海外旅行の必須アイテム・変圧器(トランス)は、リユース・リサイクル両方の需要によって多くの業者で高く売れる人気商品となっている。海外用変圧器に分類されるダウントランス、アップトランス、アップダウントランス、マルチトランスなら、一般商品と同じような手法で売却をすることができる。これに対して工場や医療機関などに設置されている業務用変圧器の場合は、普通のショップでの買取は難しくなるため注意が必要だ。今回は、商品によって売り方が全く異なる変圧器の高額査定情報を皆さんと一緒に確認していきたい。
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リユース目的で変圧器を売る際の注意点
まだ使える変圧器の売却を考えているなら、高価買取の条件とも言える下記5つのポイントを心掛けて買い物や査定依頼を行うようにして欲しい。
人気メーカーの変圧器を買う
家電や医療機器の安全な使用に欠かせない変圧器は、機能性や耐久性といった意味でも人気メーカーの商品を購入することが必要だ。工場などで使われる業務用変圧器の場合は、春日電機、コンセック、スズキッド、日章工業、三菱電機などのメーカーがおすすめとなる。これに対して海外用変圧器については、カシムラ、BESTEK、ヤザワなどが定番となるため、信頼性の高いメーカーを選ぶことが納得のリセールバリューに繋がると考えて良いだろう。
製造から5年以内に売る
壊れにくい構造の業務用変圧器は、製造から5年以内であれば確実に査定がつく。また良品企画などの良心的な業者では、購入から7年経っていても買取可能としているため、一般商品と比べて遥かに売り時の長いアイテムと位置付けて良いだろう。そんな業務用変圧器で高値を狙うなら、高価買取の絶対条件とも言える「不要になったら早く売ること」を徹底して欲しい。
海外旅行が終わった直後に売る
リーズナブルな価格で購入できる海外用変圧器は、「購入から1~2年以内に売らなければ査定がつかなくなってしまう」と思った方が良い。海外旅行に行く頻度が非常に低く、変圧器の使用頻度が年1回以下の場合は、帰国直後に売却をして次の軍資金にする方法が最もおすすめと言えるだろう。
付属品をきちんと揃える
たくさんのつまみやスイッチのある業務用変圧器は、取扱説明書がなければ高価買取は難しいと捉えた方が良い。またリユース目的で買取が行われる海外用変圧器の場合は、外箱の有無も査定基準となるため、ショップが提示している買取上限額で売却したいと思うなら、付属品を全て付けて「購入時に近い状態で査定依頼をすること」を徹底して欲しい。
変圧器買取ページを持つ業者に売却する
変圧器の売却を初めて行う場合は、良品企画、高く売れるドットコム、エコハッピー、エコアシスタントなどの「変圧器専用買取ページを持つサイト」を確認することから行動を起こしてみよう。このような業者のサイトを見ていると、高価買取に欠かせない査定基準や人気の高いブランド、メーカーなども簡単に把握できる。またこれらの業者は、変圧器買取実績が大変多いため、「こんな物でも売れるのだろうか?」といった相談もしやすい存在になることだろう。
高く売れる変圧器(トランス)のメーカーと参考買取相場
リセールバリューの高さで変圧器を選ぶなら、多くの業者で高価買取実績のある下記メーカーの商品を候補に入れてみて欲しい。
BESTEK
さまざまな電源製品を作るBESTEKは、品質管理に関する多くの資格を有する信頼性の高いメーカーだ。そんなBESTEKで作られた変換プラグ付きの海外旅行用変圧器は、並行輸入品でも2,000円~2,300円前後の買取上限額となる。
miyoshi co.,ltd
電源関連アクセサリー生産を得意とするmiyoshi co.,ltdでは、旅行専科シリーズにて多くの変圧器を作っている。全世界対応のMBT-WDM/WHは、1,000円~1,350円ほどで買い取られている。これに対してUSBポート付きのMBT-WDS/WHについては、1,300円~1,600円前後の査定となるため、機能性や地域性といった要素が変圧器の付加価値を高めると考えて良いだろう。
カシムラ
海外旅行用家電を得意とするカシムラも、高価買取対象の変圧器メーカーだ。ダウントランスのTI-42やTI-352については、900円~1,800円といった形で買取相場に若干の開きがある。これに対して海外国内用型変圧器NTI-20は、新品未使用で9,000円~10,000円もの買取上限額となるため、換金率の高さといった部分でもユーザを満足させる要素の多いメーカーと捉えて良いだろう。
日章工業
日章工業は、海外旅行用のコンバーター、トランス、変換プラグ生産を得意とする変圧器専門メーカーだ。マイペットシリーズとして発売された変圧器は、DN-203やDE-200といったモデルで1,300円~1,900円前後の査定がつく。これに対して電圧ダウンのNDFシリーズについては、若干高めの2,500円~3,100円前後の買取相場となるようだ。
スクラップ業者でも変圧器買取を行なっている
工場や医療機関などで使われていた施設用や業務用の変圧器は、大畑商事、アースメタル、電材買取センター、浜屋などのスクラップ業者に持ち込むことで、55円/kgほどで買取可能となる。この業者で変圧器を処分する際には、「PCBの含まれた物は買取不可になる」という注意点があるため、昭和47年以前に作られたものを売却する際にはPCN検査証を持参する必要があると言えるだろう。多くの業者が変圧器内にある銅の価値に着目する今の時代は、海外旅行用変圧器と同様に相見積もりをとることで高額査定に繋げることも可能と考えて良さそうだ。
まとめ
高価買取情報を調べた時にリユースとリサイクルの両方が出てくる変圧器も、「海外旅行用であれば一般商品と同じように売れること」を頭に入れておけば、戸惑うことなく査定依頼に臨めると言えるだろう。そんな変圧器を高値で売るためには、買取相場をしっかり把握した上で業者の比較検討や価格交渉をすることが必要不可欠となる。また買取相場の調査がスムーズな売却に繋がる最良の策と考えられるため、多少面倒であってもショップへの問い合わせをしながらより良い情報を収集するようにして欲しい。そんな変圧器の売却先に納得できるところがない場合は、70万件以上もの買取商品数を扱う当サイト・ヒカカク!も高額査定に繋げる情報源として気軽に活用するのもおすすめだ。