壊れてしまったホイールやタイヤは、果たして売却できるのだろうか?結論から述べると壊れていても業者に売却したりオークションに出品したりして、現金化することは可能だ。では、どのようなホイールやタイヤが売ることができて、どんな状態だと売ることはできないのか?方法別に比較してみよう。
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こちらのページには広告パートナーが含まれる場合があります。掲載されている買取価格は公開日のみ有効で、その後の相場変動、各企業の在庫状況、実物の状態などにより変動する可能性があります。
業者には売却できないタイヤ
ホイールの場合は多少の傷やへこみがあっても買い取ってもらうことは可能だが、タイヤの場合は多少買い取りに制限がある。以下のようなタイヤの場合は、買い取りに応じてもらうことは難しい。
・残溝不足
・側面のひび割れ
・ビート部分の壊れ
・大きな傷が付いている
古いタイヤでは、劣化により上記の現象が起こりやすい。売却を考えているときは、まずタイヤの状態を確認しよう。もし上記のうちひとつでも当てはまる場合は、業者への売却は諦め、オークションへの出品か最悪の場合処分することも検討しよう。
タイヤを処分するときの注意点
タイヤを処分する場合は、不燃ごみではなく産業廃棄物となり、粗大ごみとして処分することもできない。タイヤの処分はタイヤ販売を行っているショップに持ち込むか、タイヤの回収・処分を行っている産廃業者に処分を依頼することとなる。販売店に持ち込んだ場合は、処分料を支払うこととなるが、タイヤ回収の専門業者には、検品後に買い取りに応じてもらえる場合がある。処分料より高くなることは考えにくいが、処分料を1円でも安くあげたいときは、専門業者に相談することをおすすめしたい。
ホイールを売却するときに注意したいこと
ホイールは取り付けられている部位の特性により、多少汚れたり傷が付いていても買い取りに応じてもらえる業者は多い。しかし、ホイールはタイヤと同様4つで1セットとなり、1つ欠けているとその価値は大幅に下落し、場合によっては買い取りに応じてもらえないこともある。あくまで4つで1セットということを意識し、たとえ1つだけ大きく破損したり傷が付いてしまったとしても、その1つだけを処分したりすることは避けるべきである。保管の際も、かならずセットにしておくことを日ごろから心がけよう。
複数の業者に見積もり依頼することは査定の鉄則
さて、実際に売却できると判断したら、次は査定を依頼する段階となるが、できる限り多くの業者に査定を依頼することが1円でも高く売却することの鉄則である。いくらウェブサイトや広告で高価買取をうたっていても、1社に依頼しただけでは査定額の高い安いはおろか、適正な価格であるかという判断すらできない。必ず複数の業者に査定を依頼して、おおよその相場観を確認してから、業者を絞り込んでいこう。
実際に店舗に持ち込むことが最も信頼できる査定額にはなるが、SNSやメールなどで無料査定を行っている業者もある。店舗に持ち込んで査定を依頼する前に、あらかじめ確認しておくのもひとつの手となるだろう。
業者へ査定依頼する際の注意点
ひとつ注意しておきたいのは、売りたいホイールやタイヤが破損品であることである。無用なトラブルを避けるため、査定の依頼時に破損品であることと破損の部位や程度を、必ず詳細に伝えること。実物を見て判断することができないため、インターネット上で査定を申し込んだ時には特に注意が必要となるだろう。業者からの印象が悪いものとならないためにも、1円でも高く売りたい気持ちをこらえ、正直かつ的確に報告することを心がけたい。
大手が高価査定になるとは限らない
カー用品の買い取りでは、アップガレージやアイパーツ、TXT(ティーバイティーガレージ)が有名どころとなる。いずれの業者も取り扱い品目が多彩で中古品の取り引きに関するノウハウも多い。この3つの業者ともウェブ査定を行っているので、気軽に相談することができるだろう。
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
しかし、有名なショップだからといって、それらの業者の査定額が一番高くなるとは限らない。車関連のパーツに関しては買い取り専門業者のほか、中古車ディーラーなどに売却することもできる。また、状態があまりにも悪いと思われる場合は、産業廃棄物を取り扱う業者に資源として買取を依頼することもできる。情報網を駆使して、さまざまな業者に査定を申し込んでみよう
オークションに出品する際の注意
買い取り業者に査定を申し込んで、残念ながら期待したような額にならなかった場合は、業者への売却はいったん諦めることをおすすめしたい。なぜかというと、オークションに出品して査定額よりも高い金額で落札されることも考えられるからだ。
たとえば、旧車や希少車専用のホイールやタイヤなどは、業者よりもオークションのほうが高く売却できる可能性が高い。業者の査定はプレミアが付いていてもプラス査定になることは少ないが、個人を相手にするオークションでは、プレミア感をアピールしやすい。ただし、売ろうとしているものはあくまで故障品であることは忘れないようにしたい。プレミアが付いているものは、プレミアをアピールしつつ、故障品であることも明記する。欲をかかずに控えめにアピールすることが、出品者と落札者双方が心地よく取り引きを行うためのコツとなる。
出品の前に他の出品物を確認する
さて、オークションへの出品となるが、まずはどのサイトに出品すればよいか迷うことだろう。目的はあくまでも1円でも高く売ることなので、利用者が多いに越したことはない。
オークションサイトの大手といえば、何といってもヤフオクと楽天オークションだろう。この2つのサイトは出品数も多く、ジャンルも細分化されている。出品者にとっても利用しやすいし、落札者にとっても希望の品物が探しやすい。閲覧するだけでも参考になるので、まずは売りたい品と似ている出品を検索し、入札が多い品物を閲覧してみよう。入札が多いということは閲覧数も多いという証拠となる。そこには高く売るためのコツがきっとあるので、どの情報が多くの人を惹きつけているのか観察してみよう。

スマホで利用できるサイトにも注目してみよう
ヤフオクや楽天オークションは、パソコンはもちろんスマホやタブレットでも閲覧することができる。しかし、スマホの普及とパソコンの利用率低下にともない、スマホだけで取引が完結できるサイトも増えてきている。その代表といえるのが、メルカリとモバオクだろう。
スマホ1台で出品と落札どちらも対応可能なため、自宅にパソコンを持たない、主に若者を中心に利用者が急増している。売りたいパーツが若者向けの車種に合いそうな場合は、メルカリやモバオクに出品してみるのもひとつの手だろう。ここでも、出品前に出品物の傾向や相場をあらかじめ確認しておくことを忘れずに。

まとめ
ホイールやタイヤは、状態によってさまざまな処分の方法が考えられる。1つが破損していても高く売却できることもあるし、全体的に美品でも、致命的な傷が付いてしまい売り物にならないタイヤなどもある。売却を考えている場合は、まず状態をしっかりと確認しよう。そして、普段馴染みにしているディーラーや、中古品の買い取りを専門としている業者など、相談できるところに積極的に相談してみよう。
相談してみて値段が付かなかった場合は、オークションへの出品を検討してみる。そしてオークションで落札されなかった場合は、資源として現金化できないか産業廃棄物を取り扱う業者に相談する。壊れたからといってすぐに廃棄するのではなく、あらゆる面から現金化する方法を検討してみよう。