パリのソムリエに喝采を浴びた「獺祭(だっさい)」の人気に底押しされるように、再び人気の出て来た日本酒。蔵元の数は減少し続けているものの、まだ1563蔵ほどあり(2014年)、自分にあった個性の強いお酒選びも可能だ。
「菊理媛(くくりひめ)」は、石川県白山市にある酒造メーカー「菊姫(きくひめ)」が製造・販売している日本酒である。最上級の吟醸酒を熟成させた、特別なお酒だ。
今回は、高級日本酒である「菊理媛」を買取に出したい場合の知識について解説していく。菊理媛の買取価格相場や高額で買い取ってもらうための買取業者の選び方について知りたい方は、ぜひ一読いただきたい。最後には、菊理媛を積極的に取り扱っている買取店を挙げるので、買取に出そうと思っている方は参考にしてみてはいかがだろうか。
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菊姫とは?
1500年代後半に「小柳屋(おやなぎや)」という名前で創業したのが、菊姫のはじまりである。450年以上続く老舗中の老舗メーカーである菊姫は、国税庁主催の全国清酒鑑評会で何度も受賞した経験を持つ。12回連続で金賞に輝き、これまでの通算では24回も受賞しているという実力ある蔵元なのである。
原料へのこだわり
菊姫では、原材料選びにも妥協が全くない。原料米にはお酒造りに最適と言われる兵庫県吉川村の最上級山田錦を使用し、すべて自家精米をしている。水は、地元白山の伏流水。そして最高の設備を準備してお酒を造っているのだ。
日本で最初の「山廃仕込み」
山廃仕込み(やまはいしこみ、やまはいじこみ)というのは、日本酒の製造方法の1つである。現在、多くの日本酒は、蒸した米をそのまま麹とまぜて発行させているが、昔は、蒸した米と麹、水をまぜてすりつぶしてから発酵させていた。この工程を「山卸(やまおろし)」といい、こうして造る方法を「山卸廃止酛(やまおろしはいしもと)」という。これが、山廃仕込みの正式名称である。
山廃仕込みで造られたお酒はとても濃厚でしっかりした味を持つため、日本酒ファンや地酒ファンの間で人気が高いが、製造過程で腐敗や劣化してしまうことが多いことから明治時代頃には採用されなくなってしまった製法である。菊姫は、この山廃仕込みを復活させ、日本で最初の「山廃仕込純米酒」を発売したメーカーとしても有名だ。
新しい酒造り
日本酒といえば、杜氏の長年の経験や技術に基づいて製造されるのが通常であるが、菊姫では杜氏に頼りきった酒造りをやめ、新しい酒造りを始めている。
菊姫のお酒は、「酒マイスター」とよばれる高い技術力を持つベテラン社員たちが造っている。「酒マイスター」とは、菊姫が独自に設定している日本酒の製造技術の認定制度。社員を教育して多くの酒マイスターを育て上げ、そしてその酒マイスターたちがお酒を造っているのである。
菊理媛とは
菊姫は、吟醸酒製造においては日本でも屈指の古い歴史を持つ蔵元である。吟醸酒があまり知られていないころから吟醸酒にこだわって造り続けて、研究に研究を重ねてきた菊姫が、その年その年で最上級と認定された吟醸酒を10年間熟成させ、「菊理媛」という銘柄で販売している。
50パーセントまで磨き上げた特A級の山田錦をつかってじっくり造られた吟醸酒。それを10度という日本酒の貯蔵に最適な温度を保つ蔵で10年寝かせると、濃厚でコクがあるがキレが良い、すばらしい日本酒になるのだ。
出荷されるのは1年に2回のみ。限定数での販売のため、なかなか手にいれることのできないお酒と言われている。誰もが好む一般的な味とはまた違った、特別な日本酒。パーティーなどでのお土産用にも重宝されている。
菊理媛の買取価格相場
定価は一升(1800ml)5万円という高級酒である菊理媛。その買取価格は店によって大きく差があり、同じように状態の良いものでも、2,500円から17,500円とかなりの幅がある。相場より安く買われてしまうことのないよう、高額買取店を探して売却しよう。
菊理媛を売る方法は、買取業者以外にもインターネットオークションやフリマアプリの利用などが挙げられる。インターネットオークションやフリマアプリを使えば、自宅にいながらも菊理媛を売ることができるため、便利だろう。
しかし、買取を行うのはプロではない場合がほとんどのため、価格が低くなることが多い。価格が低くなるどころか、商品が売れないことだってあるのだ。こういったデメリットを考えると、やはりプロが査定を行う買取専門業者に依頼するのが得策だといえる。
高額買取店の選び方
価値のある日本酒をできるだけ高く買い取ってもらうために、業者選びは重要なポイントである。良い業者を選ぶ方法を見ていこう。
買取価格を比較しよう
「菊理媛」は業者によって買取価格が大きく違うため、各店の査定額を比べ、最高額をつけてもらえた業者に売却するのがベストな方法である。良さそうなお店を見つけたらまずは無料査定を依頼して、各店の価格を比較してみると良いだろう。
事前査定を利用しよう
多くの買取店では、お酒の実物を持っていかなくても、写真や商品名などの情報だけで仮査定をしてもらえる「事前査定」を実施している。まずは仮査定で各店の情報を集め、お店選びの参考にすると良いだろう。
なお、仮査定の際は、お酒の情報をできるだけ細かくその店に伝えることをおすすめする。ボトルが汚れていたり化粧箱がへこんでいたりといったマイナス要因がある場合、それを伝えずに仮査定をしてしまうと、実際の買い取りの際に減額されてしまう可能性がある。そういったトラブルを防ぐためには、最初に正確な情報を伝えておくのがおすすめだ。
事前査定は、買い取り業者のWebサイトで必要情報を入力して査定をしてもらう「オンライン査定」や、電話やファックスでの査定、写真をメールで送る「メール査定」などの方法がある。都合の良い方法を選んで、できるだけ多くの店に査定を依頼して情報を集めよう。
希少なお酒に詳しい店を選ぼう
流通数の少ない日本酒を査定に出すと、査定士の知識や経験が買取価格を左右してしまうことが多い。菊理媛に関する知識の少ないお店に買い取りに出してしまうと、相場より安く見積もられてしまう可能性もあるため、お店選びの際は注意が必要だ。めずらしいお酒を積極的に取り扱っているお店を選ぶと良いだろう。
できるだけ早めに売却しよう
日本酒は、長期保存できるお酒とは違い賞味期間の短いものが多いので、なるべく早く売りに出すことが推奨されている。一般の日本酒の場合は、製造後半年以内が目安だ。
「菊理媛」は、熟成酒のため長期保存のできるお酒ではあるが、家庭での保管の場合は温度変化や光により劣化してしまう可能性が高いので、購入からあまり日がたたないうちに売却する方が良いだろう。
もしも購入時のレシートなどが残っていれば、購入してから時間がたっていないことの証明にもなるので査定に持って行くことをおすすめする。
菊理媛を積極的に取り扱っている買取店
流通数の少ない「菊理媛」の査定も安心して依頼できる、豊富な知識と経験を持つ業界大手の買取店を紹介しよう。
ファイブニーズ
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
お酒の専門家集団である、お酒専門買取店「ファイブニーズ」は、業界最大規模とも言われる大手買取店である。日本酒に限らず、ワイン、ウィスキーなどあらゆるお酒のプロが集まっているため、どのようなお酒でも高価買取してもらえるお店だ。
もしも自宅に飲まないお酒が複数あれば、ぜひ全て一度に持って行って「おまとめ査定」をしてもらおう。1本だけで査定に出すよりも、複数のお酒を一緒に査定に出す方が高く買い取ってもらえる。多ければ多いほどプラス査定になるので、ぜひ利用しよう。
また、「ファイブニーズ」は、事前査定が充実しているのも特徴的だ。事前査定は、自宅にいながらも手軽に査定に出すことができるので、忙しくて時間が取れない方や店舗が遠い方などにも活用をオススメしたい。では「ファイブニーズ」の4つの便利な事前査定を紹介していく。
オンライン査定
「オンライン査定」は、インターネット上で査定に出すことができるため、24時間受け付けているのが強みだ。指定のオンライン査定フォームに必要事項を入力して申請することで、後日バイヤーから査定結果がメールにて届く。オンラインフォームはお客様情報やお酒の情報など、記入事項が少ないため、億劫だと感じる人にもオススメしたい。
電話査定
「電話査定」の場合、受付は9:00〜19:00と時間が限られるが、ファイブニーズの事前査定の中で最もスピーディーな方法だ。受付専用のフリーダイヤルへ時間内に電話することで、その電話内で査定が完了する。「電話査定」のメリットとしては、スタッフへの交渉ができる点が挙げられる。また、スタッフが電話口でさまざまな質問をしてくれるため、お酒に詳しくなくても査定に出せるのも便利な点だ。
LINE/写メ・画像査定
「LINE/写メ・画像査定」は、商品の写真を撮影して、ファイブニーズのLINEかメールアドレスに画像を送ることで、査定をしてもらえる方法だ。「オンライン査定」と同じく、24時間受け付けているのが特徴であり、査定が終わり次第LINEまたはメールで結果の連絡が来る。当日の返信が欲しい場合は、9:00~17:00までに送る必要がある。17:00以降になると翌日の返信になるため、注意していただきたい。普段連絡ツールとしてLINEを使っている方にとって、LINE上で査定をしてもらえるのは、大変便利であるといえるだろう。
FAX査定
「オンライン査定」「LINE/写メ・画像査定」と同じく、24時間受け付けている「FAX査定」。指定の用紙に必要事項を全て記入し、ファイブニーズのFAX番号にFAXを送ることで査定をしてもらえる。自宅にFAXが送れるコピー機がある場合は、便利な査定方法だといえるだろう。
納得のいく査定額が出て、「菊理媛」を買い取ってもらいたい場合は、どの査定方法も「店頭買取」「宅配買取」「出張買取」の3つの中から買取方法が選べるようになっている。
インターネット上で査定を完結したい場合は「オンライン査定」、スピーディーに査定を行って疑問点もその場で解決したい場合は「電話査定」、普段連絡を取るのと同じように気軽に査定に出したい方は「LINE/写メ・画像査定」、自宅にFAXができる機械があり使い慣れているという方は「FAX査定」というように、使い分けてみてはいかがだろうか。