ラーダ(Lada)は、アフトヴァース(AvtoVAZ)というロシア最大の自動車メーカーの1ブランドである。
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こちらのページには広告パートナーが含まれる場合があります。掲載されている買取価格は公開日のみ有効で、その後の相場変動、各企業の在庫状況、実物の状態などにより変動する可能性があります。
ロシアでシェア人気の高いラーダ
アフトヴァースは、ロシアでは圧倒的1位をほこる自動車メーカーである。いくつかのブランドを展開しているが、その代表格がラーダだ。ロシア国内の新車販売台数で、常にトップを走り続けているブランドである。
その大きな特徴は、シンプルな構造にある。自動車は複雑なものというのが一般的なイメージであるが、ラーダはとても単純な構造をしているのだ。
構造がシンプルで組み立てが簡単な点が価格の安さにもつながっているが、もう1つ大きなメリットがある。それは、素人でも簡単な修理であれば自分でできてしまうという点だ。自分で修理をすれば、メンテナンス費用もおさえられるという大きなメリットを持っているのだ。
輸入車への対抗策
ロシアでは新車の販売台数が飛躍的に伸びており、まだまだ成長する市場とみられているため、外国の自動車メーカーが次々と攻勢をしかけてきている。
トヨタ、フォード、ゼネラルモーターズといった輸入車もロシアではとても人気があるが、ラーダは非常に低価格な車であり、同じクラスの輸入車と比較すると約半額で販売されているということもあり、最終的にラーダを選択する人が多い。
また、ラーダは政府が後押ししているという有利な条件を持っている。首相が公務でラーダにたびたび試乗してその映像を公開し、国民にアピールすることもあるという。ロシア各地域を網羅する大きな販売網を生かし、外国車のシェア拡大を防ぐのが今の大きな課題なのである。
人気車種の買取価格相場
ロシア国内やヨーロッパで主に販売されているラーダは、中古車も売れている。ラーダの買取価格を調べてみよう。
ニーヴァ(Niva)
ラーダの代表的な車で、1977年に発売された四輪駆動のSUVである。約40年にわたって基本デザインを変えずに販売しているという、息の長い人気車だ。2013年には200万台を記録した。
フィアット・124を部品の状態で輸入して組み立て販売をする、いわゆる「ノックダウン車」と言われることもあるが、実際には、フィアット・124をベースに、アフトヴァースの開発したサスペンションシステムや四輪駆動システムを装備して生産されている車である。

クラシック・シリーズ
フィアット・124のライセンス生産車としてVAZ-2101という車が発売されたのが1977年。その後、マイナーチェンジを経てVAZ-2104、VAZ-2105などが販売された。ヨーロッパ各国などに輸出され、フィアット・124が販売終了してからも生産を続けている。
買取価格相場
ラーダ車は日本にも並行輸入されているが、中古車市場には出ておらず、相場もない状態である。買取価格は数十万円になると予想される。
ニーヴァの耐久性
当初ロシア国内で製造されていたラーダは、現在はドイツで生産されている。
初代発売当時はエンジンなど様々な不具合が報告されていたのでそのイメージを持っている人もいるが、近年の新しい車は、細かい不調はあるものの致命的なトラブルはかなり減り、質が上がってきている。
ロシアの過酷な冬の寒さにも耐えられる頑丈な車であるニーヴァは、構造がシンプルなこともあり、小さな故障に対応していれば長く乗れる耐久性が高い車であると言われている。
ラーダを最高額で売却しよう
日本にはごくわずかしかないと思われるラーダを高く売るためにはどうすれば良いか、高額査定ポイントを紹介しよう。
車種、色、年式、走行距離
一般的には、車種や色、年式などでまず基準となる査定額が決まる。ラーダの場合も人気車種がいくつかあるので、需要のある車種であれば高く評価されるだろう。
年式や走行距離については、新車の状態から何年たっているか、何キロ走っているかで査定額が下がっていく。基本的には新しいほど高額査定されるが、特に人気のある年式のものがあれば古くても高く査定されることもある。
エンジンまわりの状態
査定士は、車が正しく動くかどうかはもちろん、エンジン音、エンジンオイルやプラグの状態などを確認する。エンジンの調子が悪いと査定額に影響し、減額される可能性が高い。
キズなど外装の状態
何年も乗っている車は多少なりともキズや汚れなどがあるだろう。目立つキズや、落ちない汚れ、アンテナ破損、ランプの割れなどがあると減額対象になる。
ドアの取っ手まわりにつく小さなキズはそれほど減額されないが、深いキズを放置してサビが出ている場合などは評価が下がるので注意したい。キズができたら、さびないようにふさいでおくと良いだろう。
内装の状態
シートや壁などは、思った以上に汚れていることがある。落ちにくい汚れがあったり、マット交換が必要になるような場合は減額されてしまうので、できるだけきれいにしておくことをおすすめする。
また、タバコの臭いがついている車はなかなか売れないので、評価が下がってしまうことが多い。少し時間がかかるかもしれないが、しっかり消臭をしてから査定に出そう。
また、トランクに荷物を積んでいる場合は下ろし、トランクの掃除もしておきたい。荷物が査定額に影響するわけではないが、きちんと整理されてきれいな車の方が印象が良く、少しは有利になる可能性が高いのである。
必要書類は早めに準備する
車の価格は年月が過ぎるごとに下落していくので、早めに売却することが高値買取のコツである。中古車買取の場合は、名義変更など特別な作業がない限り、どこの買取店であっても必要となる書類は変わらない。そのため、車の売却を決めたらすぐ手続きできるように、早めに書類を揃えておこう。
純正パーツ・オプション・付属品を用意しておく
車のオプションの場合、自分で取り付けられないメーカーオプションやディーラーオプションはプラス査定の可能性が高い。以下のオプションをつけているならば、正常に作動するかどうか確認しておこう。
・サンルーフ
・自動ブレーキ
・エアバック
・電動スライドドア
・ナビ、ETC
・バッグモニター
・レザーシート
また、社外品パーツに付け替えている場合は純正パーツも忘れずに持参するのを忘れないようにしよう。その他、購入時に付属されていたスペアキーや取扱説明書、整備手帳などは、次に車を購入するオーナーの為に失くさないよう保管しておいてほしい。






