「この人の部屋はいつもキレイ」、「あの人の部屋はいつも汚い」・・部屋の状態は、そこに住む人を表す鏡とも言えるのではないだろうか。
部屋が汚いからといって、その人の心が乱れていると言い切るのは、少々乱暴な結び付けかもしれない。当然、心が落ち着いている人であっても、人によっては部屋をキレイな状態にキープするのが苦手な人もいるし、一見粗暴な性格に見えても、実は部屋はこざっぱりしているなんていうケースもザラだ。
しかし、部屋が汚い人には、ある程度の共通点が見受けられるのも、また否定しがたいところだろう。
ここでは、部屋をキレイにする余裕があるはずなのに、キレイにすることなく、汚い部屋に住んでいる人の特徴を、性格的・心理的な側面も含めて見てみよう。なお、仕事や育児に忙殺されて時間も余裕もないといった客観的な理由がある人は除いておこう。
もし、あなたが次のような人に該当するのならば、部屋がどのような状態になっているか確認してみてほしいと思う。
CONTENTS
こちらのページには広告パートナーが含まれる場合があります。掲載されている買取価格は公開日のみ有効で、その後の相場変動、各企業の在庫状況、実物の状態などにより変動する可能性があります。
特定の趣味がない、多趣味な人
特定の趣味があると、それこそ趣味のモノが増えて、部屋も趣味のカラーに染まってしまいやすいものだ。これは一つの事実ではあるが、実はそれよりも、部屋の状態にフォーカスしてみると、特定の趣味がない人の方が厄介なのだ。
特定の趣味がない人は、概して多趣味になりがちだ。ここでいう多趣味とは、「広く浅く」という状態だ。
何か新しい趣味を始めるとき、カタチから入る人は決して少なくない。カタチから入ることで、モチベーションの維持・向上につながると言われるので、ことさらに否定するつもりはないが、必要なモノを一式揃えるということは、一気にモノが増えることつながる。モノが増えれば、それだけ片づけるのが大変になり、結果としてぞんざいに収納したり、放置してしまったりしやすいものだ。
モノが増えるような趣味が一つや二つなら、まだかわいいものであるが、さまざまな趣味に広く手を出してしまうと、収拾がつかなくなってしまうのは想像に難くないだろう。
また、限られた趣味にディープに浸かっている人の部屋の方が、モノがすべて同ジャンルのモノであるため、片づけたり飾ったりしやすく、整然としやすい傾向にあるようだ。一方、さまざまなジャンルのアイテムが入り混じっていれば、やはり片づけたり飾ったりするのに、相当頭を悩ますことになるだろう。趣味が限られていれば、インテリアコーディネートを考えたときにも、趣味部屋を作りやすい。
例えば、ゲームが好きで、プラモが好きで、スポーツが好きで、楽器が好きで、絵も描くし、裁縫も好きで、DIYにも精を出し、創作料理にも凝っている人の部屋は、一体どんな状況になっているのか・・あまり想像したくないものだ。
心理的に見ると、このような特定の趣味がなく、広く浅い「多趣味」に陥ってしまう人は、人生をより豊かにしたいと考えている傾向にあるようだ。場合によっては、人生にどこか焦りが出ているとも言えるかもしれない。
自分自身の人生を充実したものとするためにも、一つひとつ、目の前の趣味に注力してみる努力が必要だ。
自信を持てるような特技がない人
何か自分に自信を持てるような特技がない人の部屋も、どうやら散らかりやすいようだ。その最たる例は「資格マニア」だ。
手に職をつけたい、専門的な知識を身に着けたいと焦ってしまう人に向けて、最近ではさまざまな「資格ビジネス」が生まれている。役に立つか立たないかは別にして、資格自体の種類も一昔前に比べて豊富になり、資格取得のために部屋がテキストや参考書などで溢れかえっているケースが目立つ。
厄介なことに、テキストや参考書は、なかなか捨てるに至らないものだ。中身が100%頭に入ったという自信がないと、なかなか捨てられないという気持ちがあるのも理解はできるが、思いのほかこのようなモノは部屋のスペースを侵食してしまう。
傾向としては、自分に自信が持てない人だけではなく、自己投資が旺盛な人、そして趣味の話と同様に人生をより豊かにしたいというポジティブな意欲がある人などが、このような状態になりやすいようだ。また、スケジュールを立てて学習できない「明日やろうタイプ」であったり、飽き性であったりすると、永遠に教材の内容が頭に移らないため、結局は捨てられずにたまっていく。
資格の勉強は、一つに専念しないとなかなか成就せず、頭に知識が増えずに、部屋にゴミが増えてしまう。もし、大して使っていない資格の本などがあるようなら、気持ちを切り替えて(あきらめて)捨ててしまうのが部屋をキレイにするコツだ。
ストレスをためている人
ストレスは、百害あって一利なしだ。ストレスをためこんでしまうと、身体だけではなく、さまざまな方面にも悪影響が及ぶ。その元となるのが散財だ。
散財とは、簡単に言うとショッピングのことだ。特段必要でもないモノであっても、心が赴くままにショッピングをすると、ストレスの発散になるものだ。これは、きっと普段から抑圧していること(節約)を解放するために得られる快感なのだろう。
しかし、散財することによってモノが増えてしまうと、部屋は散らかりやすくなる。部屋にはどれだけのモノを置いておけるかのキャパシティがあるので、このあたりを考慮せずにショッピングにふけってしまうと、後々が厄介なことになる。
ストレスは、よく真面目な人ほどためやすいと言われる。真面目であるのに、部屋がモノであふれて汚いといった場合には、ひょっとしたら散財することでストレスを解消しているのかもしれない。
また、部屋が汚いとストレスがたまる人もいる。汚部屋ストレスを発散するために、モノを買い込んでしまうのでは、悪循環になるので、心当たりのある方は気を付けよう。
何も散財することが悪いというワケではない。不要なモノを買うぐらいなら、その分のお金を無形のサービス(エステ、マッサージ、旅行など)に費やしたり、大切な人にプレゼントを買ったりするという方法もあるので、ぜひ消費の先を転換してみてほしいと思う。
コスパをとりわけ重視する人
モノを買う時に、とにかくコスパを第一に考える人の部屋は、比較的散らかっていることが多いようだ。
このタイプの人は、とにかく損をしたくないという心理が働いている。では、どうしたら損をしないのか。それは買ったモノを、その出した額に見合うまで使い果たすことだ。
「せっかく買ったのに」というのは、モノを捨てることができない最たる理由だ。モノを適切に捨てることができないと、やはり部屋が散らかってしまいがちになるものだ。
また、どちらかというと、このタイプの人は有料処分に抵抗を持つことが多いようだ。「せっかく買ったのに捨てるなんてとんでもない、ましてや何で捨てるのにお金がかかるのさ」といった感じだろう。家具や家電などは大きいもの、重いモノ、金属制のモノが多く、大半は有料処分が必要となる。このようなものを捨てずに取っておくと、部屋のスペースを埋め尽くすことになり、結果的に部屋がモノであふれかえる原因を作ってしまうことになる。
まだ使い切っていなくて捨てるのがもったいないと思うのなら、買取業者に買い取ってもらったり、ネットオークションやフリマアプリを使って売ってしまったりすることもできるので、ぜひ検討してみてほしいと思う。
財布がレシートやカード類ではれ上がっている人
最後にもっと身近なポイントをもう一つ。
あなたの財布は、今どんな状態だろうか。もし、レシートやカード類でパンパンにはれ上がっているようなら、ひょっとしたら部屋もモノでパンパンになっているのではないだろうか。
一般的に、財布がレシートやカード類ではれ上がっている人は、部屋も汚いと言われている(それだけではなく、だらしない性格とまで言われることもある)。
このような人は、不要なモノを適切なときに処分することができない性格、あるいは要るか要らないか迷ったらその場で判断せずに「とりあえずとっておく」という性格であり、まさに部屋を片づけられない人の特徴と合致するからだろう。
習慣や性格は、部屋だけならず、財布にも表れる。マザーテレサの言葉を借りると、思考は言葉になり、言葉は行動になり、行動は習慣になり、習慣は性格になり、そして性格は運命となる。
乱れた状態が部屋や財布だけにとどまっているうちに、根本的な考え方から改善してみてはいかがだろうか。
まとめ
いかがだろう。もし、あなたがこのようなタイプに該当するようなら、自分の部屋が汚くなっていないか、ぜひとも確認してみてほしいと思う。
なお、本記事の内容は、あくまで「傾向」にすぎず、絶対的にイコールというわけではないので、悪しからずご了承いただきたい。
- ミニマリストの部屋に”不必要”な家財道具5つ
- 【保存版】上手な部屋の片づけかたとは?手順やコツを解説
- 【徹底分析】部屋の片づけのやる気が出ない理由とその解決法
- 【保存版】部屋の片づけは「捨てる」「収納する」が基本
- 部屋を片づけると運気が上がる?風水を要チェック
- 【検証】部屋が汚いと引っ越しの見積もり費用は上がる?
ブログカードがロードできませんでした。