古くなったカメラを処分する場合、買取やオークションで売りさばくこともできる。その一方で、廃棄・処分するとなればリサイクルや産業廃棄物として処分することになるので、そう簡単に捨てることはできない。ここでは、カメラを廃棄・処分する際の注意点についてまとめてみたので今後の参考にしてほしい。
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こちらのページには広告パートナーが含まれる場合があります。掲載されている買取価格は公開日のみ有効で、その後の相場変動、各企業の在庫状況、実物の状態などにより変動する可能性があります。
カメラ買取の現状
今のカメラ業界のカメラは大きく4つの種類に分けることができる。具体的には以下のとおりだ。
- ・コンパクトデジタルカメラ
- ・ミラーレス一眼カメラ
- ・デジタル一眼レフカメラ
- ・フィルムカメラ
この中で買取に持って来られる比率と言うのはコンパクトデジタルカメラが五割、デジタル一眼レフカメラが三割、そしてミラーレス一眼カメラが二割程度である。その中でも最も高価買取されるのはデジタル一眼レフカメラである。
また、その中でもメーカーによって査定金額が代わり、二大メーカーであるニコンとキャノンは中でも高額な金額がつきやすいとされている。
フィルムカメラも高く売れる
より製造年が新しいものにほど高値がつくとされているカメラではあるが、フィルムカメラも値段がつくと言うから驚きだ。デジタルカメラが主流なため全体的に値段は安価になるものの、中には生産終了となった人気機種は最高2万円ほどの取引もあり、コンパクトデジタルカメラよりも高価な値段で取引されているケースもある。
特にレトロなフィルムカメラは専門店などでは積極的に高価買取されており、ハッセルブラッドやローライは高値での売却が期待できるだろう。ほかにも、ライカやニコンのフィルムカメラであっても、機種によっては高額買取が狙える。
カメラの買取で注意しておくべき点
カメラを買取してもらう、または買い替える場合は、故障・不動品であったとしても、まずはそのカメラを買取してもらえるかどうか、確認するところからはじめてみよう。新しいカメラに買い替えるなら、家電量販店やカメラ専門店にて下取りしてもらい、新しいカメラをより安く買うこともできる。
その際、値段がつかないということであれば、カメラ買取店で処分してもらえるのか交渉するしかない。場合によっては有料での引き取りになることもある。このように、“買取不可“となったときに初めてカメラを廃棄・処分を考えるといいだろう。
もし値段がつくようであれば下取りで買取してもらう、もしくは冒頭でいった通り時間はかかるかもしれないがオークションなどに出して買手を探すと言うのも視野に入れたい所だ。
破損品でも買取してもらえる可能性がある
お手持ちのカメラが故障品だったとしても、最初から廃棄処分を考える必要はない。実は、カメラ買取店の多くが故障品も買取対象と定めている。自社でメンテナンス・修理する技術を持っており、そういったカメラを安く買って再販して利益を上げているのだ。
さらには、内部の使える部品だけを取り除きそれらを修理が必要なカメラに当てるなどと、故障してしまって一般の人には手に負えないカメラでも業者に渡れば使い道はいくらでもあるのだ。
また、中にはレンズのみの買取を実施している買取業者もあるので、値段がどこでもつかない場合はレンズだけでも買取してもらい、本体は無料で処分してもらうと言うこともできる。通常使用できるカメラより値段は劣るかもしれないが、お金をかけて廃棄することを考えれば幾分お得な取り引きだといえるだろう。
故障品であっても付属品をつけることが大切
故障品を売る際も、できるだけ付属品をすべてそろえて査定に出すといい。買い手側も再販する際に”完成品”として売り出していきたいと考えるため、付属品がついていると査定金額がアップしやすいのだ。
箱・保証書・説明書・ストラップ・充電器・ケーブルといった、購入時についてくるものをかき集めできるだけ高額査定に近づけられるのでそういったものはできるだけ一つの袋にまとめて置くなどして、いざ売りに出す際に全てそろった形にしておこう。
おすすめカメラ買取店を紹介
ここからは、おすすめのカメラ買取店をいくつか紹介していく。すべてカメラの専門店を抜粋しているので、売れるかどうかわからないカメラでもまずは査定に出してみることをおすすめする。
もしかしたら、古いカメラでも予想以上の高値がつくかもしれない。また、時間がある人は以下のコラムも参考にしていただきたい。


ナニワグループ
買取価格
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許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
ナニワグループは、カメラの買取業者ではトップクラスの実績を誇る買取店である。古いカメラでも歓迎しているので、まずは気軽に問い合わせてみよう。
買取ができなかった品も引き取ってもらえるので、その後の処分に困ることはないだろう。しかし、何十点とかなりの数がある場合は引き取りができない可能性もあるので、自身が持っている古いカメラの買取が可能かどうかを問い合わせる際に一緒に確認しておくことをおすすめする。
カメラのキタムラ
買取価格
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手数料
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ポリシー
ウイルス
対策
カメラのキタムラは、全国に1000店舗以上を構える大手カメラ買取店だ。誰もが知っているネームバリューと安心感は、はじめての人でも不安なく利用できるだろう。
買取ジャンルもデジカメや一眼、古いフィルムカメラまで対応しており、基本的にはどんなカメラでも売却可能だ。買取方法は宅配・店頭のどちらかとなっているので、好きなほうを選ぼう。宅配の場合は送料無料で、査定にかかる時間は1週間前後だ。そのため、すぐに売りたい人は店頭へ直接持ち込んでみよう。

マップカメラ
買取価格
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手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
マップカメラは、日本最大級のカメラ買取店として人気だ。買取価格に自信を持っており、他社よりも高い価格で買取することに力を入れている。
特徴としては買取スタイルの豊富さがあり、下取り買取や先取交換などの方法がある。特定の商品であれば、ウェブ上の価格で買取する「ワンプライス買取」もあり、安心してカメラを売却できるシステムも評判がいい。買取は宅配・店頭の2種類となっており、宅配は買取らくらくキットを利用し送料無料で査定に出すことができる。

ソフマップ
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ポリシー
ウイルス
対策
ソフマップは、パソコン製品やスマホ、ゲームやカメラなどの買取をしている業者だ。幅広い買取ジャンルが人気の業者でもあり、買取価格は他社と比べて高額だと利用者から高い満足度を獲得している。
買取はアプリ「ラクウル」を利用しておこなわれ、はじめての人でも安心して利用できる。買取は宅配・店頭の2つで対応しており、査定はもちろん無料。宅配買取の利用では送料もかからず、気軽に査定依頼ができるだろう。また、買取金額の支払い方法で「ビッグ買取マネー」にすると買取金額がアップするので、少しでも高く売りたい人はぜひ利用してみよう。
大黒屋
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対策
大黒屋は、全国に220店舗以上を構えている大手買取業者である。年間買取実績は150万件以上を持ち、ブランド品や衣類、お酒やカメラなど何でも買取している利便性が高い業者のひとつだ。
買取ではそれぞれのジャンルの専門家が在籍しているため、常に相場に適正な価格で買取してくれる。カメラの買取では、古いカメラも積極的に買取しているため、売れるかわからないカメラもまずは査定に出してみよう。買取方法は宅配・店頭・出張の3種類があり、ライフスタイルに合わせて選択できるのも魅力。手数料はすべて無料だ。
テクニカルカメラサービス
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
テクニカルカメラサービスは全国各地から送料無料でカメラを宅配買取、そして福岡県を中心としたエリアに出張買取をしている。もちろん1点からでもOKだが、まとめ売りすることで査定額がアップするので、カメラやレンズ、周辺機器などを無料の宅配キットで自宅から送付して高価買取を目指そう。
ヤフオク!やメルカリでカメラを売るに当たっての注意点
ヤフオク!やメルカリなどを利用してカメラの売り買いが目立ってきたががそれらの現状に着目したいと思う。オークションやフリマアプリを利用すれば気軽に出品でき、さらに気軽に購入することができる。
しかし、気軽で簡単が故にトラブルも発生するから注意したい。買手も売り手も一般の人であるため信頼問題は重要になってくる。お互いに嘘の情報を言うことなく取引をしなければ公平な取引がおこなえない。
また、売り手として注意したいのがカメラの状態。使える状態のものだと思っていたのに実は故障していた、などといったケースはクレームにもつながるため、カメラなどといった高額商品を出品する際には必ず商品の正式な状態を把握しておくことはとても大事なことである。
また、写真と実物の不一致を防ぐためにも、カメラを細かく観察し、事細かに説明文を書いたり写真をアップロードするなどと、購入者と気持ちのいい取引ができることを心がけたい。
破棄・処分の際は基本は自治体のルールに従いゴミとして収集してもらう
Agfamatic 100 / Curtis MacNewton
廃棄するしかないとなれば、手順に則って正しい処分を心がけよう。基本は各地方自治体のゴミ収集ルールに従って、捨てるしかない。燃えるゴミ、粗大ゴミなど、その自治体ごとに捨てる方法が決まっているので、問い合わせてみてほしい。間違ったゴミの処理は環境汚染に繋がりかねないため要注意である。
カメラを燃えるゴミで処分するときの費用
カメラを各自治体に従って出すときには、大体500円前後の費用がかかる。買取やオークションでも売ることができないカメラは処分するしかないが、ワンコイン前後の費用で済むなら安いものだろう。ただし、何度も言うように処分方法は自治体によって異なっているので、事前にしっかりと確認しておくようにしよう。
費用がかかるのが嫌というのであれば、後述する小型家家電リサイクル法などを利用して処分するのがおすすめだ。
電池の処分は別途になる
注意することは、カメラ内部に使われている電池は別途電池回収ボックスを利用して処分するということ。区役所やスーパーでも、回収ボックスを設置していることがあるので確認してみよう。有料なのか無料なのか、これも各自治体の方針になっている。
もし有料の場合でも、その費用は必要経費だと割り切ってしっかりと支払いをおこなおう。今まで使ってきたカメラであれば、最後まで責任をもった行動を心がけてほしい。
小型家電リサイクル法も始まっている
実は平成25年からは、小型家電リサイクル法といって小型家電に使われている金属が破棄されていると言う現状から脱するため、それらの部品を再資源化の促進を元に環境省により定められた法律がが施行されている。
まだこの法律が一般に普及しているとは到底言い難いが、デジカメや携帯電話、スマホなどの小型家電をリサイクルとして回収することが決まっている。基本的には市役所や公民館などで回収を行っているので、市役所に足を運ぶもしくはお近くの施設に問い合わせの上利用してみるといいだろう。
希少金属を再利用
小型家電には、鉄、アルミ、銅、貴金属、レアメタルといった希少な価値のある金属が眠っているため、再利用する価値がある。今まではそのまま捨てられていたが、海外への違法輸出や環境汚染などの悪影響があったためこの法律が定められた。
カメラも小型家電リサイクル法に沿って、しっかりと処分しておこう。また、それらの金属の再資源化のみならず、このように回収することによって使える部品の再利用としてまた別のカメラの修理時に使われる可能性もある。
古いカメラの処理方法
今や1万円を切った値段で帰るデジタルカメラ。中高生からお年寄りまで幅広い世代の色々な人たちが手にし身近な存在になっているカメラ。古くなったカメラを廃棄・処分する場合、まずはどんな状態であれ買取やオークションで売ることを考えてほしい。
故障品であっても、いくらかの値段がつく可能性があるかもしれない。どこへ査定にだしてもどうにも買値がつかない場合は、最終的にゴミとして処分することを考え無料で引き取ってもらえる場合はそこで引き取ってもらうのが最善策であろう。
小型家電リサイクル法が施行されているので、各自治体の処理方法に従って処分してほしい。
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策