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廃棄物買取業者の品目・相場・査定実績まとめ

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更新日:2025/04/03
公開日:2018/02/02
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事業を行う上で廃棄物処理の問題は避けて通ることができない。かかるコストはなるべく削減したいと考える事業者が大半なのではないだろうか。

これまで廃棄物処理のコスト削減に関しては、社内でのリユース、リデュースの取り組みが主に行われてきた。しかし近年、廃棄物を有価物に変えるリサイクルの仕組みに注目が集まっているのだ。

photo by:Eelke

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こちらのページには広告パートナーが含まれる場合があります。掲載されている買取価格は公開日のみ有効で、その後の相場変動、各企業の在庫状況、実物の状態などにより変動する可能性があります。

廃棄物を有価物化してコスト削減をはかる

廃棄物の中に資源があることはこれまでにも言われてきた。しかしその資源を取り出すことに関しては、技術が追い付いていなかった部分がある。そのため、リユース、リデュースに関してはすでに取り組み済みの企業でも、リサイクルまでは意識がまわっていないところがたくさんある。廃棄物は処理すべきもの、そう考える事業者も多いのではないだろうか。

しかし最近では技術の発達により、従来廃棄するしか仕方のなかったものの中から、再利用できる資源を取り出すことが可能になってきた。ある業界の廃棄物は、他業界では飼料になったり、ブースターとなったりすることは珍しいことではない。リサイクルの仕組みを取り入れることで、企業はいくつかのメリットを享受することができるのだ。

環境に優しい企業としてのイメージ作り

エコを意識しない会社には、厳しい目が向けられる昨今。リサイクルを取り入れて資源を有効活用することで、環境に優しい企業としてのイメージアップをはかってみてはいかがだろうか。

コスト削減が可能に

廃棄物処理には費用がかかる。しかし廃棄物を資源として売却することで、廃棄物処理にかかる費用を削減することができるのだ。いままでお金を払って捨てていたものが、逆にお金を生んでくれるといううれしい循環が生まれるのである。

このようなリサイクルを利用するためには、廃棄物について社内でもう一度詳しく見直す必要がある。

まず、廃棄物は捨てなければいけないという意識から脱却し、これまで捨てていたものの中にどのような資源があるのかを再考するべきである。廃棄物が生じる段階から保管、管理、運搬まで、見直すべき部分はたくさんあるだろう。現場と意識を共有化し、廃棄物をできるだけお金に変える姿勢が望まれる。

買い取ってもらえる廃棄物の品目

廃棄物の買取は、廃棄物買取業者が行う。では実際にどのような廃棄物が買い取りの対象となるのか、またその相場はどれくらいなのかを詳しくみていこう。

食品廃棄物

主に食品工場から出る廃棄物である。

  • ・食肉くずなどの生肉
  • ・脱脂粉乳、全脂粉乳、カゼイン、ホエー、ゼラチン、育児用粉乳原料などの乳製品
  • ・大豆製品、小麦粉、小麦粒、大麦、麦芽、胚芽、ミックス粉などの穀物製品
  • ・乾麺、菓子類、パスタ類、ナッツ類、サプリメント類、食品添加物などの加工食品
  • ・その他、砂糖、塩、乾燥全卵、乾燥卵白、乾燥卵黄、乾燥ビール酵母、各種アミノ酸類、乾燥粉末、油脂類(大豆油、植物性油脂)ペットフード類、醸造醗酵粕類など

こうしたものはこれまで堆肥として処理されることがほとんどだった。費用は企業が負担しなければならず、コストとして計上されていた。

しかし最近ではこれらをそのまま飼料として買い取る企業も増えてきて、たとえば生肉などの買取はキロ1円という値段がつけられている。

廃油

植物油、鉱物油の双方を含む。石けんや鳥のエサ、バイオ燃料の原料として買い取り、リサイクルされる。エンジンオイルなどの鉱物油も、再生燃料として利用することができる。

ただし植物油に関しては、不純物が混入していないことが買い取りの条件として挙げられる。不純物がない状態では、一斗缶一本100円、あるいは1リットル10円前後というのが相場である。

対してエンジンオイルに関しては、植物油よりはかなり安価で、1リットルあたり2円程度である。しかし費用負担は一切なく、買い取ってもらえる点はメリットといえるでだろう。

金属類

ドラム缶や一斗缶から、オフィスで使う家具なども買取対象となる。

相場に関しては、金属として買い取ってもらう場合と、家具としてリサイクルに出す場合では大きな違いがあることを念頭に置いておくべきだろう。鉄などが9割の製品は、現在かなりの高値で買い取ってもらうことも期待できる

紙類

段ボール、紙管、紙袋、コピー用紙などは紙類に分類される。この紙類に関しては、廃棄物の中でももっともリサイクルされることが多い品目といえるだろう。とっくに取り組み済みの企業も多いのではないだろうか。再生紙やトイレットペーパー、段ボールとして再利用されることも多くの人が知っている通りである。

紙類の買取相場は古紙価格に準じて決まる。紙の種類によっても単価が違うので、業者に尋ねるなどしてしっかり価格を確かめておくと良いだろう。また、引き取りに来る際の最低重量が決まっている業者もよくあるようだ。どれくらいの量で引き取ってもらえるのか、この点に関しても確認が必要である。

一般的な相場は下記のとおり。

  • ・段ボール 1キロ5円から10円
  • ・雑誌や新聞 1キロ5円程度
  • ・上質古紙 1キロ7円から8円

金属くず

鉄やアルミ、ステンレスなどのスクラップ類を指す。また、再利用できないパソコンなどもこの部類に入る。

買取価格は素材に応じて変わってくる。代表的なものの相場を挙げておこう。

  • ・鉄 1キロ30円前後
  • ・アルミガラ 1キロ150円前後
  • ・ステンレス 1キロ150円前後
  • ・並銅 1キロ700円前後
  • ・エナメル線 1キロ700円前後
  • ・真鍮 1キロ500円前後

ただし金属類の買取価格は時勢によっても変わってくる。

プラスチック

ラップ、ビニール、PPバンド、プラスチックパレットなどのプラスチック製品である。これらはペレットとされ、プラスチックとして新たにリサイクルされる。

買取価格は状態により、また業者によっても異なるが、目安となる相場を紹介していこう。

  • ・パレット 1キロ1円から10円
  • ・ビニール(ロール) 1キロ5円から60円
  • ・PPバンド 1キロ1円より

飲料ボトル

ペットボトルや缶、瓶などである。これも紙類と同じくリサイクルが進んだ分野のひとつ。面倒なのは仕分けだが、しかしこれに関しても、仕組みが整っていない会社の方が今は少ないのではないだろうか。

ペットボトル、缶、瓶が多少混合していても引き取ってくれる業者もあるようだが、社内意識を高めるためにも、仕分けのルールは徹底しておきたいものだ。

再利用のやり方も、知っている人も多いだろう。ペットボトルは細かいフレークにされ、再度ペットボトルになったり、フリースなどのプラスチック生地に変わったりする。缶はプレスして金属製品に、瓶はカレットに変えたのちに再びガラス製品になる。

相場はこのようになる。

  • ・ペットボトル 1キロ10円前後
  • ・アルミ缶 1キロ100円前後
  • ・スチール缶 1キロ11円前後

木製パレット

製品の運搬などに使う木製のパレットもリサイクルの対象になる。中古のパレットに対する需要は高く、買取業者がそのまま販売業者を兼ねていることもよくあるようだ。

ただし、すべての木製パレットが中古パレットといて引き取ってもらえるわけではない。条件は業者によって多少異なるが、

  1. 1、サイズは同一のもの
  2. 2、まとまった枚数(最低枚数がある)
  3. 3、目立つ傷、汚れ、腐った部分などがない

以上の条件を求められることがほとんど。

相場もまたパレットの種類によって異なるが、100枚でおおよそ5,000円から10,000円程度と考えておくとよいだろう。

廃棄物買取でコストカットに成功した例

廃棄物のリサイクルがかなえば、これまでかかっていた処理費用を大幅に削減することが可能になる。廃棄物により買取金額は些少の例も見られるが、費用を支払って処分することを考えるとプラスになることは間違いない。

ここでは、廃棄物買取でコストカットがかなった実績をいくつか挙げておこう。

生肉くずの買取例

これまでは毎月4キロの生肉くずをまとめて保管、月に9度別の工場まで運搬して堆肥とすることで処分してきた企業があった。かかる運搬費はトラック1台あたり18,000円。堆肥にするための費用は1キロ26円だった。ひと月あたり約27万円の処理代がかかっていた生肉を、買取に出すことでコストカットに成功している。

買取金額は1キロ1円と少額だが、毎月4,000円の収入になる。マイナス27万円からプラス4,000円であることから、やはり大きな違いといえるはずだ。

段ボール、廃プラスチック

ひと月で94トンもの廃棄があった企業の例である。段ボールと廃プラスチックを毎日回収に来てもらい、月の費用は約100万円だった。

しかし、廃プラスチックの中から有価物化できるものを選別し、買取に出すことで廃プラスチックの処理費用を7万円まで圧縮することが可能になった。さらに買い取ってもらえた廃プラスチックの金額は、ひと月あたり2,000円程度。さらに段ボールはほぼ全部が買い取り対象となるため、月45万円プラスになる。廃プラスチックの処理費用を差しい引いても、38万円が黒字になるのはうれしいことだろう。

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廃棄物の有価物化は今後も進む

これまでは捨てるしか手がなかった廃棄物が、収入を生む時代となった。その背景には環境保護への意識の高まりと、技術の進歩がある。生産ラインから現場を見直し、資源として再活用できるものがないか、今一度考えてみよう。

また、買取業者にコンサルティングを頼むのもよい方法である。どのようなものが有価物となるのかを、専門家の目で確かめてもらおう。思いもよらなかったもの、資源として意識していなかったものが収入に変わることもよくある。

金属など、相場によって買取価格が変わるものもあるので、その際に打ち合わせをしておくと今後の指針も定めやすくなる。

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