ドイツのアイウェアブランドであるCAZAL(カザール)のメガネは、日本でも人気が高い。センスを感じさせるフレームのデザインや快適なかけ心地などは、カザールのアイウェアならではの魅力と言える。ここでは、よくあるカザールの偽物の特徴を挙げて、本物を入手するコツについて解説していく。
実のところ、偽物はインターネット上の通販サイトでも販売されていることがある。市場価値が低いコピー品を誤って購入しないためにも、十分に製品の真がんをチェックしておきたい。
CONTENTS
こちらのページには広告パートナーが含まれる場合があります。掲載されている買取価格は公開日のみ有効で、その後の相場変動、各企業の在庫状況、実物の状態などにより変動する可能性があります。
価格に不審な点がある
カザールの偽物を見分けるときには、販売価格に注目するのが1つの方法になる。本物と偽物とでは価格が異なることが多いので、購入する際にはいくらぐらいの値段がついているかをまず見ておこう。
極端に価格が安い製品は偽物の可能性が高い
お店によっては、激安価格とも言えるような金額でカザールの製品を販売している。例えば、日本でカザールの正規品を購入する場合、価格の相場は4万円から5万円台といったところだ。人気が高いカザールレジェンズのモデルは、10万円以上の金額がついていることもある。
このような高価な製品の場合、セール期間中であっても極端に価格が下がるケースは少ないと考えたほうがよい。実のところ、わずか数千円ほどの安い価格で購入できるような製品は、偽物の疑いがあるだろう。
製品の販売価格がすべて同じ場合も要注意
カザールの製品は、モデルによって価格に少し差が見られる。例えば、同じ5万円台のモデルにも製品によって数千円ほどの差がある。したがって、セール期間中であってもすべての販売価格が同じになるとは考えにくい。異なるモデルを「一律1万円」などの価格で販売しているお店の製品は、偽物の可能性があるので注意をしよう。
正規品の販売価格をチェックしておくのがコツになる
価格でコピー品を見分ける場合は、正規品の販売価格をぜひチェックしておきたい。カザールの正規品は、一部の代理店などが取り扱っている。こういったお店のサイトにアクセスをすると、それぞれのモデルがいくらぐらいの金額で販売されているかがわかる。製品の価格の違いもチェックできるので、一覧しておけば、偽物の不自然な価格設定にも気付きやすくなるだろう。
たとえば、10万円以上の金額がついているカザールレジェンズのモデルが、4万円前後のモデルよりも安い価格で販売されている場合は偽物の疑いがある。
フレームや金属部分の質が悪い
本物のカザールのアイウェアは、製品のクオリティを維持できるような良質な素材が使用されているのが特徴だ。カザールの創業者であるカリ・ツァローニ(Cari Zalloni)は、家具や照明器具のデザインからアイウェアの制作に転身したデザイナー。建築を学んだ経験を生かして、こだわりのあるアイウェアをデザインしている。
金具が壊れやすい製品は偽物のことが多い
ついている金具がすぐに壊れてしまう、といった製品は粗悪な偽物の可能性があるだろう。例えば、耳にかかるテンプルとフロントを繋ぐヒンジの部分には、金属の金具が使用されているケースが多い。この部分の金具は、メガネやサングラスを開閉するときに重要な役割を果たしている。
こういった金具の強度が弱いときには、本物でない可能性が高い。カザールのような有名ブランドのアイウェアは、概して細かい部分まで精巧に作られている。メガネやサングラスは、健康や生活にもダイレクトに影響を与えるため、かけ心地の良さに妥協しないのがカザールのような有名ブランドの傾向と言える。
したがって、ヒンジなどの重要な部分には強度に優れる金具を使用するのが一般的だ。金具がすぐに壊れる場合は、販売店などに相談したほうがよいかもしれない。
フレームの作りや色もチェックしておきたいポイント
カザールのアイウェアは、フレームに大きな特徴がある。例えば、ブラックとべっ甲がコンビになっているデザインなどは、こちらのブランドのアイウェアによく見られるパターンだ。
また、フレームの上部にレザーが使用されたオシャレなデザインもある。実のところ、このような特徴を真似して作られた偽物も多いので、デザインが似ていてもむやみに飛びついてしまうのは禁物だ。偽物の場合は、素材の質などが本物と明らかに違うことが多い。
実際、偽物はべっ甲の色に深みがなかったり、金属の部分がやたらけばけばしく目立っていたりするケースがある。価格が安い偽物は正規品と同じ素材を使用するのが難しいため、このような違いがでる場合がある。
細かい部分のデザインが本物と異なる
芸術品のような美しいデザインを取り入れているのが、カザールのアイウェアの特徴。カザールの個性的なデザインは、セレブたちからも愛されてきた歴史がある。例えば、このブランドのアイウェアは、テンプルやブリッジ、レンズのフレームの部分などにこだわりが見られる。
偽物は色づかいが本物と違うことがある
デザインが酷似していても、使用されている色が本物と微妙に違う場合はコピー品を疑ったほうがよいかもしれない。カザールのアイウェアは、独特の色づかいが魅力の1つになっている。
実際、このブランドのアイウェアは、配色にも職人のセンスが溢れている。雰囲気は似ているが正規品とどこか違うというときは、使用されている色のトーンなどが異なる可能性が高いので、細かい部分までよく見比べてみよう。色づかいが微妙に異なる品は、精巧に作られた偽物かもしれない。
フレームの形が違う場合もコピー品の疑いがある
フレームのデザインが、正規品と違う場合も偽物の可能性がある。カザールのアイウェアは、フレームのデザインにも特徴が見られる。このブランドの製品には、ディアドロップやウェリントンなどのさまざまなデザインが起用されているが、いずれも完成された美しいフォルムに仕上がっている。偽物は、細かい部分のカットが甘いなど、正規品と少し異なるケースが多いのでじっくりと見比べてから判断をしよう。
テンプルのデザインにも注目しよう
テンプルのデザインが本物と少し異なる、といったときも正規品の可能性は低くなるだろう。カザールのアイウェアには、テンプルの一部分に空洞を施したオシャレなデザインも見られる。幾何学模様を取り入れたフレームも多く、細かい部分まで正確に真似をするのは難しいことが多い。実際、安価な偽物によく見られるのは、目立つ特徴だけを再現したデザインだ。細部の作りを見てみると、思いのほか簡単に本物か偽物かの判別がつくことがある。
偽物を購入しないための方法
どのようなお店で製品を購入するかは、確実に本物を手に入れたいときにとくに重要になる。カザールの製品に余り詳しくない場合、ちょっと見ただけで偽物かどうかを判断するのは難しいケースもあるだろう。偽物を購入するリスクを避けるには、お店の選び方からこだわるのがよい方法になるだろう。例えば、カザールの製品を購入するときに少し注意をしたいのが次のようなお店だ。
- ・激安セールを行っているショップ
- ・「特定商取引法に基づく表記」の表示がない通販サイト
- ・口コミで評判が悪い通販サイト
特定商取引法
カザールなどのブランド品を安い価格で販売するショップは、各地に見られるようになっている。このようなショップは全国で人気だが、商品には偽物も紛れていることがあるので注意をしよう。また、通販サイトを利用する場合は、ページに表示されている内容をしっかりとチェックしておくことが肝心だ。
とくに気を付けてみておきたいのが、「特定商取引法に基づく表記」があるかどうかという点。特定商取引法は、通信販売などを行うときに販売者が守らなければならない法律だ。このような法律に準じた表示がないサイトは、慎重に利用したほうがよいだろう。
口コミで評判がよくないサイト
また、口コミで評判がよくないサイトも、利用を控えたほうがよいかもしれない。この手のサイトは、偽物を販売していたり、不正なルートで入手した製品を扱っていたりすることがある。不良品の交換や返品に応じてくれない可能性もあるため、価格が安くても安易に利用してしまうのは避けよう。実のところ、カザールのアイウェアには偽物も多い。正規の代理店などでも注意を喚起しているので、これから製品を購入するときにはしっかりと利用するお店を選びたい。
本物のカザールを高く売るコツ
カザールなどの世界的に知られるブランド品は、中古品であっても一定の市場価値がある。ヤフオクなどのオークションサイトを見るとわかるように、有名ブランドの製品は入札を希望する人が多く、ある程度の値段で取引されている。おたからやをはじめとする全国の買取店でも、ブランド品は査定の対象になっているので、購入した後も現金化できる可能性があるのが本物のメリットだ。
偽物の場合は買取自体を断られることが多いため、このようなメリットは基本的に期待できない。ただ、本物であっても状態によっては買取を断られるケースがあるので、注意をしたい。例えば、次のような場合は本物のカザールの製品でも対応してもらえないことがある。
- ・フレームや金具の一部が破損している
- ・使用感が目立つ
- ・付属のケースがそろっていない
こういった特徴があると、ブランド品のアイウェアであっても買取してもらえない可能性がでてくる。カザールのアイウェアを高い金額で引き取ってもらいたい場合は、普段からお手入れを欠かさない、できるだけ早く査定に出す、などの工夫をする必要があるだろう。
未使用品
未使用品であれば、多少古いモデルでも高い金額がつくことはある。ただ、すでに着用している製品の場合は、使用感が目立たないうちに売ったほうが査定額が上がりやすい。メガネやサングラスは使用するうちにいろいろな部分が傷んでくるため、早く査定にだしたほうが減額が少なくなるだろう。
使用感
使用感が目立つかどうかという点は、ヤフオクなどのオークションサイトでも落札価格に影響を与える。カザールのアイウェアは、専用のケースに入っているので、売るときにはケースもそろえておいたほうがよいだろう。このような付属品がないと、大幅な減額をしたり、買取を断ったりするお店もある。
まとめ
今回はメガネにこだわりがある方におすすめの、よくあるカザールの偽物の特徴を挙げて、本物を入手するコツについて紹介した。正規品を購入する場合、価格の相場は数万円台で、わずか数千円ほどのものは偽物の可能性が高い。一律価格で販売されている場合もあやしい。正規品の販売価格をぜひチェックしておきたい。
偽物は素材の質などが本物と明らかに違うことが多いのでよく確認しよう。メガネはファッションの一部として楽しめるアイテムなので、歴を重ねるごとにアイテムが増えていくもの。ぜひ買取をうまく利用しながら、コレクションを楽しんでいただきたい。