CAMBO(カンボ)は世界中から知られているカメラメーカーの一つだ。スタジオ機器やカメラアクセサリ、ビューカメラなどを製造している。どの製品も高い品質を誇っており、ユーザーからも愛されている。一方で古い型のCAMBOは骨董品としての価値もある。
収集しているコレクターも少なくない。カメラとしても骨董品としても注目を集めることがあるCAMBOを売却する際にはいくつか注意したい点がある。誤った買取業者を選んでしまうと、正しい価値で買取ってもらえない恐れもある。
この記事ではCAMBO(カンボ)の会社および製品について、そして買取業者を利用する際のコツ、おすすめの買取業者などを紹介する。
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CAMBO(カンボ)の特徴
まずはCAMBO(カンボ)について説明しよう。オランダのカメラメーカーであり、現在でもカメラアクセサリやスタジオ機器などを製造している。評判がよく、世界中にユーザーがいるメーカーだ。
オランダのカメラメーカー
CAMBOは1946年にオランダのカンペンに誕生したカメラメーカーだ。最初から社名が「CAMBO」だった訳ではなく、創業当初はテクニカ・ヘンゲロだった。以降、商標権の関係から何度か社名を変更し、今のCAMBOとなった。
現在ではワイド専用カメラ、ビューカメラ、そしてビデオ専用の三脚などの製造を手がけている。
ビューカメラとは
CAMBOの製品の中でもビューカメラは特に有名だ。新しいシリーズを作る際、CAMBOでは独自の規格のレールをビューカメラに採用しているなどのこだわりがある。ビューカメラとは一般的なカメラのように独立したファインダーを持たないカメラのことを指す。
撮影者はファインダーをのぞくのではなく、すりガラスなどに写った被写体を直接見ることになる。被写体が設置したすりガラスに上下左右反転させた像を浮かび上がらせる仕組みだ。すりガラスの前にシートフィルムホルダーを挿入するか、すりガラスを外してロールフィルムホルダーやデジタルバックを取りつけることで写真を撮影できる。
CAMBO(カンボ)の製品
以下では主なCAMBO(カンボ)の製品を紹介する。
ACTUSシリーズ
CAMBOの中でもビューカメラとして知られるACTUSシリーズは、創造性を掻き立て、より幅広い表現を可能にさせてくれる機材として知られている。SONYのα7シリーズ、やFuji-Xなどのミラーレスカメラ向けに設計された製品である一方でCanonやNikonのデジタル一眼レフカメラでも利用できる。ミラーレスカメラをCAMBOに取りつけることで、デジタルバックとして利用し、写真を撮影する。
ACTUSシリーズはミラーレスカメラと一体になることで、光軸を左右方向に傾けるスイングおよび、左右方向に平行移動するシフトが可能になる。ビューカメラはサイズが大きく、荷物になることが多いが、ACTUSシリーズは必要最小限のサイズになるよう設計されており、持ち運びも簡単だ。
スライディングバックシステム
ビューカメラを使用する際に必要なアクセサリの一つであるスライディングバックシステムもCAMBOは製造している。ACTUSシリーズと併用することで、写真撮影が可能になるアクセサリだ。CAMBOのスライディングバックシステムを使用することでほとんどのカメラをデジタルバックとして使用できるようになる。
スタジオスタンド
撮影スタジオで使用する機材もCAMBOは製造している。幅広い層の写真家・カメラマンから支持を集めているスタンドであり、世界中にユーザーがいる。
骨董品としての価値があることも
CAMBO(カンボ)はカメラメーカーであるため、製品を売却する際にはカメラの買取専門店を利用するのももちろんおすすめだ。しかしCAMBOの中でも古い機種になってくると骨董品として買取ってくれる業者も現れてくる。カメラは型が古くなってしまうとその分買取価格も下がってしまうものだ。
しかし昔のカメラはインテリアとしての価値がある場合もある。CAMBOのように世界中から人気を集めているカメラメーカーが昔製造していたカメラは、求めるコレクターも少なくないのだ。今は型が古く、使用できなくなったカメラでも、骨董品としての価値が認められる可能性がある。
そのような場合はカメラとして売却することを目指すのではなく、骨董品として売却することを考えてみよう。カメラとしての価値だけでなく、骨董品としての価値があることもあるCAMBOは、複数の買取業者に査定をしてもらうことをおすすめする。業者によって査定額が大きく異なる可能性があるためだ。
高い査定額をだしてくれた業者を利用した方が当然お得である。
より高い値段での買取のコツ
CAMBO(カンボ)をより高い値段で買取ってもらうためにはいくつかコツがある。さらにカメラとして扱うか骨董品として扱うかによっても異なる点がいくつかある。以下ではカメラとして売却するコツと、骨董品として売却するコツをご紹介する。
カメラとして売却する場合
まずはカメラとして売却する場合について説明しよう。以下のポイントをおさえればより高い値段で買取ってもらえる可能性がある。
商品はきれいな状態に戻しておく
査定にだす前に必ず商品をきれいな状態に戻しておくようにしよう。汚れやほこりなどがついている場合はふき取るようにする。きれいな状態で査定にだすと、買取価格がアップすることも多い。
買取業者は買取ったカメラやアクセサリを中古として販売する。販売する際、きれいな状態の方がより買い手がつきやすいのだ。だからなるべくきれいな状態のカメラを買取業者も求めている。
バッテリーの有無に注意
カメラを売却する際に、バッテリーおよび充電器は非常に重要なアイテムだ。もし欠品している場合、買取ってもらえないこともある。必ずそろえた状態で査定にだすようにしよう。
さらにバッテリーは査定時の動作確認でも必要になってくる。動作確認ができない場合は買取を断られるかもしれない。
複数点を同時に売却する
複数の商品の査定を同時に申し込むと、買取業者は通常よりも高い値段で買取ってくれることがある。CAMBOだけでなく、ほかにも不要になったカメラやカメラアクセサリがある場合は一緒に売却してしまおう。買取業者はまとめて複数の点数の商品を買取ことで、中古として売るコストを削減できる。
だからこそ、複数点をまとめて買取したいと思うのだ。
なるべく早く売却する
カメラやカメラアクセサリは型が古くなると買取価格が下がってしまうものだ。時間が経ち、古くなればなるほど高く買取ってもらえなくなる。さらに使わないまま放置しておくと、経年劣化を起こしやすくなる。
劣化した部分は当然故障の原因にもなってしまう恐れもある。保管環境が悪い場合はさらに劣化しやすい。カメラは「売りたい」と思ったときにすぐに売るようにしよう。
時間がたてばたつほど高く売却するのが難しくなってしまう商品だ。
骨董品として売却する場合
次にCAMBOを骨董品として売却する場合を紹介する。古くなった型のCAMBOは骨董品として収集している人も少なくない。カメラとして使用できなくなったCAMBOでも、売却できる可能性があるので骨董品買取業者もチェックするようにしよう。
むやみに汚れを落とそうとしない
骨董品の扱いに慣れていない素人がむやみに汚れを落とそうとしてはいけない点が、カメラの売却と骨董品の場合とで大きく異なる点だ。骨董品は例え小さな傷だったとしても、傷がついていることによって大きく価値を落としてしまう特徴がある。汚れているからといって自分でむやみにきれいにしようとする必要はない。
誤った取り扱いをして傷をつけてしまった場合は後悔してしまうだろう。古いCAMBOを査定にだす場合は、そのままの状態でだすようにすることをおすすめする。
付属品はそろえる
化粧箱や説明書などがある場合はすべてそろえた状態で査定にだすようにしよう。付属品がそろっているかどうかで査定額が大幅に変わってくることも珍しくない。コレクターの中には付属品にもこだわっている人も多い。
買取業者も付属品がすべてそろった状態の方が買い手がつきやすいので、高い値段でも買取をしたいと思うのだ。
リサイクルショップは使わない
骨董品の買取は専門の買取業者に依頼するようにしよう。誤ってリサイクルショップにだしてしまうと、正しい値段で買取ってもらえなくなってしまう恐れもある。正確な価値を見定めてくれる鑑定士が在籍している買取業者であれば安心して利用できる。
リサイクルショップはあくまでも生活の中で必要な身近な商品を取り扱っている店だ。骨董品の価値を理解していないスタッフも多く在籍している。CAMBOの古い型で、骨董品としての価値があるカメラであっても、リサイクルショップでは「古い置物」くらいにしか捉えてもらえないかもしれない。
古い型のカメラを売却する際には、なるべく専門の買取業者を利用するようにしよう。
なるべく早く売却する
カメラとは別の意味ではあるが、骨董品もなるべく早く売却することをおすすめする。中には「時間が経てば経つほど価値が上がる骨董品」も確かに存在する。しかし骨董品は適切な環境で保管しなければ、品質が劣化してしまうものだ。
一般家庭で適切な環境下で保管することは困難を極める。時間が経てば経つほど、品質が下がり、買取価格も下がってしまうのだ。CAMBOのカメラも「売りたい」と思ったときが一番高く売れるのだということを理解しておくようにしよう。
おすすめの買取業者
以下ではCAMBO(カンボ)が売却できる買取業者を3社紹介する。
えびす屋本舗
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
えびす屋本舗はCAMBOのような大判カメラの買取を強化している買取業者だ。相場よりも高い値段で買取ってもらえる可能性があるため、一度査定にだしてみることをおすすめする。もちろんCAMBOも買取強化対象のカメラメーカーの一つだ。
大判カメラの価格査定に長けた鑑定士が多く在籍しているのもえびす屋本舗の特徴の一つだ。大判カメラの機能や構造を熟知しており、メーカーなどに対する知識も豊富だ。CAMBOも正確な価格で買取ってもらえるだろう。
有馬堂
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
有馬堂は骨董品の買取を専門におこなっている買取業者だ。確かな目を持つ鑑定士が多く在籍しており、価値を正確に見極めた上で買取ってくれる。CAMBOのカメラも買取対象の商品となっている。
全国展開しているので、地方に住んでいても利用しやすいのも有馬堂の特徴だ。商品を店舗に送って買取ってもらう宅配買取だけでなく、出張買取も全国に対応している。出張買取であっても手数料などがかからないのも魅力的だ。
カメラのリサマイ
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
カメラのリサマイはCAMBOの買取実績もあるカメラ専門の買取業者だ。「買ったものの結局使わなかった」といったカメラの買取にも対応している。比較的新しいCAMBOの機種はもちろん、古いタイプのものも高く買取ってもらえるかもしれない。
撮影機材などの買取にもカメラのリサマイは力を入れている。CAMBOのスタジオ機器などの買取実績も存在する。不要になったカメラアクセサリやスタジオ機器などがある場合はカメラのリサマイを利用してみよう。
まとめ
創業当初から今に至るまで、世界中から高い評価を得てきたカメラメーカーであるCAMBOの製品を求めている人はたくさんいる。カメラとしても骨董品としても人気があるメーカーの一つだ。カメラとしての価値がある機種も多い一方で、骨董品としての価値がある場合も存在するCAMBO(カンボ)。
買取業者に査定してもらう場合は、複数の業者に依頼するようにしよう。