引っ越しや模様替えなどで和テーブルが不要となったら、高い金額を支払って粗大ゴミに出すよりも、必要としているところで適切に引き取ってもらおう。ここでは和テーブルの中古買取の相場と、査定額についての情報をまとめた。行き場のない和テーブルをどうにかしたい人はぜひ参考にしてもらいたい。
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こちらのページには広告パートナーが含まれる場合があります。掲載されている買取価格は公開日のみ有効で、その後の相場変動、各企業の在庫状況、実物の状態などにより変動する可能性があります。
和テーブルについて
まずは、和テーブルの種類や材質、有名なメーカーについて紹介していく。
和テーブルの種類
そもそも和テーブルとは何かというところから見ていこう。和テーブルと一口に言っても、形はさまざまだがざっくり3種類に分けることができる。
座卓・ちゃぶ台
一般的に和テーブルというと、思い出されるのが座卓やちゃぶ台ではないだろうか。畳の部屋の中心に座卓やちゃぶ台が置いてあり、みんなでぐるっと囲って畳に座るスタイルだ。くつろぐこともできるし、食卓と化することもある。
専用の椅子がないため、人数の変化にフレキシブルに対応できるのも和テーブルの魅力の1つだ。 幅75cmなら1人分のサイズだが、少し詰めれば2人座ることもできる。生活スタイルや来客などで柔軟に使えるのが特徴だ。折りたたみ式のテーブルもある。

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こたつ
こたつも和テーブルの仲間である。座卓と変わりはないが、ヒーターがついていて、天板が外せるのが特徴だ。現在ではモダンなデザインの今風のこたつも登場しているが、やはりこたつといったら和風なデザインが魅力だ。また、通年で使用できるように、天板を固定して普通の和テーブルとして使用できるこたつも増えている。

ダイニングテーブル
ダイニングテーブルはもともと海外文化のもので、日本には高度経済成長期に一般家庭に浸透していったものだ。椅子と一緒に使うため、ダイニングセットで販売していることも多い。そのダイニングテーブルも、現在では和室に合うデザインのものが販売されている。一般的なダイニングテーブルと違い、高さが低めなのも特徴だ。

和テーブルの材質
和テーブルはどんな木材で作られているのかにも注目したい。価格帯もさまざまな和テーブルだが、それに比例してテーブルに使用される材質も変わってくる。
突板、ベニヤ
リーズナブルな和テーブルだと、その多くが突板(つきいた)といって、木屑を固めて表面を塗装したものとなる。飲み物をこぼしたらサッと拭くだけでキレイになるため、お手入れが簡単なのが特徴だ。
その一方で、熱いものを置いたときにたわむ、天然木と比べて耐荷重が少ないというデメリットもある。
天然木
日本には家具に適した材木が多い。ナラ、ヒノキ、杉など。それぞれ特徴があるが、いずれも重厚感があり、木材独特の匂いがするのが特徴だ。こうした天然木の和テーブルは、ちょっとしたことでシミになったりするので、普段の使い方がその後の風貌を左右する。
きちんと手入れをしてさえすれば何年も使えるので、親子2世代、はたまた3世代で使えるのも特徴だ。今回記事を読んでいただいている人の中には、親が使っていたテーブルを買取してもらいたいという人もいるかもしれない。
和テーブルで有名なメーカー
国内で和テーブルを製造している有名なメーカーは下記となる。これらのメーカーは買取強化をしている業者も多い。
- ・秋田木工
- ・飛騨産業
- ・天童木工
- ・カリモク
- ・カンディハウス
- ・松本民芸家具
- ・マルニ木工
- ・府中家具
- ・IDC大塚家具
- ・IDEE
- ・家具蔵
- ・ニトリ
和テーブルの買取相場
それでは実際の和テーブルの買取相場を見てみよう。今回は家具専門の買取業者、リサイクルショップ、メルカリ、ヤフオクの4種類を見ていきたいと思う。
家具買取専門業者
多くの買取専門業者で和テーブルの査定額が非公表となっていたが、いくつかハッキリと買取実績を残している業者があったので、紹介しよう。
まずは買取専門店アシストだ。松本民芸家具のダイニング5点セットが23,000円、IDEEダイニングセットが8,000円、朝日木材のローテーブルが1,000円の査定額となっていた。
ダイニングセットのように、付属品が多いアイテムは高額買取となる印象だ、ローテーブルのみだと1,000円と低額である。
他の業者では、浜本工芸センターテーブルが2,000円、漆塗りの座卓が4,000円、天童木工の乾三郎デザインのローテーブルが1,500円、天然木無垢座卓切り株小さめ500円、一枚板の伝統工芸品が4,000円という査定の取引実績を確認した。いずれも中古の使用感があった和テーブルの査定額だ。
メルカリ
メルカリでは家具を発送する際、大型らくらくメルカリ便が利用できる。そのため最近ではメルカリで家具を売る人も増えてきた。和テーブルの出品相場は8,000円〜15,000円だ。完売している和テーブルは折り畳み式のもので10,500円。こちらは250サイズの送料が7,398円なので、実質利益は出品手数料も引くと2,000円程度である。
完売していない商品だが、他にも無垢材の和テーブルが9,000円、ナラ材の和テーブルが15,000円、素材は不明だが5,000円で出品しているものもあった。
メルカリのように流れの早い個人間売買の場は、売りどきが非常に重要だ。買い手がタイミングよく見つからない場合は、長期間売れ残ってしまう可能性もある。
ヤフオク
ヤフオクでは高級な木材を使った和テーブルの出品が目立っていた。中には世界遺産の屋久杉の総無垢テーブルもある。無垢材の和テーブルが150,000円前後が相場といったところだ。オークションの特徴である1円出品のものも多数あったが、そういったものは入札件数が非常に伸びている。
和テーブルの高額買取のコツ
和テーブルを査定してもらう際にマイナスにならないように、ちょっとしたポイントを押さえておこう。和テーブルを高く買い取ってもらうための3つのポイントを紹介する。
傷や劣化がないか確認する
高価買取のポイントで一番重要なのが、傷の有無である。和テーブルは食事をしたり、裁縫をしたり、とかくいろいろなことで使用しているだろう。
使用頻度が高ければ、購入してからまだ日が浅くても、小さな傷がついてしまっている場合がある。特に、テーブルの面にクロスやマットをしていない場合の細かい傷はチェックしておこう。
また、ホコリや食べカスなどの取り除けるゴミは、査定に出す前にあらかじめ取り除いておこう。一番いいのは汚れた直後に取り除くことだが、うっかり見落としてしまっている汚れもあるだろう。見つけたら乾いた布で拭いておこう。
絶対にやってはいけないのが、水拭きだ。特に天然木の場合、水分が染み込んでしまい、その部分がシミやムラとなってしまうので注意しよう。
付属品をそろえておく
和テーブルはメーカーによっては保証書、取扱説明書が付属しているものがある。こたつであれば継ぎ足がセットになっているだろう。こうした付属品は全てそろえておくと、買取価格がアップしやすいので押さえておこう。
もし付属品がなくなってしまったときには、ヤフオクやメルカリなどで付属品だけ売られていないかチェックしてみよう。もしかしたら安く売られているかもしれないので、あらかじめそろえておくのが得策だ。
まとめて査定に出す
和テーブル以外にも売れそうな家具があれば、ぜひまとめて査定してもらおう。多くの買取業者、リサイクルショップでは、まとめて買取をおこなった際にプラスで買取価格をアップしてもらえる可能性がある。
特に買取強化をしているメーカーであれば、査定額をアップしてもらえる確率も高くなる。納得いかない金額が出た場合でも、交渉材料となるので積極的に買取してもらおう。
もし和テーブルが売れなかったら?
手元にある和テーブルが買取不可になったり、フリマアプリやオークションんなどでも買い手がつかなかった場合は、どのような方法で手放すことができるかを以下でまとめた。いずれも有料となるが、1つの参考にしてほしい。
自治体で粗大ゴミに出す
買取業者でも査定不可、メルカリやヤフオクに出品してもいつまで経っても売れない…。そういう場合は自治体の粗大ゴミにお任せしよう。粗大ゴミでは手数料がかかるというデメリットはあるが、手っ取り早く手放す方法の1つでもある。自治体によって差はあるが、和テーブルであれば500〜3,000円くらいが相場となっている。
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不用品回収業者に依頼をする
チラシがポストに投函されているのを見たことのある人も多いだろう。不用品の回収専門業者がいるので、そちらにお任せするのも1つの手だ。電話1本で自宅前まで来てもらえ、そのまま回収してもらえる。しかし料金が不透明な業者は気をつけよう。軽トラックに積んだ後に高額な請求をしてくる悪徳業者もいるので、和テーブルの引き取りを依頼する前にきちんと料金を確認するのをおすすめする。

家具屋の引き取りサービスを利用する
もし今、手元にある和テーブルを手放して新しい家具を買おうとしている場合には、購入先で古い家具の引き取りサービスをおこなっているかどうか聞いてみよう。
参考までに大塚家具では買取サービスをおこなっている。料金は2,700円~(税込)だ。ただしエリアによってかなり差があるので事前にチェックが必要だ。
また、リーズナブルな家具やでおなじみのニトリでは、3,000円(税別)で家具を引き取ってもらえる。ただしニトリで購入した家具が対象なので、あくまでもニトリで購入した和テーブルと別の家具の買い替えが対象となる。
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和テーブルの買取・査定で注意すること
最後に、和テーブルを査定してもらう際に気をつけたいポイントを紹介しよう。まずは業者に頼む場合や、個人でメルカリやヤフオクに出品する場合は、配送料に気をつけよう。サイズが大きくなればなるほど配送料がかかるし、梱包も難しくなってくる。
個人間の取引では特に、配送料をしっかり見積もってから金額を決めて、出品するようにしよう。
そして、和テーブルの場合は古すぎるものは売りにくいというのも覚えておこう。アンティークや骨董品というと聞こえがいいかもしれないが、多くは買取不可となるケースが多い。あまり価値がつかないので、年代モノは処分も検討しよう。
まとめ
あまりにも古すぎる年代物は査定不可となってしまう可能性が高くなるが、大体相場は500円〜4,000円、デザインによっては10,000円台も期待が持てるところだろう。売りどきを見極めればそれ以上の価格も期待が持てる。
また、家具の買取を専門の業者に依頼する際は、複数の業者に見積もりを出してもらい、査定額を比較することも大事だ。ネットの無料見積もりなどを利用して、高額買取をしてもらおう。