賀茂鶴(かもつる)は、広島県東広島市にある蔵元、賀茂鶴酒造が製造している日本酒である。歴史ある蔵元の製造している賀茂鶴のなかでも希少な高級酒「大吟醸原酒 吟凛雅(ぎんりんが)」の買取事情について解説していこう。
本記事のポイント
- 賀茂鶴は様々な企画を打ち出している酒造
- 「吟凛雅」はオンラインでも買えるが人気のある銘柄
CONTENTS
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賀茂鶴酒造とは
1623年創業の老舗である賀茂鶴酒造は、近隣地域ではもちろん、全国的に知名度が高い。様々な賞の受賞歴があり、歴史ある「全国新酒品評会」では18年連続で金賞を受賞したという記録も持つという実力ある蔵元だ。創醸以来「アマ・カラ・ピン・ウマ」の四拍子を心がけ、製造している。
軟水で良質な酒を造る醸造法を開発した人の弟子が杜氏
賀茂鶴酒造には軟水による「軟水醸造法」が伝わっているが、かつては酒造りに適さないとされてきた。明治時代後期に広島杜氏の祖・三浦仙三郎氏が、軟水で良質な酒を作り出すことに成功し、その弟子が杜氏となったことで、この醸造法が受け継がれているという。
機械化により生み出した最高品質
賀茂鶴酒造は、日本初の動力精米機を導入した蔵元としても知られている。水車と石臼で行なっていた精米方法に限界を感じ、1898年から精米機を取り入れた。精米機を使って米をより芯の近くまで磨き上げることができるようになり、日本初の大吟醸酒の開発に成功したのである。
有名な皇室献上酒
かなり古くから常に時代の先端を行く技術を取り入れていた賀茂鶴酒造は、日本を代表する高い技術力を持つと言われている。そして、早くから大吟醸酒造りを始めるなど、日本酒の発展を支え、引っ張ってきたメーカーである。
そのお酒は高く評価されており、賀茂鶴の金箔入り大吟醸酒は皇室献上酒としても知られている。また、以前アメリカのオバマ大統領と日本の安倍首相が会食した際に出されたのも、「大吟醸 純金箔入り特製ゴールド賀茂鶴」であった。賀茂鶴は、日本を代表する日本酒と言えるだろう。
大吟醸原酒 吟凛雅
気品あふれる化粧箱に入った、賀茂鶴を代表する日本酒「吟凛雅(ぎんりんが)」は、イタリア製のクリスタル硝子瓶に入って売られている。定価は22,000円(税込・2021年9月時点)だ。
原料のお米は、厳選された山田錦だ。それを、時間をかけて丁寧に自家精米し、32パーセントまで磨き上げている。酒造りに使われる水は、西条盆地四囲の山で約15年かけて湧き出すと言われる天然の伏流水だ。もろみを酒袋に入れ、圧力をかけずに自然の力で一滴一滴、袋から絞り落ちる伝統的な絞りあkたで、華やかな香りと優雅な味わいを出している。こだわりの原料を使い、最上級の技術を用いてつくられる極上の日本酒と言えるだろう。
買取価格相場
日本酒は賞味期間がとても短く、買取に出せるのは製造後半年までのところから、長くても2年程度と言われているが、どのような日本酒でも買い取ってもらえるというわけではないのが現状である。「吟凛雅」はというと、人気のあるお酒であるため、買取業者が積極的に買い取っているお酒である。2021年9月時点で、直営オンラインストアで販売中ということもあり、さほど希少性があるとはいえないだろう。
買取業者の間では3,000円で買い取られた実績があるが、時期や買取店により価格差が出るだろう。2021年9月現在では、大黒屋で「吟凛雅」900mlが2,000円上限を買取相場として提示している。
日本酒の査定ポイント
買取時に、業者がチェックする項目について紹介していこう。
新しいものは高額査定
日本酒はフレッシュな状態を保つのが難しく、賞味期限の表示がないことが多いとはいえ、1年以内に飲むことが推奨されている場合が多い。買い取っても再販できないまま劣化してしまう可能性もあるため、お酒の買い取り専門店であっても日本酒を扱っていないケースもある。
一般に、日本酒の買い取り期間は製造後半年以内というのが基本で、2年も経っていれば断られることがほとんどだ。熟成タイプの日本酒は賞味期間が長く、熟成させるほど価値が出るものもあるが、保管状態が良い場合に限られ、素人ではなかなか難しい。日本酒は温度変化や光に弱く、家庭で最適な状態を保つのはかなり難しいため、どのような日本酒であってもできるだけ早く売却することをおすすめする。
人気銘柄や希少銘柄は高額査定
高級な日本酒は、厳選した材料を使って手間暇をかけてつくられているため、量産が難しい場合が多い。流通量が少ないため入手が難しく、希少価値が上がるのである。「賀茂鶴」のなかでも「吟凛雅」は、買取店で人気のある銘柄である。
日本酒のなかでも特に希少で高額取引されている銘柄になると、買取価格が定価を上回るというケースもあるが、通常は10分の1から半額程度になることが多い。少しでも高く買い取ってもらうためには、お酒を良い状態にして売りに出すのがコツだ。
化粧箱は大切なポイント
購入時に専用の化粧箱に入っていた場合は、箱に入れて売却しよう。高級酒は化粧箱に入っていることで価値が上がるため、入っているかどうかで買取価格が変わるのである。箱を汚したりへこませたりしないよう、大切に保管しておこう。
そのほかにも何か付属していたものがあれば、価格がつく可能性があるため一緒に査定に持って行こう。
複数ある場合は一度に売却しよう
売りに出したいお酒の本数が多い場合は、全部一緒に査定に出すと、査定額にプラスしてもらえることが多い(おまとめ査定)。別々に持って行くより得になることが多いので、ぜひ利用しよう。
ワインやウィスキーなど日本酒以外のお酒との組み合わせでも「おまとめ査定」は可能であるため、他にも売りたいお酒がないかどうかを確認してから査定に出すことをおすすめする。
外観をきれいにしてから査定に出そう
お酒は中身が最も大事だが、外観も査定の際には大事なポイントである。ボトルが汚れていたりするとマイナス査定に繋がりやすい。倉庫などで保管しているケースもあるだろうが、ボトルについたほこりや汚れはできる限り落としておいたほうが良いだろう。
「強化買取」キャンペーンを利用する
買取店では、定期的に「強化買取」キャンペーンを実施する。このキャンペーンは、在庫がなくなったタイミングや需要が増えたタイミングなどで、その銘柄の査定額をアップしてくれるものだ。各買取店のWEB上に、「強化買取」リストが掲載されているため、その中に自分が売りたい日本酒の銘柄がないかどうか確認すると良いだろう。そのタイミングで売ることで、査定額を数万円〜数十万円高くできるかもしれない。
複数の買取店に査定を依頼しよう
買取の際は、一社だけではなく複数の買取店に査定を依頼したほうが良い。買取店によって鑑定士のお酒に関する知識に差があるのはもちろん、その時に買い取りたい銘柄も異なってくるからだ。WEB上で一気にまとめて査定を依頼することができるサービスもあるので、上手く利用してほしい。
お酒の買取店の選び方
日本酒の買い取りを行なっているお店は、お酒の買い取り専門店や、大型の総合買取店などがある。
近年は、総合買取店にもソムリエやお酒の専門家を置いていることも多く、お酒の買い取りを強化している。総合買取店であれば、お酒以外のものも一緒に売りに出せるというメリットがあるが、お酒の専門査定士が常駐しているとは限らないので注意が必要だ。
お酒の専門店は専門の査定士が常駐しており、常にお酒の相場に関する情報を仕入れているため、適正に査定してもらえるというメリットがある。特に、一般にあまり知られていない希少なお酒や高級酒の場合は、専門店の方が評価してもらえる可能性は高いだろう。
LINE査定に対応している買取業者
「買取店が多く、どこを選べば良いか分からない」という人も多いだろう。ここでは、おすすめの買取店を複数紹介するため、ぜひ参考にして欲しい。
ファイブニーズ
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
日本酒を高額査定している専門店「ファイブニーズ」を紹介する。東京や神奈川、愛知、大阪、福岡などにお店を持つ、お酒に特化した買取店である。
お酒に詳しい専門家が常駐し、めずらしいお酒であってもスピード査定ですぐに現金化をしてもらえる。また、査定方法もWebサイトを利用したオンライン査定や、メール査定、電話・ファックス査定などいろいろな方法を用意しているため、都合の良い方法で査定依頼を出すことができる。
お店への持ち込み、宅配、出張買取いずれの方法にも対応しているので、とても便利に利用できる買取店だ。販売経路をしっかり持っているため高額査定ができるおすすめ店である。
レッドバッカス
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
日本酒だけではなく、ワイン、ウイスキー、ブランデー、焼酎などお酒の買取を専門で行っている買取店。無店舗経営のため、その分高価買取に繋がりやすいのがポイントだ。
査定料、振込料、宅配送料、返送送料、出張料などはすべて無料な上、キャンセル料も無料なのが嬉しい。また、スピードも速く、査定を開始して24時間以内に査定額を通知してくれる上、16時までに宅配キットの申し込みをすれば当日に届けてくれたり、査定に満足してもらうと24時間以内に口座に現金を振り込んでくれるのだ。
最近では、LINE査定も行っており、お酒の写真を撮影してLINEで送るだけでスピーディーな査定を行ってもらえる。「強化買取」キャンペーンも定期的に実施している。
出張買取に対応している買取業者
ストックラボ
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
お酒の買取専門店である、「ストックラボ」。宅配買取、出張買取、店頭買取の3つの買取方法を採用している。店舗は、関東に3店舗あり、新宿店、麻布十番店、横浜店である。
ラベルが剥がれていたり、古いお酒、液面低下している場合でも査定を実施してくれるのが嬉しい。お持ちのお酒の状態を不安に思っているのであれば、ぜひ一度相談してみてほしい。また、おまとめ買取に力を入れていて、銘柄によっては数万円も買取価格がUPする場合もある。売りたいお酒が複数ある人には、おすすめと言えるだろう。
ジョイラボ
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
「ジョイラボ」もお酒を専門で取り扱っている買取店だ。宅配買取、出張買取、店頭買取を採用している。お酒のプロが常駐しており、豊富なお酒に関する知識のもとで、一本一本丁寧に査定してくれる。
大きな特徴は、全国に店舗を有している点である。東京、神奈川、名古屋、大阪、福岡と全国各地に店舗があるため、お住まいの地域に近い店舗を探してみると良いだろう。店頭で実物を見て査定して欲しい、という人にはおすすめだ。
電話、ネットだけではなくLINE査定も実施しており、LINEのアカウントからお得情報も配信しているため、ぜひチェックしてみてほしい。
まとめ
ここまで、「大吟醸原酒 吟凛雅」の買取価格、査定情報について紹介してきた。人気のある希少酒であるので、高価買取が期待できる銘柄だ。お持ちの場合はぜひ買取を検討してみると良いだろう。上記で紹介した査定のポイントなどを参考にして、複数の買取店に査定を依頼してみてほしい。きっと、納得のいく価格で買い取ってもらえるだろう。