受験勉強に使用した問題集や参考書は高価買取になるケースもある。当然ながら使用済みの教材には書き込みされているアイテムも多い。しかし、使用感があると買取価格が低くなりがちな一般書籍と異なり、査定を依頼する業者によっては中古買取に応じてくれるのだ。
また、模試問題についても高値での買取が可能である。このコラムでは、模試や問題集などの教材をいかに高く売るかや、売るために必要な幾つかのポイントを紹介しながら解説する。
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どの模試に需要があるかを知っておこう
中古買取に出して高値がつくアイテムには特徴がある。教材のみに関わらず、新しい買い手がつきそうなもの、つまり需要の高さが大きなポイントだ。どのような模試が需要があるのか紹介していく。
有名私大の対策模試
模試問題で人気があると言われるのが、有名人気私立大学の対策模試である。このような有名私大はかなり多くの受験生が志望校にしており、自然と対策模試を受ける人数も多くなるため需要が高い。
また、誰もが知る有名私大のほとんどが関東にあり、地方を中心に展開する予備校などでは対策を苦手としているため、中古の模試問題の売れ行きは良い。
加えて、模試は全国の予備校で基本的には行われているが、少子化や過疎化で受験生が減少している地方の会場では模試そのものが行われないなどの理由もあり、有名私大向け模試問題は全国的に需要が高いのだ。
有名国立大学の模試問題
難関の有名国立大学についても模試問題の需要は高く、最も高額買取になる可能性が高い。難関大学を志望校とする受験生の場合、学習のために掛かる費用を惜しまない傾向がある。
一つでも多くの対策模試を受けるケースが多いのだ。このため、中古市場でも価値が下がりにくいアイテムと言え、買取価格が高くなると言える。
センター模試
受験生の多さで言えばセンター試験が最も多く、需要が高いとされるのはセンター模試だ。推薦入学などの学生を除く大学生の90パーセント程度がセンター試験を受けたと言われている。センター試験は、受験科目が大学によって違うため、志望校の合格ラインを知るために対策模試にも人気が集まるのだ。
模試の売り時や中古買取に向いている業者とは
模試問題を売るためには、教材を専門に扱う中古買取業者を利用すると良い。一般的な古本屋では査定対象外となるケースも多いためだ。中古買取をする際には、アイテムを持ち込む業者やサービスの特徴を事前に調べておくのが基本でもある。
模試問題は一般書店で販売されている参考書などと異なり多少の書き込みがあっても売れる可能性が高い。特に、記述式の模試は教材を専門とする買取業者のほとんどが買取対象にしているため、いらなくなっても保管しておくのがオススメだ。
ただし、前項で説明したセンター試験の対策模試は需要はあるもののマーク式模試であるため、査定対象としていない業者も少なくはない。マーク式模試を中古買取したい場合は事前の確認を忘れずに、対象となる業者に売るようにしよう。
中古買取で高額査定を狙うには売り時を感じ取るのも大切だ。模試問題の場合は、受験後すぐに売るのがベストと言える。受験直後の時期に買取業者が受ける最も多い問い合わせは、参考書の査定についてと言われる。
つまり、模試問題の持ち込みが少ない時期だ。業者が持つ在庫が増えない時期に売ったアイテムは高額買取につながりやすい。また、もともと模試問題は参考書や問題集などとは異なり、査定依頼が少ない教材の一つである。
問題集で高額買取になるアイテム
問題集の中ででも高額買取になりやすいアイテムがある。どのようなものが高額になりやすいのかどのような業者に買取をしてもらうと高値になりやすいのかについて紹介していく。
丁寧に扱われたもの
問題集を売りたい場合は、書店で購入した時から使用後は中古買取に出すと計画して丁寧い扱う事を心がけておくと良いだろう。なぜなら、一般書店で流通している問題集の場合、書き込みやアンダーラインが引いてあるアイテムは中古買取にならないケースが少なくはないからだ。
コミックや小説などと同様に、使用感が強いものは販売しても人気がない。特に、表紙の汚れは使用感を感じさせる大きなポイントのため、ある程度は丁寧に扱う必要がある。
教材専門の中古買取であれば買取NGにはならないまでも、美しくないアイテムにはそれなりの値段しかつかないのでチェックしておこう。因みに参考書であれば、書き込みやアンダーラインがあると一般の中古買取業者も専門の業者も買取を断る可能性が高い。
塾や予備校などで売られている問題集
使用感が査定評価に影響しない問題集や参考書も存在する。一般の書店では売られておらず、特定の人しか購入できない特殊な教材だ。
これは、塾や予備校などで売られている問題集などが当てはまり、入校しないと入手できないアイテムのため高値が付きやすい。中でも、最も需要が高いのは、有名塾や名前が全国区で知られているような予備校で売られている教材だ。
中身に書き込みがあっても高額査定される可能性が高いため、使用感があるからと言って買取を諦めないようにしよう。中には、授業内容が分かる書き込みがされている問題集をあえて買い求める人もいるのだ。
解答についての解説や、講師によるオリジナルの補助プリントの他、授業内容を書き留めたノートなどが付属している問題集は高額買取につながる可能性も高い。
どのような業者がいいのか
需要がありそうな問題集であっても模試問題と同様に一般的な中古買取店では買取を断られるケースもある。また、査定OKでも価値を適正に評価して貰えない可能性もあるため、問題集を持ち込む前に業者をチェックしてから選択するべきだ。
なぜなら、一般的な業者は買取った問題集の販売ルートを持たないケースが多いため、需要が高いアイテムだとしても高い値段で売ることが困難だからだ。
一般に流通している問題集の買取に向く業者
受験勉強では予備校などの専門教材ばかりでなく、一般的な書店で購入する問題集も当然ながら多く使用されるだろう。前述したように専門教材には高値がつきやすいが、一般的な問題集が全て安く買い叩かれる訳ではない。
実店舗を持つ中古買取店や古書店
まず、実店舗がある中古買取店や古書店に直接問題集などの教材を持ち込むのはあまり賢い売り方ではないと言える。なぜなら、受験用の問題集などは、ほとんどの場合で厚みがあったりサイズが大きかったりするため、業者側は売り場を確保するのが難しいのだ。
需要の高いコミックや漫画の販売スペースを縮小してまで教材の買取を積極的に行わないのだ。このため、実店舗で経営している買取業者では、発行から日の浅い教材だけを査定対象にしたり、安い査定額で買取ったりするケースが多くなる。
実店舗を持たない中古買取店
少しでも一般的な問題集や参考書などをお得に売りたいなら、店舗を持たない中古買取店へ査定を依頼するのがコツだ。例えば、インターネット上で運営している中古買取業者であれば、嵩張るアイテムでも問題なく取り扱ってもらえる可能性が高い。
宅配買取を中心にサービスを行う業者がほとんどだが、教材の重さを考えても受験勉強で使用したたくさんの問題集をまとめて売りたい場合にはとても適した買取業者と言える。
中には、梱包のために使用する段ボールを無料で提供してくれる業者や、梱包資材を自身で用意した場合のみ査定額を何割かアップしてくれる業者など様々あるため、ホームページ上で確認すると良い。配送料も無料の場合と、何冊以上であれば無料と言う業者もあるので、上手に教材を売れると思える業者をいくつかピックアップして比較するのもポイントだ。
オススメな業者
問題集や参考書を扱っている業者は多数ある。ここではおすすめの業者を2つご紹介しよう。
ネットオフ
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
買取初心者の場合、どの業者を選べば良いか分からない場合もあるし、銀行振り込みで代金が支払われるケースも多く不安を感じる人もいるかもしれないが、各業者では電話やメールでのサポートもあるため遠慮せずに分からないことは相談すべきである。
また、大手中古買取業者では、使用感のある問題集などは買取NGとなる傾向にあるが、ネットオフであれば、少しの書き込みがされている程度で綺麗な状態の問題集ならば買取り対象となる。
なおかつ、有名な業者であるためサービスが充実しており、さらには、初めて宅配買取する人へのサポートもしっかりとしているのでおすすめだ。ホームページに買取の詳しい手順が掲載されているなど安心感が違うため、業者選びに迷う場合は一度試してみると良いだろう。
専門書アカデミー
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
専門書アカデミーは教科書・専門書・医学書の専門買取業者だ。買取価格保証がある商品もあり、高値買取が期待できる業者である。専門知識のあるスタッフが丁寧に査定してくれるので安心だ。
年間4,000,000冊の豊富な買取実績がある。さらに、ネットで運営することにより徹底したコストカットをしているので、その分買取価格が高くなりやすい。書き込みや汚れ、記名や押印などがあっても買取してくれるから、勉強し終わった本を売ることも可能だ。
宅配買取と店頭買取に対応。段ボールは無料でもらえるので、自分で用意する必要がない。送料や査定料、処分料は無料だから、気軽に利用してみよう。
教材を売る前にセルフチェック
書き込みがある教材でも高価買取になるケースがあると前述したが、業者に売るアイテムは美品であると査定での印象がより良くなると言える。どのようなものをチェックすればよいか紹介しよう。
ノド割れ
問題集などはページが閉じてしまうと使用感が悪いためノドの部分を押しつけて使うケースもあるだろう。ノド割れと言われる状態になれば古本の買取では水濡れなどと同様に査定額が低く見積もられる。査定で好印象にするために普段から綺麗に扱い、売りに出す前には表紙を拭いておくのも良い方法だ。
書き込み
模試問題も書き込みがあった方が需要が高いケースがあるとは言え、余分なメモなどは消しゴムで消しておく方が見た目が良いと言える。
付属品
教材を購入した時に本体に付いている付属品はすべて紛失せずに保管しておくと買取価格が違うので注意しよう。音声CDやDVDの他、解説書などの付属品も美品の状態で本体と一緒に買取するのが大きなポイントになる。
本体を綺麗に使っていても、付属品が無いために買い叩かれたり査定対象外になってしまったりしてはもったいないので、買取り前には忘れないように細かくチェックをすると良いだろう。
時期を逃していないか
需要があるのに在庫数が少ないレアアイテムを欲しがる業者は多いが、逆に在庫が確保されれば査定額は低くなるものだ。つまり、模試問題の中古買取は早めに売ることで高値の査定がつくため、少しでも高額買取にしたいなら早めに売ってしまうのがコツとも言える。
教材の梱包
宅配買取を使用する場合は、教材の梱包を丁寧に行うのが大きなポイントになる。なるべく美品で売った方が高価買取になるとしても、梱包前にいくら美品の状態であっても査定人の手に渡った時にアイテムが傷ついていたら査定額が下がってしまう。
したがって、段ボールへ売りたい教材を詰める際には、本を横にして緩衝材などを使いながら丁寧に行うのが基本だ。配送中に段ボール箱の中で荷物が動かないようにすると、表紙の折れや角の部分につぶれが発生する可能性が低くなる。
段ボール箱の中へぎゅうぎゅうに詰めずに、やや余裕のある冊数を詰めてから緩衝材で本と本の間にできたすき間や箱の中にできた空間を補うと上手に梱包できるだろう。
まとめ
模試や問題集の中でも、有名私大の対策模試やセンター試験の模試などは需要が高く売れやすい。また、その中でも丁寧に扱われたものや、塾や予備校など入手が困難なものは特に高値で売れやすい印象だ。
問題集を売る際は、業者選びに注意することも大切である。実店舗を持つ中古買取店や古書店よりも実店舗を持たない中古買取店のほうがお得に問題集を売ることができる。特に、ネットオフは少しの書き込みがされている程度であれば買取対象になり、サービスも充実しているためオススメである。