ハマー(HUMMER)は、ゼネラルモーターズ(GM)が製造・販売していた特殊SUVのブランドである。
CONTENTS
こちらのページには広告パートナーが含まれる場合があります。掲載されている買取価格は公開日のみ有効で、その後の相場変動、各企業の在庫状況、実物の状態などにより変動する可能性があります。
中古車として人気の高いハマー
俳優のアーノルド・シュワルツェネッガー氏の希望により、ハンヴィーという軍用車を一般車両として開発、1992年に販売開始したのが始まりである。
初代ハマーは、406mmのグランドクリアランスのにより、大きな岩越えや倒木など路面の突出に遮られることなく走ることができる。また、水深762mmでも難なく走ることが可能であり、主な動力伝達系路コンポーネントを保護しているため、1日中走り続けることもできる。オープントップは3.549kg、ワゴンは3.394kgのけん引が可能で、傾斜角60%、傾斜面40%、段差508mmも乗り越え走行することができる。
現在は製造中止しているが、まだまだハマーファンは多く、中古車市場での人気が高まっている。価値あるハマーを手放す際に、少しでも高く売る方法を探っていこう。
人気車種の買取価格相場
軍用車の雰囲気を持つハマーは人気が高く、日本にも輸入されていた。中古車買取価格概算を紹介する。
H1
初代ハマー。シュワルツェネッガー氏のアイデアで製造されたのがこのモデルである。ディーゼルエンジンが排出ガス規制の基準を満たせなかったこと、および燃費の悪さにより製造中止してしまったが、ファンにとっては燃費など関係なく、現在でも高値で売買されている。
・ベースグレード 660万円
・6.5L ディーゼルターボ 325万円
・ディーゼル 2ドアピックアップ 190万円
H2
ハマーの2代目である。ベースは初代のH1ではなく、シボレーのタホ。横幅はマイクロバス並み、迫力満点で注目度抜群の非常に目立つ車である。
オフロードでの性能を重視していて足回りがかたいため、街乗りでは揺れやシフトチェンジの衝撃が気になるという評価もあるが、ハマーファンにとって大切なのは、その外観と、徹底して軍用車の雰囲気を出している内装の楽しさだ。
・タイプG 548万円
・ジオバンナエディション 440万円
・タイプG 4WD ガルウィング 360万円
・ラグジュアリーパッケージ 352万円
・タイプS 4WD デュラマックス ディーゼル 270万円
・ネクストネーション エアロ ファイナルモデル 205万円
・ジオバンナリムジン 180万円

H3
ひとまわりコンパクトになった3代目ハマー。実は長さは5ナンバー基準より若干長いという程度であるが、高さと横幅は2メートル近くあり、かなり大きい。オフロードでの性能は非常に高く、急坂も余裕でのぼれるパワフルな車だ。
・ラグジュアリー 4WD 140万円
・タイプG 140万円
・アドベンチャー 4WD 130万円
・ジオバンナ エディション 120万円
・アドベンチャー クロームエディション 120万円

ハマーの査定ポイント
中古車の買取額は、人気度、年式、車の状態、走行距離などによって決まる。細かく見ていこう。
過走行でも高値査定
ハマーはもともとが軍用車であり、オフロード仕様で頑丈なつくりのため、衝撃に強く、壊れにくい車である。一般車では走行距離5キロ、10キロを境に査定額が大きく下がる傾向があるが、ハマーは長く乗れる車のため、走行距離10万キロを超えていても高額で買い取られているケースも多い。
過走行車を売却する場合は、そのようなハマーの価値をよく理解している業者を選ぶと良いだろう。
年式より人気度が重要
中古車は、高年式であるほど高く買い取ってもらえることが多いが、ハマーの場合はそれが当てはまるとは限らない。
ハマーファンは、こだわりを持って車を選ぶドライバーが多いので、多少の年式の違いよりも、人気車種や自分のほしいタイプの車を選ぶ傾向がある。低年式であっても、人気のある車は高額買取されているのである。
車の状態は大きなポイント
ハマーは大型車で、部品が日本に多く入っているわけではないため、メンテナンス費用がかかり、調子が悪い車を売りに出すと買取業者での修理コストが高くなってしまう。また、今後のランニングコストを考えると次の買い手がつきにくい可能性もある。
このような理由から、状態の良くない車は査定額が減額されてしまう場合があるので注意しよう。
また、状態だけでなく臭いにも注意しよう。普段乗っている人にとっては案外気にならないかもしれないが、クリーニングしてもなかなか消えない悪臭はマイナス査定となる。タバコやペットの臭いなど日ごろから気を配り、こまめなクリーニングを心掛けてほしい。脱臭剤や消臭剤などを活用し、風通しをよくして少しでも臭気を緩和するようにしよう。
一括査定サイトをうまく利用するコツ
中古車売却でも一般的になってきた一括査定サイトであるが、メリットだけでなくデメリットもある。メリットを生かし、デメリットをなるべく軽減するようにして利用したい。
業者からの電話対策
一括査定を依頼すると、買取業者から電話がかかってくる場合がある。電話がかかってきても問題なければ良いのだが、電話をかけてほしくない、電話に出られないという場合も多いだろう。そのような場合は、メールで連絡してほしいと一言伝えておくことをおすすめする。
サイトによっては、依頼時に自由記入欄があり、希望を書いておくことができるので、そのような欄があればそこに書いておくと良いだろう。
二次査定のときに査定額が下がる場合もある
一括査定では、まずはWebサイトで入力した情報をもとに業者が一次査定をし、その後、実際に車を見て、細かい二次査定をするという場合がある。
一次査定でできるだけ正確に査定してもらうためには、傷やへこみなど、細かい情報を一次査定時に伝えることが重要だ。
入金のタイミングをきちんと確認しよう
売却の契約の際、いつ入金してもらえるかを必ず確認しておこう。Webサイトに入金のタイミングが表記されている場合もあるが、その情報が最新とは限らず、例外対応がある可能性もある。トラブルを防ぐためにも、確認してから契約するようにしたい。







