マーキュリー(MERCURY)は、アメリカのフォードが製造していた自動車ブランドである。
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こちらのページには広告パートナーが含まれる場合があります。掲載されている買取価格は公開日のみ有効で、その後の相場変動、各企業の在庫状況、実物の状態などにより変動する可能性があります。
設立背景
当時、リンカーンとフォードの2つのブランドで展開していたフォードが、ニーズの多かった中級ランクの乗用車を製造するために、フォードのプレミアムモデルとして製造を始めたのがマーキュリーである。
フォードをベースに上級ランクの新しいブランドを設立するという方法により、低コストでの立ち上げに成功したマーキュリーは、その後の自動車業界に大きな影響を与えた。
トヨタのレクサスなども、同じ方法で立ち上げた高級ラインのブランドである。
人気車種の買取価格相場
マーキュリーは日本の中古車市場には数台しか出ていないような希少なブランドであるが、なかには地デジやETCを装備したものもある。
クラシックカー(旧車)の買取価格は店により大きな差が出る傾向があるが、目安となる参考買取価格を紹介しておこう。
クーガー(COUGER)
フォード・マスタングをベースにした、よりラグジュアリーでハイグレードなスポーツタイプの車である。強力なエンジンを積み、高い走行性能を持つクーガーは、発売して数年後に出場したレースで好成績をおさめたことにより、その地位を確立した。
1967年に最初のモデルが発売され、2011年に製造終了したが、現在でも1970年代などのクラシックカーの人気が高く、数は限られているが状態の良いものが残っている。
・XR-7 351 4バレル(シルバージェイド) 165万円
・XR-7(ブラック)125万円
・XR-7(ベージュ)119万円
・XR-7(ホワイト)92万円
・ステーションワゴン(グリーン)70万円

コロニーパーク(COLONY PARK)
1950年から1991年に製造販売されていた、高級ランクの5ドアステーションワゴンである。重量感があるが、燃費は長く走るのであれば比較的良い。サイドには木目パネルがデザインされている。
・モンテレー エーデルキャブ(ブラック)130万円
・ベースグレード(ホワイト)80万円
・正規ディーラー車(ゴールド)70万円
・LS(ホワイト)30万円
・改造車(ブルーメタリック)35万円
グランド・マーキー(GRAND MARQUIS)
マーキュリーの最上級モデル。フォードのプレミアムモデルと部品を共通化し、マーキュリー仕様にデザインされている。
初代はセダン、ワゴン、クーペが製造されたが、2代目以降はセダン限定販売。マーキュリーの最後に製造された車は、グランドマーキー・アルティメート・エディションであった。
・LS アルティメート・エディション HDDナビ 地デジ(シルバー)65万円
・LS(ブルー)45万円
・LS 室内保管(ホワイト)42万円
・LS アルティメート・エディション(ブルー)35万円
・LS(グリーン)31万円

クラシックカーを高額売却するコツ
アメリカ車、特に1980年代以前に製造されたクラシックカーは、壊れやすい、修理が難しいというイメージがあり、安く査定されてしまう場合も多い。しかし、一定の需要はあるので、上手に売れば査定額を上げることも可能なのである。
できるだけ高く買い取ってもらうためのポイントを挙げておこう。
整備点検記録を準備する
アメリカ車やクラシックカーは、メンテナンスがしっかりされているかどうかで買取価格が大幅に変わる。
エンジンなどのオーバーホールをしてあると、それだけでもある程度の査定額アップが期待できるのである。メンテナンス履歴を保存し、査定時には必ず提出するようにしたい。
カスタムによる査定額への影響
クラシックカーは何かしらのカスタマイズを施されている場合が多いが、その内容により査定額が上がる場合と下がる場合がある。
簡単に言うと、ファンに好まれるカスタムなら査定額アップ、そうでなければ減額されるというのが基準だ。カスタマイズする場合は、それを念頭においておくことをおすすめする。
アメリカ車の専門店で査定をしてもらおう
日本に現存する台数が少なく特殊な存在であるマーキュリーは、アメリカ車の専門店であれば比較的高額査定が期待できるが、1軒1軒の業者をまわるのは難しい場合もあるだろう。その場合は、まずはインターネットの仮査定を利用してみる方法がある。
入力フォームに車種などを入れると、概算の買取額を知らせてもらえるので、条件の良い業者にしぼって実際の査定、交渉にのぞむことができるのだ。
なお、電話番号を入力すると電話がかかってくる場合があるが、連絡はメールでと依頼しておくとメールで連絡してもらえる。一言伝えておくと良いだろう。
車を売るときに必要な書類
車の種類や状態によって異なるが、普通自動車の一般的な必要書類についてまとめたので参考にしてほしい。
1.自動車検査証(現住所、氏名を確認)
2.印鑑登録証明書(発行後1ヶ月以内のもの2通)
3.自賠責保険証明書
4.自動車納税証明書(有効期限を確認)
5.実印
6.振り込み口座(メモなど)
7.リサイクル券(預託済みの場合)
8.住民票(住所変更が1度あった場合)
9.戸籍の附票または住民票の除票(住所変更を複数回経た場合)
10.戸籍謄本(結婚などで性が変わっている場合)
上記のほかに「譲渡証明書」と「委任状」を店舗で作成する。
故障車でもあきらめずに査定に出そう
もしも車が動かなくなってしまっても、マーキュリーの場合は買い取ってもらえる可能性がある。あきらめて廃車にしてしまわず、買取店に相談してみよう。
修理して再販できる場合や、もし全く動かなく場合でもパーツとして利用できるのであれば買取価格がつくのである。
買取価格は店によって違い、またその店の在庫状況などのタイミングによっても変わってくるので、複数の店で査定してもらうようにしたい。






