リライアント(Reliant Motor Company)は、1935年に創業された自動車メーカーである。
2002年に生産終了するまで60年以上にわたり、イギリスのタムワースで自動車を生産した。
1963 Reliant Sabre Six / davocano
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三輪自動車「リライアント」
自動車のエンジニアをしていた創業者のT.L.Williams氏は、個人的に自宅で自動車を製造していた。
バックヤードビルダー
当時、自宅や倉庫などで趣味で車の組み立てをしている車ファンやエンジニアは多く存在していて、彼らは「Backyard Builder(バックヤードビルダー)」とよばれていた。
T.L.Williams氏も、そんなバックヤードビルダーの1人であった。
三輪自動車へのこだわり
そして、T.L.Williams氏が最初に完成した車が、三輪自動車「リライアント(Reliant)」である。1935年に会社を興し、リライアントを7台製造した。
三輪自動車にこだわって製造していたリライアントが四輪自動車の開発に着手したのは、1950年代なかばだった。
リライアントはその後も三輪自動車にこだわり、三輪・四輪の両方の自動車を平行して生産し続けた。
人気車両の買取価格相場
日本では知る人ぞ知る自動車ブランドであるが、映画などで見たことがあるかもしれない。代表的なモデルについて紹介する。
シミター(Scimitar)
1968年に発売された四輪スポーツカーである。
シミターをデザインしたのは、イタリアの自動車デザイナーであるジョヴァンニ・ミケロッティ氏率いるカロツェリア・ミケロッティであった。
また、当時日本人デザイナーの内田盾男氏がチーフ・デザイナーを務めていた。
1984年に発売されたシミターSS1というモデルが有名である。
独特のデザインのために外装の不具合なども生じていたが、軽量ロードスターとして日本でも話題をよんだ車だ。
ロビン(Robin)
1973年頃から1980年代前半まで製造販売されていた三輪自動車。
映画「Mr.Bean」に登場し、ビーンの愛車であるローバー・ミニに追いかけられる青い三輪自動車が、ロビンである。
イギリスでは当時、三輪自動車は免許証や自動車税などがバイク扱いになっており、四輪自動車より優遇されていた。
そのような理由から、三輪自動車も需要があったのである。
キトゥン(Kitten)
ロビンの四輪自動車版として開発されたキトゥンは、構造やパーツはほぼロビンと同じである。
2ドアの小型乗用車であるが、リアのウィンドウは開くように作られており、そこから荷物の出し入れができるようになっている。
1975年に発表され、全部で約4,000台生産された。
ボンド・バグ (Bond Bug)
スポーツタイプの三輪自動車というめずらしいスタイルの車である。
バグを生産していた三輪自動車メーカー「ボンド」をリライアントが買収したことにより、以降リライアントブランドで販売された。
ボンド・バグは約4年間生産され、合計で2,000台あまりを製造した。
数は減ってきているが、きちんと動く車もまだ存在しており、変わらず人気は高いと言われている。
リライアントの買取価格
車種によっては日本に正式輸入されていたものもあるが、現在は中古車市場に出回っている車がほとんどない状態である。
買取価格相場ははっきりしていないが、ロビン・ベースグレードの買取価格は数万円、特別仕様車の場合は100万円~200万円がつく可能性もある。
状態の良いシミターの買取価格は、50万円前後が中心になると予想される。
買取価格は査定をする業者によって違うことが多いので、実際に持って行って査定額を確認すると良いだろう。
複数業者に査定に出す際の注意点
条件の良い買取店を探すためには、1つの買取店だけでなく、いろいろな店で査定をしてもらい、買取価格などを比較するという方法が有効である。
同じ日か、なるべく日を開けずに査定依頼をしよう
もし複数社で査定をしてもらうのであれば、同じ日、もしくはなるべく日を開けずに各社に査定を依頼するようにしたい。
査定額は日によって変わることもあるので、日が開いてしまうと各社の条件が変わり、正確に比較できなくなるのである。
忙しいなら出張査定を活用しよう
各社を回るのが難しければ、出張査定に来てもらうこともできる。
店にもよるが、出張料は無料としている業者が多く、依頼するとすぐに来てもらえるため、忙しくてなかなか買取に出せないという人にはとても便利な方法だ。
廃車と言われたらどうするか
低年式の輸入車は、調子が良くない場合、修理が難しいという理由で買い取ってもらえず、査定額ゼロ円と言われてしまうことがある。
あきらめずに買い取ってくれるところを探してみよう
その場合は廃車にすることになるが、廃車には費用がかかるため、できるだけ廃車は避けたいところだ。
廃車と言われた場合でも、他の買取店であれば価格がつく可能性もあるので、まずはあきらめずに別の業者に問い合わせてみよう。
廃車買取する業者も存在する
また、「廃車買取」と言って、他社でゼロ円査定をされてしまった車を中心に買い取っている業者もある。
インターネットで探すと簡単に見つけることができるので、そのような店に依頼するというのも手だ。






