中古の一眼レフカメラは、カメラの専門店で買う以外に、ヤフオクで購入することができる。ただヤフオクは個人間の取引になるため、事前にしっかり品定めしてから購入しないと、トラブルに発展する可能性もあるので注意が必要だ。
ここでは、ヤフオクで中古の一眼レフを購入する際にチェックすべきポイントや、注意すべき点について解説する。どのような点に注意して一眼レフを選べばいいかわかれば、安心して買い物を楽しめるだろう。
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中古一眼レフを購入するメリット
中古一眼レフには、新品にはないメリットがたくさんある。
価格が安い
中古一眼レフを購入する最大のメリットは、価格が安い点だ。中古一眼レフであれば定価よりも数万円安くなるため、お得感が大きい。
新品の一眼レフを買おうとすると、エントリーモデルでも10万円前後の価格になるが、中古品であれば5万円前後で購入できる場合がある。
基本的に中古一眼レフは定価よりも3〜4割安い価格で購入できるため、予算が限られている人にとって、この点は非常に魅力的だといえるだろう。
中古カメラでも綺麗なものが多い
中古品というと「汚い」「訳あり」というイメージを持つ人もいるだろう。ただ中古一眼レフカメラには綺麗なものが多いため、汚いからという理由で敬遠してしまうのは非常にもったいないと言える。
一眼レフを購入した人は、早い段階で上位機種に買い替える場合が多いため、ほとんど使用していない美品もたくさん売られている。新品に近い状態のカメラも大量に売られているため、綺麗な中古品を簡単に見つけられるだろう。
これまで新品しか買ってこなかった人は、これから中古一眼レフを選択肢の一つに入れてみるといいだろう。
中古カメラは初心者に最適
一眼レフのエントリーモデルを利用して慣れてくると、上位のモデルがほしくなってくる。エントリーモデルはすぐに卒業する可能性が高いため、わざわざ高いお金を出してまで新品を買う必要はない。
一眼レフ初心者であれば、新品よりも中古品を購入した方がいいだろう。
掘り出し物を見つけやすい
ヤフオクの場合、ショップに販売されていないような掘り出し物に出会えるメリットがある。いい状態にも関わらず、即決価格が相場よりも安かったり、自分の希望条件に合うカメラが見つかることもあるので、カメラを探すだけでも楽しいだろう。
中古一眼レフのチェックポイント
中古一眼レフの状態は製品ごとに異なるため、色々な点に注意して買う必要がある。
シャッター回数
中古一眼レフの場合、使用年数よりもシャッター回数の方が大事だ。中古一眼レフはそれぞれシャッターを切れる回数が決まっているため、そのシャッター回数を超えてしまうと、いつ壊れてもおかしくない状態になる。使用年数が短い一眼レフでも、シャッター回数が多ければ寿命は短くなる。逆に何年も前に販売された古いカメラでも、シャッター回数が少なければ寿命も長くなる。シャッター回数はカメラの寿命と言われるほど大事なポイントなので、中古一眼レフを長く使い続けたいのであれば、シャッター回数の少ないものを選ぶべきだ。
一眼レフは基本的に、エントリーモデルよりも上位のモデルの方が耐久性が高いため、シャッター回数も多くなる。プロが使うような上位機種になると、40万回ぐらいシャッターが切れるが、エントリーモデルだと5万回ぐらいしかシャッターを切ることができない。エントリーモデルはもともとシャッター回数が少ないので注意が必要だ。
ヤフオクで一眼レフを購入する際は、出品者にシャッター回数を聞いてから、購入すべきかどうか判断した方がいい。
傷の有無
中古カメラなら、多少の傷がついているのはしょうがない。小さな傷であれば性能に影響も出ないため、特に心配する必要はない。
ただし、カメラ本体に大きな凹みがあると、それだけ大きな衝撃が加わったということなので、カメラ内部が壊れている可能性がある。いくら価格が安くても、大きな傷のあるカメラは買わない方がいい。
レンズの状態
一眼レフのレンズは外部よりも内部の状態が大事だ。外部にホコリが付いていても、拭けば取り除けるため特に問題はない。
ただ、レンズ内部にホコリがあると、素人が除去するのは難しいため、有料でクリーニングをしてもらう必要がある。カメラのレンズは非常に繊細な物なので、前の持ち主が湿度の高い場所に保管していた場合、レンズにカビが生えていることもある。レンズにホコリやカビが付いていると、せっかく安く落札しても修理費用が高くかかってしまうため、大きな損をしてしまうだろう。買ってから後悔することがないように、レンズの状態はきちんと確認しておくべきだ。
ヤフオクでは、カメラ本体のみ出品している人も多い。カメラ本体とレンズの両方を手に入れたいなら、商品説明欄をきちんと確認しておいた方がいいだろう。
ファインダーの状態
ファインダーは写真撮影をする際に毎回のぞくところなので、綺麗な状態のものでないと、撮影するたびにストレスを抱えてしまう。ヤフオクで中古一眼レフを購入する際は、ファインダー内にゴミやカビが付いていないか確認しておこう。
液晶画面の状態
液晶画面に傷があってもカメラのスペックに支障はないが、写真のでき上がりを確認する際に面倒になる。できれば傷のない綺麗な状態のものを選んだ方がいい。
ニオイの有無
出品者が愛煙家の場合、カメラの箱やストラップなどにタバコのニオイがついている場合がある。ひどい場合はカメラ本体やレンズがヤニ臭い場合があるので要注意だ。製品に問題がなくてもカメラにニオイがあると、使うのが億劫になってしまう。中古カメラを買うときに、ニオイの有無は盲点になりやすいので、十分注意しなければならない。
付属品の有無
一眼レフには、取扱説明書やメーカー保証書、バッテリーや充電器など様々な付属品がある。すべて揃っているのがベストだが、一部欠けていたり、全部欠けていてカメラ本体のみ出品されている場合もあるので注意が必要だ。ストラップがなくても特に問題はないが、バッテリーや充電器は最低限あった方がいい。
ヤフオクで購入する際の注意点実際にヤフオクで中古一眼レフを購入する際は、いくつか注意すべき点がある。
商品説明を熟読する
ヤフオクの商品説明欄には、一眼レフカメラのスペックや傷の有無、使用回数など大事な情報が記載されている。中古品の購入はすべて自己責任となるため、買ってから後悔しないためにも、事前にきちんと商品説明を熟読しておこう。
写真に惑わされない
商品写真を見ただけでは、カメラの良し悪しを判断することができない。外観が綺麗な美品でも、実はジャンク品だったということはよくあるので、商品説明を熟読してから入札すべきかどうか判断した方がいい。
事前に相場を調べる
中古一眼レフを落札することに夢中になっていると、いつの間にか相場を超えてしまうことがある。他で安く買えるなら、無理してまで落札する必要はない。常に冷静な判断ができるように、事前に中古一眼レフの相場を調べておくといいだろう。
相場は常に変動するため、たった1日で価格が数千円も下落することがある。特に新モデルが発売された直後は、旧モデルの価格が下落しやすいため、購入者にとって狙い目だと言える。普段から相場をチェックしていれば、相場より高いカメラを買ってしまう失敗もないだろう。
ジャンク品は買わない
ヤフオクにはジャンク品も多数出品されているため、注意しなければならない。ジャンク品は「ノークレームノーリターン」で出品されていることが多いため、購入した後は返品・返金に対応してもらえなくなってしまう。
商品説明欄に「動作未確認」と書かれているカメラもジャンク品である可能性が高いため、入札するのは避けたほうがいい。このようなカメラは、「動作を確認したけど動かなかった」というケースもある。本当はジャンク品なのに、説明をごまかしている可能性もあるため、落札は避けたほうがいいだろう。
ジャンク品でも外観が綺麗であれば、タイトルに「美品」と書かれている場合もあるので、気をつけなければならない。タイトルや写真だけ見て入札を決めるのではなく、必ず説明欄などもチェックしてから、購入するかどうか判断した方がいい。
出品者もチェック
ヤフオクには良い出品者がいる一方で、少なからず評判の悪い出品者もいる。中古一眼レフは決して安い買い物ではないので、信頼できる出品者から買うべきだ。カメラの価格や状態を確認することも大事だが、出品者の情報もきちんと確認してから購入した方がいい。
出品者の評価一覧を見る
出品者の良し悪しを判断する上で参考になるのが、出品者の評価一覧だ。悪い評価がついている場合、どうしてその評価になったのか、コメントまできちんと確認すべきだ。配送の遅れなどが悪い評価の原因になっているならまだ良いが、詐欺まがいのことをやっていたのであれば、その出品者との取引は避けるべきだろう。
悪い評価が少なくても、出品経験の少ない出品者とは取引を避けたほうがいい。経験の少ない出品者は、良し悪しの判断がしにくいため、トラブルに発展する可能性もある。
ヤフオクで中古一眼レフを購入するときは、出品経験豊富でなおかつ低評価が少ない出品者から購入するのがベストだ。このような出品者であれば、トラブルに巻き込まれる可能性はかなり低いと言える。
信頼できる出品者の特徴
商品の説明欄を見たときに、ちょっとした欠点まで正直に記載してあるかチェックしてみよう。小さな傷でもきちんと説明してくれれば、嘘をつかない出品者として信頼できる。
不明な点について質問したときに、誠実な対応をしてくれる出品者であれば安心だ。質問にすぐに答えてくれたり、言いにくいことも隠さずに正直に答えてくれる出品者であれば、安心して取引できるだろう。逆に、答えをごまかしたり、いつまでたっても返事をくれない出品者とは取引を避けた方がいい。
まとめ
ヤフオクで中古の一眼レフを購入する際の注意点とチェックポイントを見てきた。中古の一眼レフには、安く購入できたり綺麗なものが多かったり、新品にはないメリットがあるが、同時に気をつけたい点もあるので注意が必要だ。
中古の一眼レフの購入で失敗しないためには、商品説明をよく読むことや写真に惑わされないこと、相場を調べること、そして、ジャンク品は買わないことだ。
またわからない点や疑問点はそのままにせず、出品者に確認することをおすすめする。