家電の買い替えや処分を検討した際に、下取りや買取の利用を考える人もいるだろう。そもそも、下取りと買取はどう違うのかをご存じだろうか。
このコラムでは下取りと買取の違いや、サービス内容をヤマダ電機やビックカメラ、ケーズデンキと、家電量販店別に紹介していく。どこの家電量販店がおすすめなのか、気になる人は参考にしてほしい。なお、ここで紹介している情報は、2022年3月時点のものである。
CONTENTS
このコラムには、合法的な広告・宣伝が含まれている可能性があります。また、当社のサービスである「ヒカカク!」と「magi」の紹介も含まれています。
下取りと買取の違いは?
下取りと買取の違いは、簡単に言うと下記のような違いがある。
下取り=交換
- ・下取り…同類の商品を購入する際に値引きしてもらえる
つまり、下取りとは商品の買い替えを検討している場合に、同類の商品を交換の形で出すことで、通常よりも安く購入できるということだ。
買取=売却(現金化)
- ・買取…商品に見合った金額を現金、または振込で受け取れる
一方、買取は売却なので交換や値引きではなく、商品の価値にあった金額を受け取れる。
家電量販店のサービス内容を比較
家電量販店でも下取りや買取などのサービスをおこなっている。会社ごとに対応が異なるため、ここではサービス内容を詳しく紹介していく。各家電量販店のサービスを比較し、自分の求める条件に合った場所を見つけよう。
東京のヤマダ電機
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
ヤマダ電機では、下取りと買取のサービスを実施している。
ヤマダ電機の下取り
下取りができる対象商品は、下記のようなものがある。
- ・テレビ
- ・冷蔵庫
- ・洗濯機
- ・クリーナー、掃除機
- ・レンジ
- ・炊飯器
- ・エアコン
- ・空気清浄機
購入する商品によって値引きされる金額が異なるため、店舗での購入の場合は下取りを利用したいことを伝えよう。また、ヤマダウェブコムで商品を購入する場合は、カートに入れたあとに「下取りを希望する」を忘れずに選択しよう。
ヤマダ電機下取りの値引き額
下取りに出すと、どのくらいの値引きされるのかを下記にまとめてみたので見てほしい。ただし、あくまで一例であるため、下取りに出す商品によっては値引き額が異なることを理解しておこう。
商品名 | 値引き額 |
---|---|
冷蔵庫 | 5500円~33000円 |
テレビ | 3300円~55000円 |
洗濯機 | 3300円~33000円 |
クリーナー・掃除機 | 1100円~6500円 |
レンジ | 1100円~5500円 |
炊飯器 | 3300円~11000円 |
ヤマダ電機の下取りについては、以下のコラムも参考になるのでチェックしておこう。
ヤマダ電機の買取
ヤマダ電機では、下記のものを対象に買取をおこなっている。
- ・テレビ
- ・冷蔵庫
- ・洗濯機(乾燥機)
- ・レンジ
- ・炊飯器
- ・掃除機
- ・エアコン
- ・パソコン
- ・スマホ、タブレット
- ・デジカメ、ビデオカメラ
買取方法は、店頭買取と宅配買取が選ぶことが可能。店頭買取は全国のヤマダ電機、またはベスト電器にて商品の状態を確認してもらう。その場で現金買取が可能なので、急な支払いなどで現金が必要な場合に便利だ。
また、宅配買取では回収費や梱包材が無料なので、近くに店舗がない場合でも安心して利用できる。ただし、宅配買取では一部回収できない商品もあるため、依頼する店舗に問い合わせをするほうが良い。
商品名 | サービス内容 |
---|---|
ノートパソコン | 壊れていてもWindows8・10搭載であれば1000円で買取 |
デジカメ | 査定額+5000円増額、故障したカメラでも100円で買取 |
商品名 | 買取可能な年式 |
---|---|
テレビ・冷蔵庫 | 2022年製~2013年製 |
洗濯機・乾燥機 | 2022年製~2015年製 |
電子レンジ・炊飯器・掃除機 | 2022年製~2015年製 |
神奈川のビックカメラ
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
続いて、ビックカメラの下取り・買取サービスについて詳しく見ていこう。
ビックカメラの下取り(WEBのみ)
ビックカメラでは、下記の商品を対象に下取りをおこなっている。
- ・4K対応テレビ
- ・エアコン
- ・冷蔵庫
- ・洗濯機
WEB購入限定のキャンペーンとなっており、店舗では適応されないので注意しよう。また、キャンペーンの対象商品は予告なく、変更・終了する場合がある。
ビックカメラ下取りの値引き額
詳しい値引き額については、下記を参考にしてほしい。
商品名 | 値引き額 |
---|---|
4K対応テレビ | 5000円~30000円 |
エアコン | 3000円~20000円 |
冷蔵庫 | 3000円~20000円 |
洗濯機 | 2000円~20000円 |
下取り対象商品をWEBで購入する場合には「商品オプションを選択する」を押し、リサイクル回収の「希望する」を忘れずにチェックしよう。ただし、下取りの値引きは適応されるが、別途リサイクル料金が発生するので注意。
ビックカメラの下取り(店舗)
ビックカメラの店舗では、同一商品購入の場合に無料下取りをおこなっている。動作しないものでも回収してくれるので、買い替えの際に便利なサービスだ。
ただし、購入商品1点につき、不要商品1点のみの下取りとなっているので注意してほしい。下取りができるアイテムは下記の通りだ。
- ・レンジ
- ・炊飯器
- ・掃除機
- ・食洗器
- ・電話機
- ・空気清浄機
- ・扇風機
- ・ミシン
- ・ドライヤー
- ・プリンター
上記は一例なので、依頼する店舗に下取り可能アイテムを事前に確認するようにしてほしい。また、ネットショップで購入の場合は利用できないので注意しよう。
ビックカメラの買取
ビックカメラでは、下記のものであれば買取が可能。ビックカメラだけでなく、ソフマップやコジマ、ユーフロント(フランチャイズ店)など全国の系列、約200店舗でも実施している。
- ・パソコン関連
- ・デジタルカメラ、デジタルビデオカメラ
- ・薄型テレビ、デジタルAV機器
- ・携帯電話、スマートフォン
- ・電子辞書、ICレコーダー
- ・MIDI、音楽機器関連
- ・各種ソフト、ゲーム機
ただし、店舗によって買取アイテムが異なる場合があるため、事前に確認するほうがおすすめ。店舗買取では査定が無料で、即日現金支払いも可能となっている。
北海道のケーズデンキ
買取価格
スピード
手数料
許可番号
ポリシー
ウイルス
対策
最後に、ケーズデンキの下取りと買取について詳しく見ていこう。
ケーズデンキの下取り
下取りでは、下記のような商品を取り扱っている。
- ・テレビ
- ・冷蔵庫
- ・洗濯機
- ・クリーナー
- ・レンジ
- ・炊飯器
- ・マッサージチェア
- ・空気清浄機
古いものや壊れているものでも下取りが可能なだけでなく、他店で購入したものでも回収してもらえるのが特徴だ。ただし、家電リサイクル対象商品は、別途リサイクル料と収集運搬料がかかるので注意しよう。
また、ケーズデンキの下取りはキャンペーンとなっているため、常に下取りをおこなっていない場合も考えられる。下取りの値引き額など詳しい内容については、事前に依頼する店舗で聞いておこう。あわせて、以下のコラムも参考にチェックしてほしい。
ケーズデンキの買取
ケーズデンキでは、買取をおこなっていない。しかし、リサイクル回収はおこなっているので、不要な家電の処分を検討している人は利用してみると良い。リサイクルをおこなっている商品は、下記のようなものがある。
- ・冷蔵庫、冷凍庫
- ・ワインセラー保冷庫、保温庫
- ・エアコン
- ・洗濯機、衣類乾燥機
- ・テレビ
リサイクル料金については、下記の通りとなっている。ただし、下記は一例なので参考程度にとどめてほしい。
商品名 | リサイクル料金 | 収集・運搬料金 | 合計 |
---|---|---|---|
冷蔵・冷凍庫/ワインセラー保冷庫・保温庫(170L以下) | 3740円~ | 1650円~ | 5390円~ |
冷蔵・冷凍庫/ワインセラー保冷庫・保温庫(171L以上) | 4730円~ | 1650円~ | 6380円~ |
エアコン | 990円~ | 1650円~ | 2640円~ |
洗濯機・衣類乾燥機 | 2530円~ | 1650円~ | 4180円~ |
テレビ(ブラウン管)15型以下 | 1320円~ | 1650円~ | 2970円~ |
テレビ(ブラウン管)16型以上 | 2420円~ | 1650円~ | 4070円~ |
テレビ(ブラウン管・液晶・プラズマ)15型以下 | 1870円~ | 1650円~ | 3520円~ |
テレビ(ブラウン管・液晶・プラズマ)16型以上 | 2970円~ | 1650円~ | 4620円~ |
ヤマダ電機とケーズデンキの家電回収サービスについて詳しく知りたい場合は、以下のコラムもチェックしよう。
どこの家電量販店がおすすめ?
各家電量販店の下取りや買取について紹介した。実際のところ、どこの家電量販店がおすすめなのだろうか。ヒカカク!でおすすめするのは、ヤマダ電機だ。
ビックカメラやケーズデンキでは、キャンペーンとして下取りをおこなっている。キャンペーンの場合は期間があり、利用したいときに適応されるかどうかがわからない点が理由だ。ヤマダ電機では常に下取りや買取をおこなっているため、安心して依頼できる。
しかし、キャンペーンの場合は期間が決まっている分、値引き額が大きいなどのメリットも考えられるだろう。そのため、下取りや買取を検討する場合には、各家電量販店の最新情報をチェックすることがおすすめだ。買い替えを考えている場合は下取りを、不要なものの処分を考えている場合は買取というように、お得な方法を検討しよう。
まとめ
ヤマダ電機やビックカメラ、ケーズデンキといった家電量販店では、下取りや買取のサービスをおこなっている。しかし、ケーズデンキでは買取サービスをおこなっていないことがわかった。
また、ビックカメラやケーズデンキでは下取りをキャンペーンとしておこなっているため、安心して利用するならヤマダ電機がおすすめだ。しかし、キャンペーンの内容によっては通常よりもお得に利用できる可能性があるため、家電量販店の最新情報をチェックするほうが良い。
家電の買い替えであれば下取りを利用し、処分のみであれば買取を利用するほうがお得だ。ただし、家電リサイクル法などで、処分には別途費用がかかることを理解しておこう。不要な家電の処分を考えている人は、あわせて下記のコラムを参考にしてほしい。
参考サイト