宝を売却検討している場合、どのルートを介して売却するのか悩むところだ。昨今、主流となっているのはネットオークションやフリーマーケットである。個人間の取引がおこなわれ、登録から出品まで気軽にできる。
商品の写真1枚で落札される場合も多い。しかし、予約限定品で販売価格も高額な菊正宗嘉宝には不安要素も多い。商品に傷がついたりしていればクレームや返品対象となり、その対応は全て自己責任で対応する必要があることを念頭においてほしい。
買取業者への売却
リスクを伴うネットオークションやネットフリマよりも、安心して取引できるのが買取業者だ。買取業者は適正な価格で買い取ってくれる。売却先としては最も信頼できるといえる。
ただ、気をつけてほしいことが1点だけある。1社の買取業者だけでなく複数の業者に査定依頼を頼むということだ。査定額は業者によって異なるため、より高い金額で売却するには1番納得のいく査定額の提示をしてくれる業者を比較して見極めることが重要なのだ。
菊正宗嘉宝の買取可能な業者と買取価格
菊正宗嘉宝を買取してくれる業者は、全国各地に多数存在する。日本酒の最高峰と呼ばれるだけに業者の査定も高額傾向にある。
お酒買取ファイブニーズ
買取価格
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手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
お酒の買取専門店、ファイブニーズでは酒類鑑定のプロによる査定がおこなわれている。どんなお酒も適正な価格で買い取ってもらえるとユーザーからの評価も高い。査定方法も豊富で、生活スタイルに合った査定依頼ができるのが嬉しいポイントだ。
また、24時間無料で受付査定可能である点も評価できる。ファイブニーズでの酒類ごとの平均買取額は、ワイン、ブランデーに次ぐ3位で平均額7,000円と高価買取も期待できる。日本酒は鮮度が命といわれ、菊正宗嘉宝も製造年が新しいものほど風味が良いため、風味が落ちる前に飲み切るのは難しいとおもうのであれば早めの査定申し込みをオススメする。
- 会社名
- 株式会社ファイブニーズ:FiveNeedsInc.
- 本社住所
- 〒130-0012東京都墨田区太平4-13-2太平サクラビル3F
- 営業時間
- 受付24時間対応中(買取査定可能店舗は店舗によって営業時間が異なる)
- 定休日
- 年中無休(買取査定対象店舗は店舗によって定休日が異なる)
- 店舗からのコメント
- 買取本州業界ナンバーワン!選べる買取方法!お客様満足度93%!だから安心対応!
- 査定・買取方法
-
- ・電話査定
- ・オンライン査定
- ・LINE・写メ査定
- ・FAX査定
- ・宅配査定
- ・宅配買取
- ・店頭査定
- ・店頭買取
- 買取価格
- 要査定
大黒屋
買取価格
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手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
もともと大黒屋は、チケット売買業として1981年に1号店を開店した。ブランドバッグやブランド時計など、売買取扱商品を拡げ、現在では海外も含め全国に200店舗以上の実店舗を構えている。もちろん、日本酒の買取も可能だ。
独自の難関試験をクリアした社員のみが査定をするという基準を設けているため、適正な査定額を提示してくれるのはありがたい。50年以上前の古酒から最近のお酒まで幅広く買取してくれるため、数年前に入手した菊正宗嘉宝でも査定対象となる。即売却したいなら宅配での買取も可能だ。
宅配キットに詰めて送るだけで査定から買取までスムーズに完了し、手数料無料。値段が合わないならば返却も可能である。
- 会社名
- 株式会社大黒屋
- 本社住所
- 東京都千代田区丸の内一丁目6番1号丸の内センタービルディング7F
- 営業時間
- 10:00~18:00
- 定休日
- 年中無休
- 店舗からのコメント
- 洋酒・国産酒・古酒の高価買取なら大黒屋へお任せください!
- 査定・買取方法
-
- ・メール査定
- ・LINE査定
- ・宅配送付査定
- ・宅配買取
- ・出張査定
- ・出張買取
- ・店頭査定
- ・店頭買取
- 買取価格
- 要査定
ストックラボ
買取価格
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手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
あらゆる商品を買取しているストックラボもまた、業界ナンバーワンの査定と買取価格を目指している。流行や景気、為替などでモノの相場は日々変動しているが、これは日本酒も同じであり、その嗜好は流動的だ。ストックラボは、その流れをいち早くキャッチしている。
日本酒専門の鑑定士がマーケットの動きを研究し、多岐にわたるネットワークを生かした情報源から、買取価格を算出してくれる。
- 会社名
- 株式会社ストックラボ
- 本社住所
- 東京都新宿区新宿2丁目12-16セントフォービル203
- 営業時間
- 電話受付:10:00~20:00
店舗:11:00~20:00 - 定休日
- 年中無休
- 店舗からのコメント
- お酒買取なら業界NO.1!専門知識を持った経験豊富な鑑定士が業界最高水準の買取価格をご提示。お客様に喜んでいただけるサービスを提供できるよう日々、取り組んでおります。お酒買取はストックラボへお任せください!
- 査定・買取方法
-
- ・オンライン査定
- ・LINE査定
- ・宅配査定
- ・宅配買取
- ・出張査定
- ・出張買取
- ・店頭査定
- ・店頭買取
- 買取価格
- 要査定
リカーオフ
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
リサイクルショップ大手のハードオフグループであるリカーオフは、東京や名古屋などに5店舗を構え、リカーオフ専属の日本酒ソムリエによる短時間査定が強みである。店舗への持ち込みはもちろん、宅配買取や本数が大量の場合は一部地域を除いて出張買取も可能だ。
- ・ラベルが傷んでいるお酒
- ・古いお酒
- ・表面に傷や凹みがあるお酒(漏れていないもの)
一見すれば買取不可なものでも査定、買取してくれるのは嬉しいところだ。また、リカーオフには、珍しいお酒を探し求めてやってくるコレクターもいるため、菊正宗嘉宝のような限定予約品には高額査定が期待できる。
- 会社名
- 株式会社ハードオフコーポレーション
- 本社住所
- 〒957-0063新潟県新発田市新栄町3丁目1番13号
- 営業時間
- 店舗により異なる
- 定休日
- 年中無休(一部店舗にて定休日あり)
- 店舗からのコメント
- お酒買取いたします。そのお酒寝かせているのもったいない。
- 査定・買取方法
-
- ・店頭査定
- ・店頭買取
- ・出張査定
- ・出張買取
- ・宅配査定
- ・宅配買取
- 買取価格
- 要査定
菊正宗嘉宝を高く売るコツ
菊正宗嘉宝を高く売るためのコツが3つある。
- ・キレイに掃除をする
- ・付属品を確認する
- ・早急に査定依頼をする
これら3つを実践すればより高額査定が期待できる。
キレイに掃除をする
保存状態が悪いと、箱に汚れがついていたり、ほこりがかぶっていたりする。この状態のまま査定に出すのではなく、ひと手間かけて査定前にはキレイに掃除しておくことが高額査定に繋がるのだ。
付属品を確認する
菊正宗嘉宝は化粧箱に納められている。この化粧箱と一緒に売却すれば査定額が高くなることもありうるのだ。菊正宗嘉宝は年に1度、1,500本の限定販売なので愛飲家はもちろん、日本酒の付属品コレクターにとっても、手に入れたい商品の1つである。
早急に査定依頼をする
基本的に酒類は、衣類や雑貨とは違い買取適正時季がない。1年を通して飲まれているということもあり、季節に応じ価格変動することがないのだ。逆にいえば、いつ査定に出しても値段の差はない。
しかし、菊正宗嘉宝のような限定販売されている日本酒は、取扱方法が繊細で、保管状態によっても風味が落ちてしまう場合がある。また長期保存は味だけではなく、付属品の劣化にも繋がるためトータル的な買取価格に影響してしまう可能性もある。売却を検討しているのであれば、早急に買取査定の申込みをオススメしたい。
まとめ
菊正宗嘉宝は、10月中旬の予約を逃すと入手はかなり困難となる日本酒だ。買取業者に持ち込まれることも稀なため、買取情報は限りなく少ない。1年を通して流通している菊正宗純米大吟醸の買取相場が500円~だが、菊正宗嘉宝は同じ純米大吟醸酒でもかなりレアな日本酒であるため、買取相場は未知数となっている。
注意してほしいのは、日本酒はとても繊細な酒類という点だ。業者によっては製造半年以上経っている商品は、買取どころか査定すらできないところもある。限定予約酒だからこそ、査定を受ける際には、複数の買取業者に依頼して買取価格比較をオススメする。