エルメスからはたくさんのバッグが登場しているが、その中でもとくに人気が高いのがバーキン、そしてケリーである。女性の憧れのバッグでもあり、世界中で長く人気を誇っている。そんなバーキンやケリーについて、それぞれの特徴をチェックしてみよう。
また、ブランド品の買取で人気のコメ兵でのバーキン、ケリーの買取相場についてもご紹介する。バーキンやケリーを高く売りたい、買取相場を知りたいという方は、ぜひチェックしてみてほしい。
CONTENTS
こちらのページには広告パートナーが含まれる場合があります。掲載されている買取価格は公開日のみ有効で、その後の相場変動、各企業の在庫状況、実物の状態などにより変動する可能性があります。
エルメス バーキンは機能性の高いバッグ
エルメスの中でも特にバーキンは有名である。ブランド物に詳しくなくてもバーキンの名前を聞いたことがあるという方は多いのではないだろうか。バーキンは、歌手のジェーン・バーキンのために作られたバッグである。
エルメスの社長が、当時飛行機で一緒に乗り合わせた彼女のためにデザインしたこのバーキンは非常に収納力が高くたくさんの荷物を入れることができる。実用性が高く、それでいてエルメスらしい品のあるデザインを楽しめることから瞬く間に世界中の女性を虜にした。バーキンの特徴やサイズをチェックしていこう。
高い収納力を誇っている
バーキンは、フラップで開閉する仕組みになっている。このフラップを留めるためのクロアと呼ばれるベルトが特徴的であり、また金具のカラーもゴールドとシルバーがある。開閉口は非常に大きく、バッグの中を1度ですべて見ることができる。
バッグの内部には仕切りがなく、どんな大きさのものでも自在に出し入れすることが可能である。ビジネスバッグとして活用することはもちろん、フォーマルな場所からショッピングにまで、どんなシーンでも活躍してくれるバッグとなっている。
比較的カジュアルなデザイン
バーキンは、その価格とデザインからフォーマルな印象を抱かれがちである。しかし実際には、歌手のジェーン・バーキンがいつでも持ち運べるようにとデザインされたものなので比較的カジュアルなデザインとなっている。ジーンズスタイルやラフなファッションとの相性もよく、オンオフともに利用することができるだろう。
バッグのフロントにはオープンポケットが、また背面にはファスナー付きのポケットも付属しており、移動中や手がふさがっているときでもすぐに大切な荷物を出し入れすることができる。忙しい現代女性にとって嬉しいデザインもバーキンが長く愛され続ける理由のひとつとなっている。
サイズ展開が豊富
バーキンは現在5種類のサイズが展開されている。それぞれの特徴についてチェックしてみよう。バーキンは、ビジネスバッグやちょっとした移動の際に利用する方が多い。そのため、小さすぎるサイズ、大きすぎるサイズよりは手頃なサイズのものの方が需要が高い。
中古市場でも買取価格はサイズによって変動するので事前に自分の持っているバーキンのサイズを確認しておこう。
バーキン25
バーキン25はバーキンの中でももっとも小さいサイズである。小さいと言っても横幅は25cm、高さ20cm、奥行きは13cmある。財布やスマホ、ポーチ、手帳など、ひと通りの日用品を入れて持ち運ぶことができるだろう。
ビジネスバッグとしてはやや物足りない印象を受けるが、普段使いに取り入れたいという方にはおすすめのサイズである。
バーキン30
バーキン30は横幅30cm、高さ22cm、奥行き16cm。タブレットやペットボトルなどを収納できるサイズになっており、ビジネスバッグとして十分に活用することができる。
普段A4サイズのファイルなどを持ち歩かないという方であれば、バーキン30で十分に対応することができるだろう。普段から荷物が多めの方でも、バーキン30なら安心である。
バーキン35
バーキン35は横幅35cm、高さ25cm、奥行き18cmのバッグとなっている。A4のファイル、タブレット、ノートパソコンなどもしっかり収納することができるため、ビジネスバッグとして利用するには1番高い人気がある。
エルメスのバーキンの中でもとくに人気が高く、中古市場でも高額で取引されやすい。保存状態のいいバーキン35であれば、定価を超える価格での売却も可能である。
バーキン40
バーキン40は横幅40cm、高さ30cm、奥行き21cmとなっている。ジェーン・バーキンがもっとも愛したのがこのサイズと言われており、かなりの大容量のサイズとなっている。
小柄な日本人女性にとってはやや大きすぎる印象があり、バーキン35と比較すると買取相場は下がる傾向にある。しかし海外にも販売ルートを持っているような買取業者に査定を依頼すれば、高く買い取ってもらうことは十分に可能となっている。
バーキン45
バーキンの中でももっとも大きいのがバーキン45である。横幅45cm、高さ30cm、奥行き20cmとなっており、しっかりとした収納力があるため旅行や出張、スポーツなど荷物が多くなってしまう際にも大活躍するバッグである。男性が持っても違和感のないサイズ感となっているため、おしゃれで上品なビジネスバッグがほしいという方には人気がある。
ただ、バーキン45はエルメスの正規店でもほとんど入荷がないため、入手するのが非常に難しい。中古品販売店でも出回ることが少なく、希少価値が高いサイズと言えるだろう。
エルメス ケリーはクラシカルなバッグ
台形型が特徴的なケリーは、もともとはサックアクロアという名前で販売されていた。サックアクロアは乗馬サドルを収納するために作られたバッグであるが、後に普段使いしやすいような小型化したものが登場した。サックアクロアがケリーと呼ばれるようになったのは1955年のことである。
当時のモナコ公妃であったグレース・ケリーが使用していたことから注目が集まり、一気にエルメスの中でも大人気のバッグとなった。1956年には、モナコ王室の許可のもと、サックアクロアはケリーバッグとして名称を変更して販売されるようになった。
ワンハンドルで上品なデザイン
ケリーバッグの最大の特徴は、ワンハンドルのデザインである。バーキンを始めエルメスの多くのバッグはハンドルが2本あるがケリーには1本しかない。フラップ部分にハンドルが取り付けられているので、ものを出す際はやや手間取ることもある。
そのため、使い心地や実用性としてはバーキンの方が高いと言えるだろう。しかしケリーにはバーキンを上回る上品さ、エレガントさがある。コンパクトで品のいいシルエットにフラップ部分を留めるための金具、バッグに鍵をかけることができるカデナと呼ばれる南京錠、そして南京錠の鍵とそのストラップすつきのキーカバーが印象的で、ひと目でケリーバッグとわかるデザインになっている。
内縫いと外縫いの2種類がある
ケリーバッグには内縫いと外縫いの2つの種類がある。内縫いは、バッグの縫い目がバッグの内部にある縫製である。全体的に丸みのあるシルエットになり、よりフェミニンな印象を楽しむことができる。
一方で外縫いは、縫い目がバッグの外側についている縫製となっている。そのためかっちりとしたシルエットを楽しむことができる。フォーマルなシーンや大人っぽくケリーバッグを持ちたいという方にはこの外縫いがおすすめである。
サイズ展開は8種類
ケリーバッグには8種類ものサイズ展開が登場している。それぞれの特徴についてチェックしてみよう。
ケリー15
ケリーの中でも最も小さなサイズがケリー15となっている。ミニミニケリーと呼ばれることもあり、横幅が15cm程度の非常にコンパクトなバッグである。そのまま持てばドレスアップにもぴったりの印象となるだけでなく、ショルダーストラップをつけてポシェットのように持つこともできる。
ケリーの中でも非常にレアなサイズで、なかなか購入することはできない。中古市場でも出回ることは少なくなっている。
ケリー20
ケリー20も、ケリーの中ではややレアなサイズとなっている。横幅20cmとなっており、ケリー15よりはやや大きくなるもののそれでも収納力は低めである。こちらもパーティーシーンに必要最低限のものを入れて持ち歩きたいという方におすすめだ。
ケリー25
ケリー25は一般的に入手しやすいサイズのケリーである。横幅25cm、高さ17cm、奥行き10.5cmとなっており、スマホ、長財布、ポーチなど女性の必需品を収納することができる。こちらもフォーマルなシーンやパーティーシーンなどに活躍するサイズであり、日常使いやビジネスバッグとして活用することは少なめである。
ケリー28
ケリー28は横幅28cm、高さ22cm、奥行き11.5cmのバッグである。ケリー25よりもやや大きくなり、A5の手帳程度なら収納できるようになっている。普段使いにも取り入れやすくなるため、ショッピングやデートなどに利用することができるだろう。
大きすぎず小さすぎるということもなく、ファッションの邪魔をしない。また、その上品なフォルムから着物に合わせるという使い方も日本では人気である。
ケリー32
ケリー32はケリーの中でも人気が高いバッグである。横幅32cm、高さ23cm、奥行が12cmとなっている。タンブラーなども収納できるようになり、実用性が一気に広がる。しかしケリーの美しさを楽しむには荷物を入れすぎないことが大切である。普段から荷物が多いという方は、もう少し大きめのサイズを選ぶ必要があるだろう。
ケリー35
ケリー35は現代女性の間でもっとも人気の高いバッグである。横幅35cm、高さ25cm、奥行13cmとなっており、A4のファイルなどもしっかり収納できるようになっている。ビジネスバッグとしてケリーを利用したいという方はケリー35を選ぶのがいいだろう。奥行も13cmと比較的ゆったりしているので荷物が多めの方の普段使い用のバッグとしてもおすすめだ。
ケリー40
ケリー40は横幅40cm、高さ28cm、奥行き16cmのケリーの中でも大きめのサイズのバッグである。エルメス正規店や中古品販売店でも見かけることが少なくレアなサイズとなっている。
ケリー40は女性にとってはかなり大きめの印象のバッグだが、その分男性に人気がある。フォーマルシーンに利用できるバッグがほしいという男性はケリー40をチェックしてみてはいかがだろうか。
ケリー50
ケリー50は横幅50cm、高さ34cm、奥行き25cmのケリーの中でももっとも大きなサイズである。こちらもエルメスの正規店や中古品販売店でも見かけることはほとんどない。2泊3日程度の旅行なら十分にケリー50で対応することができるサイズになっている。しかしケリーはエレガントさが売りのバッグのため、このように大きすぎるバッグの需要はやや下がる傾向にある。
コメ兵のバーキンの買取相場は78万円から126万円
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
実際にバーキンを買取査定に出すとどれくらいの価格で買取が可能なのだろうか。ブランド品買取を得意としているコメ兵のバーキンの買取相場をチェックしてみよう。コメ兵でのバーキンの買取相場は約78万円~126万円となっている。
かつて100万円以上での取引があたり前だったバーキンだが最近は買取相場も落ち着いてきている傾向にある。しかしまだまだ人気の高い定番のバッグなので、値崩れが起きることはあまりない。
バーキンはさまざまな素材でできているものがあり、貴重な素材のバーキンであれば200万円~300万円以上での取引がおこなわれた実績もある。保存状態や素材、カラーなども買取相場には大きく影響するので事前に買取相場を確認しておくようにしよう。
コメ兵のケリーの買取相場は35万円から98万円
コメ兵でのケリーの買取相場は約35万円~98万円となっている。ケリーはバーキンと比較するとやや定価が低く、また知名度、人気もバーキンには劣るため買取相場もやや低めになっている。
保存状態の悪いものや製造されてから年月が経っているものは30万円台での取引となることが多いようだが、それでもきちんとした価格で取引はしてもらえるので、1度買取業者に相談してみよう。保存状態がよく人気のカラー、素材のものであれば100万円に近い金額での売却が可能になる。
エルメスのバーキンやケリーが高価買取の理由
エルメスのバーキンやケリーはブランド品買取の中でも、かなり高めの買取相場となっている。もともと定価の高いバッグではあるものの、どうしてエルメスのバーキンやケリーの買取相場が高いのかについて考えてみよう。
新品を簡単に購入できない
エルメスのバッグは、すべて職人がひとつひとつ丁寧に仕上げている。そのため非常に流通数が少なく、ほしいと思ってすぐに購入できるアイテムではないのだ。とくにエルメスの正規店では、バーキンやケリーは入荷しても店頭に出さないケースが多い。
普段からよくエルメスのアイテムを購入している顧客にのみ紹介するようなことが多く、新規の客となると正規店で新品を購入することすらできないのだ。そのため多少価格が高価でも中古品を購入するという選択肢しかなくなってしまう。中古品でも定価以上の価格で取引されるケースは、日本国内だけでなく世界中で起きている。
定価が上昇し続けている
エルメスのバーキン、ケリーはもともと高価なバッグであった。しかし、発売されて以降年々その定価が上昇しておきており、とくにバーキンは当初の2.5倍もの価格になっている。その分中古品の買取相場も上昇してきているのである。
国内外に向けて販売することが可能
エルメスのバーキン、ケリーは世界中でも非常に有名で人気のあるバッグである。そのため、国内で中古品を販売することができなくても海外に向けて売却することが可能だ。とくに大きめのバーキンやケリーは日本国内では人気が低い。
しかし海外では人気があり、男性でもバーキン、ケリーを使っている方も多い。海外に向けた通販サイトやオークションなどの販売ルートがある買取業者を選べば、エルメスのバーキンやケリーをより高く売却することができるだろう。
高く売れるエルメスのバーキンやケリーの特徴
エルメスのバーキンやケリーの中でも、高く売れるものとそうでないものがある。どのようなバーキン、ケリーなら高く買い取ってもらうことができるのか、その特徴をチェックしてみよう。
人気のある素材やカラー
エルメスのバーキン、ケリーは人気のコレクションだが、その中でもとくに人気のある素材やカラーのものは買取相場も高くなる。バーキンやケリーは歴史が長く人気のある分、これまでにさまざまなカラー、素材のものが登場してきた。
しかし、やはり定番カラー、定番の素材のものは中古市場でも需要が高い。ブラック系のカラー、グレーやベージュ系のカラーはビジネスシーンでもオフのスタイルでも活用することができ、サイズによっては男性が利用することもできる。
素材はエルメスらしさを堪能できるトリヨンクレマンスやトゴなどが人気である。クロコダイルのものなどは、かなり数が少なく定価も高いため定価以上での取引が可能な場合もある。反対に奇抜すぎるカラーや安価な素材でできたバーキンやケリーは保存状態がよくても買取相場が下がってしまう。
発売された年が最近である
同じカラー、同じサイズのバーキンやケリーであっても製造年によって買取価格が変動することは多い。今年発売されたばかりのバッグと5年前に発売されたバッグとでは、買取価格が20万円近く変動するというケースも少なくない。新品未使用品として査定されるのは基本的に発売から1年未満のもので、それ以前に製造されたバーキンやケリーは1度も利用していなくても中古品として扱われてしまう。
不要になったバーキンやケリーは早めに売却するようにしよう。バーキンやケリーにはそれぞれ刻印がされており、この刻印を見ることでバッグの製造年を知ることができる。刻印と製造年月日の一覧はネットにもたくさん掲載されているので売却する前に自分のバーキン、ケリーがいつ作られたものなのかをチェックしてみよう。
保存状態がいい
バーキンやケリーの買取価格は、そのほとんどが状態によって決定される。もちろんサイズ、素材、製造年月日も重要だが、それよりも中古品として見たときにキレイかどうかは重要である。四隅が汚れていたり、ハンドル部分が変色していたり、金具がサビている、バッグ全体が型崩れしている、使用感があるといったものは軒並み買取価格が低くなってしまう。
拭き取れる範囲の汚れは事前に拭き取り、内部のゴミなどもキレイに掃除してから査定に出すようにしよう。また付属品も状態に加味される。バーキン、ケリーを購入した際の外箱や保証書、カバーなどもまとめて査定に出すようにしよう。
まとめ
エルメスの中でも人気を二分するバッグ、バーキン、ケリーの特徴、買取相場についてご紹介した。ブランド品の買取が得意なコメ兵では比較的高額で売却することができる。しかし、コメ兵以外にも買取業者はたくさんある。
中にはエルメスのバッグの買取に力を入れている買取業者もあるので、そちらもチェックしてみよう。買取業者を複数比較することで、よりお得な取引ができるようになる。