パソコンやスマホなどの電子機器を新規購入したとき、それまで使っていた古い機種が不要になることがある。リサイクル処分に出そうと思ってもその処分にお金がかかることが多く、躊躇する人も少なくないだろう。多くの人は処分方法に困り、不要になった古い電子機器をそのまま自宅で眠らせてしまっているのが現状ではないだろうか。しかし、そんな電子機器こそ買取依頼することで思いがけないお金になることもある。
実際、パソコンやスマホなどの中古市場はここ数年で急速に拡大している。特にスマホは、機能やスペックの進化が一段落した感があり、1〜2年前のモデルでも充分に使えるようなものが多い。そのため、中古スマホに格安SIMカードの組み合わせで利用する人が増えてきているのだ。
様々な中古買取業者がある中、今回取り上げていくのはハードオフだ。ハードオフとは、中古品の引き取りと販売を兼ねたリサイクルショップとなっている。直営店とフランチャイズ方式で、全国に展開している。
さて、今回の記事では中古のスマホやパソコンの買取にハードオフをオススメする4つの理由を買取条件や注意点などを交えてご紹介していこう。
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ハードオフがスマホやパソコンの買取におすすめな理由4選
ハードオフがスマホやパソコンの買取におすすめな理由は下記の4つだ。
1.全国的な店舗展開
ハードオフは年々店舗数を拡大しており、今では日本各地に出店している。2015年9月にはその店舗数は300店を超え、今も拡大し続けている。系列店も全て含めるとなんとその数は800店以上にものぼる。身近で見かけたことのあるという人も多いのではないだろうか?売りたい時に近くに店舗があるというのは、買取業者を探す手間も省けるので大きなメリットと言える。
2.買取品目が幅広い
Gadget Bag January 2006 / Glutnix
ハードオフの買取は、買取対象の品目が非常に多いのが特徴だ。パソコンやスマホだけでなく、オーディオ機器やテレビ・DVDプレイヤーなどの一般家庭にあるような電子機器であれば、ほぼ全てが買取対象になっているのだ。また、楽器や工具、ものによってはジャンク品までもが買取査定の対象になっている。そのため、自宅で不要なスマホやパソコンがある場合に対象外の可能性を考えず、まとめて買い取ってもらえるのが利点である。
3.買取査定の専門性の高さ
Cash Machine / Tax Credits
ハードオフでは、製品ジャンル毎に専門性の高いスタッフが査定を担当している。そのため中古市場で価値のある商品を市場相場とかけ離れた値段で安く査定されるリスクは低いと言えるだろう。街の個人営業のリサイクルショップなどでは、専門的な査定が出来ずに結果として買い叩かれてしまうことも少なくない。安心の査定結果を求めるのであれば、ハードオフがオススメだ。
4.宅配買取&出張買取もあり
クロネコ (Kuroneko: Black Cat) / halfrain
ハードオフの買取では、直接店舗に持ち込む以外にも送料無料の宅配買取サービスや、自宅に査定スタッフが来てくれる出張買取サービスを利用できる。自宅から行ける範囲に店舗がない場合や、大きな商品を運ぶのが大変な場合などでも気軽に買取査定がお願いできるのは非常に便利だと言えるだろう。出張買取サービスの場合、ハードオフに事前に連絡をして、ハードオフのスタッフに車で商品を回収に来てもらい、その場で査定もしてもらえるという流れになっている。寸法や重量の制限もなく、点数も大型家電であれば1点から出張買取サービスの利用が可能だ。
宅配買取の場合、ハードオフに事前に連絡をしておくと、ハードオフが宅配便の手配を行い、無料の宅配便でパソコンを職場や自宅に回収してもらえるというもの。梱包に必要な段ボールがない場合には、ハードオフが梱包資材の用意も行なってくれる。その際の梱包資材も無料だ。わざわざ店頭に持ち込みをする時間がない人や近くに店舗がないという人は、宅配買取や出張買取を利用してみてはどうだろうか。
ハードオフでのパソコンやスマホの買取条件は?
いざハードオフでパソコンやスマホの買取をしてもらおう!と思ったときに、まずチェックして欲しいのが買取条件。どんなものでも買い取ってもらえるわけではないので、まずは自分のパソコンやスマホを買い取ってもらえるかどうかをチェックしよう。
パソコンの買取条件
買い取ってもらえるパソコンは3年以内のものに限る。そして、買取はノートパソコンのみでデスクトップパソコンはNGとなっている。なぜなら、精密機器であるデスクトップパソコンには専用の梱包が必要になるため。自宅では専用の梱包は難しいだろう。
また、当然ながら動作不良品も買い取ってもらえない。比較的新しいパソコンでも、メンテナンスを長らくしていなかったりすると、正常に動かない可能性はあるため注意が必要だ。ハードオフに査定に出す前に、きちんと作動するかどうかを確認しておこう。
周辺機器も一緒に買い取ってもらうときにも注意が必要だ。様々な商品を取り扱っているハードオフではハードディスクドライブやメモリ、ルーターなどのパソコン周辺機器も買い取ってくれる。しかし、どんな状態のものでも全て買い取ってくれるわけではない。たとえばプリンタであれば、製造から3年以内のもので未使用品となっているので注意しよう。まずは気軽に電話査定をして買取が可能かどうか確認してみるのも良い。
スマホの買取条件
スマホを買い取ってもらうときは、パソコンを買い取ってもらうときよりも厳しい条件がある。まず、年数の制限は3年以内で、それ以上に古いものだと買い取ってもらえる可能性が低い。そしてドコモ、au、SoftBankの3社以外のもの及びSIMカードを利用しない端末やプリペイド式の端末は、通常買い取り不可となっている。
また、取り扱い可能なスマホはネットワーク利用制限サイトの表示が「○」になっているもので、「△」または「×」の場合は買い取り拒否となってしまう。あらかじめ、ドコモ、au、SoftBankのネットワーク利用制限確認サイトにアクセスして○と表示されるかを確認しておこう。
さらにスマホ本体やバッテリーの水没シールににじみがある場合や電池パックが寿命に近い、あるいは膨らんでいる場合、本体に目立つような傷がついている場合、破損している場合、デコレーションしている場合などは買い取り対象にならないことが多い。
もちろん、動作が正常であることも絶対条件だ。以上の点を確認してから、査定に出すようにしよう。
高額買取のためのポイント
せっかく買い取りに出すのであれば、高く売るのが理想だろう。査定に出す前に、高額で買い取ってもらうためのポイントも確認しておきたい。
本体を綺麗な状態にしておく
まず、査定に出す前には必ず本体を掃除しておこう。本体についている傷や汚れは、減額対象となってしまう。傷に関してはどうしようもないかもしれないが、汚れは取り除くことができる。本体の表面やスクリーンはもちろんのこと、キーやボタンの周りに溜まっている汚れもできる限りかき出しておこう。また、もしステッカーなどを貼ってしまっている場合には、そちらも綺麗に剥がしておくのが望ましい。
付属品は揃えておく
第二に、付属品はできるだけ揃えることが大切だ。不足している付属品があると、その分減額されてしまうことも多い。パソコンでは、購入当初についていたOSやアプリケーションのインストールCDのほか、取扱説明書も揃っていると有利だ。これから新しくパソコンを購入される方は、将来の買取を見据えて、CDや取扱説明書をひとまとめにして、決められた場所でまとめて管理するようにしておくとよいだろう。他には、ケーブル類や元箱などもできるだけ探して集めるようにしよう。
買取に出す前にやっておくべきこと
ハードオフへパソコンやスマホを売る際に、やっておくべきことがある。
データの消去
まず第一にやっておくべきことは、データの消去だ。メールアドレスや住所録などの個人情報は全て削除しておこう。また、仕事で作った書類や表などのデータに関しても削除しておく必要があるだろう。データの消去方法については、市販のデータ消去ソフトを使って、データの復元が不可能な状態にしておくことが望ましい。
必要書類は揃えておく
スムーズな買取査定のためにも、本人確認のための必要書類を揃えることも大切だ。特に、宅配買取や出張買取の際には、必要書類がないと、あとで必要書類をやりとりする必要が出て二手間になってしまう。宅配買取の場合には、モノクロのコピーで構わないので、必要書類のコピーを忘れず用意しておくことが重要だ。また、住所記載欄が表と裏で分かれている場合にはどちらの面も必要となるので、忘れずに同梱するように。
本人確認のための必要書類には、運転免許証、保険証、日本国パスポート、各種年金手帳、住民基本台帳(タイプB、写真つき)、在留カード(外国人登録(済)証明書)などが使用することができる。なお、買取申込書・配送送状・本人確認書類の写しの住所・氏名が同じでは無い場合は、買取してもらうことができないので注意が必要となる。
ネットオークションとハードオフ
スマホやパソコンを売りたいと思ったとき、ハードオフのような買取業者への査定依頼の他にも方法はある。 最近よく利用されるようになったのが、「ヤフオク!」などのネットオークションや「メルカリ」などのフリマアプリだ。実際どちらがお得なのかという点だが、スマホやパソコンの場合はハードオフなどの買取業者への査定をおすすめしたい。
ネットオークションのメリットは、買取業者の査定額よりも高値がつく可能性があること。しかし、ネットオークションの場合のデメリットとしては、売り手と買い手のニーズがマッチしなければ売れないことや、梱包・配送を全て自分で行わなければならないことだろう。また、買い手への対応やもしトラブルが起きてクレームがあった場合にも全て自己責任での対処が必要になる。こういった手間を考えれば、ネットオークションやフリマアプリよりも買取業者のほうが、面倒な手間なく簡単でスムーズにスマホやパソコンを現金化することができると言えるだろう。
もしも査定後に買取条件に見合わず、処分する他ないという選択肢の場合には、ネットオークションを使ってみても良いかもしれない。
ブックオフと資本関係は無いが、関係はあった
Book Off / Antonio Tajuelo
ちなみに古本買取チェーンのブックオフを展開するブックオフ・コーポレーションとハードオフに関しては、直接的な資本関係は見られない。しかし、ブックオフ創業者が主催した勉強会を通じて創業者同士が親しくしていたきっかけから、互いのフランチャイズチェーンに加盟し合っている。
また、ハードオフの買取及び中古販売のビジネスモデルがブックオフに着想を得て生まれたので、社名(サービス名)、ロゴマーク、店内など一定程度共通しており、ブックオフ系列の店舗が同じ建物内や近くに出店している場合も多い。
まとめ
今回の記事では、ハードオフの買取サービスをオススメする4つの理由と買取条件などを紹介してきたがいかがだっただろうか。ハードオフの宅配買取は、メリットでもあげたように非常に便利だが、買い取ってもらえなければ梱包して送る手間が無駄になってしまうとも言えるだろう。そうならないためにも買い取りの条件は、しっかりと確認し、査定にのぞむと良い。条件を確認した上で、もし自宅で不要なスマホやパソコンなどの電子機器が眠っていた場合には、ぜひ一度ハードオフの買取査定を利用してみてはどうだろうか。
なお、ブックオフやハードオフに関連するコラムを以下で紹介しているので、興味があればこちらも一読してみてほしい。