各家庭の臭いや汚れが付着しやすいホットカーペットは、一般の暖房器具や家電と比べると、少し売却の難しい商品だ。
ホットカーペットに適した売り時や売り方を把握せずに使い続けていると、コンディションの低下により現金化ができなくなることもある。
また、2畳以上のホットカーペットは「捨てる」といった選択でもユーザを悩ませる要素が非常に多いため、これから紹介する高額査定のポイントをしっかり抑えた上で、日々の扱いや処分の準備をするようにして欲しい。
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こちらのページには広告パートナーが含まれる場合があります。掲載されている買取価格は公開日のみ有効で、その後の相場変動、各企業の在庫状況、実物の状態などにより変動する可能性があります。
ホットカーペットを高額査定に繋げた人が実践していること
ホットカーペット売却で高額査定に繋げた人たちは、下記5つのポイントを抑えて買い物や売却に向けた行動を起こしている。
フローリングタイプは需要が高い
汚れや家庭内の臭いが付着しにくいフローリングタイプのホットカーペットは、中古品でも査定のつきやすい大人気商品である。
特に、広電やPanasonicなどのメーカーでは、さまざまなサイズのフローリングホットカーペットを取り扱っているため、椅子・テーブル生活をしている家庭や単身者でも選びやすい製品と捉えて良いだろう。
これに対して、普通のカーペットのように使える毛足の長いタイプは、購入から1ヶ月ぐらいでも落ちた髪の毛やホコリが付着するため、中古市場では歓迎されにくい存在となっている。
新品未使用なら確実に売れる
ホットカーペットの市場で高額査定実績が出ているのは、基本的に新品未使用品ばかりである。
新生活のために購入したホットカーペットを使う予定がなかったり、急な転勤や引越しで床暖房付きの住宅に引越したユーザなどが新品ホットカーペットを売却しているようだ。
新品未開封であれば、多少年式が古くても自宅の臭いや汚れが付着することもないため、もし自宅で眠っているホットカーペットがあるなら業者から歓迎されるうちに手放すようにして欲しい。
カバーの使用を忘れずに
中古品ホットカーペットの買取に成功している人たちは、製品を保護するためにカーペットやラグなどの「専用カバー」を使っている。
それなりに耐久性の高いカバーを使っていれば、ホットカーペット本体のダメージも最小限に抑えることもできるため、この製品を売る予定がなくても「絶対にカバーは使うべき」と言えるだろう。
ホットカーペット需要は秋に高まる
トレジャーファクトリーなどのリサイクルショップや家電買取専門店では、店内在庫を増やすために、ホットカーペットなどの暖房器具買取を9月~10月にスタートする傾向がある。
この時期を逃して冬本番になってしまうと、店舗にたくさんのホットカーペット在庫がある状態になるため、買取可能なコンディションでも高額査定は厳しくなるだろう。
特に一般の家電と比べて高値がつきにくいホットカーペットは、ショップ側の需要や売り時を把握することも大事な売却ポイントとなる。
出張買取や宅配買取を利用しよう
大きなホットカーペットは、業者が送ってくれた宅配キット(段ボール)に入れて返送するだけの宅配買取や、査定士が自宅に来てくれる出張買取サービスの利用がおすすめだ。
梱包時にホコリが立つホットカーペットは、ハウスダストアレルギーの方々が苦手とする製品のため、出張査定を通して自宅から簡単に持ちだしてもらうこともおすすめと言えるだろう。
またファンヒーターやストーブといった暖房器具を一緒に引き取ってもらえば、セット売りによる高額査定も期待できるかもしれない。
ホットカーペットに査定がつかない場合の処分方法は?
使用済みのホットカーペットは、コンディションによって査定が付かないこともある。
査定依頼をした業者から「買取NG」の返答がきた場合は、下記5つの方法を使って上手に処分をしてみて欲しい。
セット売りによる引取りをお願いしてみる
確実に高額査定が得られる家具や家電と一緒にホットカーペットを持ち込むと、リユースの難しい製品であっても業者側で引取りを行なってくれることもある。
しかし、ホットカーペット単体の持ち込みではその場で断られることも多いため、売却先の業者が歓迎してくれるような家具や家電などと一緒にホットカーペットを持っていき、「引取りのお願い」をしてみても良いだろう。
オークションに出す
自宅で簡単に商品登録ができるオークションは、梱包の難しいホットカーペットには適さない売却法と言われている。
特に3畳を超える大きなタイプの場合は、発送用の段ボールも確保しにくい難点がある。
また、商品の三辺合計が160cmを超えるホットカーペットについては、格安送料で発送可能なはこBOONも使用できないため、落札者の送料負担を考えると、買取相場よりも遥かに安い価格で出品する必要が出てくると言えるだろう。
自治体の粗大ゴミに出す
家電リサイクル法の対象ではないホットカーペットは、自治体で行なっている粗大ゴミ回収サービスで処分することも可能だ。
例えば東京都杉並区の場合は、収集希望日の4日前までに粗大ゴミ受付センターに申し込みをする形となる。
このサービスは基本的に有料回収となるため、比較的手数料の安い杉並区でも200円~300円を払って有料粗大ゴミ処理券を購入する必要がある。
また自治体によっては1品目1,000円以上を請求するところもあるため、住んでいる地域によってはユーザの負担も非常に大きくなると考えて良いだろう。
不用品回収業者を利用する
不用品回収業者に依頼すると、ホットカーペット1枚1,000円~3,000円ほどで引取りをしてもらえる。
しかし業者によっては1畳プラス500円で追加料金を取るところもあるため、3畳以上のホットカーペットを売る際には、想定外の金額を請求されることもあると言えるだろう。
ホットカーペットの処分法4つを比較してみると、ユーザの手間と経済的負担の両面から考えても「最初に買取業者に問い合わせをするべき」と断言できる。
特に不用品回収業者の場合はかなり高額な回収料を取られることもあるため、最後の砦的な位置付けにしておくのが理想と言えるだろう。
高く売れるホットカーペットのメーカーと参考買取相場 まとめ
最後に、高額査定実績が大変多いホットカーペットのメーカーと、皆さんが気になっている参考買取相場を詳しく紹介していこう。
山善
多くのショップで買取られている山善は、多彩なサイズや材質のホットカーペットを作る、話題のジェネリック家電メーカーである。
足元が冷えすい真冬のキッチンでも使えるフローリングタイプのYKM-11Fは、汚れにくい防水素材により1,000円~2,500円ほどの高額査定実績が多い傾向がある。
またリサイクルショップの中には、3畳タイプNUF-E301が無料で引き取られたこともあるため、多少の使用感があっても処分法に悩むことの少ないメーカーと位置づけて良いだろう。
Panasonic
人気家電ブランドパナソニックのホットカーペットも、新品であればかなりの高額査定が期待できる。
リビングに調和する柔やらかなデザインのDC-3NHM10-Cは、新品未使用なら5,000円~8,000円前後の査定がつく。
これに対して、近年大変需要の高いフローリングタイプのDC-3V3R-MTの中には、15,000円以上の高額査定を付けた業者も存在するため、メイド・イン・ジャパンらしい信頼性とともに売却のメリットも大変高いメーカーと考えて良さそうだ。
ニトリ
インテリアショップ・ニトリで作られたホットカーペットも、ジェネリック家電と同じレベルの高額査定実績が多く見受けられる。
比較的新しい製品の場合は、開封済みの物であっても500円~2,000円前後の査定がつく。またニトリのインテリア製品はデザイン性といった意味でも人気があるため、同ブランドでのセット売りのメリットも期待できるメーカーと言えるだろう。
広電
家庭用暖房機器製造を得意とする広電のホットカーペットにも、高額査定実績が大変多い。
3畳相当のフローリングタイプKWC-3003WBの中には、5,000円~8,000円もの高値で買取が行われた事例も存在する。
また、ホットカーペット買取に力を入れる業者であれば、かなりの高確率で広電を歓迎してくれるため、将来的な売却を目指し人にも嬉しいメーカーと言えそうだ。
まとめ
中古品の買取が難しいと言われるホットカーペットも、持ち込む業者選定やセット売りなどにチャレンジすれば、引取りしてもらうことも可能となる。
それぞれの業者におけるメリット・デメリットを把握していれば、自分のホットカーペットに合った処分をスピーディーに選定できるため、優柔不断な人ほど、今回紹介した買取査定の基礎知識を把握しておくべきと言えるだろう。
もし納得の業者が見つからない場合は、暖房器具買取に積極的なショップが集う当サイト・ヒカカク!も参考にしてみて欲しい。