メルカリは手軽に中古商品を購入でき、価格も相場よりも低いのが魅力である。代金も運営を通じてやり取りするので、安心して取引ができる。メルカリには様々な商品が出品されているが、中古カメラも出品数の多いカテゴリーのひとつだ。但し相場より安く購入できても、品物がイメージと違うなどのトラブルも少なくない。
そのようなトラブルを避けるためにも、メルカリで中古カメラを購入するポイントを押さえておく必要がある。出品者の中には悪質な業者等もあり、ジャンク品などを高値で売りつけようとするからだ。カメラやレンズは製品知識がないとその価値が分からないものだ。
CONTENTS
こちらのページには広告パートナーが含まれる場合があります。掲載されている買取価格は公開日のみ有効で、その後の相場変動、各企業の在庫状況、実物の状態などにより変動する可能性があります。
メルカリ取引の注意点
シャッター幕の耐久回数と使用回数
中古カメラを購入する際に盲点となるのが、シャッター幕の耐久回数と使用回数である。カメラにはシャッター幕と呼ばれるユニットがあり初級機で10万回、中級機とプロ機ではそれぞれ15万回と30万回と耐久回数が設けられている。機種名・耐久回数で検索すれば、簡単に調べることが出来る。
但しメーカーや機種によっては、専用サイトで調べる必要がある。一般的な中古カメラ販売店では、シャッター数が表示されていないことが多い。メルカリのような個人間取引だからこそ、カメラの状態をチェックできる目安となる。
耐久回数の残りが少ないまま購入すると、直に交換修理が必要になったりする。修理は約2万円以上かかるので、かえって高くつくこともあると言える。裏をかえせば、使用回数を隠している出品者からの購入は避けたほうが良いとなる。
メルカリでの購入価格と個人取引について
メルカリの出品者は相場価格よりも、カメラを売りたいと考える。一方購入者は中古カメラよりも、安く買いたいと考えている。それゆえメルカリでの購入価格としては、販売価格の中間が一応の目安となる。売買価格に限れば個人間取引は、販売側と購入側双方にメリットがあると言える。
但し、カメラ愛好家の中には神経質な人も多いので、購入後の状態によってはトラブルになったりする。販売側は綺麗に使って出品したつもりでも、購入側にとっては気になる点が沢山あったりする。購入商品の状態を気にするのであれば、商品画像が少ない出品は避けたほうが良い。
メルカリのような個人取引は、信用が最も大切になる。購入前にコメントでコミュニケーションを図ることで、相手がどんな人なのが分かるものである。信頼関係ができれば、購入後にも連絡を取り合えたりする。相手がカメラに詳しい人なら、色々とためになることを教えてもらえるメリットもあると言える。
カメラ初心者が注意すべきこと
過度な型落ちカメラは避ける
カメラ初心者がメルカリを利用する際には、過度な型落ちカメラは避けたほうが良い。そもそも型落ちカメラを買うのは安いからである。カメラは本体となるボディ以外にも、レンズやSDカード、三脚などが必要になる。これら関連備品を揃えると、かなりの金額になるのは事実だ。
それ故、初心者としてはエントリーとして、ボディだけでも安いものを選びがちだ。増して中古であれば、かなり安く購入できる。しかし実際問題として、中古カメラのコストパフォーマンスには多くの課題がある。何故ならカメラは精密機器であり、故障や寿命があるからだ。
特に初心者が購入しがちなエントリーモデルは、中級モデル以上のような耐久性はない。その結果、修理に相当な費用がかかってしまうこともある。
カメラ初心者の場合はカメラに不具合があっても、それに気づかないことが多い。良い写真が撮れないと感じても、カメラのせいなのか自分の腕のせいなのか判断できないと言える。
特にピントが合わないときなどは、その原因を特定するのは初心者にとって難しいものだ。カメラの不具合を疑いながら使い続けるのは、精神的にもストレスがたまる。それなら新品を購入したほうが良かったとなりかねない。それゆえカメラ初心者がメルカリを利用する場合は、購入機種など十分注意する必要があると言える。
お得なセットには注意
また、カメラとレンズがセットで出品されている場合も、注意が必要になる。セットになっているレンズが、極端に古いことがあるからだ。本体とレンズの発売時期が異なると、カメラの性能が十分に発揮されないことが少なくない。
メルカリには、買い手が付かないような古いレンズを、お得なセットのように出品している業者もいる。初心者にはレンズの販売時期など見分けがつかないので、セット出品には十分注意する必要がある。残念ながら業者だけでなく、個人でも転売ビジネスとしてお金を稼いでいるケースがあるのも事実だ。
最新のカメラ事情
初心者がカメラ購入する際には、古い製品と新しい製品の性能の違いを把握しておくことが大事である。画質の面では古い製品でもそれほど悪いものはない。むしろ素人目にはかなりしっかりした写真が撮れるものである。但し利便性の面では、両者に大きな隔たりがある。
WiFi・Bluetooth機能
先ず挙げらるのが、最近のカメラには当たり前となるWiFi・Bluetooth機能だ。これらは一昔前の古いカメラには備わっていない。今の時代スマホなどで撮った写真を共有したり、ネットにアップするのが日常化している。そして、それが本格的カメラでも行えるようになっているのだ。一方、古いカメラではWiFi搭載の、専用のSDカードを用意する必要がある。
操作性の良いカメラ
最近のカメラはメニュー操作が直感的で、使いやすくなっている。初心者だから多彩な機能にはこだわらないとしても、操作性が良いのに越したことはない。特に初心者の場合は写真の画質よりも、カメラの操作で苦労することが多い。カメラ操作に慣れていないからこそ、新しい便利な製品を選択したほうが良いと言える。
昨今はカメラ女子も増え、本格的なミラーレスを使う人が急増している。また、ミラーレスで人気のメーカーも現れている。但し人気メーカーの製品でも、あまり古いものは避けたほうが良い。何故なら人気が出始める初期の製品は、新機種に比べて使いづらいからである。裏返せば多くの批判に晒された結果、操作性の良いカメラにつながったと言える。
初心者向けカメラは、各メーカーが特に力を入れているカテゴリーである。高額な製品だけでなく、気軽に購入できる本格機種も用意されている。メルカリでよく分からない高級機種を選ぶよりも、操作性の良い最新機種を購入した方が安心感がある。そしてカメラに詳しくなった時点で、メルカリの掘り出し物を物色するのが良いと言える。
メルカリはカメラ中級者におすすめ
カメラ初心者にとってはハードルが高いメルカリだが、中級者以上にとっては有用性が高いものである。特に購入者側が安心して利用できるよう、購入者側に有利な仕組みとなっている。それでも安価である分、様々なリスクがあるので注意が必要だ。
購入前に不明な点を確認できる
メルカリの取引が安全なのは、購入者が商品を受け取って、受け取り確認をした時点で代金が決済されるからだ。出品者は購入者が納得できる商品を、必ず発送しなければ代金を受け取ることは出来ない。これが他のオークションサイトとの差別化となり、メルカリが人気になっている理由である。
個人間取引では商品説明と実際の商品状態に差があったりするが、購入者側が納得できなければ受け取りを拒否できるのである。
メルカリでは出品者に質問できるので、購入前に不明な点を確認できるのもメリットである。チャット感覚で気軽にやり取りでき、価格交渉などもしやすい。また評価システムもあるので、出品者や商品を見極めることが出来る。
それでも最終的には自分の判断で、相手や商品が信頼できるか見極める必要がある。見極めのポイントは商品説明が丁寧で、状態の良し悪しを隠していないことだ。カメラの場合は、画像なども複数枚用意されているのが良い。そして、質問に対しては誠実に対応してくれることが肝心となる。
購入者にも常識をわきまえる必要
一方、購入者側としても、中古品購入の常識をわきまえる必要がある。出品されたものは中古であり、新品のような美品は期待できないということだ。商品説明には美品と掲載されることが少なくないが、話を半分くらいに聞いておくのが適切となる。
出品商品に不明な点があれば自分で型番を検索して、メーカーサイト等で吟味することも大切だ。何よりも購入前に、商品状態をしっかり把握する必要がある。商品の受取拒否は可能であるが、そうすると購入者としての評価を落とすリスクがあるからだ。自分に否がないとしても、低評価につながるリスクは避けたほうが良いと言える。
一眼レフを購入するなら
セットを選ぶのがおすすめ
メルカリで一眼レフを購入するなら一世代型落ちの中級機と、単焦点レンズのセットを選ぶのがおすすめである。入門機のレンズキットと同価格で出品されていることも少なくない。ボディは型落ちになっても、中級機は中級機である。最新モデルの入門機と比べても耐久性や連写速度、操作性などの点で格段に優位である。
そもそも入門機に付属するレンズキットは、各メーカーの最安価なレンズである。それゆえボケ感などは期待できず、F値のスペック不足に泣くことになる。入門機用のレンズでは期待するような描写にならず、購入後に後悔することがよくあるケースだ。それに対して単焦点レンズであれば、写真の写り映えの良さに感動を覚えるものだ。
どのモデルも高スペック
最新モデルの入門機と言えど、一年後には新たな最新モデルが発売されるのが基本である。1世代間の性能としては、たいして変わりがないのが実情である。
また、現在のカメラは性能過多と言われるほど、どのモデルも高スペックになっている。つまり2,3世代型落ちしたモデルであっても、十分な性能は実現されていると言える。こうした事実を知らなければ、高いお金を出して最新モデルを買うことになるのだ。
その他、1世代落ちの中級機を勧める理由として、中古でありながらカメラの状態が良いことが挙げられる。カメラは入門機と中級機、そして上級機種に分けられる。下位モデルを購入すると、上位機種に移行したくなる衝動にかられるものだ。特にそれは中級機の購入者に多い。それ故、メルカリに出品される中級機には、綺麗なものが多いのである。
もともと一眼レフなどのカメラは高級品であり、オーナーとしては大切に扱うものである。それ故、信頼できる出品者の商品であれば、機械的な部分や外見において良品の個体が多いと言える。
不要になったカメラは売って資金に
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
デジタルカメラの宅配買取専門店。送料は無料で、全国どこからでも利用できる。精密機器であるカメラを配送する際の梱包キットもサービスで用意してくれる、良心的な買取店だ。また、最近ではカメラのレンタル事業も開始しているので、新たなカメラを購入する前に気になる機種を試すこともできる。
まとめ
メルカリで中古カメラを購入する際の注意点と完全チェックポイントをご紹介した。メルカリには様々な商品が出品されてり、相場より安く購入できる反面、品物がイメージと違うなどのトラブルも少なくないため、注意点やチェックポイントは購入前にしっかりと確認しておきたい。
また初心者にはメルカリはハードルが高いが、中級者以上にとっては有用性が高い。中古品購入の常識をわきまえて後悔のない買い物を行いたいものだ。