PSVR(PlayStation VR)とは、ソニー・インタラクティブエンタテインメント(SIE)が販売しているVR専用のヘッドセットシステムだ。家庭用ゲーム機PlayStation4と、その上位機種であるPlayStation4Proに接続することで利用できる。2016年にリリースされた初代モデルは生産中止となっており、2017年から新型モデルの販売がスタートした。
PSVRの中古品を売買するにあたっては、いくつか注意すべきことがある。そこでここでは、メルカリにおける落札相場情報や中古PSVRを売買するときの注意点について解説する。
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こちらのページには広告パートナーが含まれる場合があります。掲載されている買取価格は公開日のみ有効で、その後の相場変動、各企業の在庫状況、実物の状態などにより変動する可能性があります。
PSVRとはどんなものなのか
2016年はVR元年と言われている。VR専用ゴーグルやVR対応のアトラクション、ソフトウェアなどが次々に開発され、ファンの期待もおおいに高まった。なかでもPSVRの人気は高く、家庭でも手軽に別世界に入ったかのような異次元の体験ができるとして注目が集まったのだ。
PSVRはPlayStation4の周辺機器という扱いなので、VR対応のゲームや配信動画を楽しむためにはゲーム機本体が必要だ。ところが、初代モデル発売当初は本体とPSVRを新品で一度にそろえると8万円ほどの費用がかかったので、購入をためらう人も多かった。
PSVRで遊ぶために必要なもの
すでにPlayStation4かPS4Proを持っているなら、PSVR一式を手に入れればプレイ可能だ。PSVRを新規で購入したときに付いてくる付属品としては下記のようなものがある。
- ・HDMIケーブルやUSBケーブル
- ・ACアダプタと電源コード
- ・VRヘッドセットと接続ケーブル、イヤホン一式
- ・プロセッサユニット
- ・印刷物
- ・PlayStation Camera(同梱版のみ)
2016年に発売された初代モデルの型番はCUH-ZVR1、2017年の新型モデルはCUH-ZVR2となっている。売買にあたっては事前に型番を確認しておくのを忘れてはならない。ちなみに、PlayStation Cameraが同梱された初代機のセット番号はCUHJ-16001、新型機はCUHJ-16003だ。
新品のPSVRはいくらなのか
以下、初代機と新型機に分けて説明していこう。
初代機
2016年の発売当初、初代機のメーカー希望価格は44,980円(税抜き)だった。PlayStation Camera同梱版では49,980円(税抜き)とさらに高額になり、だれもが気軽に買える値段ではなかったのだ。
ところが品薄状態が続き、買いたくても手に入らない人が続出する。
新型機
一方、新型機の場合、PlayStation Camera同梱版のメーカー希望価格は34,980円(税抜き)とかなり安くなった。2018年10月からは、5つのコンテンツを収録した「PlayStation VR WORLDS」がセットになった商品が34,980円(税抜き)で販売されている。新型機では品薄感が解消され、お店で普通に購入できる状態だ。
ちなみに、PlayStation4本体のメーカー希望価格は1TBのもので34,980円、500GBなら29,980円(いずれも税抜き)となっている。一方、4K対応のハイエンドモデルPlayStation4 Proのメーカー希望価格は39,980円(税抜き)だ。
ただし、PSVRのグラフィックについてはPlayStation4とPS4Proとのあいだに大きな差がないという口コミが多く、Proを買っても画質を大幅に上げることは期待できない。
PSVRを体験した人の評価
PSVRを実際に体験した人の感想で目につくのは、圧倒的な没入感や別次元の迫力、臨場感といったものだ。実際に体験した人でなければわからない驚きや感動がそこにはある。
キャラクターがあたかもすぐそばにいるように見えるため、ライブものやアダルトもののソフトウェアや配信動画との相性が抜群だ。しかし、画質が良くないことに不満を感じる人も少なくない。
また、VR酔いによって「プレイが続けられなくなってしまった」という口コミがかなり多い。酔いやすい人の場合は5分ほどで気分が悪くなることもある。プレイ中に視界が左にずれていく「左ずれ」というトラブルも有名だ。
中古PSVRならではの注意点とは
ここでは、PSVRを売買するときに特有の注意点について見ていこう。
クリーニングの問題
PSVRは頭にセットして使うものなので、普通に使っていると内部に皮脂汚れが付きやすい。ヘッド部分だけでなく、レンズ部分にまぶたなどが接触し汚れてしまうこともある。また、汗やニオイが染み付いてしまう可能性も低くない。
顔に触れるゴムの部分は外して洗うことができるものの、薄く破れやすいので扱いには注意が必要だ。
PSVRの汚れを防止するのに便利なのが専用のマスクだ。目の周囲をおおう仕組みになっており、使い捨てできるタイプが便利だろう。ただし、頭髪の部分はこのようなマスクではカバーできない。
買取専門店で扱っている中古PSVRなら、ていねいにクリーニングしてあるケースがほとんどなので安心度が高い。 しかし、メルカリに出品された商品はプロによってクリーニングされたものではない。状態によっても異なるものの、ある程度の汚れは覚悟しなくてはならないだろう。
VR酔いの問題
PSVRではVR酔いの問題も見逃せない。これまで3D酔いを経験したことのないゲーマーでも、かなり強烈な酔いを体験している人が少なくない。とくに、視点がめまぐるしく変わるゲームではVR酔いする可能性が高い。せっかく手に入れたPSVRをVR酔いのために泣く泣く手放したという人も多いのではないだろうか。
個人差はあるものの、VR酔いにはある程度慣れることも可能だ。しかし、酔いがひどくて遊べないとわかったら、できるだけはやく再販に回すと良いだろう。
メルカリにおける中古PSVRの落札相場
ここでは、メルカリで実際に落札されたPSVRの価格について見ていこう(2018年10月時点)。状態が良く付属品がそろっている場合は、新型旧型問わず2万2,000円~2万5,000円ほどが相場と考えて良い。
これにソフトやモーションコントローラー2本が付属している商品では3万円程度でも落札されている。一方、箱や純正イヤホンが付いていない場合や状態が良くない場合は、2万円台を切ることも多い。
モーションコントローラー
モーションコントローラーとはプレイヤーの手の動きを感知する付属品で、これがないと遊べないソフトもある。
PSVRにモーションコントローラーが同梱されているPlayStation VR エキサイティングパック(CUHJ-16005)のメーカー希望価格は36,980円(税抜き)だ。また、個別に買うと1本4,980円(税抜き) と高額になる。
メルカリで3万円前後出せばセット商品が買えるなら、かなりお得といえるだろう。とはいえ、使用済みの商品に抵抗があるなら、価格は高めになるものの新品を選ぶのも一つの方法だ。
VRシューティングコントローラー
一方、銃のような感覚が楽しめるVRシューティングコントローラーも人気だ。メーカー希望価格は5,980円(税抜き)で、ソフトに同梱されている場合もある。
人気ソフト「Farpoint」のVRシューティングコントローラー同梱版は、 小売希望価格8,900円(税抜き)だ。メルカリでは、PSVRにVRシューティングコントローラーがセットになった商品が3万3,000円で落札されている。
中古PSVRの売買前に知っておきたいこと
メルカリはユーザー同士が交渉を行って売買ができるフリマアプリだ。「コメントなし購入禁止」や「プロフィール必読」、「いいね不要」などといった独自ルールが横行していることでも知られている。
公式のガイドでは独自ルールを認めていないものの、実際に取引する相手がルールを重視しているとトラブルになりかねないため注意しよう。
メルカリでPSVRを売るとき
メルカリでPSVRを売るときは、以下3点に注意してほしい。
商品説明をきちんと書く
PSVRに限らず、中古ゲーム機をメルカリで売るときは商品説明をきちんと書くことが大切だ。付属品の種類や正常に起動するかどうかについても明記しておこう。
とくに、PSVRは直接頭に装着するものなので、汚れについては詳しく記述しておくとトラブルを防ぎやすい。入札者のなかには、出品者に喫煙習慣があるかどうかやペットの有無が気になる人もいる。プレイ時に汚れ防止マスクを使っていたかどうかもポイントになるだろう。
写真だけではわからないことも多いため、こういった点に配慮して商品説明を書くと親切だ。
ノークレーム・ノーリターンは禁止
また、ネットオークションサイト・ヤフオクなどでは、「ノークレームでお願いします」といった説明書きを目にすることが少なくない。一方、メルカリでは「ノークレーム」「ノーリターン」といった表記を禁止しているため注意しよう。
出品しているのに入札がない商品のなかには、新品を買えるような値段が付いているものも少なくない。出品にあたっては、相場やメーカー希望価格について最新の情報を調べてから、適切な価格を付けるようにすると売れやすくなる。自分が購入したときの価格が変わっている可能性にも留意しよう。
返品詐欺に注意
メルカリは、これまでさまざまな詐欺行為のターゲットになってきた。とくにPSVRを出品するときは、返品詐欺にも注意しなければならない。返品詐欺とは、商品到着後にクレームをつけて補償を受けようという手口だ。
PSVRにはVR酔いが付き物なので「買ったはいいが遊べない」という事態が起きやすい。そのため、遊んだあとにクレームをつけて返品し、補償してもらおうと考える人が出てくる可能性がある。返品詐欺を防ぐためには、出品時の状態を写真に残しておく方法が有効だ。
メルカリでPSVRを買うとき
PSVRには新型と旧型があり、2018年からは新セットが値下げ価格で販売されている。メルカリで商品を買うときは相場や新品の価格について調べておくと役立つだろう。
また、出品者のプロフィールや評価を確認して、トラブルになりそうな人を避けるのも大切だ。商品説明をしっかり読み、見落としのないようにしよう。商品説明が誤字だらけだったり明らかに不自然な日本語が使われていたりする場合は要注意だ。
PSVRはVR酔いで遊べない人も少なくない。商品が届いたら遊べることがわかるまで、付属品や外箱をていねいに保管しておくと良い。酔いがひどく手放すことを決めたなら、高値で取引されているうちに早めに売りに出そう。
PSVRの売却はゲーム買取業者もおすすめ
PSVRの買取ならメルカリなどのフリマアプリやオークションだけではなく、ゲームの買取専門店にお願いするのもあり。メルカリのように自分で金額を決めることはできないが、その分面倒な手間は全て請け負ってくれるし、比較的短期間で買取が成立する。今回は、最後になかでもおすすめの高価買取店を紹介する。
トイズキング
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
トイズキングはゲームやホビー全般の高価買取店。全国にある買取センターに持ち込んでも良いし、自宅にいながら買取を完了できる宅配・出張買取も人気の買取方法だ。
なかでも宅配買取は、送料や手数料だけではなく、梱包材も無料で用意してくれる。出張買取も全国どこでも来訪してくれるので、利用しやすい。スタッフはマスク着用、手洗い、消毒などのコロナ対策も万全なので、安心して利用してほしい。
まとめ
以上がメルカリにおけるPSVRの落札相場情報と注意点であるが、ここで要点をまとめておこう。
- ・落札相場は新型旧型問わず2万2,000円~2万5,000円ほど
- ・PSVRは以前のような品薄状態ではないため中古品は安価に入手できる
- ・中古品入札、出品の際は状態や付属品の有無をよく確認しておく
またPSVR特有の注意点として、クリーニングの問題の他にVR酔いの問題がある。PSVRを体験した人の感想や口コミを参考にするのも良いだろう。
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