クライスラー・ジープ(Chrysler Jeep)は、アメリカの大手自動車ブランド「クライスラー」の四輪駆動車ブランドである。クライスラーは、イギリスのフィアット・クライスラー・オートモービルズ(FIAT CHRYSLER AUTOMOBILES)グループのブランドである。
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軍用車として開発されたジープ
第二次大戦中に開発されたジープは、アメリカ陸軍、連合国軍の軍事車両であった。開発時に提示された条件は非常に厳しく、悪路を難なく走れること、銃撃にも耐える頑丈な車であること、地雷を踏んでも走れること、タイヤがパンクしても3本のタイヤで走れること、修理時に運転手がその場で直せること、その他、小型で40馬力、車重は585kg以内であること等、多くの項目があった。
Jeep開発の成功と軍での活躍
軍に出された条件を満たす車を製造できたのは、アメリカン・バンダム社1社のみだった。軍から依頼をうけてわずか1ヶ月でジープの原型となる試作車を製造。それを、アメリカの自動車メーカーであるフォード社とウィリス・オーバーランド社が製品化し、フォードGPW、ウィリスMBという名前で生産した。
軍用車としては、第二次世界大戦中に約130万台生産され、各地で活躍した。そして、戦後に進駐軍とともに日本に入ってきたJeepは、子どもたちの憧れの存在だった。日本では今でも四輪駆動車のことをJeepと呼ぶ人もいるほど、Jeepという名前は日本に根付いている。
水陸両用車の登場
同じく第二次大戦中に開発された、水陸両用車「フォード G.P.Aジープ」という車がある。「海のJeep」という意味で、「SEEP」ともよばれていた。ボートに車輪をつけたような形をしており、戦地の最前線で活躍した車である。
人気中古車の買取価格相場
Jeepは人気車両であり、プレミアムグレードの車は中古車であっても高額買い取りされている。Jeepという名前を最初に商標登録したのはウィリス・オーバーランド社だったが、現在はクライスラー社が持っており、クライスラーの別ブランドとして販売されている。
ジープ・ラングラー アンリミテッド 平均買取価格:255.1万円
「これぞJeep」というデザインの、クロスカントリーカーとして製造されているモデルである。日本でもよく見かける人気車だ。
クロスカントリーカーというとオフロードに強いが街乗りでは揺れがきついというイメージがあるが、街乗りでも驚くほど快適で安定感がある。インテリアもすばらしく、小物などを収納など細かいところまで行き届いている車だ。
サハラ(ブラック)329万円
スポーツ(ブラック)294万円
スポーツ(ホワイト)283万円
3.8 スポーツ(ホワイト)277万円
スポーツ(レッド)206万円
ジープ・グランドチェロキー 平均買取価格:174.5万円
フォードの人気車エクスプローラーに対抗して作られたSUV。現行モデルは、V型6気筒 3.6L、V型8気筒 5.7Lと6.1Lのパワフルなエンジンを搭載。スポーツ、スノー、オート、サンド、マッド&ロックの5つのモードを持ち、悪条件の道路でも安定して走れる性能の高い車だ。
SRT8(ブラック)230万円
ラレード(ホワイト)215万円
サミット(ブラック)195万円
リミテッド(ブラック)190万円
ジープ・コンパス
Jeepは基本的に四輪駆動車だが、コンパスは珍しいFF車である。Jeepのなかでは低価格で、新車でも300万円台で購入できる車だ。ベーシックモデルのコンパス・スポーツと、プレミアムグレードのコンパス・リミテッドがある。右ハンドル車も用意されている。
エンジンは、2.4L 直列4気筒DOHC。最高出力125kW(170ps)、最大トルク220N・m(22.4kg・m)、そして燃費は10km/Lと、このサイズとしては性能が高い。スポーツタイプというよりは、どちらかというと街乗りを楽しむタイプのSUVである。
リミテッド ワンオーナー(ブラック)105万円
リミテッド サンルーフ付き(ブラック)100万円
ノース 限定車(ブラック)95万円
スポーツ(ブラック)95万円
アルティテュード スポーツ(ブラック)90万円
SUVは走行距離が長くても売れる
中古車の査定基準として、年式、走行距離が挙げられる。1年落ち、5年落ち、10年落ちなどのタイミングで買取価格が下がり、走行距離も同様に、5万キロ、10万キロを境に価値が下がってしまう。
しかし、SUVの場合は少し事情が違っている。SUVは基本的に頑丈でこわれにくく、Jeepは特に軍用車だったこともあり耐久性があるので、きちんとメンテナンスされていれば、5万キロ、10万キロ走っていても良い状態を保っている車が多いのである。このあたりを理解している買取業者であれば、ある程度の距離を乗っている車でも高く買い取ってもらえる可能性が高いのである。
車を売りに出す時は、SUVの買取を得意とする業者に持ち込むと良いだろう。
洗車・クリーニングをしてから査定に出そう
車を売るときは、できれば洗車をして綺麗にしておくのが望ましい。汚れているから査定額が下がるということは少ないが、特にオフロードを走っている場合などは、泥汚れなどをできるだけ落としておいた方が印象が良いのである。
特に注意したいのは、タイヤや足回り、そして天井やシートの汚れだ。室内の消臭も、できる限りしておきたい。もし可能なら、トランクや小物入れの隅などもきれいにして、できるだけ良い状態にしてから査定に出すことをおすすめする。