ローバー(Rover)は、イギリスを代表する自動車メーカーであった。自転車メーカーStarley & Sutton Co. of Coventryとしてスタートし、1904年に最初の自動車を発売。その後、戦車などの製造で事業を拡大していった。戦後に開発したランドローバーが大ヒットし、英国王室や政府関係車両などの高級自動車製造メーカーとしても有名であった。
その後、日本の自動車メーカー本田技研工業との提携により開発されたローバー800(Rover 800)などのヒットもあったが、親会社の交代などを経て、2005年にローバーブランド自動車の製造販売を終了した。ランドローバーやミニは、別会社により現在も製造販売されている。
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人気車種の買取価格相場
すでに新車の製造は終了しているが、人気中古車が現在も買取販売されている。主な車種の買い取り価格を見ていこう。
ローバーミニ(ROVER MINI)平均買取価格:27.5万円
イギリスのBMC(ブリティッシュ・モーター・コーポレーション)が開発した、世界初の量産FF(前輪駆動)自動車である。とても小さく特徴的な形で人気を集め、一時期ローバーブランドで販売されたが、製造・販売会社が変わり、現在はBMWグループが所有している。
40th アニバーサリー リミテッド マルベリーレッド 125万円
クーパー タヒチブルー 110万円
ポールスミス ブルー 99万円
クーパー スポーツパック リミテッド パープル 98万円
クーパー 40th アニバーサリーリミテッド ブルックランズグリーン 65万円

ローバー3500
1960年代から1980年代まで製造販売されていた大型乗用車である。排気量の違う、2000、2200というモデルも存在した。英国社らしい外観の人気車種に強力なエンジンを積み、人気の高かった車である。ヨーロッパ・カー・オブ・ザ・イヤーを受賞している。
ローバー3500 1975年式 走行距離10万キロ未満 60万円
ローバー3500 P5 1971年式 40万円
ローバー3500 ベースグレード 1976年式 26万円
クラシック・カーの魅力
発売からかなりの年数がたち、維持も簡単とはいえないクラシック・カーだが、ファンは世界各国に多くいる。日本にも輸入クラシック・カー愛好家グループがあり、イベントなども開催されている。イベントでクラシックカーがずらりと並んだところは圧巻だ。
燃費などを考慮せず、デザイン最優先で製造されたクラシック・カーは、個性的なものが多く、今の新しい車にはない良さがある。また、現存するものはどれも非常によく手入れされており、手放したら二度と買えない希少価値の高さもまた人気の理由だ。
クラシックカーのメンテナンスと売却方法
一般的な修理工場や買取業者では取り扱うのが難しいクラシックカーのメンテナンス方法、そして手放す場合に高く売る方法を紹介しよう。
レストアとは
製造から年数がたった車は、どれだけ丁寧に乗っていても調子が悪くなってくる。そのような場合に、一度車を分解・修理して、正しく走行できるようにするのがレストアである。レストア車は、きちんとメンテナンスされている分、高く売れる場合が多い。
クラシック・カーのレストアはどの業者でもできるわけではない。取り替えパーツを探し集めるのも容易ではなく、分解・組み立てにも技術が必要なのである。
良い修理業者とは
日本にも、クラシック・カーを専門に取り扱っている買取業者がある。なかでも特におすすめなのは、価値を下げないようオリジナルの状態からなるべく変えないように修理できる業者である。修理状態によっては、手放す際に大きく価格が下がってしまう可能性もあるので注意したい。
クラシックカーの高価買取店とは
売りに出す場合、まずはクラシック・カーの価値を正しく理解している業者を選ぶのが必須である。日本にほとんど存在していない車が多いため、知識のない業者に査定に出してしまうと大幅に安く買い取られてしまう可能性が高いのである。
また、自社で修理やレストアができる買取店であれば、多少調子が悪くても買い取り後に修理して再度販売できるため、高く買い取ってもらえる可能性がある。大切な車を少しでも高額買い取りしてもらえるよう、業者選びは慎重に進めたい。
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査定額を比較しよう
同じ車の査定でも、業者により買い取り価格が違う場合が多い。特に稀少なクラシックカーの場合は大きく差が出ることもあるので、複数業者に査定してもらってから売却するようにしたい。
一括査定サイトを使ってみよう
インターネットで探すと、車の一括査定サイトが多く見つかる。Webサイト上で車種や年式などを入れると、複数業者から見積もりが届く仕組みになっている。最終的な査定額は実際に車を持って行ってから確定するが、参考価格を入手することができるので、利用する価値はあるだろう。
一括査定サイトのメリット・デメリット
いまでは自動車に限らず様々な分野で普及している一括査定だが、便利な分メリットだけでなくデメリットも存在する。両方を理解したうえで一括査定サイトを利用してほしい。
一括査定サイトのメリットは1回の問い合わせで複数の業者から見積もりを取ることができる点である。提示された金額が妥当であるかがわかるうえに、対応やサービスの良さを比べることができるのだ。しかし、ここで注意してほしいこともある。業者は電話やメールで様々なセールストークを行い推定の買取金額を提示してくるだろう。その金額はあくまで相場価格であり実際の買取金額ではない。査定前に金額を告げられたら、「相場はこれくらいか」と頭の片隅に置いておき、サービス全体でよく考えて業者の比較・検討をしてほしい。
次に、デメリットは次から次へと業者から連絡がくることである。それぞれの会社と売却の交渉を行わなければならず、この駆け引きの行為をわずらわしく感じることもあるだろう。しかし、ここを乗り越えなければ高額売却など夢のまた夢である。数社からの連絡の全てにリアクションを返すことは時間的にも精神的にも大変であるが、やり取りを電話でなくメールでするなどし、納得がいくまで吟味してほしい。






