自治体などでも回収等に関する情報をほとんど公開しない庭石や砂利に対して、多くの人が「どのように処分をすべきなのだろう?」といった疑問を抱えている。また造園会社や建設会社によって設置された庭石や砂利の多くは、一般ユーザが持ち運べる重量ではないケースが多いため、自力での処分が難しいといった意味でも人々の頭を悩ませる存在と位置付けて良いだろう。今回は、さまざまな事情で庭石や砂利の処分を考えている皆さんと一緒に多くの業者で公開する費用や、おすすめ業者などを確認していく。
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庭石や砂利処分の4つの方法
インターネット上で見つけることのできる庭石や砂利処分の方法には、下記の5つが存在する。
河川敷や山に捨てる
個人ブログなどで公開されることの多い「どこかに捨てる」という方法は、不法投棄になるため絶対にNGだ。どんなに荒れた河川敷であっても、場所の管理をしている人に無断で砂利などを捨てた時点で不法投棄となる。また悪質な投棄に対する罰金は30~50万円ほどとなるため、万が一バレた時のリスクを考えると絶対にやめるべき処分法だと言えるだろう。
自治体のゴミ回収
一般的な自治体では、庭石や砂利などの鉱物質を回収不可能な「処理困難ゴミ」に分類している。また市のゴミセンターなどに回収依頼をすると、庭木屋や建設業者、回収業者に問合せをするように指示されることも多いため、対象が鉱物質である限り自治体のお世話になるのも難しいと捉えて良いだろう。
ホームセンターによる条件付き回収
多くのサイトで公開されているのは、ホームセンターで行われている条件付き回収だ。さまざまな記事を読んでいると、ホームセンターでガーデニングに使うブロックや石などを購入したユーザ向けに行われているサービスであることがわかる。しかし処分や再利用の難しい庭石は、ホームセンターが回収するメリットが「ほぼない」とも言えるため、こういったサービスのできるお店を探すことも難しい実情があるようだ。
造園業者や石材業者による買取
庭にお金をかけられる人がほとんどいない今の時代は、再販売の難しさによって庭石や砂利の買取ができる業者も非常に少なくなってしまった。また買取可能な業者のサイトでは、紅加茂石や鞍馬石、年代物灯籠といった名石のみを買取対象としているため、リーズナブルな価格で購入した庭石や砂利については査定が付かないこともあると捉えた方が良いだろう。
造園業者や石材業者による回収
庭石や砂利処分のスタンダードとも言える方法は、石材店や植木屋などで行なわれている有料回収サービスだ。これらの業者にお願いすれば、重い・大きいといった難点だらけの巨大石を簡単に自宅の庭から持ち出すことができる。また多くの専門店がサイトを開設する今の時代は、良い意味での価格競争が生まれているため、じっくり相見積もりを行なうことで安く処分のできる業者と出逢いやすい時代と考えて良いだろう。
庭石や砂利回収にかかる費用はどのぐらい?
庭石や砂利回収・処分にかかる費用は、業者によって料金設定にかなりの開きがあると考えられる。
費用相場は1kgあたり40円
庭石や砂利回収を積極的に行なう業者の多くは、各社のサイトで1kg40円の回収費用を公開している。また回収した鉱物質のリサイクルやリユースのルートが豊富な業者の中には、1kg15円ほどの低価格で処分をしてくれるところも存在するようだ。
クレーン使用の場合は別途費用がかかる
人力で運び出すことが難しいレベルの巨大石だったり、複雑な地形に置かれた石を掘り出す場合は、前述の処分費用にプラスしてクレーンやショベルカーの利用代金が請求される。また石のボリュームが多ければそれだけ人件費も膨らむ可能性があるため、1kg15円~40円だけでは完結しないケースが多いと捉えた方が良いかもしれない。
土嚢袋やダンプ単位で回収する業者もある
庭石や砂利回収に対して柔軟な対応ができる業者では、土嚢袋やダンプカー1台といった単位で対応をしてくれるところもある。またユーザが自分で砂利を土嚢袋に入れられる場合は、業者への直接持込によって処分。
庭石や砂利回収費用を少しでも安く抑えるために
庭石や砂利の処分にかかるコストを抑えるためには、下記3つのポイントを心がけて行動を起こす必要がある。
最初に買取業者に問合せをしてみる
一部の石材店では、質の高い庭石や砂利などの買取を行っている。庭石自体の需要の低い今の時代は、余程の珍しい鉱物質でもない限り高価買取は狙えない。しかし回収処分に必要となるコストを抑えられると考えると、買取業者を利用するメリットは非常に高いと言えるのだ。こういった実情のある庭石の砂利の処分においては、まずは僅かに存在する買取業者に問合せをする心掛けが必要だと言えるだろう。
庭石や砂利のサイズやボリュームを具体的に伝える
具体的な見積もりを出してもらうためには、庭石のサイズや設置されている場所などの情報をなるべく詳しく業者に伝える傾向がある。また石の置かれている環境もクレーン使用の判断をする上で大事な情報となるため、庭石本体だけでなくその周囲の環境や図面などをメールで送信する配慮も必要だと言えるだろう。
余裕を持って相見積もりを行おう
安いとは言えない庭石や砂利の処分でコストを抑えるためには、ある程度の余裕を持って相見積もりや比較検討を行なう必要がある。また回収する庭石や砂利のボリュームが大きい場合は、クレーン使用の可否判断を含めて現場調査の必要が出てくるため、いくつかの業者に自宅へ来てもらえるだけの時間的余裕も必要だと言えるだろう。
庭石や砂利の処分におすすめの業者 まとめ
最後に、庭石や砂利処分を得意とする専門店を3つ紹介しておこう。
信太商店
http://www.shida-eco.com/disposal/rock信太商店は、庭石や砂利だけでなくコンクリートの処分回収もできるリサイクル業者だ。全ての作業を自社内で行える信太商店は、リーズナブルな料金提案の可能な業者としても定評がある。またサイト内では実際に撤去した施工事例の中で、作業時間、作業人員、費用なども詳しく公開されているため、庭石や砂利の処分にかかる作業イメージの掴めない人にもより良い情報源になることだろう。
山崎組
http://yamazakigumi.link/山崎組は、砂利や残土のタンク回収や不用品回収といった幅広い対応のできるリサイクル業者だ。庭石は1kg15円、残土処分は1袋200円~で回収処分対応を行っている。またお客様自身が袋詰めした庭石や土といった少量でも回収をしてくれるため、ガーデニングの際に生じた不要物であっても相談のしやすい業者になると言えるだろう。山崎組などのおすすめ業者では現地調査を通して見積もりや日程調整を行なうため、先程紹介したとおりある程度の余裕を持って行動を起こすことを忘れないようにして欲しい。
植木屋本舗
http://www.niwaya123.com/article/14905010.html庭園の解体や植木・庭石の撤去を得意とする植木屋本舗は、作業工程や施工事例などを大変詳しく紹介している専門店だ。留意事項の中には原則的に引き取りのできない残土や砂利の特徴も書かれているため、処分に向けて自分で準備を行なうユーザにとっても良き判断材料になると言えるだろう。また極めて少量の場合は経費込みで5,000円~引き取り対応をしてくれるため、専門業者に依頼をするのが申し訳ないレベルの庭石や砂利のボリュームであっても気軽に相談できる業者と位置付けて良さそうだ。