グッチのジャッキーは、丸みのある金具が印象的な定番ラインである。1950年代に誕生し、ジョン・F・ケネディ大統領夫人のジャクリーンケネディ・オナシスが愛用したバッグとしても知られている。日本でも安定した人気を誇るバッグだが、使わなくなって買取に出そうと考えている人もいるだろう。そこで、ジャッキーの買取相場や査定情報をまとめてみた。
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こちらのページには広告パートナーが含まれる場合があります。掲載されている買取価格は公開日のみ有効で、その後の相場変動、各企業の在庫状況、実物の状態などにより変動する可能性があります。
グッチのジャッキーとは
最初に、世界的に有名なグッチのジャッキーというラインナップの概要を簡単にご紹介していこう。売りたい商品がどんな価値を持っているのかを知っておくことは、売却の際に適正な価格で売るためのポイントにもなる。
ジャッキーの名前の由来
1950年代にデザインされたグッチのジャッキーは、もともとジャッキーという名前がついていたわけではない。ジョン・F・ケネディ大統領夫人であったジャクリーヌ・ケネディ・オナシスが愛用していたことから、ジャクリーヌの愛称であるジャッキーと呼ばれるようになったのだ。
ジャクリーヌ・ケネディ・オナシスは大統領夫人となる前は編集者として働いており、その頃からグッチのジャッキーを愛用していた。そのため、ジャッキーはスタイリッシュでエレガントなキャリアウーマンを代表するバッグとして人々に認知された。
ジャッキーの特徴
ジャッキーの一番の特徴は、バッグのアクセントとなっている円柱型の金具である。四角いタイプの金具もあるが、オールドグッチのジャッキーの金具は、円柱型にグッチの刻印が刻まれている。素材はGGキャンバスやレザーなどクラシックで、細かいところまでしっかり作り込まれたクラフツマンシップが感じられるバッグである。
ニュージャッキーの登場
2009年には、クリエイティブディレクターのフリーダ・ジャンニーニによってコンテンポラリーなテイストがプラスされたニュージャッキーが発表された。ニュージャッキーはクラシカルでありながらも、パイソンやクロコダイルなどユニークな素材を取り入れた。
またショルダーバッグとしてもハンドバッグとしても使える2WAY仕様になったりと、デザイン的にも機能的にも進化している。もちろんハンドメイドの良さはそのままに、伝統とモダンが上手く融合したバッグとなっている。
ジャッキーの買取相場
グッチは中古市場において需要の高いブランドであるため、美品であればブランド品専門買取業者において高い値段での買取が期待できる。1950年代~1980年代にかけてグッチ一族によって作られていたオールドグッチの人気も高まっているため、ヴィンテージのジャッキーバッグの価値も高くなっている。
- ・ジャッキー・2WAYショルダーバッグ:58,000円~64,000円
- ・GGキャンバス・ニュージャッキー・ショルダーバッグ:20,000円~26,000円
- ・ジャッキー・バックパック:22,000円~28,000円
- ・ジャッキー・フローラライン・ワンショルダーバッグ:20,000円~25,000円
ブランド品専門買取業者は、ブランド品の知識が深い専門の査定士による適正な査定がおこなわれるのが特徴で、市場価格に見合った査定価格が期待できる。買取方法は、店舗買取、出張買取、宅配買取の3種類から選ぶことができ、LINE査定やメール査定、電話査定など査定の選択肢も多い。
高額な商品でも店舗での買取ならその場で現金で受け取れるほか、宅配買取でも即日に入金してくれる業者もある。スピーディーに現金に替えられるので、急ぎでお金が必要なときにも便利な買取方法だ。
ネットオークションでの落札相場
ネットオークションでは、グッチのジャッキーは数多く出品されており、美品にはたくさんの入札がある。
- ・GGキャンバス・ニュージャッキー・ショルダーバッグ:81,000円
- ・スエード・ニュージャッキー・ショルダーバッグ:57,000円
- ・GGキャンバス・ジャッキー・トートバッグ:40,500円
- ・グッチシマ・ニュージャッキー・トートバッグ:33,500円
ネットオークションはオークションサイトに出品して、業者ではなく個人に売却するシステムだ。欲しい人が入札をし、最も高値を付けた人が落札する。入札は1円からスタートするが、最低入札価格を自分で決めることもできる。人気のアイテムはどんどん値が釣り上がっていき、思いもよらない高値で落札されることもある。
落札価格の数%から10%を出品手数料として支払わなければならないが、買取業者よりも高額で売却できることも多い。ただ、出品してから落札されるまでには一定の時間が必要となるため、スピーディーに現金化したい場合は向いていない。
フリマアプリでの売却相場
フリマアプリでも、グッチのジャッキーは活発に取引されている。
- ・GGキャンバス・ニュージャッキー・ショルダーバッグ:55,500円
- ・ジャッキー・2WAYショルダーバッグ:47,900円
- ・ジャッキー・フローラライン・ワンショルダーバッグ:28,000円
- ・GGキャンバス・ジャッキー・トートバッグ:26,900円
フリマアプリは値段をつけてフリマサイトに出品すると、欲しい人が買うという方法だ。スマホで簡単に出品できるので、新しい売却方法として人気が高まっている。ネットオークションと同様に、売却金額の数%から10%を出品手数料として支払うのがルールだ。
自分で値段を決められるのがメリットではあるが、高すぎると売却しづらいので注意が必要だ。中古販売店などで自分が売りたいジャッキーの販売価格を調べ、同等もしくは少し低めの金額で出品すると売れやすくなる。

ジャッキーの査定ポイント
グッチのジャッキーを買取業者に査定に出すときには、いくつかのチェックポイントをもとに査定金額が算出される。では、特に重要視される3つの査定ポイントを説明しよう。
購入時の付属品がそろっている
グッチにかかわらず、ブランド品は購入時にギャランティーカードや外箱、保存袋などの付属品が付いてくる。査定では、それらの付属品がそろっているかどうかがチェックポイントとなる。
ギャランティーカードはグッチのジャッキーが本物かどうかの証明にもなるため、大切な付属品である。保存袋や外箱も、あれば査定アップにつながる。紛失した場合は無しでも買取してもらえるが、査定金額は下がってしまう。
また、2WAYのショルダーバッグの場合は、ショルダーストラップがないと査定の大きな減額となる。使わない場合は、大切に保管しておくようにしよう。
アイテムの状態
買取業者は中古品として販売するために買取をおこなっているため、購入者を満足させられる状態の良いアイテムを求めている。そのため、査定ではアイテムの状態がチェックされる。
最も価値が高いのは新品で、キズや汚れが目立つほどに価値も下がっていく。特に使用感が目立ちやすい持ち手の部分や、角の擦れ具合、ファスナーの作動具合、バッグの中身やポケットの中の汚れ具合などを細かくチェックされる。
旬のアイテムである
旬のアイテムであることも、査定の大きなチェックポイントである。発売から時間が経てば経つほど価値が下がっていくため、早めに売るほど査定が高くなる。初期のジャッキーはオールドグッチとしてヴィンテージの価値が高まっているので急いで売る必要はないが、ニュージャッキーはできるだけ早く売却するのが賢明だ。
ジャッキーを高く売るためのコツ
グッチのジャッキーを高く売るには、いくつかのコツを知っておく必要がある。では、どのようなコツがあるのかみてみよう。
買取に出す前にセルフクリーニングをする
グッチのジャッキーを高く売るためには、ホコリのかぶったアイテムを査定に出すのはNGだ。査定員の印象も悪くなり、減額されることもある。表面だけでなくバッグの内側もホコリや汚れを取り除き、きれいな状態にしてから査定に出すのが賢明だ。しかし、強い洗剤やエタノールなどを使うと生地を傷めてしまうため、取れない汚れは無理をせずそのままの状態で査定に出すのがよい。
複数の買取業者で査定をする
グッチのジャッキーの買取価格は、全ての業者で統一されているわけではない。同じアイテムでも、高く買い取ってくれる業者もあれば、安い金額を提示してくる業者もある。そのため、複数の買取業者で査定をおこない、買取価格を比較することが大切である。
複数の買取業者の査定といっても一軒ずつ業者を回る必要はなく、一度に複数の業者の査定が可能な一括査定サービスを利用するとよい。効率的に買取金額の高い業者を見つけることができる。ネットオークションやフリマアプリの金額とも比較しよう。
買取強化キャンペーンを利用する
買取業者は期間を限定して買取を強化するブランドを決め、通常の買取価格よりも割増しの価格をつけるキャンペーンをおこなっていることがある。グッチも人気の高いブランドであるため、多くの買取業者で買取強化キャンペーンがおこなわれている。
割増率はブランドによっても異なるが、2割~3割はアップするため、キャンペーン期間を狙って買取に出すのがおすすめだ。買取業者のホームページで告知されているので、定期的に確認するといいだろう。
まとめ売りをする
多くの買取業者では、まとめ売りをすることを奨励している。単品よりもまとめて査定する方が時間や手間が省けるため、その分を買取価格に上乗せしてくれる。
まとめ売りをするのはグッチのアイテムだけでなく、買取業者が扱っているアイテムなら何でもいい。どれだけまとめて売るかにもよるが、数万円以上プラスしてくれることもある。一緒に売れるアイテムがあるなら、まとめて売るのがベストだ。
価格交渉をする
買取業者が提示する買取金額は、最初に出された金額がファイナルプライスではない。多くの場合、最大の買取金額よりも少し低めの金額を提示するため、価格交渉をして値段を釣り上げるようにしよう。27,000円と提示されたら、30,000円にしてほしいと交渉したり、最初から自分の望む金額を提示したりと、業者の金額を鵜呑みにしないことが大切だ。
まとめ
グッチのジャッキーは定番のアイテムであり、安定した人気を誇る。また、オールドグッチとして初期のジャッキーも価値が上がっているため、古いアイテムであっても高額査定が期待できるだろう。買取に出す前にはしっかりセルフクリーニングをするほか、買取業者の情報を集めたり価格を比較したりして、可能な限り高額で売却しよう。
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